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★ダンジョン36

 クロウの巣は宝箱みたいなもので、色々なアイテムが勝手に集まっているイメージ。

 そして今回もせっせとクロウが苦労して集めたモノを頂きましょう。(あれ、なんか少し寒い)


「おっ、これは腕輪。有り難い事に緑のビンも二つあるじゃん」

「いいですねぇ。雅、こっちには魔石と槍もありますよ?」

「魔石は早く拾って、槍もお金になるから拾おう」


 落ちているアイテムを拾ってリュックに入れて槍はリュックに括りつけます。少ししゃがみなどの行動がし辛くなりますが、今までだと回収が出来なかったのでこればかりはかなり助かります。


「回収も終わったし、階段探そう」

「ええ」


 ある程度アイテムも手に入ったので、こちらとしては楽しい限り。ついでに言えば前回と一緒なのはこの階までなので、次の階から先については精霊に聞くとしましょう。


 ダンジョンにも慣れてきた感じで通路を越えて次の部屋へ。

 そこに居たのはスクワラルとスライムなのですが、あのいやらしい笑みをスクワラルがしているのでビクッとなりながら距離を近づけるのをためらいます。

 すると、スクワラルは近くにいたスライムを手でこねる様にして液体状からボール状に形を変えてなげてくるではありませんか。


「あぶなっ」


 行動が見えていたので避けることは簡単に出来ます。

 まさか液状のスライムを攻撃に使ってくるとは。ちょっとびっくりしましたが、避けてしまえば無防備なので、前歯に一撃。どうやら弱点を突いても一撃で倒せない敵も出てきているようで、すぐには倒せなかったのですが、もう一撃を頭に当てれば煙になって魔石を落とすのですが、最後の最後までニヤリと嫌味な顔をしていたのを不審に思っていると、


「後ろですっ」


 精霊の声にハッとして振り返ろうとしたのですが、その時には背中に衝撃が。

 そこに居たのは先程投げられていたスライムがやる気の様子。


「無害なスライムも敵対化させるのか。本当に厄介なモンスターだね」

「ですね。まだ魔力はあるのでしょう?」

「あるけど、面倒だから木刀でっ!」


 袈裟切りや上段からの振り下しだとしっかりと弾かれるので突きの攻撃をしてみることに。

 刺さる様にしっかりと当たったようで、それでも倒せませんでしたが跳ね返ってくる感じは少な目。そしてこちらが弾かれない分、ボールの様にスライムが弾かれて後ろに下がったのでもう一突き。

 二撃目はシッカリと奥まで貫通できたようで煙となって魔石を落とします。


「おっけー」


 スライムの魔石とスクワラルの魔石を拾って、この部屋もクリア。

 次の通路へ入って、さらに次の部屋に行くとやっと階段を発見。


「ゆっくり休もうか。次の階の事も聞きたいし」

「ええ」


 敵も居たのですが、階段は通路からすぐ近くだったのでそのまま階段に滑り込み。

 階段を二段だけ降りてから、リュックを降ろしてゆっくり休むとしましょう。


「ゆっくりと休憩ですか」

「うん。おにぎりをそろそろ食べようかと思って」

「そういえば今回は用意していましたね。私の分もあるのでしょう?」

「勿論。はいどうぞ」


 取り出したのは梅干しの入ったおにぎり。海苔は巻かずに白飯がしっかり見えてラップで包んだ状態です。

 この梅干しはマスターが漬けている自家製の梅。ちょっとだけ酸っぱくて甘くて丁度いい味。そしてコレの為に持ってきていたのが入り口でしつこく聞かれていたアレ。

 おにぎりを楽しんで十分お腹の補給もオッケー。

 そして普通であれば捨ててしまう種。これが今日の楽しみの一つ。


「ん?雅、何をしているのです?」


 精霊はまだ食べているのですが、こちらは大きな口でもって三口パクパクと食べてしまって、すぐ食べ終り。というよりも楽しみはコレから。

 精霊が聞いて来ているのを無視しているわけではないのですが、中々硬いコレが楽しみでもあったのでワクワク。梅干しの種をくるみ割り機のような形のペンチに挟んで念のため袋に入れて割ることに。


「ん?種を割っているのです?」

「そうだよ。コレが楽しみだったんだ」


 パキッといい音がして出て来るのは梅干しの仁。所謂天神様です。

 出て来た天神様をそのまま口に放り込んで、ゆっくりと楽しみます。


「種の中身を食べているのです?」

「そそ。それ食べ終ったらやってあげるよ」


 梅干しの仁は漬かっていた塩味や少し甘く漬かり具合で変わるのですがしっかりと漬かっている梅なのでこの仁もなかなかいい味。

 ただ、青梅の仁をそのままで食べると確か毒だったきがするので、梅干しであれば何でもオッケーと言うわけでもないので、その辺りは自己責任で食べてほしい所。それと量を食べればなんでもそうですがあまり良くないのは当たり前なので一日で一個か二個ぐらいまで。

 そんな仁を食べ終った頃に精霊も食べ終わった様で、種を渡してきます。

 タネを先程同様にくるみ割り機の様なペンチでパキッと割って、中身を取り出して渡します。


「コレが天神様ですかぁ」


 怪しむような声でパクリと口へ。

 もごもごと食べているようで、少しの無言。その間もこちらも食べおわってはいるので水筒のスポーツドリンクを飲んでとゆっくり。


「何とも言えないモノですね」

「うん。不味くはないけど凄く美味いわけでもない。でも、健康にはいいんだよ」

「そういうモノなのですか」

「そそ。そういうものなの。でもなかなかでしょ?」

「ですね。干し肉程ではないですけど、じっくり楽しむ系の旨味ですね」


 天神様を精霊も楽しみながらのちょっとした休憩。

 次の階の情報をこの後も聞きながらゆっくり休んでしっかりと新しい階層を楽しもうと思います。





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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