表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
188/1825

★ダンジョン34

 モンスターハウスにつむじ風を放って、通路から見ていると攻撃した事でこちらだとバレているようですがエコーバットは風に引き寄せられて近づいてこられません。


「予想以上にいい感じかも」

「ですね。タートルは動きませんが、スクワラルは風に引き寄せられて動けないようですね」


 精霊の言う通りで、エコーバットが三匹とタートルは動かずの二匹スクワラルも三匹程つむじ風の中に居るのですが、エコーバットは風にやられて次第に遠心力で外側へ。

 どうなるのかと静観をしていたのですが、それがどうやら誤りだったと気が付くのはこの後すぐ。

 こちらをしっかりと認識していたようでエコーバットが攻撃を飛ばして来ています。

 見えない音波なので当たった瞬間に眩暈を起します。


「まじかっ」


 あの状態で攻撃はして来ないと勝手に高を括ったのが良くなかったのですが、一気に気持ち悪くなったのですが、どうやらエコーバットは無差別に音波を飛ばしていた模様。

 それが分かったのは今までグッと耐えていたスクワラルが一匹浮いたから。

 こっちと同じような眩暈で気持ち悪そうな顔をしたスクワラルは風に持ちあげられて、そしてその質量はかなり強かった様子。つむじ風の中でエコーバットにスクワラルが当たってエコーバットが次々とやられて煙になって魔石へ。

 おかげで眩暈が治ったので、動けるようになります。


「うぅ、眩暈はやっぱりキツイなぁ」


 一瞬で眩暈が晴れるのはかなりすっきりするのですが、それでもきつかったことに変わりなく。細く長い息を吐いて、残りのモンスターを倒しましょう。

 つむじ風でぐっと減らせたモンスターハウスの残りモンスターはスクワラルとタートルだけ。タートルは背中を見せなければ魔法を使ってくることも無いはずなので位置をしっかりと確認して先に倒すのはスクワラル。

 つむじ風を解くタイミングに合わせて木刀の突きをお見舞いすればイケるはず。

 腰の木刀を引き抜いて、もう一度深呼吸をしてからフッと息を止めてタイミングを見計らいます。

 魔法を解いて突きの構えで突っ込んで前歯を一撃。すぐ隣にいるもう一匹も風の影響で動かないままなので狙いやすい的の状態。二匹とも簡単に倒せました。

 スクワラルも煙になって魔石を落としたのであとはタートル二匹だけ。

 さっきのウォーキングパーム同様に今回は魔力もたっぷりあるのでタートルも倒してみたい所。


「とりあえず、いい感じに罠はないかなー?」


 部屋の中のモンスターが減ったので安全を確認するように中に入ると罠は無く、アイテムが一つ落ちているぐらい。落ちていたモノはローブでどうやらこれが階段に見えただけの様子。

 階段じゃなかった事は少し残念ですが、戦闘無しでダンジョンを進むこともそんなに楽しくなかったのでまぁいいかなとプラスに取ればいい運動にもなったという事で。それを拾いたいのですが、タートルはいまだ健在。


「タートルに魔法って効く?」

「効くはずですよ。殻を貫通しないといけないとは思いますが」

「因みに属性は水だよね?」

「ですね。水の弱点は土ですからいつものアレでイケると思います」

「おっけー」


 いつものアレをとりあえず頭で想像して、手前のタートル目掛けて言葉で確定を。


「アースランスッ」


 地面から槍が飛び出るのですが、範囲ではなく単体で想像したので四本の槍が下から突き上げます。腹の殻も硬い様でしたが、二本目の辺りでひびが入り、四本目は耐えられずザクリと刺さりそのまま煙となって魔石を落とします。

 どういう風にかは分かりませんが、それが見えていたようでもう一匹のタートルが両足を出して逃げようとのろのろと動き始めたので木刀で出て来た頭をぽこんっと叩くとそのまま煙になって魔石を落とします。


「逃げたね」

「どうやってみているのかわかりませんが、アースランスが怖かったのでしょうかね?」

「ちょっと不思議だね」

「ですね」


 敵を一掃出来たので、安心して魔石を拾って階段と見間違えたローブも拾います。

 部屋からはまだ別の通路が見えるので、次の部屋へ動くことに。


「あ、もう一匹タートルいないかな。試したいことがあったの忘れてた」

「おあつらえ向きに、通路の先に居るのはタートルでは?」

「それはまた大歓迎だね」


 次の部屋へ向かう通路で精霊と話をしていると、次の部屋にタートルが見えます。どうやらこちらを見つけられていない様でゆっくりと移動をしているのですが、試したい事は殻にこもっている状態。さっさと見つけてもらう事にしましょう。

 部屋に入ってみると今度こそ本物の階段と剣そして赤いビンが落ちています。

 剣を拾いに動こうとすると、タートルはこっちに気が付いたようでいつもの防御姿勢に。


「よしよし、この状態でさてはてどうなるかな」

「なにをするのです?」

「ん、こうするの」


 サイドポケットから自分のポケットに移動していたビンを取り出して蓋を開けて投げつけます。

 コレは前回拾ったビンで効果は麻痺。

 知りたかった事が分かるかどうかが大事なので、殻にこもっているタートルにかけてみたのですが、結果は予想通り。


「麻痺のビンですか」

「そうだよ。殻にこもったまま麻痺するのか、麻痺状態になると無防備になるのかしりたかったんだ」


 精霊に話しながら、今目の前のタートルは防御姿勢ではなく全身が痺れながら頭も手足も出ている状態。こうなってくるとタートルは倒しやすい敵。

 腰の木刀を引き抜いてそのまま頭に一撃。

 さっき逃げようとしていた奴同様に簡単に倒せました。


「実験の為とはいえちょっと勿体なかったかもね」

「麻痺のビンですか?」

「うん。どのぐらいの効果時間とかそういうのも調べればもっと安全に攻略出来るようになると思うんだ。居るのか知らないけどボスには効かないとかもありそうじゃない?」

「ボスですか。居ないとは言いませんが、色々と効かない可能性は高いと思いますよ」

「居るの?」

「ノーコメントで」


 このダンジョンにボスモンスターが居ると言われるとちょっと楽しみになりますが、まあ今すぐに戦えるほどこちらも強くないので、かなり先の話になりますがちょっと楽しみが増えた会話をしながら、十九階へ向かうとしましょう。





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ