表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
184/1825

残り物サンドイッチ

 お昼はかなり盛況で。

 皆さんが竜田揚げをかなりおかわりするので、多めに用意していた竜田揚げもほとんど残らない感じという程。

 最後の方に至っては、今は食べられないので持ち帰りたいという言葉までいただけたのですが、ストックが無いという事で今日は断ることに。


「食べ過ぎてお腹がいっぱいで辛い」

「いくらでも入る食品があるとは思わなかった……」

「明日と明後日が無いのが辛い」

「……(お腹いっぱいで何も喋る事が出来ない様子)」

「お土産確保できないとは……」

「持ち帰ることが出来ないのは残念だったわ」

「食べ過ぎてしまってごめんね?雅のお昼の分も無いって精霊に言われたけど、大丈夫かい?」


 皆さんの言葉が終って、最後にがーさんが聞いてきます。


「冷蔵庫からお肉を出せば小時間漬ければまあ後で食べられると思うので、大丈夫ですよ」

「それはすまなかったね。因みにこの後はどうするんだい?」

「いつぞやの時に話した木刀や六角棒の件で少し動く感じですね」

「なおの事食べられなくしてしまってすまないね」

「いえいえ。皆さんのその顔が見られただけで十分ですから」


 こればかりは本心で、アレだけ美味しそうに食べてもらえるとこっちとしてはいう事なし。

 おかわりが連続で起こった時、自分の分が無くなる気がしたので、二つ三つ味見という名の摘み食いをしています。

 だから、全く食べられなかったという事にもならないので、問題はなし。


「じゃあ、今週も美味しかったよ」

「お粗末様でした」


 お客さん達が帰っていったので片付けをしながら夕飯の仕込み。

 というか、お客さんがおかわりを出来たのに精霊の分が少ないというのを我慢できなかったようで、


「私も竜田揚げのおかわりを要求します。雅ももっと食べたいでしょう?」

「まあ、ね。とりあえず片付けを始める前にお肉を漬けようか」


 朝の時と一緒で最低でも一時間ぐらいは漬けたいと思うかもしれませんが、実は十五分程度のそれほど長い時間をつけなくても意外といい味になるので、少し薄いぐらいに出来あがるこういう作り方もあり。

 片付けも結構時間がかかるのでその間を漬け時間として作るとしましょう。


 食器の片付けに、テーブルなどの拭き上げとすべてを終えるとなんだかんだで丁度いい感じの時間肉を漬ける事が出来ます。


「夕飯用だからね?今食べていいのは三個までね」

「もう少し食べたいですが、まあ仕方ないですね」


 精霊の言質も取れたので、早速揚げていきます。

 というのも揚げておけば夜の分の片付けが簡単になるので。

 そして、自分も出来立てをゆっくりと食べられるので。


「んー、美味しいね」

「ですねぇ。雅、もう一個いいですか?もう一個だけ」

「夕飯の分が無くなってもイイならいいけど?」

「それはそれで困りますから……我慢します」


 そんなやり取りをしながら、今日何度目かの竜田揚げを作って揚げ終わったらすぐに片付けといきたいのですが、油の温度がすぐに下がってくれるわけではないのでこればかりは片付けが出来ません。


「コレは後にして、とりあえず木刀を届けに行こうか」

「私は結構お腹いっぱいになったのでゆっくり休んでいます。あ、何か気になるお店があったみたいなので、そこのお店のなにかを買ってきてもいいですよ?」

「……朝、話ししたっけ?お店の話」

「いえ、聞いていませんがなんというかキュピーンと私の勘が働きました」

「…………そういう事にしておこうか」


 何で知っているのか多少気になるところではありますが、まあ言われて思い出したところもあるので助かるばかり。

 さてと、木刀を届けに行くとしましょう。


 今週作ったばかりの四本の木刀の内二本を持って東の消防署みたいな建物に。まだ数回しか来ていませんが、何となく慣れてきた感じ。


「こんにちは~」

「お、来たか」


 出迎えてくれたのは依頼主のいつもの人。


「コレ、今週分の二本です」

「ありがとう。お茶でも用意するよ」

「あ、いえ少し気になるお店を見つけているのですぐに帰りますよ」

「むぅ、そうか。残念だな」


 渡すだけ渡してすぐに向かうのは今朝見付けた気になる和菓子屋っぽいお店。

 お店はやっているようで、普通に見た感じは和菓子を売っている様子。


 カウンターがあって、売っているのはお餅と大福。とりあえずみたらし団子とあんこがたっぷりの団子そして大福を買う事に。

 持って帰ったらすぐに食べたい所だったのですぐに家に帰ります。


「ただいま」

「おかえりなさい」

「買えたけど、すぐ食べる?」

「勿論です」


 お店の人に言われたのは当たり前だと思っているけど、不思議な一言。すぐに食べないと硬くなりますから。お餅なので時間が経てば硬くなるのは当たり前なのですが、すぐに食べずに時間が経って硬くなる事を説明し忘れるとカチコチになるのでそれを心配していってくれたのかな?


「この大福も?」

「うん。豆大福おいしそうだよね」

「ですねぇ」


 買ってきたのは団子と大福。団子はいい味でパクパクとお昼が少なかった分すぐ食べてしまって、大福をパクリと一口。

 ほのかな甘さの中に塩も少し効いていて、その塩のおかげで甘さが際立つ感じ。


「美味しいね」

「お茶も欲しいです」

「はいはい」


 そんな感じのおやつを食べて、今日はだらけた一日に。

 それでも夜はやってくるのでウチの大食漢は外が暗くなった頃に言ってきます。


「それで、今日の夕飯は?」


 いつもの様に精霊はおやつまで食べていてもお腹が減る様子。

 ちょっとだけお昼をアレンジして作るとしましょうか。


 少しだけ面倒でも一手間加えて作るとしましょう。

 メインはパンの予定なので、トーストを二枚焼くことに。その間にお湯を沸かしてゆで卵を作ります。今日のゆで卵は半熟にする必要はないので冷蔵庫から常温に戻しもせずただしっかり茹でればオッケー。

 お昼のマカロニサラダの残りがあったので、そこに茹で卵を潰して入れてマヨネーズを足すだけのお手軽タルタルソースもどき。もしマカロニサラダが無ければ普通にマヨネーズと黒コショウだけを足してそれっぽいソースでも十分オッケー。

 後は竜田揚げ。ここは好みが分かれるので自分の好みにしてもらえればオッケーですが、温める場合はオーブンで温める方がいいかな?まあ、食べてしまえば一緒というのであればレンジでチンでも大丈夫。ちょっとべたっとするのでそれが嫌でしたら温めないままというのもオッケー。

 後は一つに纏めるだけ。

 トーストを敷いて、その上にマカロニサラダ入りのタルタルもどきソースを敷いてその上に竜田揚げ。かなりおおきいものであれば半分に切ってもオッケー。でも今日はわざとそのまま。その上にもう一度ソースをかけて最後はトーストをのせて出来上がり。


「残り物サンドイッチの出来上がり。お昼と同じものだけど、違う味だから楽しめると思うよ」

「おぉぉぉ。ボリュームもたっぷりで美味しそうです。ではお先にいただきます」

「どうぞ、おあがり」


 精霊に先に食べさせている間に自分の分を作ります。

 作っている間に流石にちょっと量がありすぎるという事で半分に切って半分は残すことに。まあ、卵のモノなので早めに食べないといけないのですが冷蔵庫に仕舞って置けば大丈夫でしょう。

 コレがあれば明日の朝はいらないかなぁ。

 さて、この前は結構奥までいけたから明日か明後日のダンジョン楽しめるかな。

 そんな感じで週末に期待を寄せる夕飯が終りました。






今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] パンが負けそうなほど凄いボリューム。 ああ食べたい!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ