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マグカップ蒸し


 大した雑談にはならなくて、二人はフーンといった程度。

 ただ、おもっていたよりも昆布締め風が美味しくて、追加で作る事に。


「って事で、また一時間ほど待つわけだけど……」

「ああ、やっぱりこっちに話が向いてくるわけですね?」

「先輩、私……いい料理、思いついちゃっているんです!」

「……そこはかとなく、怪しい香りがしますが……乗るしかないんですよねぇ」


 そこまでタマエが大きな失敗をした記憶は無いと思うのですが、精霊は何やらいやそうで。

 逆にタマエは楽しそうなのが不思議な感じですが、タマエ精霊を引っ張って何かを作る様子を近くで見ていることに。


「で、タマエ?何を作ろうと思っているの?」

「美味しいおつまみには、美味しい椀物が必要だと思うので、ぱぱっとマグカップ蒸しでもと」

「マグカップ蒸し、ね」


 タマエはどうやらかなりネットを見ているみたいで、色々な情報を地球に居なくても知ってきているのでしょう。

 そして、調理名を聞いてもなんですか?って顔をしない精霊も、何をするのか分かっている様子。


「手伝う事はほとんどなさそうだね?」

「ええ。適当に冷蔵庫さんと相談して、美味しいマグカップ蒸し作りますよ」


 であれば、と自分のお酒を温めながら、二人の様子を見る事に。



「後輩にしては無難なチョイスをしていましたが?」

「折角美味しいモノを食べられるのでしたら、パパっと、いつもの美味しい奴がいいじゃないですか」

「いつものって、あの夜中の……よく分からない実験の産物ですよね?」

「アレは……知的好奇心を……こう、満たす為にも……自分の得意な味を作るというか……」


 どうやら夜な夜な二人は起きていて、好きに調理をしているみたいですが、朝起きた時点で厨房が汚い事は今までないので、全くと言っていい程気にしていませんでしたが不思議な料理でも作っている模様。

 ただ、いつも寝てしまっていて見ていないのともしかすると二人が最近ゆっくり起きて来るのはこのせいなのかもしれません。



「えーっと、まずは卵を溶いて……ツナ缶は油ごと面倒なので全部入れて……お水を少々、後はコーンを入れて……ちょっと出汁が足りないから、ガラスープも溶かして……後は、レンチンっと」



 かなり簡単な手順でパパっと精霊が電子レンジから出してくれると、中々いい感じに出来上がったマグカップ蒸し。


「アレですよね。お椀の素とか、カップスープとか、卵をスープにくわえて、一緒に混ぜて、レンチンだけで……」

「あー、そうそう。レンチン蒸しとも言われているけど、ちょっとした椀物が足りない時はいいけど……、やっぱり真面目にそうやって作った方が美味しいよね」


 市販のお吸い物系や味噌汁等、卵を入れて簡単に作れたりはするのですが、味がどうしても市販のソレ。

 味に慣れている分には美味しく感じますが、あまり慣れていない味だとなんとなく不思議な味って感じでもう一度作るかと言われると微妙。

 その点、鶏ガラスープと卵やちょっとだけ旨味を追加した程度のツナ缶油、とツナ、コーンを煮ていた水煮の汁ごとで作ったコレは、かなり普通寄り。


「美味しいですよねぇ。まあ、最初に教わった通りだと、白出汁に水、後は溶き卵だけでしたけど……具なしは具なしの良さがあって……たまらないですよねぇ」


 二人の言う通りですが、あまりこれに慣れ過ぎると、真面目に作る茶碗蒸しは必要なくなりそうですが、殆どの場合、レンチンだとすが出来てしまうので……その辺りの出来栄えは何とも……と、言いたかったのですが、最近はすが立たない方法も。


「見栄えはあまり気にしないかもしれないけど、卵液をこすとか、低ワット数で時間をかけて火を入れる方法があってね。まあ時間がかかるし、ちょっと面倒……かな?」


 ただ、この方法を使えば、かなりの確率ですがたつことはなくなります。

 まあ、二人はそこまでやっぱり気にした様子はなく。


「美味しければ……形はそこまで」

「ですです。食べてしまえば、一緒です」

「だよねぇ」


 と、まあこんな感じに二人が作ってくれたマグカップ蒸しを食べつつ、喋っている間に次の昆布締め風が出来上がり。


「なにか、こう……しめになりそうな一品……やっぱり雅が、作ってくれませんか?」

「ですです。ご主人が作る何かがいいです」


 やる気がないけど、何か一品。

 お酒を飲みつつ、ゆっくりとした時間を過ごしていたのもあって、ほんのりやる気は復活というほどではないですが、戻ってきている部分はあって。


「シメに、なにかねぇ」


 出来るだけ簡単で、でも食べた感じもあって……シメに良さそう?

 そんな都合のいい一品があるなら嬉しいのですが、パッと思い浮かんだ食材は……なぜかもやし。


「モヤシ炒め……いや、悪い訳じゃないけど……ちょっと違うし……」


 もやし炒めを少し捻って、何かいい一品が出て来るような気配はないのですが、微妙にお酒も入っているので頭が回らないまま。


「お酒に合うのも……アリかな?」


 おや、今閃いたような?あれ、抜け落ちちゃったかな??


なんとなーく前にやった記憶もある、マグカップ蒸し。


市販のコーンスープやお吸い物、はたまた味噌汁……なんでもござれ(笑)


いや、本当に面白いのですが、スープ系の物大体一応できちゃうんですよ。

普通にお湯でスープ作って、溶き卵入れて……レンチン。。。


まあ、面白いのであって、何度もやるかと言われると微妙ですが(笑)


一度ぐらいは試しても……。



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
一番最初に見たのは、カップ麺の残り汁でやる奴だったな。 紙カップタイプならそのままたまご落としてレンチンしちゃえ!的な乱暴なヤツ。 かと言って、やったことがあるかどうかと言われると やったことはありま…
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