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白身魚の昆布締め風


 かなり頑張ったランチは、大好評で問題らしい問題は何一つなかったと思うわけですが、メインに副菜、更に小鉢……と、いつもよりはアレもコレも出したのもあって、終わってみると、燃え尽き症候群のような状態に。


 まあ、殆どのお客さんがかなり文句を言って来たのは最後の一品であるウニホーレン。

 アレを目の前にして、お酒無しは……かなり酷だったみたいで、誘惑に負ける人も居た訳ですが、自分も好きな一品なので気持ちは分からないでもなく。


「昼から冷酒は、きき過ぎるのでは?」

「でも、まあ、アレがあるとねぇ」


 さらにコロッケやおつまみという位置にもなるものがあったので、飲みたい気持ちになるのは仕方ない事。


「で、ですよ」

「ですよ、先輩」


 精霊とタマエがジッとこっちを見て来て、コテンと首を傾げます。


「どうしちゃったんです?」

「頑張り過ぎて、自分もお酒飲みたくなっちゃったけど……やる気がこう、出ない?」

「という割には……何かさっきパパっと片付け終わりに、やっていませんでした?」

「あー、まあ。自分のランチで自分自身ものみたくなっちゃって」

「珍しい、ですね?」


 小さめに頷きましたが、ウニホーレンはやっぱり夜の一品目に持って来た方がよかった気が。


「先程は、何をしていたのです?」

「あー、真面目にやると面倒だから、お手軽な昆布締め風をね」

「昆布締め風??」


 本来は昆布を拭って、その間に白身魚などを挟み一晩寝かせて作ったりする昆布締めですが、風がつくのであれば正直三十分……いえ、一時間も寝かせればオッケーなお手軽な方法が。


「市販……というよりは、うちの場合は冷蔵庫さんにスーパーとかで売っているようなもう切ってある刺身……も出して貰えるかもしれないけど、白身魚のサクを用意してもらってね」

「あー、アレは白身魚でしたか」


 ヒラメと鯛をお願いして、サッと薄めに切って食べやすい刺身の状態に。


「ラップを敷いて、少量の昆布茶を敷いてその上に刺身を置いてもう一回昆布茶を上から全体にパラっとかけて、ラップで蓋をするような形で包んでラップ内の空気を出来るだけ抜いて、あとは冷蔵庫とか冷たい場所で寝かせるだけだね」


 昆布なんて家に無い。でも、昆布締めの美味しさは知っている……。

 そんな人の為のお手軽調理ですが、これがまあパッとできる割にいい出来で。

 魚の旨味もグッと引き上げられるのですが、大抵の場合は買って来てすぐでもないので、パパっと一手間で美味しくなる魔法のような感じ。


「という事は、後三十分もしないうちに先ほどの昆布締め風は食べられる?」

「まあ、そうなるかな?」

「でしたら、この後は……ちょっと飲むのもアリですよね?」

「まあ、飲んじゃダメというつもりはないけど……二人共今日の予定は?」


 確認をしてみると、何かしら予定はあった様子に見えるのですが、問題ないと言ってきます。


「食べ物は逃げないよ?」

「でも、私のお腹の減りは確実に逃げます」

「……それは逃げ?っていうの?」


 大きく頷くタマエですが、うーん……何とも言い返せるような気力が今の自分にはない感じ。


「でしたら、この後私達が何かおつまみを作りますから、一緒にいいですかね?」

「別に最初からダメじゃないけど?何か作ってくれるなら、お願いしようかな?」

「度肝を抜くような美味しいモノを作って見せましょう!」


 何故かタマエはやる気満々に言いますが、横でそれを見ている精霊は首を左右に振って、ダメだろうなって顔。


「まあ、二人が作ってくれるおつまみも楽しみにするね?」

「ぎゃー!?やっぱり私も巻き込まれてるー!?」


 いやいや、タマエが普通に私達って言っただけだよ?


「先輩がいるなら、大船ですね。私一人だとボートぐらいでしたが……」

「後輩一人だと、泥船の間違いでは?」


 そんなやり取りを二人がしつつも、グダグダと喋っているだけで時間は過ぎるもの。


 先程つけておいた昆布締め風は多分そろそろ食べても問題ない頃でしょう。


「じゃ、熱燗……かなぁ」

「一杯目は同じものを頂いて、私は……今の気分はカクテルですかね」

「ご主人も先輩も何とも通な感じですが、刺身に合わせるなら、お湯割りの焼酎ですよ!」


 タマエのチョイスもなかなか通な気がしますが、基本的に自分達の飲み会は手酌。

 無理をさせる事はなく、でも美味しく飲めればオッケー。


「おお。普通の白身よりはやっぱり旨味というか、噛み応えというか、ちょっとだけ変わりますが、このちょっとが美味しいですね」

「酢飯でも作って、お寿司もどき……もコレはアリですね」

「ご飯と一緒に食べれば、かなりいい所の海鮮丼の刺身は超えそうな……噛むと旨味が分かる味だね」


 口に入れただけでもふんわりと刺身とは違う風味を感じるので、気が付くとパクパク食べてしまう感じですが、アレ?って顔のタマエ。


「どうかした?」

「そう言えば、お刺身とお造りとごちゃまぜに殆どなっていない気もしますが、あれって似たようなものですよね?」

「あー、それは似てるというより同一かな?」

「同一?」


 関東だと刺身。関西だとお造り。

 まあ、どっちも同じものですが、言い方がちょっと違うだけ。

 正直、どっちが上とか下とかはなく、美味しく食べられれば一緒だと思うので、自分としては気分で言い換えている気がしますが……刺身が多いのは、関東の方だからでしょうかね??


手抜きなのに、手を抜いてない……気がする(笑)一品。


作者がちょっとだけヘトヘト気味です(笑)

文章が変、雑、おかしい、等々あれば作者の為を思って……ご指摘よろしくお願いします。


くたびれると判断が悪いというか、上手に出来ないというか。

面白い事に、自分の事は自分ではあまり良く分からないのです。

大丈夫なつもりでも出来てない事なんて多々ありそうですけど、正常性バイアスでしょうか??


出来るだけ、変な感じにはならぬように気をつけますが、気が向いたら教えて下さい。善処するよう努めます。(やり切れるとは言ってない(笑))



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
何だろう。普段は刺身って言ってる気がする。 なんていうか、単品でサクを切った状態とか。 切る前とか(この魚は刺身で食べられる等) お造りって言うと、舟盛りとか盛り合わせになってる状態を思い浮かべます。…
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