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ウニホーレン


 思いついた料理はウニホーレン。又は、ウニクレソン。


 知っている人なら、ああ。ってなるもので、知らない人でも名前だけでなんとなーく想像が出来る料理だとは思いますが、名前の通りの材料を使うので、かなり贅沢。


「何か思いついた顔をしていますが……、踏ん切りがつかない感じですか?」

「あー、うん。この通り揚げ物、煮物とランチに出すから……色合いでもう一品って思ったんだけど、その料理がちょっと贅沢でね」

「ちょっと、贅沢?」


 あ、余計な事言わない方がよかったのに、ついつい話の流れでぽろっと零してしまうと、ああ、やっぱり二人共ズイズイとこっちに来てしまいます。


「贅沢、いいですよね」

「ここの所、贅沢なモノは少なかった気がするので、たまには……ね?」

「いやいや、お酒飲んでいるし、色々と楽しんではいるはずだよ?」

「それはそれ、これはこれ。でしょ?」


 まあ、どちらかと言えば贅沢というよりは……小鉢の一つ程度の量で出すつもりですし、普通のランチでこれが出る事はまず殆どないハズですが、他の色々と喧嘩はしないハズ。


「味見は無しね?」

「「え!?」」


 二人は驚きますが、こればかりは味見をしてしまっては……正直楽しみもなくなり、驚きも同じく味見の時点でなくしてしまうので、もし味をみたいというのであれば、この後のタイミングで食べきって欲しい所。


「味の説明はしないといけない場合があるので、それでしたら……私は食べます」

「先輩が食べるなら、私も食べます!」

「じゃあ、二人はこの後食べるって事で……だったら、自分も食べるか」

「え?雅も?本当ですか?」


 精霊がかなり驚いた顔で聞いてきますが、そこまで驚く事?なんて思っていると、タマエが言います。


「ご主人が味見ではなく、先に食べようなんていう事はそう滅多にないので……かなり珍しいですよ?」

「そう、かな?」


 自分としてはそこまで珍しい話ではないと思っていても、いつも見ている二人からすれば珍しいという事みたい。


「じゃ、パパっと作ろうか」


 そう言うと、二人が確認してきます。


「そう言えば、結局何を作る予定なのです?」

「あー、ウニホーレン。もしくは、ウニクレソン?……どっちもかなり似ているけど、味というか、出来上がりはかなり近いモノになるから、好きな方を選ぶ感じかな?」

「好きな方というのは……ホーレンとクレソン?の二択……ですかね?」

「そそ。って、あー、ホーレンは名前の通りで、ほうれん草ね?で、クレソンはクレソンで、オッケー?」


 確認を今更するように二人聞くと小さく頷きます。


「出来上がりにそこまで大きな差は無いと言いますが……」

「そそ、茹でるからね。どっちでもいいんだったら、ほうれん草かな?」


 この一言で、二人はほうれん草を選ぶことに。

 まあ、自分としても先にまずはこっちから、次回にクレソン……の方が時代を感じやすい気がするので、お勧めの順はほうれん草から。


「名前は凄いですけど……あんまり時間ありませんけど?」

「作るのはかなり簡単だから、問題ないよ」


 材料さえあれば、作る手順はそこまで難しい事はないので、パパっと出来るのですが……その分、食材でいくらでも味がブレるという厄介な性質も。


 今回はほうれん草の予定ですが、クレソンでも一緒で、土を落として一度サッと塩ゆでします。


 茹でたほうれん草を食べやすい大きさにカットして、フライパンを用意。


「じゃあ、ココからは時間との勝負だから、そこで二人共待機ね?」

「え、あ、はい」

「そんなに厳密な??」


 精霊とタマエに箸を渡して待ってもらったら、一気に仕上げというか作ってしまいましょう。


 フライパンにバターを多めに入れて、バターが溶けてきたところでほうれん草を入れ、バターが全体にコーティングされていい感じにほうれん草バターが出来上がったら、少量の塩と胡椒で大人の味わいに整えます。

 出来上がったほうれん草バターを皿に盛って、ほうれん草バターの真ん中を少しばかりくぼませて、そこにドーンと置くのは生うに。

 食材で味が左右すると言ったのは正にこれのせいで、いいウニが無いと美味しくならない……という、なかなかリスクのある料理。


 因みにですが、ほうれん草はバターと塩、胡椒で味がついているのですが、ウニはそのまま。まあ、ほうれん草の味付けで食べるのもいいのですが、出汁醤油があればかけ、無ければ普通の醤油でもオッケー。あとは、若干知っている味になりそうなのでそれが嫌という場合は選択肢から外した方がいいのですが、めんつゆもいい感じ。


「ささ、このほうれん草の余熱ですこしだけ生ウニがとろける感じがベストマッチだから、パクっと行っちゃって」


 二人の分と合わせて自分の分も味見ではなくある程度の量でパパっと作って、そのままパクリ。


 バターの甘い風味に胡椒のピリッとアクセント。

 そして、冷蔵庫さんが出してくれたいいウニは臭みもなく、とろりと濃厚で、醤油などの味がしっかりとウニを包み、寿司などとは少し違う、でも日本人が好きないつもの味に近い所で、洋風と和風の混ざったはじめてでも知っている味が口の中一杯に広がります。


「……」

「……」

「……」


 三人共無言ですが、とりあえずこれは後出し。

 コロッケをあげる油を温め直して、ランチに備えましょうか。


贅沢な奴ぅぅぅです。


朝から呑みたい。

いや、迎え酒をしたいわけではないのですが(笑)、飲みたくなる一品です。


美味しいモノは世の中に色々とありますが……

ランチでコレは……コース料理とかを休日に食べる時に出るかどうか……ぐらいのレベルの気がしますねぇ。

と言っても、そんなコース食べた事無いんですけどー!?(笑)


家でも作れる美味しい一品……にしてはまず「いいウニ」が手に入らん!!(笑)


漁港?有名な水産屋さんとかにでも行かないと……と、お思いの、そこのアナタ!!!

世の中にはウニもどきもあります!

ウニもどきという名称じゃないですけど、お豆腐がウニっぽくなっているものも。


そもそも、ウニはあまり好きじゃない……って人も居るかもしれませんから、ぐいぐいオススメとはいきませんけど、ちょっとだけ自分の中では贅沢な一品、いかがでしょうか?



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
何かと思ったら、雲丹かぁ。 ミョウバン仕上げのやつは苦手だけど 塩蔵のやつなら(贅沢者) 確かに黄色に緑で彩り鮮やか゜+.(◕ฺ ω◕ฺ )゜+. 今日はやたら眠いです。 昨日お昼寝しておけばよかっ…
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