ノンアルコールミカンのモヒート
昨日は天気が悪かったので家から出ることなくおわったので、今朝は早起き。
今朝は雨上がりもあって少し空気が綺麗な感じ。今朝も少し走るとしましょう。
そうと決まれば、朝ごはんは手抜きと言うか、買ってくることが出来るのでそれに任せることに。
「んー、やっぱりパンかなぁ。精霊少しだけ起きてくれるといいけど……まぁ起こすのもわるいしなぁ」
少し悩みながら一枚多く温かくなる上着を着ていると、
「雅ぁ?これから朝食でしょうか?」
「おっ、良い所に。おはよう」
「おはようぅございますぅ。もう少し寝たいのですが、キュピーンと朝のご飯の気配がしまして」
「その勘は凄いけど、まあその通りで。朝食を買ってこようと思うけど、何かリクエストはある?」
「それでしたら、饅頭とスープの方が今日は食べたい気分です」
「ん、わかった。じゃあ買い物ついでに行ってくるね」
「はーぃ。いってらっしゃぁぃ」
その声はとても眠そうで、多分眠りに戻るのでしょうけど食べたい物が聞けたのでこちらとしては十分。
「饅頭とスープだと東と西のお店だよなぁ……」
頭の中でルート構築をしてみます。いつもの南のお店の時は少し西からの変則スタートですが、今日のゴールは東か西。いつもとは正反対の南から東へ抜けて北を通って西に戻るルートであれば丁度できたても買える感じ。
「あとは、お店が残っているかどうか……って事でいくと早めに動くか」
西のお店と東のお店は姉妹店だったようでどちらで買っても変わりはないのですが、売り切れれば終わり。西も職人街なのでゆっくりしていては売り切れてしまうので早めに動くことに。
いつもと逆のルートで走ってみるとやはり見え方も少し違うので、気になるお店も出てきます。
「あんな所に甘味屋さんがあったのか……。っていうか、なんか凄く美味しそうな和菓子屋さんに見えるけど……、朝ごはんの事もあるし後にするか」
こっちの世界に和菓子があるのは少し不思議な感じですが、パンも醤油もあまり日本では見かけないモノも普通に売っているので、和菓子屋さんがあっても不思議ではないのですが、それでもやはりこの世界がどういう世界なのか気になるところ。
まあ、連れてきてくれたがーさんに聞けばよほどの事でない限り教えてくれそうなものなので頭の片隅に置いておくとして、場所は東の市場から少し離れた辺り。今日は週一回の木刀の納品予定日なのでついでに寄れたらいいかなと何となく予定の中の上の方に。
そんな小さな発見を楽しみながら北を抜けて西の職人街。
お目当てのお店に行くと、残りの数は若干少なくなっていましたが朝食分は確保できそうです。
ポケットの小銭で朝食を買ってホクホク顔で家に戻ります。
「ただいま」
「おかえりなさい」
精霊の出迎えで、寝起きかと思っていましたが精霊もしっかり起きていた様子。
「ささ、朝ごはんを」
「はいはい」
買ってきた饅頭といっても肉まんのようなものを四つ程とスープを一つ。
饅頭は一人二つずつの予定でスープは二人で分けるので量としてはそれ程ではないのですが、食べてみると結構なボリューム。
「んー、美味しいです」
「だねぇ。自分で作るのも悪くないけど人の作ったものって言うのは何故かこう……上手く言い表せないけど美味しいんだよね」
「そういうモノですか?」
「まぁ、精霊もいつか作る様になったらわかるかもしれないよ」
「私がですか?うーん、食べるだけがいいのですが」
「作る立場も分かるとより美味しくなるんだけど?」
「より美味しくなるのですか?うーん、それは少し考えモノですね」
美味しくなるという一言だけで調理に興味を持ってくれるとは思っていなかったのですが、いつも見ているだけの精霊がいつか手伝ってくれることを想像してみると少しだけ嬉しいような、不安なような何とも言えない感じ。
「その顔は私の手伝いが不安な感じでしょうか?」
「いや、そういうわけじゃないけどつまみ食いが激しそうだなって」
「味見は大事ですから。つまみ食いじゃないですよ?」
「そう言う屁理屈で来られてもやっぱり困るかなぁ」
苦笑いをしながらスープを流しこんでちょっとゆっくりな朝ごはんが終ります。
饅頭とスープで饅頭が胃の中で膨らんでいるのかボリュームはたっぷりで満足感も凄いモノ。
「ちょっとお腹いっぱい過ぎて動きづらいかも」
「私はもう少し食べたいぐらいですが……」
「アレだけ食べたのに?」
「寝起きですからね。もっと食べてもいいぐらいです」
呆れてしまいますが、まあもっととせがまれないだけましでしょうか。
お腹がいっぱい過ぎてちょっと頭も動かないので、ゆっくりする時間はありまりないのですが、食休みをしっかりとることに。
「さっぱりした飲み物でも作るけど、要る?」
「いります」
即答の精霊に頷いてちょっとした一品を作りましょう。
食材さえあれば簡単に作れるのですが、あまり作らない人には揃えが無い食材かもしれないのでちょっとハードルは高いのかもしれませんが、ここの冷蔵庫であればそう言った心配も無く。
「流石。全部そろっている」
ミントの葉っぱとミカン。あとはお好みの砂糖とトニックウォーター。
コレだけでサッパリな飲み物を作ります。
先にやるのはミカンジュースづくり。雑にやるのであれば半分にミカンを切ってレモン絞り機でミカンジュースを作ります。もし丁寧にやりたいのであれば、ミカンを剥いて薄皮から中の身だけを取り出します。ミカンの薄皮から取り出した身だけを準備したら後は簡単。
ミントの葉っぱをグラスに入れて砂糖を少々入れて軽く潰して香りを出して、そこへミカンジュースかミカンの身を入れて身を入れた場合は同じく軽くここで潰します。
氷を入れてトニックウォーターでそれを割ったらノンアルコールのミカンのモヒートもどきの出来上がり。
「どうぞ」
「いただきます」
自分も出来立てをそのまま軽く混ぜて一口。
ん、ちょっとミカンの酸味がありますがトニックウォーターが甘めなので丁度いい味。そしてミントの香りがふわぁっと。鼻を抜ける感じは何とも言えないいい感じ。
「これはイイですねぇ。ジュースよりも美味しいです」
「一応手間がかかっているからねぇ」
「さ、お昼を考えて下さい?今日の昼も楽しみなのですから」
「……その切り替えの早さが羨ましいというか、ずうずうしいというか」
美味しいミカンのモヒートもどきを飲みながら、さて今日のお昼を考えるとしますか。
「今日、なにつくろう」
お昼を考える時間は今日も待ってはくれません。
今回も読んでいただきありがとうございます
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