鳥肉と新ショウガのタマネギポン酢炒め
グダグダとした午後というのは中々貴重なもので、お酒を飲みつつもおつまみを食べ、今まではあまり聞いたことのない話まで聞くことが出来た訳ですが、なにか自分が変わるかというとそう言う何かはないままで。
「おつまみがいいと、ずっとこうやってられるものだねぇ」
「美味しいモノは最高です」
「そろそろ、追加のおつまみ……なにかいい案とかあったりします??」
色々と連続して食べているので、箸の進むスピード自体は結構ゆっくりになってきているのですが、味の濃さや飽きさせない味付けのお陰もあってか、しっかりと色々たのしむことが出来ている状態で精霊が追加の注文をしてきます。
「作るのは構わないけど、この流れで夕飯は……流石に食べる事出来なくなっちゃわない?」
「今は……お昼過ぎですが、オヤツみたいなものですからね。夕飯は夕飯で別腹ですよ!」
「ですです。がーさんもそうですよね?」
精霊の言葉に頷きながらタマエががーさんに話を振ると、流石にがーさんは違ったみたいで。
「いやいや、まあ出たら食べるとは思うけど……結構ちゃんとお腹一杯よ?」
「ですよね?」
がーさんのお腹はちゃんと満たせていたみたいですが、二人は引き下がるつもりが無いみたいで、なにかは作ってほしい模様。
「じゃあ、まあ作るけど……本当に夕飯もいいの?」
「ええ、バッチリ食べきりますよ!」
「私も先輩に負けませんよー!」
二人共食べる気満々みたいなので、ちょっとしたおつまみでも作りましょうか。
パッと頭に浮かんだのは生姜の千切りで、そのままいい感じに使ったおつまみでもあったら美味しい気がしたので、早速冷蔵庫さんに出して貰ったのは新ショウガ。
時期的には夏前ぐらいの新ショウガですが、酢漬けであったり、有名なCMの一品もあったりするので、それを使う事に。
一緒に使う材料は鳥肉とタマネギで、じゃがいもやタマネギ辺りは結構こんな感じで使えているので、良さそうですが……一つ余りそうな食材があるので……それはこの後に取っておきましょうか。
「ほうほう?新ショウガに鳥肉とタマネギ?」
「そそ。やる事は結構簡単だから、自分で作ってもいいぐらいだよ?」
「そうなんです?」
新ショウガはそのまま千切りにしてあげて、鳥肉はそのままの一枚肉の状態で、タマネギは食べやすくいつもの様に適当にスライスにしましょう。
「鳥肉、切らないでいいんですか?」
「そそ。あえて一枚の大きさのまま火を入れるのがこの料理のコツだよ」
まあ、作りやすさの話で言えばカットしたほうがいいというのは分かるのですが、今回は味のグラデーションを楽しみたい一品なのであえて一枚肉のまま。
鳥皮から美味しい脂が出るのでフライパンなどに油を敷く必要は殆ど無いのですが、多少サラダ油などを敷いても問題はないので、ほんのりと油を敷いたフライパンにいつも通りの皮目から弱火でじっくりと焼いて行きます。
通常だと皮目から焼いた鳥肉をひっくり返して、しっかりと鶏肉に火を入れたいわけですが、皮目だけをパリッと今回させたかっただけなのでパリパリの良い感じに皮目が焼けたら、一度取り出して、このタイミングで食べやすい一口大よりも少し小さいぐらいの大きさにカットしていきます。
「ほうほう?今のタイミングでお肉を切るんです?」
「そそ、カットしておいて焼くのもいいんだけど、一枚の皮でパリッとさせると身が変に締まらなくて食べた時の歯ごたえもちょっとだけいいんだよね」
「ほほぅ?」
後は鳥肉の身もしっかりと火を入れていきましょう。
鳥肉全体に火が通ってきたことを確認したら、先にタマネギを入れてタマネギの色合いに変化としんなりとした感じが出てきたら、新ショウガの千切りも一緒にいれて、全体が纏まるぐらいに炒めましょう。
最後の味付けは塩と胡椒を多少ふるのですが、それだけだと新ショウガに多少負け気味。
塩コショウ味をメインにしてあげたいところですが、結構お腹も一杯になり始めているはずなので、追加で入れる味付けはあえてのポン酢。
まあ、あえてなので普通に醤油やちょっとだけお酢を足した様な似たものだけどちょっとだけ違うみたいな、ギリギリを攻めたような味付けにしてみてもいいわけですが、今は博打な味付けよりも食べたくなる味付けの方が良さそうで。
「鳥肉と新ショウガとタマネギのポン酢炒めです」
この料理の良い所は新ショウガをまるっと食べられるので、ちょっと食べ過ぎの疲れ気味な胃を労わってくれる……気がするところ。
味付けも、かなりあっさりとこの後を考えての味付けですが、出来てすぐというのもあってかみんなの箸は止まりそうになく。
「コレはまたさっぱり目で」
「味の方向がこうも違うと、さっぱりといけるモノですね」
精霊もタマエも余裕の表情ですが、ちらっとみるとがーさんも何故か余裕そう。
「ポン酢というか酸味系はこういう時たすかるねぇ」
「あー、お口に合った感じですね?」
「そそ。あと、生姜がこう口の中でピリッときたりするのも、刺激がねー。いい感じでね」
この後はまたお酒を飲むわけですが……お夕飯は残り気味なアイツを使って……やってみましょうか。
本音としては……豚肉にしたかった(笑)
いや、別に豚肉使ってもよかったとは思うのですが……なんというか、あっちも豚肉、こっちも豚肉……って嫌じゃないですか。
だからと言って牛とかならまだ分かりますが、羊とか……ジビエとかは簡単に手に入らないし。
そうなってくると、残るのが鳥。
いや、鳥肉好きですよ?
でも、うん……なんかしっくりきそうで来なかったので、微妙に味付けに悩みますね(笑)
明日は多分、豚肉また出番なんですよねぇ(笑)
……牛肉も好きだけど、お手頃価格な豚肉に軍配が上がる……。
性根がケチだから、仕方ないですね(笑)
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