イカのレモン煮
「うーん、ちびちびもいいけど……ちょっとだけボリューム感のある……でも、さっぱりとした感じ。頼める?」
「ボリューム感あって、さっぱり……ですね?」
「そそ。ああ、お酒飲みながらダラダラするから、ゆっくり作ってくれて構わないからね?」
「分かりました。あ、昨日のお酒、少しでいいので残しておいてくださいね?」
「勿論……って、言いたいけど……このタイミングではまずかったも?」
ジッと精霊とタマエが今の会話を聞いていて。
「美味しいモノは作り直してくれたと思っていましたが、お酒は私、聞いていませんよ?」
「私達にも下さいね??ね??」
いつもそこまでお酒……いや、飲んでいたかもしれない。
まあ、昨日のうちに味は知っているのでそこまで絶対ではないものの、二人が手を付ける事を考えると、自分の分は残りそうにないことは間違いないわけで。
「二人にも出してあげて下さい」
「いいの?多分……なくなっちゃうよ?」
「構いませんよ。味は知っていますから」
「……大人だねぇ?」
今頭の中にパッと浮かんだ一品があるわけですが、昨日飲んだ日本酒も合わない訳ではないのですが、ビールやハイボールなどの炭酸系が合いそうなモノが浮かんだ気がするのでそこまで自分としては惜しい感じはなく。
「まあ、やってみますか」
昨日頂いたイカは冷蔵庫さんがしっかりと保管してくれているので、取り出せばいいだけなのですが、内臓やゲソは無いので身だけとかなり使い易い状態。
イカの皮を剥いて、食べやすい大きさにカットして今回も火を入れるので、少し多いと言われるぐらいには隠し包丁を入れて、出来るだけ縮まないように、あと形が反り過ぎないようにしてあげます。
食べやすい一口大で隠し包丁もしっかりと入れたら、先に塩を振って少し経つと水分が出る場合もあるので水分を拭ってからお酒もぱらりとかけてあげます。
お酒もかけたら、後はその上から片栗粉をなるべく均一にかけてあげて少量の油で揚げましょう。
イカの種類にもよりますし、鮮度の状態でも左右されますが今回の様に鮮度がいいモノを使う場合は衣に火が入る程度だけで大丈夫。
この後更にちょっとした工夫をするのですが、イカリングとここまでの工程は変わりないので、このままちょっとだけ作った人の特権として味見するのもいい感じ。
イカの食感の良さと塩だけの下味、少しだけかけた酒の旨味もあって人によってはこのままが一番いいと言われてもおかしくないぐらいには美味しい一品が出来上がります。
「さてと、揚がったから……後は仕上げるかな」
つまみとしては八十点以上の高点数を叩き出せるイカのから揚げですが、がーさんの依頼はさっぱりの一文字が入っているので、ボリューム感はあるのですがちょっと足りない部分が今のままだとあるので、そこを今から補う事に。
鍋にレモン果汁、砂糖、醤油と入れてあれば出汁、なければ水を入れて火にかけて少しばかりの酸味を飛ばし、砂糖をしっかりと溶かしてあげます。
少し面倒かもしれませんが、味の確認をしっかりとここでして自分好みの味を作るのがコツ。
今回はレモンを絞って使いましたが、カボスや柚子、みかんやオレンジなどの柑橘系を使っても問題はなく、家にある柑橘でもいいのですがその柑橘類の香りや味になってしまうので、使う以上は好みの柑橘を使った方がいい感じ。
そして、どれもこれも選べないというのであればレモンは果汁だけでも売っているほど使いやすい味でもあるので、レモン味はハズレの少ない味に。
火にかけた混ぜ合わせタレにしっかりとくぐらせる形で少し煮てあげれば、さっぱりするけどボリューム感のある一品の出来上がり。
「イカのレモン煮できあがりっと」
このレモン煮のタレですが、残ったから揚げやサツマイモなんかも結構イケて。
まあ、サツマイモの場合は醤油や出汁抜きのもっとレモン感が強いモノがよく出ますが、好みの味だった場合は別。
それ以外にも、たれも汚れてしまうのでオススメという程ではありませんが自分で揚げると揚げ油の処理などがあって面倒であれば、市販のイカフライなどをこのタレにくぐらせるだけというのも結構あり。
揚げ物の種類にもよりますが、小麦粉ではなく片栗粉で揚げたものである場合、長めに煮るとその片栗粉が溶けだしてくれて、いい感じのとろみを作ってくれることもあるので、これまたいいタレに。
まあ、あまりとろみがつき過ぎると最終的には酢豚みたいな風味が近い感じになるので、そこまで来てしまうと大元は何だったのか不明になってしまうので、そこまで使い潰す必要は無い訳ですが、サラッと食べる事の出来モノが出来たのでとりあえずみんなと一緒に食べる事に。
「お?出来ましたか」
「なんというか、酸っぱい系な匂い?」
「ほっほー?何が出来たの?」
「イカのレモン煮ですね。どうしても足りなかったら、鳥からでも足しますかね」
こんな感じの追加の一品。
三人は何も言わずにとりあえず口へ運びます。
「うっま」
「これは」
「んー」
とりあえず、少しゆっくり出来そうな気配はあるのですが……レモン風味だともしかして……食欲を刺激しちゃいましたかね?
何というか、ここまで自分がハマるとは思っていなかったのですが、とりあえず今年の途中からですがレモンコーヒーにハマったままです。
このペースだと、来年もずっと飲んでいそうですが(笑)
レモンティー好きなら、是非。
というか、薄めのコーヒーにポッ〇レモンをジャーっと入れて砂糖も入れて、それだけでも十分美味しいです。……薄めのコーヒーがいいから、ペーパードリップ……二杯目の方が美味しいとかケチに磨きがかかってしまって凄く情けないです(笑)
という事で、レモンにハマっているのでレモン煮。
単純にレモンが好物になったって認識の方がもういいのかもしれない(笑)
考えてみると、ホットレモンも好きだし……。うん、元々レモン好きなのかな??(笑)
あれ、甘いし温かくなるしいいんですよねぇ……ホットレモン+コーヒー=レモンコーヒー??……やってみるか(笑)
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