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★ダンジョン561


 目の前の階段に入ろうとすると、タマエはよろよろとした動きを止められずドテッと重たそうな音で転ぶと精霊の変身同様に煙がタマエを隠し、その煙がはれると同時にいつもの狐なタマエが出てきます。


「ありゃ、もう魔力切れですか」

「いつもの、タマエだね?」

「ええ、切り札って……話は階段に入ってからするんでしたよね」


 頷くと、いつもの定位置にタマエも乗ってきたのですぐに階段を降りる事に。


 いつもの様に三段ほど階段を降り座るわけですが、かなり疲れている様子のタマエ。


「魔力、かなり使ったの?」

「ええ。なんてったって、切り札ですからねぇ」


 聞いてない切り札が出て来て驚いているわけですが、気にした様子はないみたいで。


「効率の悪い、切り札……。もう少し改良出来ないんです?」

「先輩のようにはいきませんよぅ」

「まだまだですね?」


 と、肩の上で二人が勝手に話し始めてしまいますが……今の話ぶりだと精霊も自分と同じぐらいの大きさになれると言っているようなモノ。


「精霊も、出来るの?」

「出来るというよりは、出来るのが当たり前ですよ?」

「そうなの?」

「当たり前じゃないですか」


 当たり前だとすれば、今まで一度も見ていない事に疑問を自分としても持ちたくなるわけですが、そんな顔をしていることを察することが出来ない精霊であるはずもなく。


「分かりやすく言えば、雅と同じ人間の形に収まる事も出来ます。ただ、それをしたら……今の数倍、食べないといけませんよ?」


 今でも通常の人間の倍……場合によっては数倍の量を精霊やタマエ二人で食べる事はよくある事なのに、更にこれ以上食べると精霊が言います。


「食費……という程の金銭的な話は我々にはありませんが……」

「先輩がいつもの数倍……。お店の食料が……空っぽ???」


 どういう計算をしているのか分かりませんが、タマエの頭の中で精霊が数倍食べると想像すると、お店の食料は空っぽになってしまうという状況を想像した模様。

 まあ、隣にいる自分も同じような感想を抱きましたが、言葉に出さない方がこういうときはいいもの。


「後輩?何か、言いました?」

「いえっ、先輩が小さくて可愛らしいなーって」

「そうでしょう?」

「ですです。って、話が……先輩に乗っ取られちゃいました」


 精霊が変身できるのをどうやら真似したみたいで、タマエも人型になれるように……練習中というのはなんとなく分かりましたが、なんでそんなことに?と思っていると、その答えはタマエからすぐに聞けることに。


「毎日じゃありませんけど、たまーに、本当にたまーーーーに、夜お腹が減っちゃう事がありまして。この姿で魔力の手を使って調理するのも悪くないのですが……とにかく見えづらくて、ですね、調理器具がご主人用というか人間用なので、じゃあおっきくなればいいかなーって」


 要は夜食を作る為という事みたいですが、だったら前にやった変身で自分の真似をした時のような感じにすればいいのでは?と確認してみたのですが、


「ご主人の真似は出来ても、なにかが少しずつ違うんですよ。だったら、自分がヒト化しちゃった方が早いでしょう?」

「因みにその時作ったのは、でろんでろんに伸び切ったラーメンでしたね」

「ちょっ、なんで先輩が知っているんです!?」

「バレていないと思っていたんですか?アレだけガチャンガチャンやっていたら、起きますよ?普通」


 いやいや、精霊?

 今初めて聞く話なので、もし夜中にそんな音なっていても、気づいていない人がココに居ますよ??って顔になるわけですが、何故か二人共知っています、みたいな顔でちらっと見てきます。


「雅もこうやってとぼけてくれているのですから、まあいいじゃないですか」

「いやいや、先輩がばらしちゃ意味ないでしょう!?」

「あ、あのぉ。知らないよ?勝手に夜食食べた話」


 おずおずと右手を挙げながら言いますが、


「ほら、こういってくれているのですから」

「うぐぐぐ、ご主人、べつにいいです、知らんぷりしないでも」

「いや、本当に……いつもぐっすり眠っているから、そんなことしていること自体知らないよ?」

「本当ですか?」

「うん。食べ終わった後に食器も奇麗に洗って、片付けてくれているんでしょ?」

「それはまあ、食べた後のマナーとして」

「だから、本当に知らないよ?」


 やっと話を信じてくれたみたいな空気になりますが……、今回は色々な野菜をダンジョンで手に入れたのでこの後は解体、買取屋さんに行く必要はちょっとなさそう。


「今回の階層の話って、どうする?」

「あー、報告はした方が良さそうですけど……、雅は行かない方がいいでしょうね」

「やっぱり?」

「食材になる事も伝えないといけませんし、そうなると……」

「食べてみないと?」

「ええ、その流れでこの間みたいな感じに調理をして欲しいって流れになりますよ?」

「だよねぇ」


 この間みたいに平時であればやる気もありますが今はダンジョン終わり。

 今の状態で料理の話をされてもやりたいとはあまり思えません。


「じゃ、このまま帰ろうか」

「ですね」

「あ、魔力消費多かったので、家に帰ったら何か食べ物作って下さいね?」

「はいはい」


 じゃあ、ダンジョンを後にしましょう。




丁度質問?疑問を頂いたので、こちらでも解説を念の為。


タマエが今回やったのは「人化」です。

結構前ですけど、やったのは「化ける」です。


スリーテイルズフォックスの特性による化けるは自分の感覚そのままに化けた状態で色々とうごかせます。(四足歩行の感覚で二足歩行もできちゃう)

ですが、今回の人化はタマエの意思で「人の形に化けた」す。(人間の歩き方と獣の歩き方は違います)


で、こんな感じになりました。


あ、魔力も大量に使う事になっていますが、雑な設定といわれても仕方ないかもしれません……が、慣れていけば魔力消費もかなり少なくなるはずです。


帳尻、あってる???何か変だったら……教えて下さい。<__>



混乱がもっと酷かった当初……ね、当初ですからね?消しちゃったので問題は無いのですが(笑)

タマエの人化に触発されて……精霊が巨人化。。。


なんて、いうのも少しばかり考えたのですが自分で広げた風呂敷を畳めそうなイメージが無くなっちゃったので、今のところはパスです(笑)


あ、いや??前の鯨の所とかで……精霊大活躍!!!とか、出来る??いや、面倒な事考えるのはやーめたっ(笑)



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
冷蔵庫さんにカップ麺を出してもらおうとは思わないのか。 エライなー。私ならカップ麺に乾燥野菜や糸寒天、細かい高野豆腐でも出してもらって 全部ぶち込んでお湯を注いで、数分待って完成です!って お湯なら盾…
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