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★ダンジョン554


 自分で作った壁の後ろからベルの頭をスパッと……どうにか出来ないか考えてみるわけですが、ハッと気が付いてしまえばかなり簡単な答えにたどり着きます。


「どの顔は、思いつきましたね?」

「あー、うん。やる為にも……あったあった」


 探したという程あちらこちらを見るわけではないのですが、慌てて先程投げたいつもの刀を拾います。


「壁でも押しながら突っ込むつもりですか?」

「そんな方法もアリだったか……」


 精霊の言葉に思わずうなずいてみせると、本気ですか?って顔をしてきますが、思いついたのはもっと簡単な事。


「えーっと、雅?」

「ご主人??」


 精霊もタマエも壁の後ろで刀を構えたので流石にどうした?って感じに思ったのか、聞いてきますが勿論正気です。


「敵の位置が分からなくなった……とかではないんですよね?」

「当たり前でしょ」


 そう言いながら、このままだと本気で心配されそうなのでサクッと答えを見て貰いましょう。


「風の刃っと」


 グッと溜めて、刀をスパッとさっきと同じ調子で振り抜き、魔法を確定させる言葉も合わせると、土の壁を背中に今まで来ていた方向に向かって風の刃がスッと飛び出します。


「で、後は……魔力線でもって……」


 風の刃は物理法則を完全に無視した動きで少し大きめの弧を描きながらもぐるりと反転。そして、土壁の横を通り過ぎると、今も続いているマシンガンの出どころへ向かって突き進みます。

 自分の予想としては狙いの高さよりさらに少し上を狙った方がいいような気がしますが、あまり上過ぎてスカすほうが困りそうなので、今回は収穫が出来なくなったとしても確実に当たる方がいいのである程度の高さのまま反応を待つことに。


 数秒待っていると、なにかを切る感触が魔力を通じて自分に戻ってくると同時に、かなり喧しかった種マシンガンがピタリと止まります。


「なるほど。風の刃を遠隔操作ですか」

「言われてみれば、操作すれば余裕でしたね?」

「まあ、見えていないから若干のブレはある可能性も否定できないけど、操作した感覚と攻撃が止んだところを見ると、切れたはずなんだけどね」


 後は確認をするだけなのですが、完全に安全が確保できているわけではないので少しばかり慎重に。


「あ、さっきの精霊の案を貰えば丁度いいのかな?」

「私の、案?」


 精霊は分かっていないみたいですが、まずは今持っている刀をいつもの鞘に戻しそして土に刺したままの脇差に手を伸ばすと、一度地面からスポっと抜き、おもむろに削目の前の土の壁にサクッと刺します。


 その行動にはもちろん迷いなどはなく、自分としては当たり前の感覚でしたが肩の上の二人は少しばかり驚いている感じ。


「あー、刺したという事は」

「これごと動かすと?」

「そうそう。まあ、魔力消費は結構あるかもしれないけど、安全第一でしょ」


 実はさっきの休憩でいつもの倍近く食べていたのもあって、かなり動き等で消化したいという気持ちがあったのでいつもよりは大胆に動き、魔力を消費する形を狙っています。


「この動きだったら、安全でしょうね」


 壁がしっかりと前を歩いてくれるので種マシンガンの射線に出る事はなく安全にある程度進んだ先に居たのは、予想通り色が違うベル。


「オレンジですね?」

「黄色か赤も居るんでしたっけ?」

「オレンジだと、結構甘くておいしいよね」


 微妙に自分の頭の中がいつものうちの二人と同じ感じなのは食べ過ぎてちょっと疲れているからでしょうか?


 ちょっとだけ面白い事になっているのは目の前のベル。

 さっきの予想通り頭をスパッと切ったというよりは顔の真ん中あたりでスパッと切ったという感じに鳴るわけですが、他の場所の色は緑色のまま。


「顔だけオレンジって……バランスが悪いですね」

「これだと、微妙な収穫……ですよね」


 二人も若干がっかりしたような感じですが、自分達が近くまで来たタイミングをまるで相手がしっかりと観察していたかのようなタイミングで他のベルを倒したときと同じように空気の抜けるような音が鳴るわけですが、音と一緒に変化をするのは手や足の部分のピーマン。

 緑色からオレンジに色を変えながら、ぷくぷくと肉厚に。

 そして空気が抜けた頭の部分はいつもと変わらず萎んだ状態に。


「頭だけ色が違うのかと思っていましたが、何というか……変な生態ですね」

「まあ、無事オレンジ色のピーマンも収穫できたのでヨシ。ですかね?」


 タマエもそんな感じに言ってくるのでさくっとオレンジ色のピーマンも回収したところ、次の通路が見えます。


「一方通行でここまで来られているから、今の所階段の見逃しはないと思うけど……」

「このまま流れに沿ってというのは何ともですね」


 とりあえず、こんな感じに二つ目の部屋も問題はなく終われそうだったので土の脇差を抜いてすぐ近くの通路の中へ。


「さっき思い出したんですけど」


 通路に入ったので風の道を使おうとすると、精霊が何かを思い出したみたいで言ってきます。


「階段まわり……面倒かもしれませんよ?」

「そういえば、そんな事もあったかも」


 言われて自分も思い出します。




書いているうちに思い出すんですよねぇ。ダンジョンの仕様(笑)


その為、おかしいぞ??設定、間違っていない??ってなる事もしばしば。

一応そうならないように気を付けているつもりはあるのですが……どうしてもミスはあります。


一つでも手一杯なのに、一応現在もう一つもかきかきしているので、注意力散漫。


ただ、とりあえず今回のダンジョン終わりが見えてきている気はしてきたので……ちょっとだけホッとしていますが……大丈夫かしら?(笑)



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
一瞬で成熟した!?凄いピーマン…… 土壁を越える攻撃はなかったかぁ。 次のピーマンさんは何処までやるか。((o(´∀`)o))ワクワク
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