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★ダンジョン553


 二つ目の部屋を気軽に進んでいると、二体目のベルが居た訳ですが後を向いているのか、今のところ気が付いた様子はなく。

 どうすると相談をする前に肩の上からどうぞとタマエが譲るように動いてくれたので、折角だったらサクッと終わらせてみようとさっきの精霊の最後の動きに倣って刀を腰から抜いて、腰を少しだけ下げつつ、抜刀の構えをしたらしっかりと狙いを定めます。


 大きな声を出せばバレるとおもっているので、口元でぼそぼそと風の刃と言葉で確定をさせると、刀に魔力が流れ右手を素早く伸ばし、引くと魔法が刃の形で飛び出します。


 自分としては魔法に何かしら反応をする場合に備え、刀を抜いた状態で一気に寄り切り両手剣と打ち合いながらも隙を突き、どうにかしようと考えていたわけですが、残念ながらベルは何一つ反応をしません。


 スパッ


 頭の上の部分がスパッと切れると、先程の精霊の時と変わらず動きを完全に止め、空気が抜ける音が終わると、少しだけ小さくなった、それでも通常のピーマンよりはかなり大きめのピーマンだけが残る形に。


「……魔法が弱点って書いてなかった?」

「……ないんですよね。もしかしていつもよりこう……魔力を少な目にしたとか……」

「何にもしていないよ。いつもどおりの魔法だった……ハズ」


 精霊が答えてくれますが、微妙な顔。


「もしかして、書いていない情報?」

「まあ、一から十まで鍵に情報は乗っていませんからね。再程のデストロイヤーも後になって増えていたわけですし」

「そういえば黒子さんの情報はないままでしたもんね」


 と、情報の更新についても色々とあるみたいですが、今の一撃で終わるのは一応自分の中では想定外。


「あんな感じだってわかっちゃうと……見つけ次第魔法でスパっとやるのが一番いいかな?」


 確認するように二人に聞いたのですが、大きく首を振ったのはタマエ。


「いえ、別に倒さないでもいいですよ?」


 あれ?と思う様な事を言って来たのでどういう事って顔をしていると、耳元で精霊が言います。


「まだ後輩はおこちゃま舌なので、ピーマンの味だけだとちょっと苦手なんですよ」


 そんな事を教えてくれます。


「そそ、そんなこと、ありませんよ?」

「じゃあ、ピーマンたっぷりのチンジャオロースでも後で食べます?」

「べ、別に大丈夫ですよ」


 そうだったの?って顔をしていると、微妙そうな顔でタマエが白状します。


「調理されていれば大丈夫ですよ?勿論。でも、生でそのままはパリピーだといいんですけど……食べないでいいならそこまで食べたくないって感じですね」

「まあ、好き嫌いという程でもないから……この程度はいいのかな?」


 話がいつも通りズレ始めるわけですが、リュックにサッと魔法で倒したベルを仕舞ったらあとはまた前に進むだけ。


「なんというか、一本道っぽいですね」

「あー、もしかしたらそれが原因で階段の反応が分からないとか?」

「それでも普通は分かるはず……なんですけどね?」


 じゃあそれ以外で階段が見つからない事が……と、思い出そうとしていると、突然悪寒が。


 慌てて悪寒を感じた前方に視線を向けると、白い種が精霊に放っていた時と同じような乱射する形で襲ってきます。

 当たり前ですが、遮蔽物なんてものはダンジョンの中にある訳もないので凄く焦るわけですが、無いのならば作ればいいわけで。

 刀を戻す時間も惜しいので、そのまま手から離し脇差に持ち替えたら地面に土の脇差をサクッと刺して、言葉を発します。


「壁っ!」


 声と同時に目の前に土の壁が出来上がると、間一髪。

 壁に対して結構な勢いの種が当たる音が続きます。


「ギリギリでしたね」

「よくご主人わかりましたね」

「悪寒があったら……かな?」


 自分達が喋っている間も種マシンガンの攻撃はやむことなく、魔法で作った土の壁がもしかすると危ない可能性も考えないといけないような気がしてきます。


「ピーマンってそう言えば種多いかもね」

「このマシンガンみたいな攻撃はこのまま続く可能性があると?」

「まあ、可能性だけどね」


 ただ、攻撃を受けている今の状態、相手が居る位置は攻撃から予測はつくもののさっきも魔法で倒した同じ色のベルとは限らないわけで。


「色ぐらい見えたらよかったんだけどね」

「言われてみると……私達の範囲外から攻撃……された感じですよね?」


 そんな事滅多にないので明らかにさっき倒した通常のベルとは違う気が。


「色が違う……可能性が高そうですね?」

「でも、基本的に弱点は一緒でしょ?」

「ですね。まあ、索敵が上手いのかもしれませんが……この攻撃しかしてこない所を見ると、大した実力はない可能性も高そうですけど」


 精霊の言う通りで種のマシンガンしかしてきておらず、それ以外のアクションがここまで全くない所を見ると、大したことはない可能性も高いわけで。


「お手伝い……いります?」

「いや、二人はこのままゆっくりしていていいよ?」

「では、私は次のアースドラゴン戦の構想を練っておきますね」


 タマエはタマエで次の階の事を気にしているので、安心させる為にもどうにかしましょうか。




たまーにいますよね。悪い予感がするっていってしっかりと避けられる人。


私は、悪寒もなければ、そう言った虫の知らせ等も受け取れないタイプ。

ゴーストが囁いてくれません(笑)


でも、普通の人よりは第六感とか運がよかったりとかそういうのを信じたいタイプでもあって。


ない物ねだり……でしょうか?(笑)


今日の場面的な説明で言うと、悪寒もありますが、嫌な感じを確認→音が聞こえた→慌てて壁。


書いていない部分の説明をあとがきでするなといわれそうですが(笑)、雅とか精霊、タマエはちゃんと空気を読んで動いてくれているんですよねぇ……。


文字化するってムズカシイ!!!



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
緑より3倍位育つのに時間がかかるのにねだんがあまりかわらなければ 赤とか黄色は作らなくなりますね。いやホント。 あと、緑だと害獣被害がほぼ無いってのもあるかも… タマエさんは、獣寄りなので苦手なのも当…
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