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★ダンジョン551


 精霊は初めからやる気満々でギアもトップの状態らしく、空中を強く蹴るとベルペッパーソルジャーに急接近。

 右手に持っている剣を勢いを乗せてぐるりと前回転と一緒に縦に振りぬかんと仕掛けますが、ベルペッパーソルジャー……名前が長いのでベルとしましょうか、ベルが両手剣でしっかりとガードします。


 ツゥ!!


 しっかりとガードされるとは思っていなかった精霊は完全に勢いを止められた状態になり、ピタリと動きを止められたところに両手剣を器用に動かすベルが柄の部分で精霊の顔かお腹を狙ってガードの形を崩さずに反撃を見せようとしたのですが、二回り以上小さいという大きさを利用して、迫りくる柄に対して精霊は自分から足を向けると、タッと柄を足場に蹴りつけ、距離をあけます。


「雅の言う通り、さっきまでの野菜達とはちょっと違いますね」


 精霊はそう言うものの、困った顔という感じではなくむしろ丁度いいと言わんばかり。


「では、色々とお見せしないといけないので……まずは……」


 そう言いながら、剣をポイっと上に投げると煙に包まれ片手剣はどこへやら。

 背中に煙があがり、弓が出来上がるとスッと背中から斜に構え、素早い動きでもってすぐに矢を放ちます。

 弓の形状は和弓で、精霊の大きさと同じぐらいですが、引っ張る姿はかなり重そうな弓で、連射に向かなそうだと思っていたわけですが、同じように思っていたのでしょう。

 敵であるベルも弓の一射ぐらいは両手剣をさっきと同じように盾にすれば防げると、掲げる様な形で自分の前に剣を盾に使う形にしてみせます。


「甘いですよっ!」


 精霊の声にベルも反応しますが、それでは遅かったみたいで、矢の一撃は人間で言う心臓辺りをしっかりと射抜き、ぽっかりと穴が見える状態に。


「と、こんな感じに刺突系で攻撃を当てる事はたやすいわけですが……」


 体の一部が貫かれて何が起こったのか分からない状態になったベルは慌ててブンブンと両手剣を振り回しますが、矢は一射だけなのでただ空を切るばかり。


 近くで見ていた自分とタマエも今の矢はどういう事?って感じでしたが、答え合わせは後でいいでしょう。


 両手で剣を我武者羅に振り回し続けるベルはそれを止めるつもりはないのか、只暴れているように見えているものの、かなり疲れそうに見えていると、精霊が言います。


「穴をああいう感じに開けると、この通り……種を飛ばして、小さいベルペッパーソルジャーを土から出してくるわけです」


 空いた穴の部分からどうやら種を飛ばしていたらしく、言われるまま地面のまわりには白い種が幾つも落ちていて、そこから質量保存の法則など完全に無視した形でベルの腕程の大きさの子供版といえるぐらいの大きさのベルペッパーソルジャーが生まれてきます。


「こうやって穴を空けると数が増えやすいので、刺突系は弱点にしっかりと当てないと後が面倒です。まあ、この通り……」


 言いながら弓の形を和弓から洋弓にすると、さっきよりはかなり軽そうに引き、手をパッと離すと、矢が放たれます。

 放たれた矢は勿論魔法なので、軌道がかなり不規則なものの、生まれたばかりの小さいベル達の人間で言うと眉間の位置に吸い込まれるようにサクッという音が何度も聞こえるかたちで刺さっていきます。


「頭をしっかり狙えば、その限りではありませんがね」


 どうやら、ベルの弱点は頭。まあ、人間も弱点は?といわれて頭といえば間違いではないものの、心臓とかもありそうと考えますが、相手はモンスターなので心臓ではないというのもさっきの一撃で見せてくれていたのでしょう。

 サクッと眉間に矢が刺さった小さいベル達はそのまま土にかえっていくだけで、まずいと思ったのか、ベルは慌てて両手剣を左手に持つと右手を前に出します。


「それと、こんな感じに片手になると……」


 精霊はまるで見本を見せるように、持っていた弓を煙に戻し、体が隠れる程の大きな盾と念の為なのか全身に鎧を纏います。

 タイミングはばっちりで、煙が消えて鎧と盾が出た瞬間にベルの右手からマシンガンの様にさっきと一緒の白い種が飛び出します。


「ソルジャーという意味の通り、大きな剣はもっていますが兵士や傭兵、まあ軍隊とはちょっと違うみたいですが、訓練された兵に違いはないのか、剣がなくとも戦えるわけですが、こっちの種はただの攻撃なのでさっきみたいに生まれる事もないハズです」


 マシンガンのような掃射を盾一つですべて防ぎ切った精霊は、肩で息をしているベルに向かって最初の時と一緒で鎧と盾を煙に戻すと、強く空中を蹴って近づきます。

 慌てたベルが左手に持っていた剣を両手に持ち直そうとしたのですが、最初の時の様にガードをするには足りなかったんでしょう。


「そう言えば、まだ見せていませんでしたが……この通りっ!!」


 そう言うと、最初の時とかなり似た軌道で近づいた精霊が右足を鋭くベルの頭を蹴り抜きます。

 ここにきて、蹴り?と自分やタマエが思ったのですが、スパッと何故かベルの頭は切れていて。


「体の一部を武器に変化……実は私も出来るんですよ?」


 どうやら右足を剣の形にしていたみたいです。



強いなぁ……精霊(笑)


助かるわ。。。


人形形態でサクサク戦う姿というのもなかなかよかったのですが、自分で装備してそのまま使う事も出来るので、作者的には幅が広がってくれた感じです。

まあ、使って貰う方が本来は……となりますが、ちょうど良さそうな自分の体の一部を武器化とか若干ロマン的な事も出来るようになったという事で。


やーっと、今回のダンジョンの終わりが見えてきたような気が……。。。するのは明日かしら?(笑)


日常の料理な毎日も結構大変ですけど……ストックなくなっちゃったので。。。

リクエストを貰っているから、二品……いえ、三品以上はストックが頭の中にっ!

コレは……勝ったな??(笑)(盛大にやらかしそうなフラグにしか見えず)



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
脚が刃物になるなんて、初見殺し…! 見本だからこそ、出落ちではなく 様々な技を繰り広げられるような倒され方を… ん?これこそ予定調和なシナリオじゃないですかー。 ピーマンさんはヤラセには関与してなさそ…
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