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★ダンジョン546


 大の字になったデストロイヤーにフィニッシュホールドをするには早すぎる。

 むしろ今から近づけば、こちらが危うい雰囲気がしたので近寄らずにいると、キッと強く睨んでくる。


「罠か」


 スクッと余裕綽綽に立ち上がるデストロイヤー。

 リングコーナーの所に誘導したいのか、リングコーナーを背にして挑発をしてくる。

 その挑発に乗るように、さっきと同じようにロープアクションを一度混ぜつつ、勢いよくデストロイヤーに向かうと、グッと腰を落とし斜に構えたデストロイヤーが逆水平チョップをかましてくる。

 走っていた勢いに腰の入った逆水平チョップは威力を倍化させていて、思わずもんどりうつ。

 これをチャンスと見たデストロイヤーがフィニッシュホールドを狙ってきたが、ツーカウントで大きく反り、それをはねのける。

 ただ、予想以上に強かった逆水平チョップの威力にノロノロと立ち上がろうとするのを見逃してくれるはずもなく、デストロイヤーが腕をつかむと無理矢理起き上がらせてきて、ヘッドロックで追撃。

 やられてばかりもいられないので、両肘を使ってもがくとたまたまみぞおちに一撃入ったみたいで、辛そうな……顔?になりつつも、ムカついたのかヘッドロックを解くとそのまま腕を持って、大きく回転。

 回転の勢いをそのままにロープではなくリングコーナーへぶん投げて来る。

 逆水平チョップとヘッドロックの痛みで投げられるままにリングコーナーへ当たるが、ギリギリなんとかロープを掴むことができたので、リングコーナーを椅子にするようにくるりと回って座って休憩をして見せる。


 もちろん、余裕を顔にだし挑発は忘れない。


 それに激高したデストロイヤーがロープアクションをつかって、勢いをつけた状態でラリアットを狙ってリングコーナーへ走ってくるのだが、こっちは休憩中。

 邪魔されるのは癪なので、グッと屈みこみ伸びた状態の右腕のラリアットをリングコーナーに身代わりさせる。

 人をラリアットするつもりのデストロイヤーの腕が当たったのはリングコーナー。

 一応カバーはあるとはいっても、柔らかさはない。

 あまりの痛さに大きな声を上げてうずくまるデストロイヤー。

 コレはチャンスとばかりに、後ろから一度蹴りを入れ、無防備になった背中に自分の背中を当てて首を持って、グルンと一本背負いのような形で真ん中に向けて投げつける。

 うずくまっていたところに連続の技が入り、天井を向く形で大の字になっているデストロイヤー。

 このままフィニッシュホールドを狙おうかと思ったが、まだ何かを狙う目をしている今、はねのけられる可能性が高いと踏んだ自分は賭けに出る形でリングコーナーを登る。


 リングコーナーを登ってみると、かなりの高さがあるわけだがこれだけの高さがあればかなりのダメージを狙えるのは明らか。

 さっきと同じようなドロップキックが頭をよぎったが、あれは立っている相手にこそ強いダメージが入るので、やはりここはそのままフィニッシュに向けていける方がいいだろうと、リングコーナーの上で両手を上げて声援を求める。


 すると、見えていなかった観客が声援をあげ、背中に力をくれる。


 イケるっ!!


 その気持ちを胸に、フライング・ボディープレスを大の字のデストロイヤーに向かって仕掛けた。


 しかし、無情なものでデストロイヤーは痛がった振りだったみたいでニヤリと笑うと横にぐるぐると二回転。

 たった二回転とはいっても、さっきのデストロイヤーがやったリングコーナーへのラリアットと一緒で、人に向かっての技。

 ただのリングにフライング・ボディープレスをしてもダメージは自分にだけ。


「やられた……」


 思いっきり胸を打つ形になり、下を向いていたのだが不意にグッと足を引っ張られた。

 いきなり足を取られ、慌てたのだが何が起こったのか分からないままでいると、グッと足が締められる。


「まずい、足四の字固めか!!」


 上から見て、分かりやすくアラビア数字の4の形になる事から言われている足四の字固めが自分の足に決まると、激痛が走る。

 このままではマズイと分かっているものの抜けられる様子はなく、もがけばもがくほど厳しい状態。どうにか出来ないかと横にグルンと回転すると逆にこっちがデストロイヤーにむけて足四の字固め返しすることができ、光明が差したかに思えたのだが、更にもう一度グルンと横に回転をするデストロイヤー。

 再び自分の足が四の字固めに合う事に。


 もう一度、もう一度と回転をして反撃を狙ったのだが、回転することは出来ず。

 タップをしたくないと我慢をしていたものの、必死の表情に審判をやっている黒い芋が寄って来る。

 首を何度も横に振っていたが、完全にロックされたことを確認した審判がタップを三回。


 カンカンカン


 試合終了の鐘が鳴り、自分とデストロイヤーの試合はかなり頑張ったものの負ける結果に。


「もう一度ひっくり返せていたら……いや、負けた自分が何を言っても……言い訳だね」


 次に戦うときは、負けないと心に決めリングを降りる事にした。






あうぅぅぅ。


やはり知らないモノを知ったかぶりして書くというのはなかなか厳しいモノですね。


プロレス……むかーしむかし、深夜にWWEを数回ぐらいは見ていた記憶があります。

ええ、日本ではなく海外のプロレスですね。

場外戦、挑発合戦、わざと観客に見せながら凶器を使った一撃等々、とても楽しかった記憶があります。


まあ、毎週見る程ハマる事もなく。

数回見た記憶があるなーという程度。


日本のプロレスに至っては、多分一度も見ていない……に近いかもしれません。

今回、これを書くにあたって動画を数種類見ましたが、表現がむずかしそうだなーって。


負けてしまいましたが……本当はシャイニングウィザードで勝つ未来もあったらしいです(笑)


名前に、昔の人に足しての敬意に今回このような形に。

……楽しかったですかね?

まあ、ダンジョンという特性上なんでもありなわけでもありますが、今回は特に迷走したきがしますねー(笑)



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
格闘技は見ていると痛く感じてなかなか見れません。 すごいなーそんな世界があるんだなーとは思いますが。 そういえば、参加賞を貰わずにリングを降りましたが。 きっちり試合をしたパターンの参加賞ってどんなだ…
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