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★ダンジョン543


 強い光の後、気配が何故か増えていて。

 そこに居たのはジャガイモの新しい敵。

 ただ、表現がちょっと難しいのは今までと色々と形が違うから。


「なんといえばいいんですかね?」

「不格好というか、まあジャガイモではありますが……」


 二人もなんとも形容しがたいのでしょう。


「今までが弱かったので、あまり怖さは感じませんが……」

「よく言えば、モリモリ?」


 今までにんにくも、タマネギもニンジンもそしてジャガイモも全て根っこのような細い手足が特徴的だったわけですが、今回は全く違うスタイル。

 分かりやすいかわかりませんが、すべてのパーツをジャガイモで作った感じといえばいいのでしょうか?

 頭、体、両手に両足。すべてがジャガイモで、わざわざジャガイモを使ったという感じもあって、細さはあまりなく、全体的にモリモリというタマエの言った言葉通りにも見える形。


「ジャガイモで出来た、ジャガイモマン?」


 自分に名付けのセンスがないとわかるような言い方になりましたが、首を小さく振ったのは精霊。


「情報更新されていたので、今確認したところ……名前だけだと結構ヤバそうです」

「え、え?本当ですか?」


 精霊の言葉に反応したタマエがぎゅっと目を瞑ると、一気に両肩が静かに。

 ただ、少しばかりありがたいのはジャガイモの新しい敵が何もしてこない事。

 どういう訳か分かりませんが、何ともよく分からないポーズ?をしているようにも見えます。

 そしてポーズを見ている限り、攻撃してくる様子はなくどうしたものかと思いながらも、一応武器を構えますがこちらの動きが変わっても反応は変わらないまま。


「情報、更新されたみたいだけど……どんな感じ?」

「えーっと、名前ですけど……デストロイヤーって」

「デストロイヤー?」

「ええ」


 破壊者とかそういう意味をもった名前だとすぐに分かりますが……今のところの動きを見る限り、自分の知っている破壊者とはちょっと違う感じの気もしてきます。


「他には?」

「情報だけを見る限り、そこまで強そうではないんですよ」

「名前はデストロイヤーなのに?」

「ええ。遠距離攻撃はなし、近距離攻撃のみ、さらにプロレス技を好むって」

「プロレス技を好む?って言う事は、近づかなければ……」

「スパ、で終わりかもしれません」

「……ここまでの事をして、出オチ?」


 流石にそれはないんじゃない?って気持ちも込めて確認しますが、二人共声を揃えてはいの返事を返してきます。


「近距離で戦えば、それなりに強い……みたいですけど?」

「リスクを冒す必要は……無いと思うんだよね」


 今もやや離れた位置からムキムキという表現なのか、色々なポーズをしているのですが、攻撃してくる様子はないまま。


「あっ」


 何か読み落としがあったのか、タマエが声を上げます。


「どうかした?」

「ええ、この一文」


 精霊に見て下さいと言わんばかりに相談をし始めます。


「雅、予定変更です」

「ん?」

「まず武器は閉まって下さい。そして、肉弾戦で戦いましょう」

「あれ?いきなり心変わり?」

「ええ。どうやらこのデストロイヤー、プロレスで勝てば、色々な種類のジャガイモをくれるそうです」

「プロレスで、勝たないとダメなの?」

「みたいです」


 さも簡単にできるでしょう?という感じの声で精霊が言ってきますが、プロレスって見た目と違って、かなりよく出来たパフォーマンスショー。

 素人が適当に真似をして、やっていい競技ではありません。


「あ、ご主人。朗報ですよ!お願いをすればリングをデストロイヤーが作ってくれるらしいです」


 何処に朗報の部分があるのか聞きたい気分ですが、タマエは続けます。


「土のリングなので、初めての人でも大丈夫。受け身の取り方だけはちゃんと覚えてから来てねって」

「受け身の取り方……」


 思わず言葉を失いますが、こんな事あるとは思っていなかったのに……柔道を習った時に、プロレスでもこの受け身はちゃんと通用するからと、習っている事を思い出したから。


「ご主人、その様子だと……受け身の取り方を知っていますね?」

「美味しい食材の為に、必要な事なんです!!!」


 精霊もタマエも自分がやるわけじゃないからよろしくお願いしますって当たり前の顔で見てきますが、パフォーマンスショーとはいっても、痛いし、打ち所が悪ければ大変な事にもなるのは当たり前。そういう所、分かっている?って言いたくなりますが、二人には目の前にいるデストロイヤーがただの美味しいジャガイモ、食材にしか見えていないのは火を見るより明らかで。


「おっ、勝っても負けても参加賞もあるみたいですよ?」

「私達も……サイズ的に微妙そうですけど、いいんですかね?」


 こっちの相談している言葉もしっかりと理解しているのか、ジャガイモな腕を大きく使いながら、オーライという感じで両手を優しく挙げると、突然大きな雄叫びを上げます。

 そして、その雄叫びに反応して、天井がもう一度強く光ると、目の前にはしっかりとしたプロレスリング。


「……何がどうなってるんだろう」


 プロレスなんてした事無いんですけど!!!





……ね?言ったでしょう??

作者が混乱しているって(笑)


先に言いますが、別にプロレスファンではないのです。。。

野球も、サッカーも、正直言えばオリンピックも……そんなに見ないタイプの人間なのです。


なんで、プロレス?


ドウシテコウナッタ???


さ、どういう形で……落とし前、つけましょう???(笑)



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
グラウンドペチカさんじゃないですかー! ホクホク甘いから、コロッケ…(ᕑᗢूᓫ∗) (まだ引きずってる!?いや、週末に作って食べたんですよ!コロッケ蕎麦) プロレスって10カウントダウンで勝利でしたっ…
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