表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1745/1825

★ダンジョン539


 予想以上の成果を見せてくれたピットホールの魔法。

 とりあえずパッと見た感じ、降りてすぐの部屋の中にはポテトバロンの姿かたちは見えない状態に。


「一応、安全ですかね?」

「パッと見た感じは……」


 普通の土が流砂のような状態になってポテトバロンを飲みこみ、出てくる様子はなさそうなので今更一歩目を踏み出すわけですが、さっきの感じを見る限り一歩目を踏み出さずとも、攻撃をしたりするとその時点で一歩目と同じ判定はあるみたい。


「魔法にポテトバロンは反応していたように見えたよね?」

「ええ。攻撃をされたと思っていたのか、こっちを見ている感覚はありましたね」

「一歩目と攻撃は一緒っぽいね」

「ですね」


 若干、安全性に疑問は残るもののこのままジッとしているわけにもいかないので念の為にと土の脇差は右手に持ったまま、部屋を軽く散策。

 まあ、見える範囲にあるものは通路だけで落ちているものも何もない状態ですが、ちらっとタマエを確認すると、首をコテンと一度傾げてみせ中々可愛い仕草をしますが今はそういう返事が欲しい訳でもなく。


「えーっと、じーっと見つめて来て……どうかしました?」

「うん、階段の方向を……ね?」

「あ、ああ。いきなりジッと見つめられたので可愛さが爆発してしまったのかと思いましたよ」


 可愛さが爆発するってどういう状況?と一瞬、思考がブレましたがタマエの言葉にあまり過剰に反応しても意味はなさそうなのでさらっとスルー。


「えーっとですね、うーん……南……ですね」

「って事は、このまま真っすぐかな?」

「ですね」


 降りてすぐの部屋、丁度今回は下向きな感じだったわけですが南側に階段の気配をタマエが感じているみたいなので、このまま正面にある通路に入っていけばいい事に。


「ポテトバロンも何というか、ジャガイモですよね?」

「多分?」

「お芋さんって事は、一杯あった方がいいですよね?」

「まあ、お芋系は主食にもなるし、おいしいからね」


 そう言えばまだ一匹も倒して、食材にしていなかった事に気が付きます。


「今の気分ですと、ポテトチップス……いえ、ポテトフライがいい気がしますね」

「あー、塩パラパラに黒コショウでピリッと……が美味しそうですね」

「えぇ?先輩はそっちですか?私はバターがとろーりの、じゃがバターに近いポテトフライの気分だったんですけど」


 ジャガイモなので、あれもこれも美味しそうだとはおもいますが、二人の丁度間位を取ったポテトサラダなんかもよさそうだと思っていると、通路の手前あたりで地面からひょっこり出て来たのは先ほど地面に沈めたはずのポテトバロン。


「おあつらえ向き……ってところですかね?」

「芽をつぶせばいいんだっけ?」

「ですねー。といっても、パッと今見ても分かる通り……」

「まあ、うん。正面からみて三カ所?裏にもありそうだとすれば四五カ所はありそうだね?」


 パッと見てわかる通りジャガイモの芽は結構多めに見えるわけですが、どういう訳か一つ飛び切り怪しい芽があって。


「あの芽……」


 タマエが声を出しますが、同じタイミングで精霊も。


「一つ赤い芽が……」


 と、声が重なり二人の言う通り地面から出て来てすぐのポテトバロンの右斜め上。自分達から見れば左上の辺りの芽だけが真っ赤な色で、おおよそジャガイモの芽とは言えないような毒々しいといってもいいぐらい真っ赤な芽が付いています。


「とりあえず、ハズレの可能性も高いとは思うけどやっぱりあれ狙うべきだよね?」

「ですね。まあ、ハズレの可能性もありそうですけどね」


 自分とタマエはハズレの可能性を疑いつつの攻撃だと言い聞かせていますが、精霊は違っていて。


「多分、アレが弱点でしょうね?」

「可能性は……高そうだけどさ」

「弱っていくと、ああいう感じで色が変わるとか……そういうギミックがあったのでは?」


 精霊の言葉に納得しそうになりますが、そうなってくるとさっきのピットホールの魔法がまるでダメージを与えているような感じになってしまうわけで。


「ピットホールの魔法はあくまでも地面にポテトバロンを戻すってつもりだったんだけど?」

「雅はそういうつもりでも、ポテトバロンとしてはそう感じなかったのでは?」


 まあ、自分の意思ではなく人の手で地面に戻されるというのは嫌がらせとも思えますし、人によっては攻撃と考えてもおかしくは無い訳で。


「……とりあえず、あの赤い所を攻撃してみればわかるか」

「ですね」

「そうしましょう」


 結構近くに地面から出て来た割に、こっちに気が付いていないみたいですがある意味それも好都合。

 真っ赤な芽を狙って右手を引いて狙いを定めてビリヤードの棒を突くような感じで土の脇差を真っすぐに突き出し、魔力を流すと脇差の先っぽから出ていくのは土で出来た槍にちかい土塊。

 自分の手元の脇差が魔力を吸っていくと同時に吸われるのと同じ速さで土の槍がピキピキとあまり聞き馴染みのない音を立てながら伸びていき、狙い通り赤い芽を突き刺します。


「当たりましたね?」

「さて、どうですかね?」


 お目当ての場所に当たったのですが……どうでしょう?



ゲーム的な一歩目さえ動かなければ……ずっと観察できるぞー。

の安全スペース。

そこから魔法は?って、ずっと思っていたんです……作者が(笑)


一歩も動いていなくても、攻撃をしたということは反応するに決まってるじゃないですかー(笑)


そんな、スーファミ時代の裏技みたいなこと流石に出来ませんよ。

ああいう、ちょっとした思考の隙を突くような攻略方法っていいですよね。


無敵コマンドとか、デバック用の最強になれるやつとか。


オンラインアップデートは嬉しい事も多いけど、悲しいイメージもあるので、昔みたいな完成品をそのまま売って欲しいとか、思うのは……年を取っただけでしょうねぇ。



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ゲームはおおすじさえできていれば、ユーザーをデバッカーにして なんかあれば、ガチャ券配ればいいやって、開発費を下げてるなぁ。とおもったものです。 金融システムだと、それが許されないから事細かにテストし…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ