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★ダンジョン537


 食事が終わって、忘れ物が無い事を確認したら百十八階に下りましょう。


 慣れた強い光がおさまって、降り立ったのはポテトバロンのいる階層。


「二連続とはなりませんでしたね」


 タマエが言う通りで、今回はいつもと変わらない狭い部屋に降り立ったわけですが、目の前はかなり面倒な状態に。


「狭いけど、コレはまた……」

「なんですかね?さっきの正反対というべきですかね?」


 二人もちょっと呆れるぐらいに、狭い部屋の中を闊歩しているのはポテトバロン達。

 完全にモンスターハウスと言っても問題がないぐらい、大量のポテトバロンが優雅に歩いているのですが、その様子は一言で言うと変な感じ。


「シルクハットを脱いで、挨拶をして……杖でチャンバラごっこ?一度杖をカチンと合わせているのは……これもまた挨拶ですかね?」


 一歩目を踏み出す前なので、幸か不幸かじっくりと行動観察ができる状態でどうしたものかと考えるわけですが、精霊やタマエはオカシイと思っているみたいで思案顔のまま。


「どうかした?」

「キャロットマージ同様に本来土の中にいると書いてあったのですが……」

「あー、鍵の情報がおかしいって事?」

「殆どそういう事はないハズなので……なんでかと考えてみたのですが……あ!!」


 何か思いつくものがあったのか、タマエが大きな声を出しますが、まだ一歩目を動いていないのでポテトバロンが気づくことはありません。


「さっきのですよ!」

「さっきの?」

「ご主人の、地面揺らし!」

「「あー」」


 言われてみれば、さっきは地面をかなりしっかりと揺らしたつもりはありますが……。


「でもあれって、さっきの百十七階を揺らしただけのつもりだよ?」

「繋がっているから勝手にココも揺れたとか……?」

「「ありそう」」


 タマエのトンデモ理論に聞こえそうですが、意外と当たっているような気がするもので。


「って事は、キャロットマージと一緒でビックリして今出ているって事?」

「可能性、ありそうですよね?」

「まあ、うん」


 だったら……このまま少し休んでいれば土の中にこのわんさかといるポテトバロンが戻るのでは?という予想がつくわけですが、先手を打つようにノーを叩きつけてきたのは精霊。


「ゆっくりこのまま動かずに時間をつぶすなんて言うのは無しですからね?」

「えー?いいと思ったけど?」

「土に戻るまでにどのぐらいかかるのか分かりませんし、まだフロア的に半分を超えただけですから、その判断を下すには早すぎます」


 何やら裏がありそうな顔で精霊が言うので、一応ちょっとだけ突っついてみる事に。


「で、本音は?」

「早く帰って、色々な料理を作って欲しいですね」

「ですです。ここでのんびりは無しがいいです!」


 自分の作る料理を期待してくれるというのはそれだけで嬉しい話ではありますが、そうなってくるとこのポテトバロン達の前に三人で一気に出て行かないといけないわけで。


「弱点を狙って、ココから切るというか突くというのも考えてみたのですが……」


 そう言い淀みながら爪を出し入れするのはタマエ。


「芽の位置がパッと見ても分かり辛いですね」

「もうちょっと普通のジャガイモだとベコッてへこんでいませんでしたっけ?」

「まあ、仕方ないんじゃない?」

「そうなるとご主人の言う通り時間を待つしかなくなりそうですけど……」


 どうしたものかなーという感じのタマエともう結構どうでもいいかなって感じに鳴っている精霊。


「回収は今回はなしにして、この部屋をとりあえず出たいのでさっきみたいに、私達の熱線でとりあえず真っ二つにして……倒れている間に部屋を出るとかはどうです?どうせ芽が切れていない限り復活するのは一度土に戻ってからでしょう?」


 ギュウギュウという程でもありませんが、降りてすぐの部屋に何匹もモンスターが居る状態というのは殆ど初めてに近い状態で、微妙に疲れもでているのか精霊の思考も雑なのでしょう。


「……アリでは?」


 精霊の案に乗っかりたくなったというよりは、考える事が面倒になったという顔のタマエ。

 後は自分だけだという目で精霊とタマエが自分を見てきますが……。


「通路に行っても、ココがこれだけ出ていたんだから他も出ている可能性……高いと思うけど?」

「「あっ」」


 それは考えていなかったと言わんばかりのうちの二人が肩の上からマズったという声。


「土の中に帰ってくれる何かいい方法でもあればいいんですけどね」


 そもそも飛び出してきて面倒だと思っている今の状況を示すように言うのは精霊……ですが、真面目に頭を働かせてみると……出来ない事も無いような気が。


「それ、やってみる?」


 僕の言葉に何を?という顔をした二人が自分をジッと見て来るのが分かります。


「土の中に戻してみるって事」

「……できます?」

「多分?」


 土から出すことが出来たのですから、土に戻すことも一応やりようはありそうなわけで。


「出来るのであれば一番手っ取り早いとは思いますが……」

「土にポテトバロンが……戻る?」


 どうやら二人には自分と同じ考えは見えていないみたいですが、何となく出来るような気はしているので、早速やってみましょうか。




出したモノは仕舞いましょう。(違う)


片付け……不得意です。

ついつい、積み上げてしまうタイプです。

寝床横のコンポの上には倒れたらマズイだろうなってぐらい本が積み重なっています(本って言ってるけど、漫画です(笑))


自分の部屋以外だと結構大丈夫なんですけどね……。

自分の部屋だとどうしても収納スペースが……本って……結構必要で……。


片付けという名の捨てる作業になるパターンばかり。


買わないって選択肢がえらべないんですよ。。。

ダメダメですねー(笑)



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
ポテトハーベスター(違)で表に出したイモを元に戻すだと…? 普通なら畝を作って穴を開けつつポイポイ芋を入れて穴を閉じるという植え付け方法が主流ですが。 自力で動いてくれるなら、北風と太陽(童話)みたい…
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