トマトの冷製ビシソワーズ
今朝はいつよりも少し早い起床。
顔だけ洗って、目を覚ましたらちょっと久し振りな感じになっているランニングを。
勿論、朝食を買いたいので小銭をポケットに入れて最初に南の方に少しずれてスタートする朝のコースで。
久しぶりというのもあって南から西を抜けて北の辺りに着くころには少し息も上がってきているので軽くスピードを落として一度息を整えて、そのまま東を抜けて南へ。
いつものおばちゃんの所でパンを買って後は帰るだけ。
そして今日はいつもよりも小銭を多めに持って行っていたので一人一つ。
朝ごはんはパンだけでも十分いいのですが、流石にもっさりしてしまう可能性もあるのでスープだけ作ることに。
ただ、この後にお昼を考えないといけないのでそこまでしっかりとしたものを作るつもりはなく。
「えーっと、あ、あったあった。トマトジュース」
「おはよぅございます」
「あ、精霊おはよう。冷製スープいる?朝食はいつものお店のパンだけど」
「欲しいです」
という事で二人前を作ることに。
作り方はとっても簡単。
トマトジュースと牛乳を混ぜるだけ。ただそれだけだと少し味が足りないので、少量の塩やブラックペッパー、隠し味のオイルなどを入れて混ぜれば完成。
「さ、食べよう」
「ええ」
「「いただきます」」
いつものサンドウィッチはいつも通りでボリュームたっぷり。
精霊といつも分けていたので一人で食べるのは最初の時以来と凄く久しぶりなのですが、食べ始めるとそのボリュームの多さに少しやられそうな感じ。
分けて食べている時は半分量なので全然足りない感じがいつもしていたのですが、いざ一人で一人前を食べてみるとその量の多さにやられそう。
自分で作ったスープもいい感じで飲みやすく、パンには合うので丁度いいのですが胃の中でパンが膨れるおかげか凄い満足感。勿論残すつもりはないので、しっかりと食べきったのですがちょっとお腹いっぱいで動けそうにない程。
「超お腹いっぱいかも」
「えー?雅はそのぐらいで十分ですか?」
「むしろ精霊は寝起きで一人前のパンにスープ飲んでお腹いっぱいにならないの?」
「いえ?結構な満足感はありますが、まだイケます!」
いやいや、まだイケますじゃないよ?
相変わらずの食欲に感心するばかりですが、時計は時を止めることなく時間はどんどん進みます。
「今日、なにつくろう」
昨日の馬肉祭り?で宝箱から出たお肉はスッキリと空っぽ。
昨日の残りの様なお昼にする予定は元々ありませんが、別のモノでなにかいい物を作らないといけません。
まあ、ご飯系に昨日の鍋は入れていいかなとなれば残りはパン、麺。
自分の朝食を反映させるのはちょっとズルい気もしますが、パンは食べたのでそうなると麺。麺料理であればラーメン、パスタ、他にも色々あるのでよりどりみどり。
「んー、とりあえず方向性は麺でいいかなぁ」
「おっ!それは丁度いい!!」
反応したのは精霊なのですが、その声はがーさん?
「もうっ、いきなりなんですか?」
精霊に戻ったのか、精霊が一人二役をしているのか目の前に浮いている精霊から二人の声がかわるがわるに聞こえます。
「いやいや、昨日のお詫びも兼ねてマスターに少し相談をしてみたら麺を差し入れてみてはと言われてね?知り合いに注文をして持って行こうと思って連絡をしようとしたらナイスなタイミングで雅君が話をしていたから直接つないだワケさ」
ワケさ。と言われてもいきなり過ぎてちょっとセキュリティなども心配になりそうになる話ではありますが、この感じはいい麺が手に入るとも思えるのでプラスマイナスで言えばプラスかな?
「がーさん?でいいのかな?おはようございます」
「ああ、おはよう。昨日は少し羽目を外し過ぎてすまなかったね」
「いえいえ。分かっていただけたのなら問題ありませんから」
「で、今言っていた通り、お詫びで麺を持って行ってもいいかな?」
「是非。有り難くいただきますよ」
「すぐに持っていくよ」
「もー、私も会話に入れてほしいのですが?」
精霊を無視するわけではありませんが、話だけはどんどん進む感じ。
この後に麺を持ってくるとの事なので、麺の種類でお昼を考えるとしましょうか。
「因みに精霊は、何か食べたい物は?」
「麺類ですよね?つるっと蕎麦。パスタも悪くないですね」
「麺って言っていたから多分蕎麦は違うかなぁ。ついでにパスタも麺とは言わず普通にパスタって言うと思うから違いそう」
「食べたい物を聞かれたので答えただけなのにっ!」
言われてみればその通り。
ただ麺の種類によってお昼は決めないと。
どうなるか少し考えていると、ガチャリと扉の開く音が。
「お待たせ。ちょっと量があるから勝手に運ぶよ」
「はーい」
勝手知ったるなんとやらというか、まあここもがーさんの持ち物みたいな感じなのでしょうから、扉の鍵が開くのも今更気にする事も無く。
手伝おうかと思って玄関に向かったのですが、パッと見る感じにがーさんは身一つできた感じ。
「えーっとね、こんな感じの麺なんだけど」
そういって何処からともなく取り出して厨房に置くのは中華麺。
なるほど、中華麺か。そんな感じで少しお昼を考えていると、出るわ出るわ。この間のダンジョンの時のアントと一緒な感じでどういう原理で?とか色々と聞きたくなるようなことは一杯あるのですが、所謂麺コンテナ?がどんどん積まれて行きかなりの量に。
「ちょっと多すぎませんか?」
「あ、やっぱり?麺料理が続いてもいいからたくさんって業者にお願いしたらこの位であればって、個人で注文できる限界量お願いしてみた」
「今日も明日もでなんとかかなぁ?」
「そりゃぁますます楽しみになるわ」
がーさんと精霊は喜んでいますが、自分としてはちょっと困った量。
さて、今日のお昼の麺料理どうしましょうかね?
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