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★ダンジョン529


 やる気満々の精霊は自分の肩をトンッと蹴りふわりと空中に浮いた状態で通路から部屋の中に入り、少し大きな声を上げてこちらに説明を始めます。


「そもそもですが、雷を皆さん間違えて認識していません?」


 皆さん?というのは自分やタマエの事だと思うわけですが、説明口調でも気にした様子のない精霊はオニオンナイトの視線をわざと集め、声にわらわらと群がるようにオニオンナイトは剣をもちあげ盾を構える。


「雷というのは、音以上の……速さっ」


 言いながら、目にもとまらぬ速さで二体ほどのオニオンナイトの後ろをとると、軽い動きで回し蹴りをしたように見えるのですが、盾でそれを防ごうとしたオニオンナイトが大きく後ろによろめきます。


「と、認識されているのか、はたまた光のような速さもあってか、早いイメージを皆さん持ってくれているみたいですが……」


 よろめいたオニオンナイトを囮にしたみたいで、他の二体が剣を大振りに振り下ろすのですが、すでに精霊の姿はそこになく、大きく振り下ろした剣……ではなく、その反対側の盾を先ほどと同じように軽く蹴ると流石に耐える事が出来なかったのか盾はそのまま地面に落ちます。


「雷の本質は、エネルギーであって、分かりやすく言うと……」


 喋りながらも余裕のある動きで精霊は、もう一体の盾も同じように軽く蹴っ飛ばし、少し遅れて初めに回し蹴りをしたオニオンナイトが動きを他の二体を守るように動くと、その盾を今度も強めに蹴り、三体のオニオンナイトは全員剣だけの状態に。

 そして、オニオンナイトはというと盾がないなら剣だけで十分と言わんばかりに両手で剣を強く持ち直します。


「熱です」


 魔法を放つ時とかなり近い状態なのか、熱だと告げた瞬間、自分やタマエも熱を感じたのですが、それは敵であるオニオンナイトも感じたのでしょう。

 慌てて後ろに下がる動きをしようとしたのですが、タイミング的には一つどころか二つも三つも遅かったみたいで。


「この通り、瞬間的な熱は全てを無に帰せるほどの強さ」


 精霊が何をやったのか、ギリギリ見えていた範囲で説明をすると、多分右手か左手を横に出して、そのまま腕や足、弱点である根っこを掴んで、プチッと収穫するように熱のこもった手で切ったみたいなのですが、ああいう説明をしながらも熱さよりも早さのほうがやはり目につきます。


「速さも一つに違いはないんじゃないの?」

「そうですけど、熱やエネルギーの方が雷なんですよ。まあ、その速さも光の方が早いですし、その先まで行こうとすると、かなり色々と勉強が必要になりますが……」

「まあ、うん。今はそのお勉強はいいかな」


 とりあえずパスと伝えたタイミングで空中に浮いていたオニオンナイトが三体、地面にポトリと落ち、さっきと一緒で捕まえていた手足や根っこを含めて精霊がぽいっと手放し、それごと一緒に土に吸収されると、オニオンナイトはタマネギに。


「と、まあ。こんな感じに……武器等つかわなくても余裕なわけです」

「まあ、うん」

「流石っ先輩ですね。サクサクとこっちに来ていた分は終わりましたね」

「魔力に弱いというのもありますが、熱にも野菜だったら弱いかと思いましてね」

「あー、まあ、熱が入れば切りやすくはなりますよねぇ。ケーキみたいに」


 うん?

 と、思いながら……まあケーキを切る時にクリームがくっつかないようにコンロなどで炙る事はあるけど、ちょっと理由は違うような?と言いたい所をぐっと堪えます。


「じゃあ、先輩が本気を出したら……焼きタマネギが出来た訳ですか?」


 いやいやそうじゃなくて。

 オニオンナイトは普通に倒されただけで火が通った様子はなく。


「まあ、本気でやればできるとは思いますが……」


 何やら歯切れが悪いので聞いてみましょう。


「が?」

「雷の瞬間的な熱のエネルギーって太陽の数倍以上なので……」

「ひぇっ。それって、いい感じに火が通るではなく……一瞬で消し炭ってことです?」

「まあ、エネルギーを自分でうまく扱えるようになって一流ですから、私が本気を出したらそのような消し炭には……多分、ならない……ような?」


 どうやらまだ精霊はそこまでうまく使いこなせるようになっているわけではないみたいですが、雷って早いとか人間を動かす電気信号のイメージが強かったわけですが、どうやらそれ以上に奥も深いみたい。


「まあ、とりあえず雷が速さではないというのが見せられたので……私としては満足なのですが……」

「うーん、空気を読まないオニオンナイトですね」


 奥の方からさらに数体のオニオンナイトが移動してくるのですが、倒し終わった後はどうやらかなり疲れているみたいで、精霊は肩の上で休憩中。


「どうする?タマエやる?」

「私がやっていいのでしたら、さっきの要領ですぱすぱー?っとですね」

「とりあえず頼んでい?」

「ええ。じゃあ、さっきと一緒で……ほいほいっと」


 氷で作った矢じりを飛ばし、盾でガードや剣で落とすような動きをするオニオンナイトですが、タマエの魔法の方が強いみたいで剣や盾で消えるようなやわな氷の矢じりではなく。

 スパスパと根っこを切ると、タマネギが量産されて行きます。






皆様の雷のイメージって、どうでした?

ふふん、私は分かっていたぜ?って方ももちろんいらっしゃったかと思いますが、私は完全に間違えて認識していたみたいです(笑)



たまーに、あれ?なんだけ?となって、調べてみると……うわぁ、間違えて覚えてる。。。

なんてことが、よくあります。(よくあるんかーい(笑))


異口同音いくどうおんはちゃんと辞書などにもありますが、同音異口どうおんいくはありません。

同じ言い方で別の意味を勝手に私、同音異口(勝手に自分で作っていた(笑))とおもっていたみたいです。


正しくは、同音異義語どうおんいぎごらしく、分かりやすいモノで言うと「はし」で箸なのか橋なのか。みたいな奴です。


雷って音に近い速さとかこう……パリパリッて感じだと思っていましたが……熱なんですねー


属性で言うと、火とか光に近くて、風の上位っぽくないです(笑)

まあ、風の上位でプラズマかなーってその程度の認識だったのですが……どうやら違うらしい。。。


世の中知らない事って……まだまだ一杯あるんですねー(もしかしたら、私だけかもしれないけど(笑))



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
雷はエネルギーの塊で、全て貯めこむことができるなら 発電なんてしないで済むレベルのエネルギーとか何とか習ったような…うーん それが社会だったのか理科だったのか思い出せず。 避雷針で誘導して地に返すく…
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