鯖缶とタマネギの味噌汁
カブの再利用を話しているうちに時間が過ぎていたみたいで、汁物がまだ出来上がっていない状態になってしまったわけですが、まあ出汁さえあれば味噌汁も簡単。
さらに言えば具材も色々と入れたところでその旨味も出るから、シンプルなスープだとしてもそこまで時間はかけずに美味しいモノが出来るとは思うわけですが、いつも通りに冷蔵庫さんをパカっと開けて、そこにあるはずのストックの出汁を持ってみると、かなりの軽さ。
「え、マジ?」
数日に一回というよりは、結構な頻度で出汁は作っているのですが今日に限って時間が無いのにストックが殆ど無い……なんて、ドウシテコウナッタって思わず言いたくなりますが、無いモノは無いのでどうにもできないわけで。
「鶏ガラスープの素とか、ガラスープはあるからそっちで何か……も悪くないけど、折角のキノコのご飯だったら、やっぱり味噌汁がいいかなぁってなると……裏技というか奥の手を使うしかないか」
パンが無ければお菓子を食べればいいみたいな、感覚で出汁が無ければ缶詰を使えば問題なし。
いや、誰もそんな言葉を言ったとは思えませんが、出汁の変わりになるものでストックしていることが多く、家にありそうなモノの筆頭は缶詰。
鯖缶やアサリの水煮缶、他にもいろいろな缶詰はあって、そして大体の場合は缶詰なので汁気もしっかり。
この間の沖縄の味噌汁の様に出汁が無くても鰹節でパパっとというのも考えなかったわけではないのですが、しっかりとした味が無いと今回はメインの味やご飯に負けそうなイメージがあったので、取り出したのはやっぱり鯖缶。
汁ごと鯖缶を鍋に入れ、水やお湯を足し後は味噌汁を溶くだけで鯖の身まではいった美味しい鯖の味噌汁が出来るのですが、骨もなにも丸々入っているので、一緒にちょっと足したいのは甘さ。
タマネギを櫛切りにして大きめのまま一緒に入れて少しだけ煮込めば自然な甘さとちょっとした触感、そして周りのあれこれと一緒に食べるときにちょうどいい味になるので、慌てて作った味噌汁は鯖缶をつかったタマネギと鯖の味噌汁に。
「ギリッギリセーフ?」
「どころか、まだお客さんが来ていないので時間が余った……までありますが、そろそろ来ると思うので、サンマの竜田揚げをどんどん作った方がいいでしょうね」
「あ、こっちのはご飯も炊けているみたいですね。追加で……炊きます?」
「ガンガン炊いておこうかな?」
ウチの二人が食べなくても、なんとなく季節のモノを季節に合わせては食べたくなるので、追加のご飯を更に少し多めに炊くことに。
「因みに、キノコご飯が余ったら……どうします?」
「まあ、余らないと思うけど、このご飯とかにも缶詰が合うんだよねぇ」
「缶詰が、合う?」
「そそ。サンマの醤油煮とか、イワシのトマト煮とか、白いご飯に合わせるのも悪くないけど、今回の炊き込みご飯みたいに、味をシンプルにしたご飯と合わせてみると?」
「なるほど。味変を楽しめるというより、もはや別物。二度、いえ三度も四度以上でも足した缶詰の分だけ味を変えられると?」
「だねー。キノコだけだからそれこそ焼き鳥の缶詰とかの汁ごと一緒に足せば、タンパク質も取れるし、キノコだけから鶏の旨味も追加できちゃう。まあ、鳥と一緒だとゴボウとかニンジンとかちょっとした根菜類も欲しいかもしれないけど……」
あくまで缶詰を足した場合なので、無理してあれもこれも足せばいいという話ではもちろんなく。
一人暮らしだと、レトルトの筑前煮や豚汁、けんちん汁の素なんかが根菜も入っているので、アレンジにも使い易くそのままも美味しいけど、ちょっと違う形にしてもいい感じ。
「缶詰って、こうやって使ってみるとやっぱり便利……ですね?」
「まあ、保存食品だから定期的に使って新しいモノにした方がいいんだけど、ツナとかはそれこそ賞味期限が切れてからの方が美味しいって言われるぐらい、ある意味自己責任だけど、期限切れの方がいいってぐらいのモノでもあるからね」
「因みに、何故賞味期限が切れた方が美味しいのです?」
「そりゃあ、年月分美味しい汁に浸かってるからね。あくまで賞味って事だよね。あ、当たり前だけど消費期限の方が切れているものは絶対に近いぐらい食べちゃダメだよ?賞味は味の話だけど、消費は消費であって、大変な事になっちゃうからね?」
なんとなくウチの二人が賞味期限よりも後になってから食べるような事がこっちに来てからは殆ど無い訳ですが、一応冷蔵庫さんは地球のモノも問題なく持ってきてくれているのもあって、そういえば説明をしっかりしていなかった事を思い出したので伝えた訳ですが、ツナの話はしない方がよかった気も。
「賞味期限切れの方が美味しい……もしかして、あのギリギリを攻めたキムチの酸っぱさが病みつきになる話とかに近いモノが?」
「あー、発酵具合が見えないから、アウトとセーフのキワを攻める形になる……けど、まあお腹を壊してまで食べるモノではないから、あんまりキワキワを食べるのはお勧めしないけどね?」
おすすめはしないけど、美味しいと言われたら食べたくなるのが人情。
とりあえず、ランチを済ませて二人の意識を缶詰からずらす方法でも考えますか。
たまーにどうしても色々と面倒に思える日っていうのがありまして(笑)
そういう時に私は食べたいけど、作る気力がなくなります。
で、もし雨でも降ろうものなら……食べに行くのも面倒に。
カップラーメンとか比較的日持ちのするお餅とか。
そういう色々があればいいんですけど、何故かそういう時に限って……ない。
お味噌汁があれば人間、動けるようになるので(笑)
缶詰……ストックが減りやすい時期がいついつとかは、あまりないかもしれません。
でも、使っておかないと。で、新しいのを買っておきましょうか。。。
缶詰料理の時って、若干私、疲れているのかしら(笑)?
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