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シイタケ鍋


 みそ焼き団子を二人に振る舞い、ある程度食べた辺りで落ち着きを取り戻したので二人にも今回は色々と手伝って貰う訳ですが、やってもらう事は至って簡単。


「えーっと、白菜ですね?」

「私は……ニンジン?」

「それに、厚揚げか油揚げと長ネギもあるよ」


 これらの野菜を適当な食べやすい大きさにカットしてもらいます。

 勿論コレだけではなく、豚肉か鳥肉も入れるつもりですが、やる事はただひたすら切るだけ。


「あ、シイタケはこっちでやるから。適当にお願いね?」


 野菜のカットなので気を張って丁寧にしないといけないという事はなく、他にももやしや水菜、ゴボウや里芋などの根菜類を入れてもいいので野菜の支度を済ませてあげたら、用意するのは一人鍋。


「お鍋?」

「だよ。この間の釜めしをそのまま使ってもいいんだけど、おかわりばっかりになっちゃうだろうから、鍋の方がいいだろうからね」


 よそう器としてはアレぐらいの大きさも悪くないのですが、洗うのも面倒ですし、釜はやっぱり釜なので、深めの取り皿で普通に取った方が楽でしょう。


 作り方も至ってシンプル。

 石突を落としたシイタケを一人鍋に四つか五つまずは入れて少量の油もかけて弱火でシイタケをまずは炒めます。

 カットもせず、出来れば水洗いもせずシイタケの風味、旨味をそのまま鍋に移すべく炒めてあげて、今回のお肉は悩みに悩んだ末鳥肉に。

 まあ、昨日豚肉だったというだけなのですが、シイタケをある程度炒めた後はお肉、野菜の硬い部分、柔らかくなりにくい具材の順番で炒め、硬い野菜が全体的にしんなりしてくるぐらいまで炒めた後、鶏ガラスープを入れて塩と胡椒で味を多少整えれば、一応の出来上がり。


「鍋、ですね」

「鶏鍋になるんですか?」

「いや、最初に炒めていた通りシイタケ鍋かなぁ」


 シイタケの香りや旨味がぎゅっと濃縮された鍋がこんな感じで出来上がるわけですが、鶏ガラスープに塩と胡椒だけと味は若干薄め。

 そしてここに具材として後から入れるのが先に作ったご飯でつくった団子。

 ただ、味が全体的に薄めに感じやすいので、最初からご飯の団子も入れる場合は醤油やちょっとだけオイスターソース、後はお酒なども入れてコクや旨味を引き出してもいい感じに。

 あえて今回は鶏ガラな塩味ですが、ちょっと足りないところに各自ポン酢で味変化を楽しみ、他にも美味しいのがゴマダレ。野菜もお肉もぺろっと食べられるのですが、ゴマダレの場合は鳥よりも豚な気分になる事もあるので、一度奇麗に食べたら他の具材を足す形で食べてももちろんオッケー。


「ナルホド?シイタケ鍋で。何というか……コレって色合いこそ違いますが、きりたんぽでは?」

「あー、きりたんぽね。最初はそういう形にもっていくのもいいかなーって思っていたんだけど、厳密にはそこまで厳しくないと思うけど、きりたんぽだとシイタケダメなんだよね」

「「ええ?」」


 二人が声を揃えますが、一応調べてみるとその通り。


「マイタケを入れるから、シイタケを入れると味がこう喧嘩しちゃうっていうのかな?」

「キノコ同士で?」

「そう。だから、きりたんぽはマイタケ。そしてシイタケは入れちゃダメって話なんだよね」

「なんというか……ちょっとだけ面倒ですね?」

「まあ、言いたい事は分からなくも無いんだけどね」


 実際、キノコ鍋などは色々な種類のキノコを一緒に入れるので喧嘩しないと思うかもしれませんが、複雑な旨味の丁度正反対にいるような澄んだ一点の味を想像してもらえれば分かるでしょうか?

 今回のシイタケ鍋もシイタケの一点に突き抜けて貰ったような形をとったわけですが、きりたんぽなどは鳥の旨味に醤油の風味、そこにマイタケの香りとバランスが良くなっている所にわざわざ喧嘩をさせるようにシイタケを入れなくてもいいじゃない?ってその程度の話。


「では、今日はシイタケ鍋?」

「うん。で、ご飯で作った団子もはいるから、シメは無くてもいいぐらいだけど……」


 ご飯が具材で入っているので、更にシメとしておじやや雑炊というのも悪くはありませんが、品的にかぶってしまうわけで。


「シンプルゆえに、中華麺が良さそうですね!」


 精霊がそういうと同じタイミングで、


「うどんと相性が良さそうですね!」


 タマエはタマエの意見を言います。


「じゃあ、どっちも用意しておこうか」

「「是非!!」」


 どっちのシメをしたとしてもいいわけですが、多分この調子だとまた二人が争いそうな空気があったので、ピシャリとここは止めておくことに。


「鍋だけじゃなくて更にシメまで大量に食べて二人とも本当に大丈夫?」


 昨日かなり大変な思いをした二人がすぐに顔を突き合わせ、首を左右にぶるぶると振ります。


「お腹が痛くなるのは……」

「もう、勘弁です……」

「だったら二人共、ほどほどに……ね?」

「「はいぃ」」


 まあこの程度の一言でおさまってくれるのは今日だけな気もしますが、思っているよりもご飯でつくった団子もあるので今日のランチはシイタケ鍋でやっていきましょう。



キノコ、好きなんですよねー。

特に好きなシイタケさん大活躍なこういう一品もいかがでしょうか?


大人になってから初めて知る事って多々ありますが、きりたんぽにシイタケダメ(マイタケと喧嘩するから)なんて、しらんかったー。

秋田の方だと当たり前なんでしょうか?

いわれてみれば、香りが戦っちゃうのかな?とも思いますが、おいしけりゃいいかなーって(笑)


こういう雑な所がよくないんですかねー?


ご飯な具材もあるから、シメなくてもお腹いっぱいに。

たまにはシメ無しもいいんじゃなーい?



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
確かに、舞茸、ブナシメジ、エリンギは一緒にするのに 椎茸は仲間はずれにしている気が。しかも無意識。 椎茸と一緒はなぜがエノキタケ。理由なんて考えたことありませんでした。 椎茸って独特だから…お値段もす…
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