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豚の照りマヨ丼


「ふぉおおお!?」

「な、なんで?」


 ウチの二人も味見という事で、キュウリのサンドイッチやレモンコーヒーを一緒に少しずつ楽しむ事になったお昼終わり。

 二人の予想よりもかなり美味しかったみたいで、僕の分のランチだという事も忘れてパクパクと手が伸び続け、気がつけばお皿の上は空っぽに。


「あっ!?」

「ごめんなさい」

「お肉が無くても美味しいでしょ?」


 思わず食べてしまったという顔が少しだけおかしくて、確認をしてみると大きく二人が頷きます。


「なんというか、お肉の時のようなご飯をガッツリ欲しくなるような味ではないのですが、手元にあるとついつい食べてしまうような……」

「レモンコーヒーは、レモンティーにかなり近い気がしますが、目が覚めるというか……コーヒーとレモンの良い所だけを合わせた感じで……コレは、コーヒーの種類が違うとダメな感じですか?」


 食べ終わったウチの二人が謝った後は質問を。


「元々アフタヌーンティーのお供だから、手が伸びるのはまあね?ソレと、コーヒーの種類が違うとそれはそれでまた美味しいから、色々なコーヒーで楽しんでみるといいよ?」


 二人共ナルホドといわんばかりの大きな動きで納得してくれたのですが、予想通りというか、いつも通りというか。


「コレだけ美味しいお昼が終わってしまうのは悲しいですが、夜に期待が出来ますね!」

「え?コレだけ食べて、更に?」

「何を言っているんです?お昼はお昼。夜は、夜でしょう?」


 思わず口から出るのは英語、というより横文字?カタカナ語?

 別に英語圏で育ってない訳ではないのですが、基本的には日本で暮らしていたので「マジかよ」みたいなイメージの言葉が出ます。


「しっかりとごはんでも炊いて、ガッツリ食べますよぅ」


 精霊だけではなく当たり前のようにタマエも食べる宣言だったので、後片付けを済ませてから少しばかり休憩を。


「って事は、何か夕飯も考えないといけない訳か……どうするかな……」


 ただ、胃に優しいきゅうりのサンドイッチといい感じのレモンコーヒーと一緒というのもあって、意外と浮かぶ料理が。


「お?お昼を食べた効果……かな?」


 浮かんできたのは二人が言うようなご飯がとても進む料理。

 夕飯にソレを作るけど、構わないか確認をすると頷きが返ってきたのでとりあえず少しばかりゆっくりとした時間を過ごすことに。



「さてと、夕飯を作りますか」


 ゆっくりした午後……まあ、ランチが残っていなかったりちょっとしたハプニングみたいなことはあったものの、いつも通りと言えばいつも通りでもあるわけで。


「ご飯はたっぷり用意してくださいねっ!」

「ガッツリ食べますよぅ」

「はいはい」


 二人共食べる気満々みたいで、仕方なくいつもと同じかちょっと多いぐらいのご飯の支度を済ませ、後は炊飯器のボタンを押すだけ。


「さてと、じゃあメインを作りますか」


 パッと浮かんだ料理は照りマヨ。

 その名前だけでも十分ご飯が食べられそうですが、ちょっとだけ味の変化も楽しめるようにアレンジを効かせるつもりです。


 使う食材は豚こま肉。切り落としとかバラでももちろん大丈夫ですし、お肉の噛み応えなども楽しみたい場合は生姜焼き用のロース肉やとんかつ用などの分厚いお肉なんかでやってもいいのですが、あえて今回はそういった感じではなく丼に近い形で食べられるような方がいいという思いから、こま肉。

 一緒に合わせる食材は……タマネギぐらいで、入れてもいい感じになるのはピーマンやニンジンをある程度の薄さに切りそろえておくと一緒に炒めて食べる時のも悪くなく。

 あとはお皿に出す場合や丼で出す場合にあると嬉しい緑色の葉物。

 レタスを適当に手でちぎるのもいいですし、千切りのキャベツをどどーんと添える形もなかなかいい感じに。


 とりあえずシンプルな方が今回はいいというのと何というかちょっとだけ昼からのゴタゴタで疲れているのもあって、具材をとにかくシンプルにしたい気持ちがあったので緑の部分は手でちぎったレタス。そして具材は豚こま、あとはタマネギだけ。

 豚こまは切れているのでそのままで、タマネギは食べた感じも出したいので櫛切りにして形が残るようにします。

 後は味付け。

 醤油、みりん、マヨネーズを全部同量。

 はい、味付けは終わり。ってぐらい簡単な形にしたわけですが、作り方も同じく簡単。


 少量の油を敷いたフライパンに豚小間肉を入れて、ある程度お肉の色が変わってきたところでタマネギも一緒に入れて、タマネギもしんなりするまで炒めたら軽く塩と胡椒で下味を全体に。

 そして、合わせておいた三つの調味料をどばーっとかけて、全体にいい感じに絡まったら出来上がり……、なのですが半分はお皿に取り出して、残り半分をフライパンに残したままにして、ここに自分の好み量だけカレー粉をぱらぱらと。

 カレー粉が全体にいきわたるように混ぜ合わせたら、こっちも出来上がり。

 後は丼の上で形にしちゃえばオッケー。

 ご飯、その上にちぎったレタス、その上の半分には豚の照りマヨ、さらに半分には豚のカレー照りマヨ。


「おお?なにやらスパイシーな香り?」

「色合いはそこまで違いはなさそうですが……コレはご飯が滅茶苦茶進む奴では?」


 一つの丼で二つの味。

 もしくは、次からはどっちか単品も出来るので、ご飯をたっぷり食べましょうか。



本編中にもあるように、照りマヨだけではなくカレー照りマヨもありまぁす(笑)


ちょっとした味変化ですけど、一つで二度おいしいって個人的には凄く大事。

例えば、夜作って……翌日の朝はちょっと別の味が楽しめるとか、そういう小手先な技ってとっても大事(笑)


まあ、カレーさんは全てを包んでカレーっぽいモノにしてしまうので、そうなり過ぎるとちょっとね……というのもあるのでメインではなく添える形にしましたが、最初っからカレー風味の照りマヨもいいものです。


やーっと涼しくなってきて……食欲の秋って感じでしょうか?

いや、涼しい超して、寒い気がするのは、気のせいですかね?



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
11月の気温だそうですよ?秋どこ行った…!! キノコスキーな自分としては、舞茸かエノキタケあたりを入れたいな(ᕑᗢूᓫ∗) 辛くて食べにくいおうちカレーに生卵をいれてマイルドにすると 姉に言ってみた…
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