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きゅうりのサンドイッチ と レモンコーヒー


 今日のランチは種類もあってか、問題なく終わってやっとひと心地ついたのですが、うちの二人の食欲はいつも通り。


「あっ、後輩ソレはわたしのですよ!」

「いいえ、先輩。私のお皿のモノなので、コレは私の分です」

「では、仕方ありません。トォ!」

「ぬぁああ?!」


 ……人の皿にあるポケットサンドを奪い、そして奪ったという事は奪われる事もあるわけで。


「ちょっ、それは最後にととっておいた……私の虎の子っ!」

「ふふん。先輩が私の分を食べるのでしたら、私だって!!!」

「なにおう!!」


 ランチが終わっても二人ともこんな感じに賑やかに食べ進めていたわけですが、お客さん達に出していたお皿も片付けが終わり、自分のランチもそろそろ食べようかと事前にとっておいた分を確認してみるとそこには空っぽのお皿が。


「アレ?ここに置いてあった焼きそばトーストは?」

「お客さんが食べなかった分だと思って、きっちり私達で食べましたよ?」


 事前に取り置いてよかったと思っていた、自分の分の焼きそばトーストがまずは消えてしまい、仕方なく残っているはずの具なしの焼きそばを確認してみるわけですが、


「先輩が奪うので、焼きそばは私が先程ぺろっと頂きました」


 うん。ぺろっと頂きました……じゃなくてね?

 そうなってくると、なにも自分の分のランチが残っていない状態に。


「コレはちょっと……想定外かなぁ」


 一応栗のスープは残っていますが、スープだけだと若干やる気が減るというか何ともいえない状態になりそう。

 ちらっとうちの二人を確認してみると、流石にマズかった事は分かっているみたいですが、食べたものをどうにかしろとはこちらとしても言えないわけで。


「何かしら……作るか」


 あまり時間や手間をかけてまで作りたいわけではないので、出来るだけ簡単でさらに美味しいモノとなるわけですが……そんな都合のいいモノはあまりなく。


「手は抜かないけど、ああ、あれならいいかな?」


 時間帯もあって、ちょっとだけ面白いモノが浮かんできたわけですが今から作るアレならば、うちの二人が取り合う事は流石にないハズ。

 ついでに飲みたい物も思いついたので早速順番に作っていくことに。



「あの、食べちゃってすみません」

「まあ、お客さんの分じゃないからよかったよね。次からは気を付けてね?」

「はい」


 少しばかり肩を落とした精霊とタマエがすぐに謝りに来たので、問題は無かったから大事にするつもりもないと伝え、それでも自分の食べる分を作るつもりだというと二人とも手伝うと言ってきたのですが、作るモノ自体にも興味があるのでしょう。


「使う食材はランチとほとんど一緒だよ。パンはお客さんに出すものじゃないからそのままで、面倒だし耳もそのままでいいから、バターだけ後で塗るよ」


 ポケットサンドというよりは普通のサンドイッチの形にする事にして、二人にはパンにバターを塗ってもらうのですが、その間に具材を準備。

 使う具材はシンプルにただ一つ。


「それ、きゅうりですよ?」

「お肉でもなく、ただのきゅうり?」

「そそ。まあ、パッと見るとなんでって思うかもしれないけど、食べるといい味わいなんだよねぇ」


 こればかりは見た目と違い、食べた人にしかわからない味わい。


 きゅうりは両端を落として、大体の場合は半分に切ってからスライサーなどで薄切りに。

 包丁で切る場合もある程度大きさを揃える形の薄切い縦切りで十センチぐらいの薄いきゅうりを何枚も作ります。


「本当にきゅうりですね?」


 後はこのキュウリに軽く塩を振って、多少水分が出たら奇麗にキッチンペーパーなどで拭ってあげて、バターを塗ったパンに乗せるだけ。


「え?本当にこれだけ?」


 ちょっとだけアクセントが欲しいなら、マヨネーズをきゅうりの上に薄めに塗ってあげると更に味わいが良くなりますが、マヨネーズは無しでも大丈夫。

 最後に上からパンを乗せて、後は食べやすい大きさにカットするだけ。


 元々きゅうりのサンドイッチ自体、アフタヌーンティーの文化圏ではよく食べられているサンドイッチで、さらに言えばきゅうり自体が今と違い高級食材だったのもあって、今の時代だと何ともな感じにみられますが、かなりの贅沢品。


「さてと、折角だからきゅうりのサンドイッチに合わせるなら……やっぱりアレかな」


 アフタヌーンティーな感じを出すのであれば、本来は紅茶ですが今の気分はコーヒー。

 でも、紅茶っぽさがあってもいい気がしたのでいつも通りにコーヒーを淹れて、コーヒーにはちょっといつもより多めの砂糖とスライスしたレモンを二枚入れます。


「ちょ、雅?」

「ご主人!!それはコーヒーですよ?」

「うん。分かっているけど?」

「……レモン入り、コーヒー?」

「本気ですか?サンドイッチもきゅうりだけですし……」


 二人が凄く残念なものを見るような目で僕を見てきますが、食べればわかるし、コーヒーも飲めばわかる美味しいモノ。


「しょうがないな。二人の分も今淹れるから、味わってね?」

「えぇ。ゲテモノみたいなものはあまり好きませんけど?」

「ゲテモノじゃなくて、美味しいから」

「……レモンティーは分かりますが……レモンコーヒー……は、微妙では?」


 疑うウチの二人。

 食べて、飲んで、分かってもらえるといいのですが、どうでしょう?



私の中の最近の一押し。二品です(笑)


ええ、ええ。わかりますとも。

きゅうりのサンドイッチ?ちょっと貧乏くさいとか見た目に華が少ないとか言わんとしていることは分かりますが、食べればわかるこの旨さ。

お肉系なハムサンド、チキンサンド、カツサンドとかの美味さは私も好物ですから、否定はしません。

ですが、食べて下さい。きゅうりもいいのですが味という意味では、からしマヨネーズ?塩?バター?何とも言えない、シンプルで雑味のない味。

一つ食べれば、もう一つ、もう一つと手が伸びます。


そして、レモンコーヒー。


レモンティーが好きな人にはお勧めできます。

というか、一時期コンビニでも売っていたらしいです。


普通にコーヒーを淹れて、ちょっと多めの砂糖に輪切りのレモンを一枚。

結構潰しちゃって私的にはオッケー。

爽やかな酸味とコーヒーの風味がベストマッチ。


まあ、ハマってるってだけですね(笑)


レモンコーヒーがあれば、筆が進む気がするっ!(気がするだけっぽいです)


今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
コーヒーのグラフで、酸味って項目があるくらいだから 酸味がコーヒーに合わないってことはなさそうですね。 豆と煎り方でえらぶことはありましたが、別の食品で添加するとは(〃'▽'〃) へーほー。だがしか…
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