厚揚げのタラコ煮あんかけ
二人が思っていたよりスープにご執心だったので、ランチが終わった後が結構面倒な感じになってしまったのですが、各自でアレンジを楽しむ形にしてもらったので、自分としては労力がかかる事もなく、ホッと一安心。
そんなランチも終わって、後はゆっくりできるかと思っていたのですが何故かがーさんがふらっと戻って来て、夕飯頼む。というよりは、お酒のおつまみでいいから何か欲しいのでお願いという雑な注文が。
「何でもいいんですか?」
「勿論」
「じゃあ、ジャーキーとかでも?」
「……もう少し手が込んでいると嬉しいかな?」
「お酒のあてでいいんですかね?」
「そうなるかなぁ。まあ、食べているうちにシメとかも欲しくなっちゃうかもしれないけど……」
じゃ、よろしくね!と、それだけ言うとふらっと消えてしまうので、文句も言えない状態。
「全く、がーさんは自由ですよねー」
「ですよねー」
「……二人も結構自由じゃない?」
「それを言われると、何も言えませんねー」
「美味しいモノの研究は大事ですからねー」
そう言いながら、精霊はうどんと卵のはいったスープを啜り、タマエはお酢とラー油が入り、こちらもまた卵も入ってわざわざ中華麺を茹でて酸辣湯風なスープに。
勿論普通にアサリのペペロンチーノは食べていたわけですから、なかなか厄介なわけですが、片付けは二人がやってくれるというのでお願いをしてちょっと休憩。
いつもだとお風呂に行くのもいいのですが、いつもと一緒だと気分も変わらないので、いつもしない様な事を何かしてみる事にしたわけですが、一人で何かをすること自体が珍しい状態というのもあって、思いついたことは街を散歩する程度ですが、やってみるとなかなか面白いモノで。
いつもと同じ風景かと思っていたわけですが、いつもは朝早い時間帯でのランニング。もしくは休日のギルドやダンジョンへ行く時に歩く程度なので、普通の人達が外を歩いている時間帯の散歩は実はほとんどしてない状態。
更にいつもの朝の時間帯だと空いていないお店もこの時間は空いているわけですが、こうなる事をしっかりと予想出来ていなかった為、財布やお金はかなり少ない状態だったのである程度のモノは諦める事に。
こればっかりは自分の落ち度。
誰かのせいにしてという事も無いので、仕方ないわけですがこうやって散歩をしてみるとやっぱりいつもとは違う形でもリフレッシュは出来るもので。
「散歩は散歩なりの良さがあったか」
歩いている間もがーさんの注文に合いそうなものを考えていたわけですが、一つ良さそうなものが浮かんでくれたので、忘れないようにしながら後は家に歩いて帰ると、行く前よりも厨房は何故か有れている状態に。
「ただい……ま?」
「おや、雅。早いおかえりですね?」
「いい散歩は出来ましたか?」
「まあ、うん。がーさんの注文にも良さそうなもの浮かんだけど……これは?」
「足りないわけではなかったのですが、麺ときたら飯っとなって、チャーハンを二人で作って、今さっき食べ終わったので食休み中という所ですね」
「美味しく出来た?」
「それなりに……ですかね」
少しずつでも一緒に料理しているというのもあって二人の腕前は上がってきている気はするのですが、それなり?なんて珍しいと思っているとタマエが言います。
「火の精霊さんに手伝って貰っていないので、完全に私達の実力だけだったのです」
「あー。なるほど?」
「まだまだ精進が必要ですねー」
火の精霊さんが本気を出したら場合によっては自分を超えるぐらい美味しいチャーハンが出来る気がしていたのですが、なるほど納得。
「パパっと一緒に片付ける方がいい?」
「十分後からのスタートでよければ」
「じゃあ、少し休憩をしようかな」
散歩の休憩をした後、厨房の片付けを三人ですると一気に終わり後は夜に向けての一品を作るわけですが、そのメインに選んだ食材は昼のランチにも見たアレの加工品。
「厚揚げですか」
「そそ。で、これをグリルやフライパンで温め直して……」
勿論トースターを使って温め直してもよくて、何ではダメという事もなく。
後、それはちょっとどうなの?と思う可能性がありますが、厚揚げを丸ごと水の中に入れてしっかりと一度沸騰させて、お湯の中で温める方法も。
どの温め方をしてもいい理由はこの後にあって、厚揚げを温めている間に用意するのはタラコ。
別に明太子でも大丈夫なので、タラコや明太子があればオッケー。
そしてここから先は好きなモノを入れればいい感じ。
例えば、エノキもあり。そしてキノコ類でいうと、ブナシメジやエリンギなんかも食感になるのでよくて、どっちと決められない場合は普通にシイタケやマイタケなどを足しても大丈夫。他にも昼間も使った長ネギや、あとはコレもこの間使った白滝などを足してもいい感じに。
ベースは白だしで、無ければ普通にめんつゆ系にしても問題なし。
出汁をメインに塩、酒、みりん、少量の薄口しょうゆで自分なりの味にしてそこに包丁を入れたタラコや明太子を入れて粒々に火を通したら、あとは水溶き片栗粉でとろみをつけてあげるだけ。
キノコ類や白滝は出汁を入れる前に先に軽く炒めてあげて足してあげる形で作ればしんっぱい確率は殆ど無いハズ。
「お?いい感じにリクエスト通りのモノ……できているみたい?」
「多分それなりには?」
ちょっと早い時間にがーさんが来たので、このまま飲み会……たまにはこんな午後もいいんじゃないですかね?
なんでもいい、とかちょっとつまめるもの……。言う事は簡単ですが、作る身としては……ね?(笑)
私がお酒を飲む時は1000%食べ物が何かしら欲しいです。ポテチとかスナックも悪くないのですが……せめて、ソーセージ、いやハム、チーズ……とかこう、食べた感じのあるものが嬉しい。
出来れば料理がもっと嬉しくて、というタイプなので……飲む=お金がかかるタイプです。
一人飲みも出来るタイプなので、堂々としている気がしますが……たまーにチラチラとみられるのは、こんななりしてそんな店来るの?ってことですかね(笑)
やっぱり立ち飲み屋さんみたいなところの方が似合うのかなー?太ってるから、突っ立ってるのつかれるのにー(笑)
あ、それともずっとスマホで本を読み漁ってるのがスマホ見ていて料理を楽しんでいない様に見えるのかな?……食べている最中はスマホは置くんですけどねー。
と、愚痴ったところで(笑)
豆腐よりも厚揚げの方が何というかボリュームがあって。
そこにあんかけならこんなのもいいかなーって。
優しい味わいなので、おかずにはちょっと弱いかもしれませんが、逆に薄めの味に慣れるにはちょうどいいような気……しませんかね?(濃い味好きぃーとしては出汁の旨味が分からなくなりそうで、たまーにうっすい味で自分の舌チェックしてみたりしています(笑))
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