大根餃子
ある意味予想通りの反応がうちの二人からあったわけですが、一口食べれば具なしに感じるトマトとニンニクだけというその旨さに二の句が継げぬ状態に。
「うぐぐ、明日のお昼はお肉にしてくださいねっ!……おかわりっ!」
「お肉無しでもこれほど美味しいなんて……え?鷹の爪オイルを掛ければピリ辛にも!?おかわりとオイルをプリーズですっ!!」
そんな夕飯を食べながらみんなの話も聞きながらという夕飯はサクッと終わり、ゆっくりとした夕食後を過ごしたので、いつもより少し早い時間に起きられた今朝はいつものパン屋さんでサンドイッチを買い、更にスープも買いに行けて朝からかなりボリュームのある朝食に。
「朝から色々と選べるというのもなかなか乙ですねぇ」
「やっぱりここのスープとおばちゃんの所のパンで始める朝はすがすがしいです」
朝のランニングを終えて、家に帰ると待っていましたと言わんばかりにうちの二人がいつも朝食を食べている所に居て、食べ物を置いて先に汗をサッと流して自分も一緒に朝食をとったら、いつもの時間に。
「今日、なにつくろう」
いつも通りの流れで今日のランチを考え始めようとするわけですが、クイクイっと裾の辺りを引っ張るのは精霊とタマエ。
「昨日の約束、覚えていますよね?」
「あー、お肉を使った料理にして欲しい……だっけ?」
「ですよ!」
「何のお肉でもいいんだよね?」
「出来れば、ご飯の進むお肉がいいですけどね」
お肉でご飯が進んで……何かいいモノ……?
「あー、良さそうなモノあったかも」
「浮かびましたか!」
「それは?」
「餃子とかどう?まあ、かなり二人にも手伝って貰う事にはなるかもしれないけど」
「おお。餃子でしたら。是非私も手伝いますよ」
二人もすぐに納得してくれてありがたい限りですが、タマエがふと思い出したみたいであれれ?という顔。
「餃子を普通に作るのでしたら、そこまで私達必要でしたっけ?」
「今日はちょっと一手間二手間かけるからね?」
「そうなんですか?」
通常とちょっとだけ違う部分がある餃子を作る予定なので、そのちょっと違う部分がタマエも気になったのでしょう。
「じゃあまずは……大根からいこう」
「「大根??」」
これから作るのは餃子に違い無いのですが、メインとなる部分を大根で代用。本当は挟み焼きのようなものも頭の中で思い浮かんだのですが、ご飯をしっかりと食べたいという事だったので、餃子に方向を変える形に。
「大根を……どうします?」
「薄く切る予定だから、正直どっちでもいいんだけど今回は栄養素ってことで皮は剥かないで、そのまま奇麗にたわしとかで泥とか汚れを洗って使うよ」
先端の先細り下部分はカットして、葉っぱがついている部分もスパッと落として、落とした部分も勿論具材に使うので捨てないでオッケー。
丁度いいぐらいの太さの大根をあとはスライサーで出来るだけ薄くスライスします。
「因みにコレ、包丁で切ってもよかったのでは?」
「まあ、包丁で切ってもいいんだけどさ……かなり薄めに切らないといけないんだよね。何枚も何枚も……結構しんどいけど、やる?」
「いえ、パスです」
「スライサーって便利ですねー」
間違って千切りのスライサーを使ってしまうと、ペロンと餃子の皮のような大根にならなくなってしまうのですが、もし千切り状態になったとしてもそのままこの後やるような軽い塩振りをするだけでちょっとしたつまみにはなるのでかなり楽な所。
スライサーで薄く餃子の皮の様な状態にした大根をバットなどの上に並べてあげて、軽く塩を全体に振ってあげて、水分を出してあげるのと塩を振る事によって少しばかり柔らかさも出てくれます。
十分から三十分程度落ち着かせれば、餃子の皮とほとんど変わらない状態の大根でつくった皮が出来上がります。
「中の具材は?」
「いつもの餃子と一緒でもいいけど、さっきの大根の使わなかった部分を細かくして皮と一緒で軽く塩を振って柔らかくしてあげて、一緒に使うお肉はひき肉だとちょっと弱いから、あえてコマとかバラ肉を用意して……こんな感じに……」
豚のコマ肉とバラ肉を用意して、まな板の上である程度の大きさになっても構わないので自分で切って、細かいお肉を作ります。
「なるほど。ひき肉ではなくコマやバラで肉感を出すという事ですか」
「そそ。まあ、鳥肉とかでもいいけど、こっちの方が餃子って感じになるかな?」
ある程度の状態までお肉を細かくしたら、ボウルに入れて細かく切って軽く塩を振って揉んだ大根、他にはニラや通常の餃子と一緒でキャベツをみじん切りにして塩もみしたものや、ネギや白菜を足しても大丈夫。
あとは細かくした具材に塩を振ってギュギュっと水分を絞った後にボウルに足して、軽い下味をつけます。
すりおろし生姜、酒、オイスターソース、醤油。
他にも中華の素を足して味を強めにしてもいいですし、あ、一緒に入れると一気に餃子の感じになるのはゴマ油。
下味も具材にしっかりつけて、しっかりと混ぜ合わせたら後は大根の皮にスプーン一杯分程を乗せて……挟むだけ。
「餃子の様に口をしっかりと止めないでいいんです?」
「大根だからね。あまりギュッと強くやり過ぎると破れちゃうし。後はこれを大量に作って……焼き色を付けながら蒸し焼きにすれば出来上がりだよ」
おっと、忘れていたわけではないのですが、大根の皮の上に具材をそのまま乗せるだけだと接着剤代わりのモノが何もないので、片栗粉や小麦粉を軽く振っておかないと簡単にバラバラになってしまうので、片栗粉を振っておくことを忘れずに。ただ、大量に振り過ぎると今度はそれが逆に口でベタベタともなるので、薄く全体にまぶす形ぐらいがちょうどいい感じ。
「コレは……早く味見したいですね!」
「私達が作れば作るほど食べられるわけですよね?」
「頑張って作りますっ!!!」
大根餃子な今日のランチを楽しんでもらいましょうか。
時期的な話で言うと、ちょっと……いえ、かなり先取りな旬の大根を使った大量に食べられるやつーです。
餃子って何というか、いくら食べてもいいぐらいペロッとイケるイメージが。
まあ、そう言う食べ方するから太るのですが……。我慢が出来ぬー
そんな餃子を少しでもあっさり??さっぱり??ヘルシー!!!に。
量を食べたらヘルシーなんて関係ないですけどねー(笑)
一応、ニュース曰く今日が暑さの最終日。
明日からは30℃を下回ります……って、30℃を下回るのは昔の夏では普通だったのに……。
普通の感覚が5℃~10℃ズレてきている気がします。
暑いのなんの言っていても仕方はないので、美味しい秋がやってきた。という事で、とりあえずサンマ……安いらしいので安くて美味しいが早く来てくれると嬉しいなー?
今回も読んでいただきありがとうございます
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誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません
改めてありがとうございます
毎日投稿頑張ります




