表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1668/1825

プチトマトのフライ と アボカドのから揚げ


 ふらっと厨房の香りに釣られてきたのは予想通りな精霊。

 ただ、タマエ同様にまだ微妙に眠いみたいで半分ぐらい寝ぼけた状態です。


「美味しそうななにか、作っていますね?」

「食べに来たの?」

「微妙にまだ眠いので……お風呂で目を覚ましてこようかと」

「タマエもいるだろうから、そろそろ声を掛けてあげて?」

「ですか。わかりました」


 タマエと一緒でフラッと来た精霊もそのまま厨房を後にしたので、またも静かな厨房となるわけですが、シシャモのから揚げはビールや冷酒が欲しい味で、別に飲むことが悪いわけではないのですが、お酒を飲んでしまうと料理が多少疎かになりそうなので、少し悩んでいると、三人目であるがーさんが到来。


「あれ?二人共先に起きたと思ったけど?」

「起きてそのまま風呂へ行ったみたいですよ」

「あー、そう言う感じか」

「がーさんは、お風呂に行かなくても?」

「お風呂でまた眠くなっちゃいそうだから、ここで食べるよ。って、旨そうな色々つくってくれたんだね?」


 ニコっとがーさんが笑って、冷蔵庫さんから取り出したのはエナジードリンク。


「偶にこういうの呑むと効くよねえ」

「あんまり飲まないので分かりませんけど、そういうものです?」

「結構好きだけどね。まあ、カフェインも糖質も多そうだから多用は厳禁だろうけどねー」


 そんな会話をしながらも、がーさんの目はしっかりとシシャモを見ている状態。


「シシャモのから揚げ?かな?」

「ですね。後フライも」

「フライも?って事は、何か別のフライも用意したの?」

「ええ。アサリを剥き身にして、旨味たっぷりのフライですね」

「そりゃあ、断然そっちからだね?」

「ただ、ある程度剥いたつもりだったんですけど、一人一個なんですよね」

「おかわりが、無いと?」

「ですね」

「まだ二人は来ていなくて、丁度残り三食分。……わかる?」


 がーさんが悪そうな顔をしてそんな事を言ってきますが、


「気持ちはとってもよく分かるぐらい美味しいんですけど、後が面倒そうなのでその案はパスですよ」

「だよねー」


 言いながら、がーさんはシシャモから頼むと言ってきたので、シシャモのから揚げをとりあえず出して、フライは後に回させてもらうと、じゃあついでにこいつも頼むとがーさんがポイッと投げてきたのはアボカド。


「アボカドのから揚げですか?」

「味付けはシシャモと一緒でもいいし、適当でもいいけど……朝のアレでもいいよ?」

「あー、アレですね?」


 折角のオーダーだったので、アボカドのから揚げをサクッと作ってしまう事にしましょう。


 アボカドは包丁を入れてぐるりとひと回し。パカっと二つに割って、種に包丁の下の方でサクッと刺して、種を抜いて、後は皮をつるんと剥くだけ。

 因みに今回のから揚げは一口大がいいので、皮が付いた状態でスプーンを使って一口大に掬ってあげても大丈夫。

 一口大のアボカドをボウルに入れて、生姜のすりおろし、にんにくのすりおろし、醤油で味付け。ちょっとこのままだと辛そうと思う場合は白出汁や出汁と水を足してあげてもいい感じになるので、味の濃さはお好みで。

 あとは片栗粉を全体にまぶしてあげて、シシャモのから揚げと同じ方の油で周りがカラッとするぐらいまで揚げるだけ。

 アボカド自体がそのまま生で食べられるモノなので、衣だけの調理という感じですが、多少時間をかけてアボカドに味をしみこませてあげておくと食べた時にトロっと美味しい味が出て来てくれるので、漬け時間は五分から三十分ぐらいが欲しい所。

 まあ、半日とかしっかりと漬けても問題は無いのですがそれだと若干味が濃い目になってしまうので、その辺りは好みと相談。


「おー、やっぱり美味いねぇ。アボカドのから揚げも」

「食感もトロっとしていいですよね」

「って、その感じだと何か思いついた?」

「アボカドのから揚げをしたので、フライも一品ぐらい足してもいいかなーって」

「なるほど。じゃあ、そっちも頼める?」

「ええ。すぐに」


 冷蔵庫さんに用意してもらった食材はサラダとかだとよく使うプチトマト。

 緑色のヘタの部分だけ取って、後はこれをバッター液にサラッとくぐらせて、衣をまとわせて揚げるだけ。

 ものによっては火を通しすぎるとパンッと爆発してしまうので、爪楊枝で一刺しした方がいい場合もあるのですが、それをしてしまうと水気が外に出たがってしまうので、逆に中にギュッと閉じ込めて、破裂する前に取り出す形のフライにしてしまえば問題なし。


 このフライに下味はないの?と思うかもしれませんが、衣があるだけでなんというかちょっと違う感じになって、プチトマトはさながらフルーツみたいな甘さに。

 なので、食事というよりはデザートに近い感じの味になりがちですが、それを一気に食事の方に持ってきてくれるのがフライの時に出した塩。

 ちょんとつけるだけでもかなりいい味になるのですが、風味を足したい場合はカレー粉を塩に足して「カレー塩」にすると、更にお酒のあてにはいい感じ。


「プチトマトのフライかー。お酒が進むね?」

「そろそろ二人も来ると思うので、二人が来たらまずはアサリのフライからですね」


 がーさんも大きく頷いて、夕食な空気が広がります。





魚屋や貝の後にお野菜だとどうしてもこう見劣りするイメージがあるわけですが、味的な話で言えば、ぜんぜんひけをとりません。

作者が最近ビックリしたのは、なにであろうこの「プチトマト」

品種が凄く増えているのです。知らない品種ばっかり(笑)

衣をつけて、カラッと揚げるだけ。……まあ、調理をする人なら「カラッと揚げる」が難しいと言いそうですが、そこはこう……長年のカンでお願いします(笑)


アボカドのから揚げもそうですけど、下味がついているとやっぱり食べやすいですよね。

野菜嫌いでも個人的にはアボカドは克服しやすい類の野菜かなーっておもっていたりします。


書いている時はあんまり思わなかったのですが、こう俯瞰視点というか後になって読み直してみると……揚げ物ばっかりって大丈夫かな?(笑)

無性に揚げ物が食べたい日もあることはありますが……、うむぅ、、、若いのかな?(笑)


そんな雑に……いつも扱ってますね。。。

無性に揚げ物が食べたい日だった。。。これでいいか(笑)



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
プチトマト!なつかしい!! 今はもう生産されていないので当時のタネを持ってないと手に入らない一品! 冷蔵庫さんパワーがあれば、絶滅した昔のお野菜もフツーにだしてくれるのか。 ぷちっと弾けるのが苦手なの…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ