★ダンジョン30
ブックマーク150人突破ぁ ありがとうございます
<(__)>
メッチャ嬉しいです いつも見てくれて本当にありがとうございます
「まぁ、進もうか」
「ですね」
トラップによって倒されたタートルの魔石を拾って、次の部屋へ向かうとしましょう。
もちろんすぐそこにあるトラップにしっかり気をつけて。
「結構今回のダンジョン探索は色々分かってよかった感じだね」
「それは何よりですね」
さっきの階では罠についても分かりましたし、魔法の範囲攻撃も効く事が証明されて、ついでに応用した魔法もいい感じに使えました。更にビンの効果が敵に効くことも分かったのでそれもありがたい所。嫌なところで言えば魔石を食べるモンスターが結構居て、それらが厄介という事も。でも、何よりうれしいのは宝箱が手に入っているので何かが出る可能性がある事。
「宝箱は何が出るかねぇ?」
「そのローブは確かに凄いものですからね。でも今回は所謂はずれの肉では?」
「かなぁ?まあ、何が出ても嬉しいけどね」
「お肉でしたらステーキもいいですね?いや、ミンチにしてハンバーグ?種類によっては角煮のようなのも悪くないのでは?」
食べるものの話をしているとお腹も減るもので、少し気分は休憩モード。
勿論気を抜き過ぎてもいけないので、少しだけ笑って先へ進む話をします。
「階段も石もないねぇ」
「ですねぇ。このままいくと二十一階の転送装置が断然視野に入ってきますね」
「だよね。でもゆっくりの休憩も出来そうにないからねぇ」
残っている飲み物も無いので干し肉だけというのが心許ない事と飲み物代わりにも使っている回復薬も残り数本。元々の入るときに一本しか持ってきていないので本数的な余裕はないのですが、想定外に対してはちょっと弱い所。
そして思っている以上の疲労が蓄積されているのが一番のネック。
イケる気はするのですが、疲れはどういう所で厄介になるのかは結構知っているつもりです。
「まあ、進めばそのうち……だね」
「いい物が見つかるといいのですがね」
通路を越えて次の部屋が見つかります。パッと見た感じに敵はおらず、アイテムも落ちていないのでハズレの様子。
「お、階段」
ハズレなのですが、階段は見つかったので当たりのような気もしますが微妙なところ。
残り少ないストックのお肉を食べたい気分にもなっているのでそのまま探索を止めて階段に。
「休憩しよう」
「ええ。残っているものは?」
「干し肉と回復薬ぐらいだね。ゆっくり食べようか」
「ご飯も恋しいのですが、そうしましょうか」
階段に腰かけていつもの様にちょっと休憩。風呂敷リュックから干し肉を出して口へ放り込んだら唾液でジワリと柔らかくして楽しみます。
意外とこれが時間もかかっていい休憩時間に。
ただ、今までと違い疲れもあるのであまり口を開くことも出来ず。
「雅、結構お疲れですか?」
「まぁ、気を張ってダンジョン探索しながらも敵も倒すからね。普通の散歩やジョギングの時の様な気楽さは無い分、つかれるかもしれないね」
「なるほど。所謂ストレスですね」
「そうだね。でもこうやって休憩が挟めているし、明確に次にすることが決まっている分少しだけ楽でもあるかな」
「楽ですか?」
そう、少しだけ楽なのです。ただやみくもにいつ終わるとも知れないダンジョンをひたすらに進むと言われていればもっと強いストレスに晒されますが、あと三階ほど下がれば何とかなる、もしくは帰還用の石を見つければ何とかなると分かっているのでその辺りのストレス軽減はかなりのモノ。そして出て来るモンスターも種類などが分かっているので事前対策もある程度できるので気持ち的にも楽。
そんな感じで今ダンジョンを下へ下へと下がっているので、普通の人よりは少し楽という感じ。
「そそ。精霊のおかげで少し楽をさせてもらっているの」
「私のおかげですか。ふふん、もっと褒めてもいいのですよ?」
「あまり褒めると増長しそうだからこの辺りで。さて、と。食べおわるし十九階の事教えて」
「え、もっと褒めていただいて良いのに、全く。十九階はですね……」
浮いている精霊は色をコロコロと変えながら次の階の話をしてくれます。
エコーバットが居なくなるかわりにクロウやウォーキングパームが出る様になっているとの事なので、魔石を放置しづらくなりそうですが遠距離からの眩暈が無くなる分かなり安全な感じ。相変わらずのスクワラルやタートルも健在のようなので完全に遠距離が安全とはいきませんが、それでも気分は楽になりそう。
「じゃあ、サクッと行こうか」
「ですね」
ポケットの切り札をもう一度確認をして、いざ十九階。
降りてすぐは何の変わりも無い部屋で、運がいいのか敵もおらず。
トラップを避けて近くにある通路へ入って次の部屋を目指します。
木漏れ日の腕輪のおかげでちょっと先がぼんやりと明るいのがまた丁度いい感じです。
通路にもモンスターはいなかったので、二個目の部屋に入ると、タートルとクロウを発見。
こちらが見つけたと思った時にはタートルはいつもの様に防御姿勢になったので、攻撃はいつもの様に難しそう。そしてクロウがこちらへ来ると思っていたのですが、そんな事は無くこちらに背を向けて先の方の通路へ。
「あいつ、何か銜えていなかった?」
「一瞬だったのでそこまでは私には見えませんでしたが、こちらへ来なかったのであれば可能性は高いのでは?」
「だよね」
二名(精霊も一名でいいのかは疑問ですが)しかいないので決めるのもすぐ。
距離も離れていたのですぐに身体強化を唱えて足元に注意しながらクロウを追いかけることに。そして追いかけていると嫌でも思い出すのは数階前のトラップにやられたあの出来事。今度は押し込められないようにしっかりと注意をしてと気を引き締めなおしながらクロウを追い続けると、三つめの部屋へ。
その部屋も敵はおらず、トラップがあるだけ。クロウは此方に見向きもせず次の通路へ入っていくので、少し距離を開けたまま付かず離れずでついて行くと四つ目の部屋の隅にお目当ての巣を発見。
そして、嬉しい事を精霊が言います。
「あの石、帰還用の石です!」
「オッケー。絶対に取ろう」
四つ目の部屋は罠こそ端にあるものの赤の色は薄いので、落とし穴や転移トラップの可能性は限りなく低そう。イケることを確認してしっかりと部屋に入ると中に居たのは四匹のクロウ。
パッと見る感じでビンと腕輪もみえるので報酬としても良さそうな感じ。
クロウは四体ですが、罠も端の方なのですぐに済ませたいという思いもあって木刀を腰から引き抜いて身体強化のままで攻撃してみることに。
後ろからの一撃でクロウはそのまま絶命して煙になって魔石をまず一つ落とします。
思っている以上にスピードも乗るのでそのまま肉薄して二匹目のクロウを袈裟切り。
二匹目も当って倒せましたが、三匹目は反撃に出て来たようで頭をつついてきます。嫌がる様に左手でそれを振り払って右手の木刀で叩き切ると三匹目も煙となって魔石を落とします。
「これで、ラストッ」
木刀をそのまま横薙ぎに振るとクロウは難なく回避します。そしてそのまま反撃をしてくるのですが、この頭をツンツンとしてくる攻撃が結構痛いのです。
「ててて、って、あれもしかして」
はっとすぐに気が付いたので、後ろへ二歩トンットンッと下がって風刃を一閃。しっかりと最後のクロウにヒットしたようでとりあえずこの部屋は安全に。
「ねぇ、精霊?」
「なんでしょう?」
「身体強化って勝手に切れるの?」
「勝手にというか、魔法の一種ではあるので一定時間以上は維持する努力をしなければ切れますよ」
そう、身体強化が四匹目の時に切れていたのです。
今までは自分で切っていたので、時間があるとは思っていませんでした。
思い出してみると、ついさっきも切った覚えがないのに切れていたのですぐに分かったのは良かったのですが、逆に困った事にもなりそうで。
「知らないと危なかったかも」
「そうなのです?じゃあ、今回知れてよかったですね」
そうじゃないけど、そういう風にもとれるので何ともなところ。
それ以上に帰還用の石が目の前にあってやっと帰ることが出来ると嬉しくなりました。
今回も読んでいただきありがとうございます
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誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません
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