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★ダンジョン514


 どのぐらいの時間この状態が維持できるか分からないという時限爆弾を抱えたような状態になってしまったわけですが、今すぐにダメになるという訳ではないハズなので一応短時間の作戦ぐらいは遂行できるハズとおもって、動きたくなるわけですが……。


「遠距離がダメって事はさ、もう一つの方法しかないよね」

「まあ、そうですけど……本気です?」

「二人がしっかりと相手の動きを伝えてくれれば、いつもの数倍動ける気がするから、いけるかも」


 今の自分にはどうやら多少の麻酔をかけたような状態でもあるみたいで、いつも以上の万能感があって、出来ない事が無いと思い込んでしまう様なちょっと危ない状態になっている事に気がつくのは後になってから。

 やれるという気持ちだけが逸り、二人に指示を飛ばした後は地面を数回タタッと蹴ると、ツチノコに向かって猛ダッシュ。


 いきなりの行動にツチノコも驚くのですが、相手もかなり冷静みたいで地面から土の槍を伸ばし、数回連続でそれを避けると少しずつ学習もしているみたいで槍が壁に変わり、壁は更に面積の広い板の様な状態にまで変わりながら、こちらの行く手を阻みます。

 ただ、タマエの憑依に精霊まで一緒になった今の状態は目の前に出来上がった壁もちょっと振り抜くような蹴り一発で粉々になり、板を重ねるような目くらましも体ごと当たるだけでパラパラと崩れ、距離を詰める事はなんら難しい事にならず、予想よりもかなり簡単に距離を縮める事に成功します。


「あと一歩、いや三歩もあれば……」


 手が届くと思った矢先、精霊とタマエが念話で強く回避の指示。

 慌てて地面を強めに蹴るバックステップをしたのですが、ツチノコがやってきたのは全身に土を纏った形のトゲトゲ攻撃。


 一応攻撃と名うってみますが、正直自分の背中や鱗を逆立てて近づくなという動きで、土の上なので分かりにくい表現になってしまいましたが、水の中でいえばハリセンボンなどが外敵に近づかれて大きく膨らみながら棘を全体に纏ったような感じの動き。

 棘はどうやら地面の周りの土を再構築しているみたいで、ちょっとだけ怖くなったのは周りの地面が少しだけ減ったように見えた事。


「もしかすると、このパターンは……」

「また、赤い罠が……」

「それは本当に勘弁してほしいから、どうするか……」


 かなり本気の防御姿勢に見えて、この後どうしようと思ったところだったのですがどうやらこの憑依状態。もしかしたら、精霊の力もあってなのかもしれませんが、かなり色々と強化されているみたいで、ほんの一瞬チラッとツチノコの腹の辺りが何故か見えた事に疑問を抱くことができ、もしかしたらという思い付きに繋がります。


「土を固めているだけだから、生身の部分じゃなかったらダメージ何とかなる?」

「一応、何とかはしますが……両腕や足まで守れる鎧ではありませんよ?」

「それは分かっているけど、ちょっと思いついたことがあってね?」

「であれば、鎧よりは、盾で分裂したほうが防ぎやすいかと」


 そう言いながらも、すぐに精霊は一つの大きな盾になってお腹の辺りにくっつくと、パキッと音を立てながら盾は六つぐらいに割れ、ふよふよと盾が浮いた状態に。


「これで、守りますが……多少の被弾は覚悟してくださいね?」

「十分っ!」


 少しだけしか離れていない距離をもう一度詰める形にすると、背中の棘を長くして近づくなという形で更に丸まっているのか全方位な攻撃をしたのですが、精霊の盾がしっかりと土の槍を弾いてくれて、かなり近い位置まで近づく事が出来たので、この距離であれば問題なくできると、思いっきり後ろに下げるのは足。


「え?」

「本気です?」


 精霊とタマエがかなり驚いていることが魔力を通じてわかりますが、どうなるかは別として、出来ないとは思えなかったので、下げた足を思いっきり振りあげながらも、下の土をある程度含んだ状態で、ツチノコをサッカーボールに見立てて蹴り上げるような形をするわけですが、ツチノコ自体が今はトゲトゲなのでその少し手前を狙って、やったことは殆ど無いので間違っているのかもしれませんが、ゴルフのバンカーショットの様な要領で土を蹴り込むとツチノコは流れ通りにぽーんと上に上がります。


「おお?できちゃった?」

「かなりこれは無茶なのでは?」

「まあ、出来ちゃっているんですけどね……」


 浮いたツチノコは何とも不思議な事に、背中にあったトゲトゲが次々とパラパラ分解。そして予想通りに腹側はトゲトゲもなくそのままつるんとしたお腹だったので急いでツチノコの真下へ入って、右手をグイっと持ち上げるような形で上にツチノコを掬いあげると、ツチノコがとても変な挙動を始めます。


「え、え?」

「なんですかね?うねうね……ぐにゅぐにゅ?」

「触ってる部分は何もおかしくないんだけど……」


 よく分からない動きに驚きながらも、持ち上げてしまったらツチノコは何もできないのか、それともしていないのか分かりませんが、どんどんお腹の太い部分が減っていきます。


「これ、どうなるんです?」

「さあ?」

「様子見……はさっき痛い目を見ましたが、様子を見るしかないですかね?」


 ……どうしましょう?





えーい、やったれー。

と、いう感じでしょうか(笑)


コッチがダメなら、アッチ。アッチもダメなら……と、ならない力押しの回ですねー。


もうちょっとさー、スマートにさー……とかチラッと頭の中に浮かんだ読者の皆様。

ごめんなさい<__>無理でした(笑)


ゲームで新しい武器を手に入れたらとりあえず使う。みたいなノリノリで使いたい感じでやってしまいました。勢いを……感じながらたのしんで頂けていれば幸いです。



話は変わって(笑)


夕方過ぎに散歩をこの間したのですが、鈴虫の声が。

ひーひー言っている昼間の暑さとあまり変わらない温度な気がしますが、夜の時間はどうやら一応秋を迎えている様子。

もう少し経つと、彼岸花がこうちらほらと……見えて来て。

アレだけ暑いと言っていた夏が終われば、秋が来て冬も。


体調管理難しいですわー(笑)


みなさんも、負けないように!!!


今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
こっちは、朝夕はだいぶ過ごしやすくなりました。 おかげで、朝なかなか起きたくありません(ᕑᗢूᓫ∗) 一度目覚めても、もう一度目を閉じたくなります(๑˃́ꇴ˂̀๑) ハイになってる主人公って珍しいで…
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