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★ダンジョン507


 階段を探しに、西側に行かないといけないのに降りてすぐの部屋からは向かえないパターンだったので、少しばかり遠回りをすることになったのですが亀のモンスターをサクッと倒せて、思っていたよりも幸先のいいスタートが切れた感じなのですが、南に降りた部屋からは西側への通路があったのでその通路に入ったのですが、すぐに次の部屋に到着することに。


「部屋の間隔が近かったですが……ここも結構広いですね?」

「さっきの縦長の部屋に近いぐらい……逆に左右にこの部屋は長い感じですね?」

「まあ、通路から入ってすぐの場所に何もいないのである程度安全を確認した状態で進めるのは助かりますけどね」


 今度は横に長い部屋みたいですが、入り口付近は安全でそのままゆっくりとした移動をするのもいいのですが、階段が遠いというのが分かっていたので、風の道を使って出来る限りの高速移動を西側にむかって二度使うと、何もない場所にしか見えないのですがいきなり風の道が止まります。


「何もない……ですよね?」

「うん。でも、止まった?」


 何もない場所でいきなり止まる事は普通に考えると無い訳ですが、何もないところで止まるはずも無い訳で。


「多分、居るのでは?」

「擬態中ってことだね?」

「ええ」


 運がいいのか悪いのか、石に擬態しているアーススライムがいればすぐに分かる訳ですが、最初に見つけたようなアーススライムはしっかりと土に擬態しきっていたので、今回は多分それのハズという事で、よーく目を凝らしてみると、目の前に一匹のアーススライムが。


「踏むと攻撃してくるわけだから、このまま避ければいいんだよね」

「風の道、かなり万能って感じがしてきますね」

「本当にね」


 何も知らずにそのままひき殺す事ももしかしたら可能かもしれませんが、自動的に止まってくれるのは本当に便利で、かなり安全でもあって。


「で、倒します?」

「何に使えるかまだ分からないし、無理しないでいいんじゃない?」

「ですね」


 少しだけ大回りする形でアーススライムを避けてもう一度風の道を使って西側に移動を再開。

 念の為といつも通りに壁沿いを高速移動すると、またも途中で止まります。


「……間隔が短めだね?」

「コレだけ広いので、仕方ないでしょう?」


 そうだねと話をしつつ、今回はパッと見つける事が出来なかったので魔力を目に集めて確認してみると、わざわざ土の中に隠れていたみたいで、完全にこちらの裏を突くような狡さというか、賢さをいつの間にか身に着けている事が分かります。


「短時間でも賢くなるみたいですね?」

「どんどん厄介になっていません?」

「まあ、スライムは所詮スライムですから、このぐらいはいいのでは?」


 二人の考え方はある意味真逆。精霊は楽観的で、タマエは心配性。

 いつの間にかそんな個性の片鱗も見え隠れし始めているようなことに今更気がついたのですが、さっきと一緒で大回りすれば問題は無かったので多少壁から離れる形で大回りをしつつ、西側に移動しようとすると、空気を裂くような大きな音。


「攻撃です」


 タマエの声とほとんど同じタイミングで地面を強く蹴って、自分達が居た場所を打ち抜くような音と攻撃が襲います。


「また、トレントですね」

「まあ、ひゅんひゅん音を出している時点である程度バレるのが助かりますけどね」


 精霊の言う通りで、攻撃前にかなり鋭く釣り竿を振ったような音が鳴るので、その場をとりあえず離れるだけで攻撃が避けられるのは助かるのですが、位置的に前に進むことが困難な状態に。


「倒さないと、通さない……って感じですかね」

「ちょっとだけ面倒……かな」


 思わず零れる言葉に肩の上のうちの二人も頷きますが、攻撃範囲から外れれば枝のしなった鞭のような攻撃が無いのでとりあえずその位置まで下がる事に。


「どうします?」

「私がさっきみたいにスパッとやっちゃいましょうか?」


 タマエはやる気満々みたいで構えをとりますが、考えてみるとずっとタマエが一人頑張っている気がしたので、待ってもらう事に。


「じゃあ、ご主人が……水の刃でスパッと?」

「あー、それも悪くないね?」

「……なんというか、さっきから単調過ぎません?」


 そんな意見に異を唱えてきたのは精霊。


「出来るだけ安全で、問題なく倒す方法ってなると……どうしてもこうなっちゃうのは仕方なくない?」

「まあ、気持は分かりますが……、二人共私に頼る選択肢が全くないというのが問題だと思うのですが?」


 精霊が両手を腰に当てて、ぷんすこと何故かかわいい文字が頭の上に浮かびながら、怒りのマークを文字の周りにぷかぷかと浮かべながら、言ってきます。


「あ、精霊にお願いしていいの?」

「勿論ですよ?」

「流石先輩っ!!」


 タマエの言葉に満足したのか、頭の上にあった“ぷんすこ”が“えへへ”に変わり、怒りマークは花に。


「えーっと、精霊のその頭のマークとかは……?」

「視覚効果があったら分かりやすいかと思いまして。ちょっと工夫してみたら、出来るようになりました」

「そりゃあまた……」


 なんというか、技術の無駄遣いとか不要な努力という言葉などが頭の上に何個も浮かんでは消えた気がしますが、多分気のせいでしょう。





最近、タマエばっかり強くなっている気がしたので、精霊も何か少し出来るようになったらいいかなーって思っていたら……こんなことになりました(笑)


視覚効果って文字だと……あんまり意味ないですねー。

漫画だったりアニメだったりするとかなりわかりやすくていいのですが……いまさら何でそんな事が出来るように?(笑)


かなり精霊って強いんです。

これ以上強化は……ねぇ??と、なると……別のベクトルを引っ提げて……(笑)


ギャグキャラにはならないと思うのですが、ギャグキャラになっても強そうだなーw



今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
ちょっと誤魔化そうと思っていた事が、絵文字でバレバレに…(ᕑᗢूᓫ∗) まぁ、器用な精霊なら自分の意志でオンオフ出来そうだけど。 某バトル漫画もそうだったと聞きますが、強さのインフレって難しいですよ…
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