★ダンジョン499
若干、ハラハラさせながらもタマエは一人でモールを倒し、自分達を呼びます。
「たおしましたよー。ちょっと面倒そうなので、こっち来てくださいー」
尻尾の先からの熱線は飛び上がりながらというのもあって、若干斜めになってしたみたいですが、タマエの所に行くとモールが一体、右腕を伸ばして固まっている状態。
「見えていないっぽいので、引きつければイケるかと思ったので」
「まあ、予想通りではあったみたいでね」
「ええ。ただ、何というか思っていた以上に硬さとか爪もただの爪ではなくがっちりしていた感じがあったので、ただのモールではない可能性が高いですね」
「あー、それはさっきのワームも一緒だね。もしかすると名前が違うのかもしれないけど……、とりあえずここの階を終わらせてからじゃないと確認できないでしょ」
「でしたね。っと、この状態だと持ち上げたら色々と出ちゃいそうなので、ご主人のバッグにスポッと入れられますかね?」
大丈夫だよと答えながら、爪の部分をマジックバッグに当てるとそのまま吸収されるような形で収納完了。そして収納が出来たことを確認したのでわざと一度取り出して、解体の魔法をかけてからもう一度収納し直します。
「そう言えば、解体の魔法をかけないと自動的には解体されませんでしたね」
「まあ、初めてのモンスターだからどこまで解体の魔法がやってくれているかは分からないけど、一応かけないよりはかけておいた方がいいからね」
「ですねー」
モールも回収が終わったので、後は階段に入るぐらいなのですがなかなかモンスターも情報通みたいで、モールが居なくなったことを理解したのか、遠くの方からガーゴイルの刺さる音や、アースワームが頭を出して呼吸を再開し始めます。
「この感じだと、モールがやっぱり食事をしていることは間違いなさそうですが……」
「とりあえず階段にはいって、情報更新をしない事には何ともですね」
「なおのこと階段を見つけないと……って、あったー!」
大きな声でタマエが言うのですが、かなり広い部屋の中にポツンと階段を発見。
もしここにガーゴイルがズボッと攻撃をしてみたり、階段の更にしたをモールが通ったらどういう事になるんだろうという疑問が湧くのですが、多分考えても仕方のない事でもありそうで。
「またほかのに邪魔をされると厄介なので、すぐに入りましょう。後輩、足は奇麗ですね?」
「あ、大丈夫ですよー」
「じゃあ、雅の肩にさっさと乗って」
「はーい」
勝手に精霊が指示をして、タマエも肩の上に戻ったら階段に入りましょう。
今回は休憩をしっかりと取る予定なので、いつものように三段ほど降りて、二人を確認すると、水分補給からのスタート。
「まだご飯には早いので、今は飲み物と干し肉ぐらいで大丈夫です」
「飲みすぎてたぽんたぽんで動けなくなるようなことはしないで下さいね?」
「先輩、流石にそこまでは飲みませんよ?」
「いつもの後輩はそういうことをいいながら飲みすぎたーとかのたまうイメージしかないのですが?」
「えぇ!?ちょっと心外ですよっ!?」
そんなちょっとしたやり取りを目の前で見させられながら、自分も一緒に水分補給を済ませていると、精霊とタマエは目をとじながら鍵の情報を確認しくれているみたいなのですが、微妙な表情。
「鍵の情報に不備でもあった?」
「いえ、そんなことは無かったのですが……もしかしたら危なかったかもしれない事が分かりまして」
「危なかったの?」
「まあ、情報通りに生態が決まっているとは限らないので何ともという部分はあるのですが、さっきの二匹も含めて、やっぱり新しいモンスターに違いは無かったみたいです」
「やっぱりね?」
「私が倒したのがアースモールでしたね」
「あー、ただのモールじゃない、アースって土属性が付いていたんだ?」
「ええ。爪や牙に土を混ぜて、硬度が上がっていたそうです。それに、土の中を本当にスイスイ泳げるみたいで、その為のあの速さだったみたいですね」
自分達の風の道と同じぐらいの速さで移動をしているように感じていましたが、泳ぐような移動であれば少し頷ける部分も。
「一応、土を魔力である程度操作できるとも書いてあって、もしそのある程度の範囲が広かった場合は……かなり危なかった可能性が高くなりそうじゃないですか」
「あー。言われてみればその通りだね」
「まあ、知能が低いから魔法をバンバン使う形じゃないとすれば、あの程度で済んでよかったという感じですね」
大きな頷きを返すと、尻尾をあげて“はいはい!”とタマエが呼んでほしそうな動き。
「で、タマエは?」
「はい。ご主人が倒したアースワームですけど、名前がちょっと違ったみたいです」
「ちょっと違うの?」
「ええ。アースアースワームになっていました」
「アースアースワーム?」
属性付きのミミズ……といわれてみれば、まあ土を体に纏うようにもなっていたので頷ける話ですが……。
「なんというか、雑な名前付けだね?」
「多分、がーさんも疲れているのでは?」
「まあ、そうかもしれないけど……、一緒にお酒ぐらい飲む形で労うのも大事かもね」
そういうと、二人はなかなか面白い言葉を返してきます。
「先輩は優しいですねー?」
「雅、がーさんにその優しさは毒ですよ?」
がーさんに対するアタリがちょっと精霊は強い気もしますが……仲がいいという事ですかね?
うぅ。仕方がないけど、名前が分かるのが後になってから……。
そしてその名前も雑(笑)
頭の中がてんやわんやしております。
多分、全部夏の暑さのせい。……アイスとか冷たいモノ食べたり飲んだりしてるけど……足りない?
しっかりと冷房もつけています。
どうしても自然風が欲しくなるのですが……この暑さではヒンヤリの風は望めないのです。
それこそ、この間テレビで見たような軽井沢とか避暑地と呼ばれるところであれば涼しいのかもしれませんが……そんなところに行ったらぐでーっととろけて結局何もできないイメージも。
適度な休みは必要ですが……私は適度という単語とは正反対なタイプ。。。
しっかりしないといけませんね……とほほ(笑)
今回も読んでいただきありがとうございます
目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです
誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません
改めてありがとうございます
毎日投稿頑張ります




