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★ダンジョン28

十八階に降りて、すぐに居たのはタートル。

 ただ敵もこちらをすぐに見つけたようで首を引っ込めて防御姿勢に。


「タートルも倒してみたいけど、さっきの効くと思う?」

「どうでしょう。恐らくでよければお答えできますが」

「頼む」

「効かない可能性が高いですね」


 まぁ、そうだろうなという感想しかありません。水の魔法を使う相手に水で包んでもダメージが入る気もしません。じゃあ、火で同じことをしてみたら?と一瞬頭で想像したのですが、作ったことのないドロッとしたファイヤーボール。中身はそうなるとマグマ辺りを想像してみるのですが、かなり消費する魔力は高そう。そうなってくると使った魔力と効果がイコールにならないので勿体ない感じ。


「とりあえず無視でいいか」

「ですね。っと、この階はエコーバットも居るので気をつけて下さいね」

「あ、うん。分かった」


 言われてすぐに木刀を腰から抜いてすぐに臨戦態勢に入れるような状態に。

 出るモンスターを再度確認とばかりに精霊に聞くと、スクワラルとタートルそしてエコーバットとスライムが居るとの事。それだけ聞くと怖いのはエコーバットだけかなと思っていたのですが、そんな簡単に行くわけも無く。


 最初の部屋はタートルだけだったのですぐに通路へ入って次の部屋へ向かったのですが、通路にエコーバットが。

 相手の音波が届くより先に風刃一閃。相手の音波攻撃も若干自分に当ってしまったようでほんの一瞬ですが気持ち悪くはなりましたが、すぐに倒せたので問題なく。

 通路上での会敵で一番嫌だったエコーバットを通り抜けて次の部屋へ。

 パッと見て、落ちているものに石は見つからずで少し肩を落としたのですが、奥の方には二匹の敵が。

 その二匹はスクワラルとタートル。ただ、タートルは此方に気が付いたのかすぐに首を引っ込めてまた防御姿勢へ。


「危ないからスクワラルは倒しておこう」

「ですね」


 こちらへ向かってくると思っていたので、スクワラルを前に木刀を構えるとスクワラルは一直線にタートルの方へ。

 すぐに嫌な予感はしたので前に出るのを止めて後ろへ下がります。するとスクワラルは迷いなくタートルを拾ってこちらへ投げてきました。


「当たるかっ」


 後ろに下がっていたのもあって、タートルを投げる攻撃を避けます。

 しっかり避けたのでここがチャンスとばかりにスクワラルに接敵しようと前に出た瞬間、後ろからのタートルの体当たりを何故か食らいます。


「避けたのに!?」


 いやらしい笑みを浮かべているスクワラルを見ていて後ろを疎かにしたつもりはなかったつもりですが、しっかりとダメージを食らった感触はあります。


「凄い連携ですね」

「どういう事?」

「投げられたタートルが避けられた後に水魔法で方向転換して当たりに来ていました」


 そんな連携ありかよと思いたいところですが、それならば避けたのにあたった理由もわかります。そして今、タートルはまた殻に閉じこもってしまっています。

 ちょうど後ろにタートル前にスクワラルという囲まれた状態ですが、あまり後ろに気を配っていると前のスクワラルがこちらへ攻撃してきそうで動きづらい状態。


「後ろに居るタートルが厄介だね」

「でしたら……」


 精霊の言葉に頷いて、ジワリジワリとすり足で後ろへ下がってタートルの方へ。

 タートルも隙を伺っているのかひっこめている状態に見えるのですがすぐに動ける様にも見えます。


「ここまで来たら、いけるね」

「ですね」


 精霊が今さっき教えてくれたのは当たり前の事。

 亀なのだからひっくり返せばいいという至極単純な話。

 ゆっくり下がりきってすぐそこにタートルが居るので木刀を左手に持って前をけん制しながら右手にぐっと力を込めてタートルをひっくり返そうとしてみたのですが、


「重たっ!動かないんだけどっ!」


 タートルはかなりの重さの様子、右手一本で動く様子はありません。


「そこは雅、身体強化を使って下さい」

「ああ、そういう事」


 魔力の温存も大事ですが、命の方がもっと大事。すぐに身体強化をしてみましょう。


「身体強化」


 右手だけで動く様子が全くなかったタートルが動くようになったので、少し揺らす様に勢いをつけていきます。


「いーち、にーの、さんっ」


 勢いに任せてグッと力を籠めるとタートルはひっくり返った様子。身体強化のままなのでスクワラルならイケると踏んで一応斜めにスクワラルへ向かいます。

 慌ててスクワラルがテイルアタックをしてきますが、こちらの方が素早く接敵できたので当たる前に前歯に突きの一撃。

 スクワラルは煙になって魔石を落とします。


「ふぅ、まさかこういう連携もあるとは思っていなかった」


 スクワラルの魔石を拾って、一息つけると思ったのですが、


「避けて下さいっ」

「え?」


 そこにはひっくり返った状態のタートルがこちらへ水魔法を飛ばしてきている姿。折角精霊が教えてくれても、いきなりすぎて避けることは出来ません。

 しっかりと水を浴びてしまいます。


「大丈夫ですか?」

「うん。ダメージという意味では殆どないと思うんだけど……ひっくり返すだけじゃダメみたいだね」

「ええ。魔法ですからね。反対向きにしても多分今の様に撃ってくるでしょうね」


 それはなんというか根性があるともいえるような。


「タートルもどうにか倒さないと危ないかもね」

「となるとやはり武器が必要ですかね?」

「あとは攻略法を見つけるか……だね」


 目の前に居るのに倒せない敵。さて、どうやって倒したらいいか。

 すぐに答えが出る事も無く、このタートルもそのまま放置して次の部屋へ向かうため通路へ。

 次の部屋には緑のビンと腕輪が。パッと見る感じ敵もおらず、罠はいつも通りありますが、薄い赤。しっかり避ければ大丈夫そうなので腕輪とビンを回収。


「あ、良い事思い付いた」


 腕輪とビンを回収しているとちょっとした思い付き。

 どうなるかわからないのですが、ちょっとやりたい事が出来ました。





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
[一言] 良い事思い付くとワクワクするよね!
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