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★ダンジョン22

 モンスターハウスを何とか乗り越えて、通路を抜けて別の部屋へ。

 部屋の中に落ちているのはビンなどのアイテムとあの感じは……盾でしょうか?


「盾?だよね」

「ですね。使いますか?」

「いや、あまり使う予定はないかな」

「流石に拾って武器にはしないですよね?」


 少しの間無言があって、いきなり現れたスクワラルの事もあったので結局拾う事に。

 近くにあったビンは緑なので同じくしまっておきましょう。

 モンスターハウスを倒せたのもあって、敵は少し減っているのか歩いていてもあまり敵に遭う事も無く次の部屋へ。

 次の部屋は罠ばかりでアイテムも落ちていないのでそのまま抜けることに。


「武器や防具も結構落ちているね」

「みたいですね。そういえば、雅は落ちていたら何の武器を使う予定ですか?」

「あー、腰のこの木刀だけじゃ少し厳しい感じもしてきてる?」

「いえいえ、木刀でも構いませんけど何なら使うのかなと少し気になりまして」


 剣やハンマーに盾まで落ちていたのは僕も見ているので、僕の手になじむ武器も落ちている事はゼロではありません。

 ただ、僕が使う武器となると少し悩むところ。

 剣は自分では使いづらそうだったのでパス。ちょっとあのハンマーも触ってみたい気はしますが、片手にハンマーで反対の手に盾というのもそれほど悪い恰好には見えませんが、ちょっと自分のスタイルとは似合いません。

 今の木刀の上位種がいいかなと考えると選択肢は一つ。


「刀なら、使ってみたいかもしれないね」

「やはり刀ですか」

「だね。鞘が付いていれば尚更だね」

「鞘ですか?」

「うん。抜き身の刀だと危なくて腰から下げられないし」

「あー、ですね。想像してみたらちょっとヤバい人に見えました」


 どんな想像をしたのかしっかりと聞いてみたいところではありますが、抜き身の刀を腰から下げている人を見たら誰だってぎょっとすると思います。

 まあ、都合よく落ちていればと言う程度でダンジョンを進むとやっと階段を発見。


「これでゆっくり休憩できそうだね」

「ええ。っと、奥のエコーバットがこちらを見つけていませんか?」

「ギリギリ大丈夫じゃない?攻撃される前に階段に入ろう」


 エコーバットの羽音が近づいてくるのを無視して階段に突入。

 三段ほど階段を下りて、休憩をするとしましょう。


「モンスターハウスって、トラップ以外にもあるんだね」

「ですね。というか、スライム纏いはどうでしたか?」

「あー、結構強かったかな。スライムが強くなるだけじゃないんだね」

「みたいですね。まさかスライムがスケスケルトンと一緒になってくるとは思っていませんでした」


 精霊ならば何でも知っているかと思っていたのですが、どうやらそうでもない様子。

 ただ、スライム纏いというのが居ることを知っていた様なのでやはり知識は力。何とか対処も出来たので問題はなしと言ってオッケーでしょう。


「グラノーラバーを下さい。甘味が欲しいです」

「うん。同じ気分だね。先にスポーツドリンクもどう?」

「貰います」


 という事で、水筒を出してまずは休憩。スポーツドリンクが染みわたります。

 一気に飲んで大きく一息。

 すぐにグラノーラバーを自分の口と精霊に渡して食べます。


「美味しいですね」

「そりゃよかった。さてと、次の階を越えてもう一つ進めば転移があるんだっけ?」

「その予定ですね」


 今回のダンジョン探索もいい感じに進んでいます。今までにないアイテムも何個か拾っていますし、まだあと二つの階層を越えるのでもしかしたら欲しいものも拾える可能性があるので更に楽しみです。


「休めたなら行こうか」

「ええ」


 休憩も出来たので階段を下りていざ十五階。

 降りてすぐに敵の気配が沢山。


「コレは囲まれている?」

「そういうわけでもなさそうですね」


 階段を下りた場所から動かなければ襲われることも無いようなので、キョロキョロと見回してみると足元に沢山の気配。

 よく見れば、結構な大きさの蟻。大きさとしてはラット程度ですが量が居るのでちょっと怖く感じます。


「蟻がいっぱいか」

「アントですね。思っていたよりも大きいですね」


 地球と一緒なのかよく知りませんが、見た感じは蟻となればハチ目。顔は蜂で大きな顎からみえる口の部分はかなり鋭くアレで噛まれるのはかなり痛そうです。

 まあ、歩いているので羽もないしハチ目という種類上一緒なので刺してくる針もなさそうなのですが、かなりの量。


「結構強いの?」


 動かないままなのでまだアチラから襲ってくることがありません。精霊に念の為で聞いてみると、


「いえ、弱いです」

「え?弱いの?」

「多分ダンジョン内で最弱だったと記憶しています」


 あれ?弱いの?まあこれで強かったら困りものですが、スケスケスケルトンよりも弱いというのはあまり想像できないところ。

 後は覚悟を決めて戦ってみれば分かる事でしょう。


「じゃあ、倒しまくっていけばいいね?」

「ええ、弱すぎる事にビックリしないでくださいね」


 中々聞いたことのないセリフを精霊に言われましたが、一歩動くと階段の加護は無くなった様で、周りに居た蟻が一気にこっちを見つけた様子。それなりの大きさというのもあって結構怖いのですが、木刀を一閃するとすぐに煙に。


「うわっ、本当に弱い」


 ブンブンと振り回すだけでどんどん蟻が煙になって魔石をコロンと落としていきます。


「もしかしてここは稼ぎにイイ階?」

「一番小さな魔石を大量にという意味ではイイかもしれないですね」


 軽く木刀を振り回すだけで煙になって蟻はどんどん倒されていきます。部屋に十匹以上いた蟻たちは簡単に倒せて、コレはかなり楽しい感じ。

 なんと表現すればいいのか、バッティングセンターでバットを振っていい感じにボールにバットが当たる感触とでもいえばいいでしょうか?

 量が居るので怖がってはいましたが、倒してみれば大したことなく。

 十五階に入ってすぐですが、コレはボーナスな階を見つけられたかもしれません。





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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[一言] ダンジョン楽しく読んでます。
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