マカロニグラタン
いつも通りの起床なのですが、珍しい事に今朝は寒くその寒さで目が明きます。
「なんというか、グッと冷えて来たかも」
部屋の中なので寒いといってもある程度の温度はあるのですが、それでも気が付くほどの寒さ。こっちに来てから温暖な気候ばかりだったので日本で言う所の秋から冬に近い感じなのでしょうか?
こっちの世界に四季があるのかを確認したことが無いので、詳しくは知らないのですがそれでもこの寒さは堪えます。
「うぅぅ、寒っ」
体は布団の中なので温かいのですが、顔だけはそう言うわけにもいかないので、なんというか顔だけパリッとしている感じ。
流石にこのままでは動きがのろのろになりそうなので、寒さに抗って布団を出たらそのまま風呂場に。
お風呂場はひんやりとしていますが、お湯を浮かべて浸かる様に温まれば寒さも何とでもなります。
顔も洗えるので、さっぱりすると眠気も飛んでいつもの様に朝食を。
今朝は昨日の残りがあるので、ちょっとボリュームもあるグラタンに。
「おはようございます」
「おはよう、精霊。朝食は食べるよね?」
「ええ、勿論です。その様子だと昨日と一緒ですか?」
「そうだよ?」
「朝からグラタンと言うのもいい物ですね」
実は昨日の夕方からは大変で。
作らないで魔法の練習に行って、帰ってきたら精霊はお腹が減ったとかなり五月蝿く家に帰ってすぐにお腹が減ったと想像通りになりまして。
グラタンはなんだかんだと時間がかかるので、流石に精霊が待ちきれないと判断すると、パスタによる通常のマカロニグラタンを作ることを放棄。
鶏肉とタマネギを一緒に塩コショウで炒めて、耐熱容器にバターを塗って、ご飯と炒めたモノを入れて残っているベシャメルソースをかけてチーズは少な目に、味のアクセントにマヨネーズもかけたら後は温めるだけ。
もっとしっかりとしたドリアにしてもいいのですが、速さだけを求めてお手軽に作れる形にしたかったので仕方ありません。
実際、少し味は薄目なのですがマヨネーズが結構いい感じに味変をしてくれます。どうしても足したければ塩やコショウを足せば十分にもなります。また、チーズが少なめなので温める時間も短くなっていたので、精霊も満足だったようなのですが、食べおわってみると、
「マカロニグラタンも食べたいです」
「夕飯は終わりなのに?」
「それでも食べたいです」
「そうしたら……」
と、結局今朝にマカロニグラタンがずれてきたのですが、寒さを感じる今朝の一品としては丁度よくて朝から当たりな感じです。
因みにですが、マカロニグラタンはマカロニを茹でて、ハム、鶏肉、タマネギを炒めて具材を入れる容器にバターを塗り、具材とベシャメルソースをかけてとグラタンなのでやり方は一緒。
作り方も昨日のグラタンと殆ど一緒なので具材が違う位でチーズの量はお好みで。
今朝の自分用はチーズをやっぱり少な目でサッパリして欲しかったのですが、当たりではありますが結構量はあるので、食べるのはちょっと頑張りが必要な感じになって。
朝食をそんな感じで済ませて、いつもの時間。
「さてと、今日何作ろう」
ちょっと朝からのボリュームたっぷりなマカロニグラタンで頭が働きませんが、お昼は待ってくれません。
お腹いっぱいなので、お腹と相談は難しそう。
「そういえば、今朝は結構寒かったよなぁ」
「朝から美味しいご飯でしたねぇ」
温度差のある会話ですが、結構ヒントになる事もあるのでそのまま続けます。
「精霊は食べるだけだったから楽だけどね?そうだ、精霊こっちにも四季ってあるの?」
「四季ですか?あるともいえますし、無いとも言えますね」
「それは、どっち?」
「こちらの世界は精霊が居るので、精霊の強さがそのまま季節に反映すると思っていただけるとわかりやすいかと」
「精霊の強さ?」
「ええ、パッと想像がつくと思うので言えば、夏は火の精霊が強くなっている感じですね」
「あー、なるほど。じゃあ、冬は水?」
「ええ。そして春が風で秋が土ですね」
「へー。ってことは今朝寒かったのは水の精霊がつよくなったから?」
「ですね。あとは水の精霊が強くなると雨が降りますね」
そうだったんだ。と思うような話が出てきてちょっと話に花が咲きそうになりますが、そうもしていられないのが悲しい所。
「その話はまた今度詳しく聞くとして、お昼どうしようかな」
「ああ、そう言えば雅はお悩み中でしたね」
「そうだよ。とりあえず麺、パン、飯から選んでいくかなぁ」
「麺、パン、飯ですか?」
「うん。主食を決めると決めやすいからね」
「では、麺で」
「ん。麺か」
決まらないときは決めてもらった方が楽というのもあって、麺で考えてみましょう。
麺で、寒い日、食べたくなる?
「お、いい一品があるじゃない。精霊、ナイス!」
「ふふん、私ですからね。役に立つのは当たり前です」
人の形があったらふんぞり返って自慢をしてきそうな感じですが、何となく声だけでも偉そうな感じ。
「それで、お昼はどんな感じに?」
「それは作ってからのお楽しみって事で」
「朝をしっかり食べたので、お昼までもちますのでゆっくり待たせてもらいます」
「はいはい」
結構な量を朝から食べてもピンピンの精霊は流石という所でしょうか。
思い付いた一品の支度を急いでこれからしましょうかね。
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