スープカレー
昨日の残りがあるので、朝ごはんには迷う事はなく。
朝食を取ってから、すぐにいつもはお昼の支度へ移るのですが今日はどうにも目がパッと覚めた感じがしないので今更ながらに水浴びを。
ゆっくりと水浴びをするとやはり気分も爽快で。
「今日、なにつくろう」
お昼を考えるとしましょうか。
水浴びをしてさっぱりしているので、頭もサッパリ。何の保証もありませんが、いいお昼が出来る気がしてなりません。
「んー、どうしようか」
季節的なモノや時期的なモノ、他にも色々と頭に料理は浮かびますが、イマイチ今日もピンときません。
「食欲は、無いわけではないけど食べられる感じかなぁ」
「お昼が決まらないのです?」
「あー、うん。コレってモノが浮かばなくてね」
「今朝も昨日の残りでしたけど、美味しかったです。ああいう感じで残ってもいいんですね」
「まぁね。ただ、残り物ばっかりって言うのも飽きるかなと思ってなるべく多く作り過ぎないようにはしているんだけどね」
「そういう工夫もしていたのですね」
「そうだね。っと、それでいこうか」
精霊との会話で一つ良さそうなお昼が思い浮かびあがりました。
「何か思いつきましたね?」
「うん。お昼も、場合によっては夜も同じになるかもしれないけど美味しい一品だよ」
思い付いたのはスープカレー。
作るとなると結構時間がかかりますが、今からなら間に合うハズ。
とりあえずと材料をそろえて、早速作っていきましょう。
使う材料は人によって違いますが、基本的な材料は多分誰でも変わりなく。
鶏肉は骨付きの手羽先やレッグの部分。そしてもちろんカレー粉と、色々な野菜。タマネギ、ナス、レンコン、ピーマン、ニンジン、ヤングコーン、カボチャにジャガイモ。この辺りの具材があると見栄えもばっちり。
野菜は出汁も取りたいので、先に下準備をするのですがさらにその前にお肉に下味をつけておきます。
手羽先やレッグは骨に近い部分に包丁を入れてから塩とカレー粉を塗りこんで冷蔵庫へ。
少しお肉を休ませている間に野菜の下準備。
タマネギは皮を剥いて薄くスライス。それとは別でタマネギを食べたいので櫛切りの大きな状態も作ります。ナスはヘタを落として大きく二等分。隠し包丁を入れて大きいけれど食べやすい状態にします。レンコンは皮を剥いてこちらも大きく輪切り。大きすぎる用であれば半月切りにして、一度酢水にさらして変色を防ぎましょう。ピーマンはヘタを落として中のワタを取り出してちょっと一口より大きいぐらいにコレも大きく切りそろえて、ニンジンは皮を剥いてピーマンに大きさを揃えます。ヤングコーンは中のヒゲも美味しいので、皮を剥かずに軽くオーブンで温めて中のヒゲと中身を取り出して、カボチャやジャガイモも大きく切りそろえてこちらもオーブンなどで軽く火を通す形で。
こんな感じで野菜の下準備ででた野菜の捨てる部分を纏めて少量のお酒を入れてから水から沸騰させて、野菜出汁を作ります。
野菜出汁を作っている間に、鶏肉を火にかけてしっかり焼き色を付けます。
鶏肉を焼くのですが、もし根菜類をオーブンなどで焼くのが面倒であれば、ここで一緒に火にかけて軽い焦げ目をつければオッケー。
同時進行でもう一つ大きめのフライパンを用意して、バターを溶かしてスライスしたタマネギを炒めます。コレが飴色になるまでしっかりと炒めるのですが意外とこれが面倒で大変な作業。弱火でじっくりと言われていますが中火などでも大丈夫。
ただ、弱火で時間をかければかけるほど甘くなるのでしっかりとタマネギの甘味を感じてみたいときにはシッカリじっくりも悪くありません。
鶏肉と根菜に火が通ったら、火を落として蓋をしておけばある程度保温もするのでその、ままで。二十分以上煮て来ると野菜出汁もいい色が出て来るはず。しっかりと濾してから仕上げに使います。
タマネギの色が飴色に変わったら、トマト缶(フレッシュトマトを入れる場合は皮を湯剥きする事)と生姜、ニンニクのすりおろしを入れてから、ココにメインのカレー粉を投入。
カレー粉は火を入れることで香りが強くなるので、ここの火入れは今日の料理のキモ。
火を通し過ぎると焦げたような味になり、火が通らなさすぎるとちょっと香りが弱くなります。なので、ちょっとここだけは真剣に。
しっかりと火が通っていい感じに香りがたって来たら、少量のお水を投入。
ついでとばかりに軽く塩、コショウも入れてちょっとペタンペタンと重さのあるルーを作る感じ。
ここまでできたら、もう完成も間近。
最初に作り始めた野菜出汁とタマネギから作った自家製カレールーを混ぜ合わせて、味を整えていきます。パセリ、バジルなどもこのタイミングで一緒に投入。
塩味の調整をもう一度ここでして、蓋をして保温していた鶏肉や根菜も一緒に入れます。ただし、ジャガイモとカボチャそしてニンジン(レンコンも根菜だけどあまり煮崩れないので入れてオッケー)は別の方がヨシ。一緒に入れて煮込んでしまうと煮崩れしてスープにとろみも付いてしまうので、別で待機。
ここまでできれば後は出すだけなので、ついでに茹で卵を作ってあとで一緒に添えればオッケー。
「雅、凄くいい香りがするのですが」
「お昼はスープカレーだよ」
「カレーですか?」
「んー、スープカレーだからカレーとは少しだけ違う感じかな」
「……ご飯を炊かなくても大丈夫なのです?」
「え、あ?」
時計を見ると、十一時過ぎ。
今から急いで早炊きをすればギリギリでしょうか?
浸水する時間は無いのでちょっと怪しい所ではありますが、精霊の一言は忘れていた自分にとって最高の一言でした。
「精霊、ありがとう。すぐにご飯を準備するよ」
「カレーはご飯が欲しいですものね」
「そうだね」
何とかなりそうなギリギリの時間ですが、お昼に間に合うといいのですが……。
今回も読んでいただきありがとうございます
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誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません
改めてありがとうございます
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