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★ダンジョン14

のらりくらりと祝四ヵ月

いつも読んでいただきありがとうございます


 青い魔法陣に入ってみるとトラップに入った時と一緒の様で、少し眩しく光ります。

 光が収まると、すぐ近くに通路が見えるのでまた通常のマップに戻ったことがすぐにわかります。


 カタカタカタカタ


 聞きなれた音に慌てて腰の木刀を引き抜くと、斜め前からスケスケスケルトンがゆっくりやってきました。


「とりあえず通常階に戻った感じかな?」

「ですね」

「あと、トラップの後だから階層が分からないけどさっきとは違う感じがするけど、どう思う?」

「何ともですね」

「そっか。まぁ甘い匂いも少しずつしてきている気もするし、休憩も出来そうにないからどんどん部屋を踏破して階段を見つけよう」

「ええ、それがイイかと思います」


 話をしながら寄って来たスケスケスケルトンを木刀の一撃で倒すと、魔石を拾って軽く辺りを見回して何もアイテムがなさそうなので次の部屋を探すべく何本かある通路へ。

 部屋の踏破はいつも通りに時計回りで。

 通路の先の部屋に居るのは今まで倒したモンスター。そこに居たのは甘い匂いの素の花もどき。そして、その花をポトンと落とすと、それに群がる様に部屋に居るバットとラットそしてリバーシュリンプが引き寄せられます。


「なるほど、ああいう感じでモンスターを集めるのか」

「みたいですね。あの花もどきは次に花をつけるのは結構後になるはずなので、見つけたら倒せば大丈夫だと思いますよ」

「おっけー。とりあえずバットを先に倒すかな」


 右手を前に魔法を一発。

 バットは花に夢中でこちらには見向きもしない状態で簡単に倒せました。ただ、バットが倒されたことに反応したラットとリバーシュリンプが一気に襲ってきます。

 中々に連携の取れた動きでリバーシュリンプが真っすぐに来るので木刀を縦に構えて突っ込んでくる一撃をいなすと、横にラットが来ていてテイルアタックをしてきます。

 ただ、記憶通りにローブの方が硬いのか、ラットの攻撃は僕に通ることなくローブに弾かれたので、その隙にまずはラットへ一撃。

 ラットが煙に包まれている間にひっくり返っているリバーシュリンプにも一撃与えて、部屋に居た三匹は危なげなく倒せました。


「慣れてきましたね」

「まあ、コレだけやればね」

「少しお腹も減って来たので、早く階段を見つけましょう?」

「わかったよ。こっちだって荷物が結構あるから重いんだよ?」

「では、食べて軽くしましょうか?」

「だーかーら、その隙が危ないんでしょ?」


 ちょっとした平行線のような会話をしながらも、三匹分の魔石を拾っていると、花の匂いに誘われてハーミットクラブが今度は引き寄せられてきた様子。


「この花、置いてあるだけでどんどん敵が集まってくるんだね」

「ええ。そういう形でレベル上げをするのも一つだと言われているみたいですよ」

「あー、そういう工夫もありなのか。本当にダンジョンって面白いね」

「楽しめているようで何よりですが、さっきから言うように」

「お腹が減っているのでしょ?これ、どうしたらいいの?」

「分かっているならいいのです。花を倒せば匂いも無くなるはずなので、ソレで敵は寄ってこなくなります」

「わかった」


 とりあえずハーミットクラブは花に向かって動いているので、そのまま木刀で花を一撃。

 すると花は上から叩いただけなのに、綺麗に花弁がひらひらと割れて煙となって消えていきます。

 するとすぐ近くにいたハーミットクラブがまるで目が覚めたかのようにビクンッと止まってキョロキョロと周りを見回します。

 そしてこちらに気が付いたのか、すぐに殻にこもってしまったのでわざわざ手を出すのも面倒なのでそのまま放置して先へ進むことに。

 部屋には偶にアイテムが落ちているのですが、殆どが緑のビン。今回の探索で獲得した殆ども緑のビンで、今回は赤と紫のビンはゼロ。青のビンはさっきのモンスターハウスで二本出たのですが、鑑定しないと怖いので荷物は増えるばかり。


「また緑のビンだね」

「ジュースだと思えば美味しいですよね?」

「まぁ、そうだね。入れるの面倒だから飲むか」


 そのまま拾ってすぐの緑のビンを開けて一口。

 どうやらハズレの様でただの水。そのまま一気に飲み干してしまうと煙がビンを包んで消えました。


「回復ではなかったようですね」

「だね。でも水だから十分美味しかったけどね」

「それはなによりです」


 軽口を精霊と叩きながら、次の部屋を目指すと少し先にはキノコお化けのシルエット。


「キノコお化けに見つかる前にさっさと倒そう。……風っ!!」


 右手を付き出して、魔法の一撃。

 キノコお化けはなすすべなく二つに割れて煙がでると魔石を落とします。


「ふぅ、罠が見えているから足元への魔法を使わなくなったけど、この腕輪は本当に大当たりだったんだね」

「魔力消費が減ってよかったですか?」

「それもあるけど、ワンテンポ早く動けるのも助かる」


 一度魔法を解除してもう一度というのは思っているよりも大変で。敵が幾らゆっくりだといっても一歩ずつ寄ってくることには変わりないので、すぐに動ける事は何よりも勝ります。


「なるほど。っと、あれはスライムですね」

「だね。やる気のようだけど、そうだ折角だからちょっと木刀で頑張ってみるか」


 物理よりも魔法が効くと知ってはいるのですが、木刀も硬いものや重いものなので多少威力も上がっているはずという事で、木刀で戦ってみることに。

 ポヨンポヨンとボールのような動きで勢いをつけて体当たりをしてきたので、それを避けて振り下ろしの一撃。

 ボヨヨンとゴムに弾かれるような反動で木刀が戻ってきましたが、スライムの表情は少し辛そう。多少なりともダメージが入っている様にも見えたので、追撃でもう一度振り下ろしの一撃を加えると、今度は反動も無くそのまま煙になって魔石を落としました。


「おー、やってやれない事は無いんだ」

「みたいですね」


 精霊も今の様な倒し方を見た事は無かったようで、ちょっと驚いているような感じに見受けられます。

 この部屋も何もなく、通路も一本しかなかったので次の部屋へ行くとお目当ての階段が。


「よし、なにもなさそうだしすぐに入ろう」

「やっとご飯ですー」


 階段に入ると、いつぞやにも見た横道が見えます。


「って事は、モンスターハウストラップは落とし穴と一緒で一つ下の階へ落とされているって事だね?」

「みたいですね。うーん、私のご飯が遠のきそうなのが心配なのですが」

「干し肉とグラノーラバーを今出すから、食べてからダンジョンを出ようか」

「それがイイですね」


 帰還用の魔法陣とクリスタルを目の前にして、ちょっとだけ休憩を。

 少し長めにゆっくりとした休憩を済ませて、今回のダンジョン探索も終了しました。




今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
[一言] 日刊で四か月、凄いなあ! 楽しませてもらってます!
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