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ポテトサラダ?

「食べに来たよ」

 お昼前頃。いつも通りに五人が来ます。

「こんにちは、いらっしゃい」

 何日かぶりの来店の挨拶。

 あっちのお店は多分今日もいろいろ大変なのだろうなぁと思いを少しだけ馳せながら、僕は僕でお客さんを迎えましょう。

「お水とおしぼり、すぐお持ちしますね」

「いつも通りにランチを五つお願いね」

「畏まりました」

 準備は整っているので、まずはお水とおしぼりから。

 ご飯をよそってお味噌汁も完成させて、出来ているブリの照り焼き、肉じゃが、ほうれん草のお浸し、おろしじゃこを一つのお盆にのせて提供していきます。

「今日のランチは和食だね。うんうん、美味しそう」

「「「「「いただきます」」」」」

 テーブルに料理を配膳するまでは小さな雑談があったのですが、食べ始めると一気に皆さん無言に。

 厨房に戻って残りの量の確認をすると結構今日は少な目。

「すいません、おかわりお願いします」

「はーい」

 返事をして、器を取りに行くとご飯とお味噌汁のおかわり。

 ご飯を足して、お味噌汁も足して戻ります。

「「こっちもおかわり」」

 入れ替わりの様に二人もご飯のおかわり。

 ご飯を足して、思う事は精霊がさっきおかわりしたときの事。

「ご飯追加で炊いておいてよかった」

 余っても冷凍で保存できるとおもってかなり多めに炊いたのですが、逆にそれが安心感につながっています。

「ふふん、君達は分かっていない」

 お二人のご飯も追加して戻ってみると知り合いがマウントをとるような発言をします。

「なんですと?」

「ご飯のおかわり、それに卵を追加で」

「「「「卵追加!?」」」」

 先におかわりをしていた三人はかなりショックな顔。まだおかわりをしていない一人はにんまりと喜び顔。

「私もご飯のおかわりと卵おねがいします」

「はい」

 返事をして二人分を用意して。持っていきます。

 ただ、少し面白いのはここでも。

 卵かけごはんを作って先に食べる女性を横に、僕を知り合いが呼びます。

「めんつゆをもらえる?」

「「「「めんつゆ!?」」」」

 醤油で作った卵かけごはんを一口、口に入れた後の女性はまさかの表情。

「めんつゆですね。わかりました」

 知り合いはめんつゆをつかって卵かけごはんをつくって食べます。

 先にご飯をおかわりした三人はどうするのかと思っていたのですが、周りがあまりにも美味しそうに食べるのを見て、結局少量のおかわりをすることに。

 各々で卵かけごはんも楽しんだ様で、わいわいしながらもお昼は一段落。

「今日も美味しかったよ。ご馳走様」

 知り合いの言葉に安心します。

「それでね、あと二人明日から増えそうだけど大丈夫かな?」

「二人ですか?」

 とりあえず十人程度までは元々言われているのもあって大丈夫なはず。

「そ。二人。今はそのぐらいかな。まぁ、もっと慣れて来たらまた何人か連れて来ることもあるかもしれないけどね」

 とりあえず二人明日は増える事が分かって、お見送り。


 お客さんも帰って、洗い物をして一段落。

 自分のお昼はブリの照り焼きとお浸しにじゃこおろしを食べて、少し考えてから肉じゃがは残す事に。

 食後のコーヒーを一杯飲んで、少し早い色々な準備を先に今日はすることに。

「肉じゃが、残ったのですか?」

 精霊が聞いてきます。

「残った訳じゃなくて、残したの」

 ちょっと食べたい一品があったので、そのために残しました。

「なんでしょう?」

 わくわくしているのか精霊はいつもよりも活発に浮きます。

「作ってあげるから、アドバイスはお願いね?」

「……ギリギリ怒られない程度には」

「サンキュー」

 という事で先にまずは作りますか。

 残った肉じゃがを使った一品を。


 やることはいたってシンプル。固ゆでのゆで卵を作るぐらい。

「ゆで卵ですか?」

「そそ。あ、これ夕飯だから今は味見だけにしてね?」

 先に釘を打っておきますが、さて手が止まるかどうか。

「大丈夫です」

 その言葉を信じるとしましょうか。

 肉じゃがを一度温めなおして、全体がしっかりと温かくなったらまずは汁気を捨てます。

「ああ、美味しいお汁が……」

 精霊が少しショックを受けているようですが、気にせずに調理を続けましょう。

 入れるのはマヨネーズ。そして出来上がったゆで卵。

 全部入れて、大きめのフォークの背で軽く潰すだけ。

「おおぉ?」

 精霊?その声何処から出ているの?

 面白い反応をする精霊を気にすることなく、粗く潰した肉じゃがとゆで卵。

「はい、どうぞ」

 マヨネーズで和えただけなのですが、マヨネーズは少し少なめに。後程自分で足せばよし。

「では、いただきます」

 精霊は食べると、ピタリと動きが止まります。

「どお?」

 動きが緩やかになります。そのままお皿の上をぐるぐると回ると、

「……あれ?ありませんね?」

 いやいや、食べていたからね?

「もう少し頂けますか?」

「夕飯の分、無くなるよ?」

 一瞬、色が凄い速さで変わってから、いつもの様に色がクルクルと変わります。

「もう少しだけ、今食べたいです」

「はいはい」

 という事でもう少しだけ出すことに。後はこれを一度冷蔵庫で冷やして、お夕飯で楽しみますかね。

「もう少し食べたい、でもお夕飯でも食べたい。もっと食べたいけど………ううう」

 精霊は色々葛藤しているようですが、夕飯の準備も出来たことですし今日の魔法の練習を始めましょうか。

 自分としてはついに第一歩。

 魔法で、料理を作ってみることに。



今回も読んでいただきありがとうございます

もしよければもう少し下の☆評価もおねがいします

目に見える形の評価、かなり嬉しいです

ブックマーク等をしてくださった方も重ねてありがとうございます

毎日投稿頑張ります


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― 新着の感想 ―
[一言] 夕飯招いて。一盃やりましょう!
[良い点] 肉じゃがからのーーポテトサラダ!! 味変サラダを食べる為に、今度からもっと多く作らないと(*^^*) だけどーーー普通に作ったサラダより、美味しく思える。
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