ポテトサラダ
今日が終ると、また休日。
南の扉の人の話を聞いてみたいのと、禁止をされたわけではないのでダンジョンに行くことも予定としては入れたい所。
折角手に入れた腕輪やローブも使って試してみたいのもあります。あとは、まだ完成していない二種類の木刀もどうなのか知りたい所。
意外と休日は休日で楽しみが増えているので、頭の中のスイッチはいい感じに切り替えもしやすい所。
「さ、今日も頑張るかな」
色々とやりたい事や気になる事はありますがまずは起きて、今日のお昼を終わらせてからにしないといけません。
ベッドの上で少しぼーっと考えていたことをする為に起き上がると顔を洗いに。
ただ、今日は顔を洗っても少しシャキッとせず。
朝食をすぐにしてもいいのですが、せっかくなので水浴びをすることに。
朝からお湯に全身漬かるだけでかなり目覚めは違う様で、しっかりと目が覚めます。
朝食の準備をいつもは先にするのですが、このままシャキッと行きたいので先にペーパードリップでコーヒーを淹れていると、厨房にはとてもいい香りが。
「んー、目も覚めるし一石二鳥」
「いい香りですね。おはようございます」
「おはよう、精霊」
「おはようございます、雅。私も一緒に朝ごはんを食べますね」
ということで、二人分。
フレークやグラノーラなので作る時間もそんなにかかることなく。
今日もいい食感ですが、いつもは無いコーヒーの香りがちょっといい感じ。
朝、コーヒーの香り、その二つから想像できるのはモーニングなのですが、食べているものは違うので、少しずれているのが面白く感じます。
「そうか、丁度いいや。一品決定」
「お昼の一品ですか?」
「そう。モーニングをイメージしていたら、ポテトサラダがちょっと食べたくなって」
「あー、ポテトサラダですか。結構前に肉じゃが?でしたっけあれから作っていましたよね?」
「そそ。でも、今日は普通に作るやつね」
「ほー。楽しみです」
一品決まりましたが、あくまで小鉢ぐらいの物。
メインも考えないといけないのですが、とりあえず朝食を済ませたら先に作って考えていきましょう。
ポテトサラダはシンプルで美味しい一品。
作り方も結構簡単。使う材料もシンプルにするつもりなので、じゃがいも、キュウリ、ハム、タマネギとシンプルに。
ジャガイモは皮を剥いて茹でるのもいいのですが、面倒なのでそのまま水を張った鍋に。あ、勿論軽く皮は水で洗って泥はおとしておいたものですよ?
じゃがいもを茹でている間に、最初はキュウリ。
両端を落として、ある程度の薄さの輪切りにしてから塩を振って少しもみ込み。
これで水分も抜けるのであとでいい味の素にもなります。
ハムはキュウリと同じぐらいの大きさにそろえる用にカットしてあげるだけ。
で、タマネギなのですが、皮を剥いて薄くスライス。栄養が抜けてしまうのは分かっていますが、軽く水にさらしてぎゅっと絞ってあげるだけ。
栄養も入れたいとやっぱり思ってしまうので、その場合は少し手間を。
その場合は、タマネギを大根おろし器などですりおろしてあげれば大丈夫。
すりおろしたタマネギにお酢、塩、砂糖を加えてスプーンなどで混ぜておきます。
もろもろ用意をしていると大体いい時間になってくるので、じゃがいもも茹っているはず。竹串などを刺して生っぽいものが付かないや色々な確認方法があるので、自分なりの確認をしたら、皮を剥いて水気を切った鍋で少し空だき。すると粉吹き芋になるので、後は一気に仕上げ。
粉吹き芋をボウルに入れて熱々の所に最初に入れるのはすりおろしたタマネギとお酢、塩、砂糖を加えたモノ。この余熱で酸味や辛味が飛ぶので慌てない程度で少し早めに。
マッシャーで雑に潰して食感を残すか、しっかり潰して野菜とハムしか食感にならないモノにするのかはお好みで。
今日は量を作っている都合もあるので、雑にポテトの食感も残る形で。
マッシャーで潰したら、水気を切ったキュウリ、切りそろえたハム、タマネギを加えて全体をさっくりと混ぜて、塩をぱらりとかけてマヨネーズをすこし多めに。
後は冷蔵庫で冷やしておけばお昼の一品に。アイスクリーマーなどで出すのもいいですし、雑にスプーンを使って掬った置き方も悪くありません。
「おお、コレがポテトサラダですね?」
「そうだけど、味見?」
「ええ。必要ですよね?」
「まぁ、少しはね」
スプーン一杯分をお互いに取って、お皿において出すことに。
「……コレだけですか?」
「試食じゃなくて、味見だからね?」
「……そうですね」
どうやら試食のつもりだったようで、量に不満があるようですが、味見はこんなもんで十分のハズ。
味としては悪くなく、マヨネーズが結構強めに感じるかと思いましたが塩がいい感じに締めてくれていて、またすりおろしのタマネギなどが少し複雑に味を演出してくれているので思っていたよりも優しい味。
お客さんに出すときには黒コショウをぱらっとするつもりなので、足りないスパイス感も出るはずなので、多分問題もなさそう。
「さて、メインをどうするか」
「ですね。コレも悪くないですけどメインがあってのコレですからね」
「だよね」
話をしながらこのポテトサラダがちょこんと置かれているのを想像すると、意外といろいろ出てきますが、自分がこれと食べたくなるものはちょっと違ってワンプレートな一品。
その想像に合わせるとなれば、ご飯とお味噌汁をつける形が良さそうです。
「とりあえず、ご飯を炊こうか」
「ご飯?という事はメインが決まったのですか?」
「うん。一応冷蔵庫を確認するけどね」
そう言って、冷蔵庫を開けてあるお肉を確認。人数分ちゃんとあるので大丈夫そうです。
お昼のメインもこんな感じで今日も決定。
「あ、そう言えばさ昨日南の扉の所に立っている門番さんに声を掛けられてね」
そう言えば伝えていなかったので、今更ながらに話をするとしましょう。
お味噌汁も考えないといけないけど、んー、しめじがいいかな?しめじだけだとちょっと寂しいから、昨日も使ったけど豆腐でも入れればいいか。
こんな感じで、お昼が今日も決まっていきます。
お昼まではもう少しですね。
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