★ダンジョン2
★祝3か月★
百話目で三ヵ月だったら格好良かったのですが、多少のズレは人間の証という事で(笑)
いつも読んでいただき誠にありがとうございます
どうぞ本日もお楽しみください
初めて倒したという事は多分経験値とかも入っているのかもしれませんが、ゲームではないのでステータスを見ることもかなわず。
そう考えてみるとゲームというのは本当に良く出来ているのだと実感をします。
「さてと、奥はどんな感じなのかな?」
スケスケスケルトンを倒して、先に進むとまた少し広い場所。
部屋は最初よりは少し大きいのですが、少し遠い場所でさっきと同じカタカタという音。
「相手がまだ見付けられていないようですが、奥に居ますね」
精霊が教えてくれます。
僕も頷いて、折角なので次は魔法を使ってみることに。
「精霊、魔法を使ってみようと思うけど、いいよね?」
「構わないと思いますが、ちょっと勿体ないかもしれませんが?」
それは分かっているけど、それでも使ってみたいのです。
「一発だけだから」
そう言って、少し考えるのは属性について。
普通に考えれば、火には水と対属性があって火→風→土→水→火と弱点があったはず。
スケスケスケルトンは見た感じだと骨だから、土?骨ってそもそもが属性なんだろう?
そんな感じで色々と考えて、一応確認を。
「精霊、スケスケスケルトンは何属性?」
「無属性ですね。なので、魔法は何を撃っても効きます。それとですね、魔法を撃つのであれば、魔法耐性の低いスライムやコアが見えづらいモンスターの方がいいですよ?」
なるほど、魔法耐性というのもあるのか。
骨は叩きやすいので物理耐性が低いと考えてみれば分かりやすいもの。
「んー、でもあの状態のスライムを攻撃したいとは思わないからなぁ」
「この階には居ない様ですけど、もう少し下がればスライム纏いのスケルトンの様なモンスターも出て来ると思いますので、スライムにも慣れておいた方がいいですよ?」
「えぇ!?何それ?」
スライムがスケルトンにまとわりつくの?
頭で想像すると、それほど強そうには見えないのですがどうなのだろう?
「スケスケスケルトンだとそれほど強くありませんが、骨の量があるスケルトンになってくると膂力も違うので、結構強いモンスターです。物理に対しての耐性もスライムが居ることによって高くなるので、セオリーとしては魔法を撃って、物理で殴る形ですかね」
あぁ。そりゃぁそうだよね。さっきのように木刀で一撃のモンスターはいくら強化しても弱いままだけど、骨も強くなればもっと強くなるのも分かります。
と、雑談はこの辺りまでにしてとりあえずは魔法を使ってみましょうか。
まだ気が付かれていませんが、この距離であれば当てられそう。
なんでもいいとなれば、使い慣れている方がいいのでいつものお風呂や水浴びで使うアレでいきましょう。
「ウォーターボール!」
一度木刀を腰に戻して、右手を上に向けて魔法を想像。声で確定させた魔法が右手の上に。
いつもは浮かべたままにして使いますが、今日は攻撃。
これをピッチャーのような感じでとりあえず投げてみることに。
つかめるわけではないので、それほど威力はありませんがどうでしょう?振りかぶってタイミングを見て大体の位置で魔力をプチッと切ります。
すると、右手のウォーターボールはあまり早いとはお世辞でも言えないスピードでスケスケスケルトンに当たります。
当たった場所は上半身。そのままモンスターはバラバラと崩れます。
「まだですっ!」
いきなり精霊の声。
思わず“えっ”と出て来るであろう魔石を取りに移動していた足を止めます。
そしてバラバラだった骨がカタカタと音を鳴らしながらゆっくり元に戻っていきます。
「スケスケスケルトンは頭部に魔石があるのでソコを壊さないと再生します。先程の魔法が当たったのは上半身の部分だったので、アレでは倒せません」
精霊の説明は簡潔で分かりやすく言われてみればその通り。
一発と言ってはいましたが、折角なのでもう一回とゆっくりと再生しようとしているモンスターを向いたまま後ろに下がりながら、さっきと同じように魔法を想像。ただし次は別の属性で。
「風の玉!」
さっきの属性違いでウィンドボールでもいいかなと一瞬考えたのですが、慣れてないし想像しづらい気がしたので、言いやすい方で。
右手にはさっきと同じように出来ているのですが、風なので見えることはありません。
「雅、さっきのような形でもいいですけど、放出の方が早いと思いますよ?」
「放出?」
シャワーの一件で固定放出の練習はその後もしていますが、放出、放出?何となく覚えているような、忘れているような?
「魔力を最後に切るのは一緒なので、手で照準をつけて放出と想像すれば大丈夫です」
言われた通りに、次はモンスターの頭を狙って言葉には出さずに”放出”を想像します。
すると、風の玉はさっき投げた早さよりも早くモンスターの頭部に。
同じようにバラバラに骨がなり、煙が。
「威力がありすぎるのも問題ですね」
とりあえず魔法でもモンスター討伐は出来たようです。
魔力も二発では減った感じも殆どなく。
二匹目のモンスターの魔石を拾って、とりあえず一段落。
「このモンスターであれば、一度攻撃を受けてみますか?」
こともなげに精霊が言います。
「大丈夫なんだよね?」
「ええ。数字で出せる訳ではないので百パーセントとは言えませんけど、殆ど大丈夫だと思います」
ちょっとその言い方は怖い気がしますが、何事もそんなもの。
「そうだね、一回やってみようか」
「もしもの時は私も何とかしますので」
精霊がなんとか出来るといわれても、どうなるのかは知りませんが、それでも心強いもの。
部屋に居たもう一匹、こちらへ気が付いたようでゆっくりと来ます。
叩かれる趣味は全くありませんが、どういうモノかを知る為と思ってゆっくりと待つと、何処かの骨を武器として使う様でモンスターは手に持った骨でこちらを殴ってきます。
殴られたのは背の高さもあってこちらの胴体。咄嗟に手で防御しそうになったのですがぐっとこらえます。
「何で防御しないのです?」
精霊に聞かれたので、
「手が使えないと、調理とかも大変だしね」
ちょっとだけピアニストのようだと思ったりもしたのですが、それはまあ言わなくていい話。そして、もっと大事なダメージですがまあ、痛くないと言えばウソでしょうけど、子供がチャンバラごっこをしたときに当たって程度の痛さ。
「これなら、大丈夫そうだね」
僕の返事に、
「では、昨日の身体強化を」
精霊に言われるまま、身体強化をする為にさっきと一緒で後ろへ少し下がりながら、想像力を働かせます。
「身体強化!」
全身に魔力を纏わせてみます。
すると少し面白い事に気が付きます。それは敵の動きが少し見やすくなっている気がする事。全体的に能力が上がるというのは視力等も強化されているようで、さっきよりも断然動きがゆっくり見えます。
そのまま同じようにモンスターの攻撃を受けてみたのですが、痛みを感じることは全くありません。それどころか纏った魔力が鎧の様に自分を守っているのが見えるほど。
「おおー、すっごいねコレ」
視力も上がって、防御力も上がって。
腰の辺りの木刀を右手に持って、さっきとは違い片手で一振り。
ぶぅん!!!
「え?」
バットをスイングしてもあそこまでの音は出ないと思うのですが、凄い音。と言うか、片手での一振りなのですが頭部が吹っ飛んで煙が出ています。
コロンと魔石が落ちたので、ソレを拾ってから一度身体強化を解くことに。
「凄いね。魔法も楽しいし、お客さん達が言っていた魔力があればっていう意味もよくわかったかも」
「思っていた以上に凄いですね。流石雅です」
精霊もビックリだった様子。
これで魔法も試せたので、あとはもう少しダンジョンを堪能しましょうかね。
今回も読んでいただきありがとうございます
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誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません
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