【派】┗術師系 魔族種:魔人種系-Warlock-
○《魔人種》系 《魔導を操る探求の徒》
魔法の術理に魅入られ、知的好奇心に従う精神性の怪物となった魔族種系派生種族。
下位種の特性をそのまま踏襲し、魔力・物理攻撃力・特殊攻撃力に優れ、腕力も高い水準の攻撃性に特化したステータスを持つ。下位種同様、体力・気力はやや低いものの、翼展開時の高い機動性と多彩な攻撃魔法を活かした攻撃的な魔法戦闘に優れた適性を持ち、特に魔巧陣と呼ばれる設置型の魔法陣によって相手を行動やルールで縛りつつ、搦め手を交えて敵の選択肢を奪って制圧する特殊戦術を得意とする。
魔族種系種族の中でも特に好奇心を中心とする自我の強い異端の一派であり、下位種同様、人間種を含む殆どの種族と敵対的な関係にあるものの、魔法に対する自身の知的好奇心を満たす方を優先する傾向が強いため、下位種に比べると好戦的な一面はやや落ち着いた。一方で興味のない存在を利用、あるいは消費することに関しては一切躊躇しないため、他種族とのトラブルに発展する深刻な事態を引き起こすこともしばしばある。
下位種同様、極めて攻撃性の高い魔法適性を持ち、闇属性の攻撃魔法を中心に幅広く習得することができるため、魔法を主眼に置いた様々な戦術に対応することができる。更に、下位種に比べて光属性系統の魔法もある程度習得することができ、自身と同様に闇属性系統の存在にも問題なく対処することが可能になった。
素体にコウモリの翼のような形状の生体翼を持ち、低速ながら安定した単体飛行能力を持つ。
・“魔巧陣”
魔人種系種族が進化の過程で獲得する固有の戦闘スキルシリーズ。該当するスキル全てが魔法の原理を機巧的に組み込んだ魔法陣の形を取っており、分類上はスキルでありながらシステム上魔法の効果としても扱われる特性を持っている。発動時に設置した魔法陣自体が消えない限り効力を残し続けるため、罠のように使用することが多い。
・“悪魔の宣告”
魔人種系種族が進化の過程で獲得する固有の支配能力。自分が習得していないスキルや魔法の名前を対象に指定して任意のタイミングで使用でき、自分が習得していないスキルや魔法の名前を宣言することで指定した対象の該当するスキル・魔法の使用を禁止することができる非常に特異で強力な効果を持つ。ただし、禁止することができるのは指定した対象毎に一種類までで、既に使用されたものを後から無効化できるわけではなく、ボスモンスター級にはレジストや解除されやすい等それなりに弱点も多い。その性質上、特定プレイヤーのユニークスキルや特定の種族の種族スキルに対して用いられることが多いが、必要な予備知識も膨大で使いこなすには高い練度が要求される。
・“悪魔の魔法録”
魔人種系種族が進化の過程で獲得する固有の支配能力。自分が習得している魔法の詠唱を自分以外の誰かが完了した際に使用でき、その魔法の発動プロセスを代行することができる。ただし基本的に魔法の対象指定やコストの消費等は実効プロセスで行われるため、通常は魔法の発動制限等の効果を受けた味方の補助や敵の魔法の発動のタイミングをわずかにずらす程度の能力しか持たないが、第二進化種の魔人種から習得可能な種族資質《マジシャンズ・オーソリティ》を習得していると、その魔法の行使権そのものを奪取することができる。ただし、その性質上自身が習得できないユニークスペルや精霊魔法等の種族固有魔法には通用しない上、詠唱部分のみでその魔法名を看破しなければならないため、必要な予備知識も膨大で使いこなすには高い練度が要求される。
・“禁呪魔法”
魔人種系種族が進化の過程で習得する固有の魔法シリーズ。該当する魔法は攻撃魔法と補助魔法から構成され、魔法でありながら天敵である魔法無効・魔法遮断の効果を受けない強力な特性を持っているため、使い方次第では結界や障壁に護られた敵を一方的に蹂躙することもできる。
派生種族:《魔族種》
┗《魔人種》
┗《大魔公》
┗《万魔公》
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●魔人種 《好奇に溺れし知欲の魔人》
魔法の習熟と研究に没頭し、若輩ながら古き魔法使いと呼ばれる存在となった強力な魔族種。下位種に比べて、体表面に刻み込まれた杖・蛇・目を模した紋様とこめかみから生える捩れた角、黒い鱗に覆われた尻尾が特徴で、魔族としての精神性の変化に強く影響された身体は魔法運用に特化して洗練され、全体的に人類種に近い外見に変貌したが、その本質は人とはかけ離れた領域に達している。魔法や儀杖系武器の特殊攻撃力を強化する他、魔法の習熟と運用を強力にサポートする複数の種族資質を持ち、こと純粋な魔法戦においてその他種族とは趣の異なる魔法運用で様々な戦況にも容易に対応可能な戦闘能力を発揮する。
種族資質:
《アンプリファイ・マジック》(0-20)
自分の全ての魔法の威力・効果が最大20%増加する
《グレーター・スペルキャスター》(0-20)
自分が装備した儀杖系武器の特殊攻撃力が最大20%増加する
《エッジ・ウィング》(0→10)
素体の飛行翼が展開されている場合、自分の全ての攻撃の威力が20%増加する
《ブラック・クローク》(0→10)
自分が闇属性系統の魔法を行使した場合、自分の素体の視認性が50%低下する
《デビルズ・インテリジェンス》(0→10)
自分は習得条件を1つ以上満たした魔法の習得条件を確認することができる
《ライブラリ・クラック》(0→10)
1日に一度、自分は魔法の習得条件を1つだけ無視して習得することができる
《マジシャンズ・オーソリティ》(0→10)
自分が魔法の発動に成功した場合、その行使者は必ず自分になる
《フラウデュレント・リキャスト》(0→10)
自分の魔法の詠唱が強制的に中断された場合、自分はその魔法を発動できる
種族スキル(例)
【魔力手繰りの魔巧陣】(任意起動/持続効果)
魔法を発動した存在の魔力を追跡し、視界に強調表示する魔法陣を展開する
【黒き魔手の魔巧陣】(任意起動/持続効果)
魔力で動く黒い腕を出現させる魔法陣を展開し、捕獲した敵を拘束する
【不当な魔法契約】(任意起動/即時効果)
自分が習得済みの魔法を一度だけ他者が詠唱できるようにし、行使させる
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●大魔公 《術理解きし大いなる魔王》
魔道の探求に歳月を費やし、自他の持ちうるあらゆるものを対価として魔王と称されるに相応しい力と知識を身に着けた老練な魔人種。その身体はより魔道を志すに適した霊媒体質を求めて自らの手で作り変えられ、その体表面には定着した術式が紋章のように赤く表出するようになった。下位種の特性をそのまま継承し、高い魔法適性と搦め手を交えたトリッキーな戦闘特性を活かして相手の動きをコントロールする支配戦術を得意とする。魔法や災厄属性の魔法攻撃を強化する他、相手の行動を阻害する効果を持つ“魔巧陣”スキルや“禁呪魔法”等種族固有の攻撃能力に関連する複数の種族資質を持ち、更に特定のスキル・魔法の使用を禁止する能力を獲得したことでより効率的に敵の選択肢を奪うことが可能になった。
種族資質:
《エンファサイズ・マジック》(0-30)
自分の全ての魔法の威力・効果が最大30%増加する
《エンカースド・カタストロフィ》(0-30)
自分の災厄属性を持つ魔法攻撃の威力が最大30%増加する
《エンハンスド・サークル》(0→10)
自分の攻撃魔法の威力が適用された『魔巧陣』スキルの数×10%増加する
《アーク・デビル・マジシャン》(0→10)
自分の『魔巧陣』スキルのスキルマーカーが敵に認識されなくなる
《イレーショナル・デクリー》(0→10)
固有特殊能力“悪魔の宣告”の使用を解禁する
《フォビドゥン・スペルキャスター》(0→10)
種族固有魔法“禁呪魔法”の習得・使用を解禁する
種族スキル(例)
【悪魔騙りの魔巧陣】(任意起動/持続効果)
自分を投影する魔法陣を展開し、自分の動作・効果による現象を全て投影する
【黒き茨の魔巧陣】(任意起動/持続効果)
黒い茨を出現させる魔法陣を展開し、周囲の敵を魔法陣内に引きずり込む
【魔力の掌握】(任意起動/即時効果)
5分間、自分の魔力の上限値を20%減少させ、攻撃魔法の威力を30%増加する
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●万魔公 《魔道究めし大賢魔》
苛烈な魔道研究の末に『古き本物の魔法使い』と謳われ、伝説上の領域へと至った最上位の大魔公。幾度となく励起する術式が体表に刻印された魔力の身体は老成するにつれて密接に融合し、後には黒い紋章のような名残だけが残された。下位種の特性を飛躍的に発展させ、高い魔法火力と幾重にも張り巡らせた罠のような種族固有の妨害能力を用いて一方的に敵を封殺する支配的な迎撃戦術を得意とする。魔法を大幅に強化する他、魔巧陣スキルの使用感を向上させる複数の種族資質を持ち、更に新たに自分の周囲で発生する魔力消費そのものを禁止する種族スキルを獲得したことで極めて凶悪な戦域支配能力を発揮することが可能になった。
種族資質:
《エクストラ・マジック》(0-30)
自分の全ての魔法の威力・効果が最大30%増加する
《オールド・トゥルー・ワイズマン》(0-30)
自分の全ての魔法の威力・効果が最大30%増加し、無効化されなくなる
《エントリー・サークル》(0→10)
自分は『魔巧陣』スキルのスキルマーカーを通じて移動することができる
《フィロソファーズ・スローン》(0→10)
自分の『魔巧陣』スキルの効果で消費する魔力が0になる
《ダーク・デビル・マジシャン》(0→10)
自分の『魔巧陣』スキルのスキルマーカーに接触した敵を一瞬怯ませる
《デビルズ・インデックス》(0→10)
固有特殊能力“悪魔の魔法録”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【奸計因果の魔巧陣】(任意起動/持続効果)
効果中、『魔巧陣』スキルのスキルマーカー上で敵が行使した魔法は暴発する
【大命災禍の魔巧陣】(任意起動/即時効果)
『魔巧陣』スキルのスキルマーカーに応じて効果が変化する大災害が発生する
【魔力崩壊】(任意起動/即時効果)
5分間、自分の周囲では魔力を消費できず、魔法の効果は無効化される
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=DATA=
ステータス《魔人種系[Warlock]》(魔族種/魔人種/大魔公/万魔公)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:1000+[Lv]×10+α
・魔力:(1900/1900/2000/2000)+[Lv]×(19/19/20/20)+α
・気力:1000+[Lv]×10+α
・物理攻撃力:(1600/1800/2000/2400)+[Lv]×(16/18/20/24)+α
・物理防御率:1200+[Lv]×12+α
・特殊攻撃力:(1600/1800/2100/2600)+[Lv]×(16/18/21/26)+α
・特殊防御率:1200+[Lv]×12+α
・腕力:(500/600/700/700)+[Lv]×(5/6/7/7)+α
・脚力:400+[Lv]×4+α
・敏捷性能:500+[Lv]×5+α
・回避性能:500+[Lv]×5+α
・隠蔽性能:600+[Lv]×6+α
・特殊技能:α
《飛行ステータス》
・飛行時間:100+[Lv]×1+α
・飛行重量:100+[Lv]×1+α
・飛行時間:100+[Lv]×1+α
《基本属性耐性》
・火耐性:0
・水耐性:0
・風耐性:0
・土耐性:0
・光耐性:-2/-3/-4/-5
・闇耐性:1/2/2/2
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○【魔力手繰りの魔巧陣】
――魔族の領分を侵した愚か者はその霊視から逃れることはできない。
●前提:種族条件《魔人種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“魔人種”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《魔巧陣》《情報収集》《視界干渉》
●属性:《魔力属性》《霊視属性》
●効果:このスキルの効果は、魔法の効果としても扱う。このスキルは、自分が素体の《利き手》で《地形オブジェクト》または《フィールドオブジェクト》に接触している場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、発動条件に該当する接触面に複雑な魔法陣を象ったスキルマーカー《魔巧中枢》を付与し、そのスキルマーカーに限定因子《魔巧術式§魔力手繰り》を付与する。この時、接触面の周囲半径0.5m圏内に自分が付与した《魔巧中枢》が存在する場合、スキルマーカーを付与する代わりにそのスキルマーカーに限定因子《魔巧術式§魔力手繰り》を付与する。
¶《魔巧中枢》のスキルマーカーは自分の【魔力手繰りの魔巧陣】の効果が解除された場合または自分の所在フィールド情報が更新された場合を除く如何なる場合も破棄されない。また、《魔巧中枢》に『魔巧術式』と名の付く限定因子が付与されている場合、そのスキルマーカーを基点に周囲半径[そのスキルマーカーに付与されている限定因子の数×0.5]m圏内を効果範囲とする平面型の魔法陣系表現効果《展開魔巧陣》を発生させる。
¶¶《展開魔巧陣》は自分の【魔力手繰りの魔巧陣】の効果が解除された場合消滅する。
効果中、自分の周囲半径5m圏内に限定因子《魔巧術式§魔力手繰り》を持つスキルマーカーが存在しない場合、自分は魔力を消費して【魔力手繰りの魔巧陣】を再発動することができる。
●特殊効果:自分の限定因子《魔巧術式§魔力手繰り》を持つ《魔巧中枢》が存在し、かつ自分を含むPTメンバーがそのスキルマーカーを基点に発生している《展開魔巧陣》が接触した場合、自動的に魔力を消費して以下の効果を発動する。
>自分の周囲半径10m圏内の空間で1時間以内に魔法が発動されていた場合、自分が発動条件に該当する《展開魔巧陣》に接触している間、その魔法を発動した存在を自分の《視界》に強調表示する。
※備考:魔法発動の痕跡は周囲半径10m圏内で発見する必要があるが、現在地を捕捉する効果は距離制限がないため同じフィールド内にいるなら確実に捕捉できる。ただし対象が複数存在する場合、明確にその区別をする方法はないため注意。
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○【黒き魔手の魔巧陣】
――その手は哀れな獲物の魔力を吸い上げ、宿主を捕らえて喰らい尽くす。
●前提:種族条件《魔人種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:魔法熟練度200以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《魔巧陣》《魔物召喚》《拘束》
●属性:《魔力属性》《魔物属性》
●効果:このスキルの効果は、魔法の効果としても扱う。このスキルは、自分が素体の《利き手》で《地形オブジェクト》または《フィールドオブジェクト》に接触している場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、発動条件に該当する接触面に複雑な魔法陣を象ったスキルマーカー《魔巧中枢》を付与し、そのスキルマーカーに限定因子《魔巧術式§黒き魔手》を付与する。この時、接触面の周囲半径0.5m圏内に自分が付与した《魔巧中枢》が存在する場合、スキルマーカーを付与する代わりにそのスキルマーカーに限定因子《魔巧術式§黒き魔手》を付与する。
¶《魔巧中枢》のスキルマーカーは自分の【黒き魔手の魔巧陣】の効果が解除された場合または自分の所在フィールド情報が更新された場合を除く如何なる場合も破棄されない。また、《魔巧中枢》に『魔巧術式』と名の付く限定因子が付与されている場合、そのスキルマーカーを基点に周囲半径[そのスキルマーカーに付与されている限定因子の数×0.5]m圏内を効果範囲とする平面型の魔法陣系表現効果《展開魔巧陣》を発生させる。
¶¶《展開魔巧陣》は自分の【黒き魔手の魔巧陣】の効果が解除された場合消滅する。
効果中、自分の周囲半径5m圏内に限定因子《魔巧術式§黒き魔手》を持つスキルマーカーが存在しない場合、自分は魔力を消費して【黒き魔手の魔巧陣】を再発動することができる。
●特殊効果:自分の限定因子《魔巧術式§黒き魔手》を持つスキルマーカーを中心とする《展開魔巧陣》が存在し、敵が該当する《展開魔巧陣》に接触した場合、jぢ王的にその敵の魔力を消費して以下の効果を発動する。
>発動条件に該当する《展開魔巧陣》から不気味に蠢く黒色の腕のような魔物系スキルオブジェクト《黒き魔人形の手》10本を生成する。
¶《黒き魔人形の手》は《展開魔巧陣》に接触している敵を捕捉し、自動的にその素体に絡みついてその敵に対する《拘束》を行う。この《拘束》を受けた存在は[10~15]分間物理障害による強い《行動阻害》を受ける。この時、その存在は気力を消費する《動作》を行うことで《行動阻害》の効果時間を短縮することができる。
このスキルの効果で生成されたスキルオブジェクトが他の存在に接触している場合、その存在は毎秒魔力を消費する。
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○【不当な魔法契約】
――このやり口こそが、奴らが悪魔と呼ばれる所以と言うわけだ。
●前提:種族条件《魔人種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:魔法熟練度300以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《条理干渉》《制限緩和》《ダメージ》《デバフ》
●属性:《条理属性》《魔力属性》
●効果:このスキルは、自分の【不当な魔法契約】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、自分の周囲半径5m圏内に存在する他の存在1体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分が《習得状態》の魔法を1種選ぶ。対象となった存在は60秒間、その魔法の詠唱条件に関わらず自分が選んだ魔法を《詠唱プロセス》を行うことができる。60秒後、対象となった存在が自分が選んだ魔法を発動しなかった場合、その存在は魔力をその魔法の実効処理中に消費する魔力と同じ数値分消費し、現在の体力値の30%の数値分のダメージを受ける。この時、この効果でダメージを受けた存在に40%の確率で“静粛”デバフを30秒間付与する。
¶“静粛”デバフが付与された存在は発声によるスキルの発動ができなくなる。
このスキルの効果が適用されている場合、自分は全ての魔法を詠唱することができず、このスキルの発動から30分間、自分は【不当な魔法契約】を発動することができない。
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○【悪魔騙りの魔巧陣】
――目の前にいる悪魔が本物かどうか、生き残りたいならそれだけは見極めろ。
●前提:種族条件《魔人種系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“大魔公”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔巧陣》《魔物召喚》《幻影生成》
●属性:《魔力属性》《魔物属性》《幻影属性》
●効果:このスキルの効果は、魔法の効果としても扱う。このスキルは、自分が素体の《利き手》で《地形オブジェクト》または《フィールドオブジェクト》に接触している場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、発動条件に該当する接触面に複雑な魔法陣を象ったスキルマーカー《魔巧中枢》を付与し、そのスキルマーカーに限定因子《魔巧術式§悪魔騙り》を付与する。この時、接触面の周囲半径0.5m圏内に自分が付与した《魔巧中枢》が存在する場合、スキルマーカーを付与する代わりにそのスキルマーカーに限定因子《魔巧術式§悪魔騙り》を付与する。
¶《魔巧中枢》のスキルマーカーは自分の【悪魔騙りの魔巧陣】の効果が解除された場合または自分の所在フィールド情報が更新された場合を除く如何なる場合も破棄されない。また、《魔巧中枢》に『魔巧術式』と名の付く限定因子が付与されている場合、そのスキルマーカーを基点に周囲半径[そのスキルマーカーに付与されている限定因子の数×0.5]m圏内を効果範囲とする平面型の魔法陣系表現効果《展開魔巧陣》を発生させる。
¶¶《展開魔巧陣》は自分の【悪魔騙りの魔巧陣】の効果が解除された場合消滅する。
効果中、自分の周囲半径5m圏内に限定因子《魔巧術式§悪魔騙り》を持つスキルマーカーが存在しない場合、自分は魔力を消費して【悪魔騙りの魔巧陣】を再発動することができる。
●特殊効果:自分の限定因子《魔巧術式§悪魔騙り》を持つスキルマーカーを中心とする《展開魔巧陣》が存在し、自分が該当する《展開魔巧陣》に接触した場合、自動的に魔力を消費して以下の効果を発動する。
>発動条件に該当する《展開魔巧陣》から素顔を持たない溶けた像のような魔物系スキルオブジェクト《悪魔騙りの悪魔像》1体を生成する。
¶《悪魔騙りの悪魔像》は自分を《原典》として同じ姿に変身し、その《展開魔巧陣》内に残留する。また、《悪魔騙りの悪魔像》は常時原典と同じ動作を行い、自分が種族資質・スキル・魔法の効果で生成するスキルオブジェクト及び発生する事象・表現効果を模した実体を持たない幻影として周囲に再現する。
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○【黒き茨の魔巧陣】
――魔界の茨は影の中から現れ、魔力と血肉を啜って美しい花を咲かせるだろう。
●前提:種族条件《魔人種系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:魔法熟練度400以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《魔巧陣》《魔物召喚》《拘束》
●属性:《魔力属性》《魔物属性》《植物属性》
●効果:このスキルの効果は、魔法の効果としても扱う。このスキルは、自分が素体の《利き手》で《地形オブジェクト》または《フィールドオブジェクト》に接触している場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、発動条件に該当する接触面に複雑な魔法陣を象ったスキルマーカー《魔巧中枢》を付与し、そのスキルマーカーに限定因子《魔巧術式§黒き茨》を付与する。この時、接触面の周囲半径0.5m圏内に自分が付与した《魔巧中枢》が存在する場合、スキルマーカーを付与する代わりにそのスキルマーカーに限定因子《魔巧術式§黒き茨》を付与する。
¶¶《展開魔巧陣》は自分の【黒き茨の魔巧陣】の効果が解除された場合消滅する。
効果中、自分の周囲半径5m圏内に限定因子《魔巧術式§黒き茨》を持つスキルマーカーが存在しない場合、自分は魔力を消費して【黒き茨の魔巧陣】を再発動することができる。
●特殊効果:自分の限定因子《魔巧術式§悪魔騙り》を持つスキルマーカーを中心とする《展開魔巧陣》が存在し、敵が該当する《展開魔巧陣》に接触した場合、自動的にその敵の魔力を消費して以下の効果を発動する。
>発動条件に該当する《展開魔巧陣》から影と同化するような無数の茨のような魔物系スキルオブジェクト《黒き魔蝕の影茨》1体を生成する。
¶《黒き魔蝕の影茨》は《展開魔巧陣》に接触している敵を捕捉し、自動的にその素体に絡みついてその敵に対する《拘束》を行う。この《拘束》を受けた存在は[15~20]分間物理障害による強い《行動阻害》を受ける。この時、その存在は気力を消費する《動作》を行うことで《行動阻害》の効果時間を短縮することができる。
このスキルの効果で生成されたスキルオブジェクトが他の存在に接触している場合、その存在は毎秒体力・魔力を消費する。
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○【魔力の掌握】
――魔族にとって魔力の全てを支配することすらその力を高める通過点だ。
●前提:種族条件《魔人種系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:Lv.400以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔力干渉》《魔法強化》
●属性:《魔力属性》
●効果:このスキルは、自分の【魔力の掌握】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>5分間、自分が発動した攻撃魔法の威力が30%増加し、自分の魔力の上限値が30%減少する。
●特殊効果:このスキルの発動時、自分の【魔力の解放】の効果が適用されている場合、以下の効果を適用する。
>自分の魔力が全回復する。
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○【奸計因果の魔巧陣】
――それを運が悪かったとでも思ってるなら、奴らも今頃腹抱えて笑ってるさ。
●前提:種族条件《魔人種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“万魔公”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《魔巧陣》《魔力爆発》
●属性:《魔力属性》《爆発属性》
●効果:このスキルの効果は、魔法の効果としても扱う。このスキルは、自分が付与した《魔巧中枢》を中心とする《展開魔巧陣》が存在する場合にのみ発動することができる。発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、発動条件に該当する《展開魔巧陣》に接触している敵が魔法を発動する場合、その魔法は《暴発》し、その敵の周囲半径2m圏内に存在する全ての存在に魔力爆発攻撃による《攻撃判定》を発生させる。この時、その攻撃の威力は《暴発》した魔法の消費する魔力量に比例して増加する。
●特殊効果:自分が付与した《魔巧中枢》を中心とする《展開魔巧陣》に『魔巧術式』と名の付く限定因子が4個以上付与されている場合、以下の効果を適用する。
>適用条件に該当する《展開魔巧陣》に接触している敵がこのスキルの効果でダメージを受ける場合、そのダメージが100%増加する。
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○【大命災禍の魔巧陣】
――この世を地獄に変えようとも、万魔公はその結果を見下ろして嘲笑する。
●前提:種族条件《魔人種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:Lv.500以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《ダメージ》《デバフ》《魔力爆発》《環境改変》
●属性:《魔力属性》《災厄属性》《兇火属性》
●効果:このスキルの効果は、魔法の効果としても扱う。このスキルは、自分が付与した《魔巧中枢》を中心とする《展開魔巧陣》に接触している場合にのみ発動することができる。発動時、自分が接触している《展開魔巧陣》に限定因子《魔巧術式§大命災禍》を持つスキルカウンターを自分が付与した《魔巧中枢》の数だけ付与する。その後、魔力を消費しこの効果で付与されたスキルカウンターの数に応じて以下の効果を適用する。
>1個以上:自分が接触している自分の《展開魔巧陣》と同じ効果範囲内に《炎属性》を持つ柱状の魔力炎攻撃を発生させ、接触した敵に《魔力属性》の《攻撃判定》を発生させる。
>3個以上:自分が接触している自分の《展開魔巧陣》の周囲に《厄炎属性》を持つ柱状の魔力炎攻撃を発生させ、接触した敵に《魔力属性》の《攻撃判定》を発生させる。この時、その攻撃によってダメージを受けた敵に“火傷”デバフを付与する。
¶“火傷”デバフが付与された存在は火傷による《挙動鈍化》の追加効果を受け、毎秒ダメージを受ける。
>6個以上:自分の周囲半径100m圏内に存在する自分の《展開魔巧陣》と同じ効果範囲内に《邪炎属性》を持つ柱状の魔力炎攻撃を発生させ、接触した敵に《魔力属性》の《攻撃判定》を発生させる。この時、その攻撃によってダメージを受けた敵に“侵炎”デバフを5分間付与する。
¶“侵炎”デバフが付与された存在は体内に侵入した炎魔により毎秒ダメージを受け、その存在に対して適用される《体力回復》効果を無効にする。
>9個以上:自分の全ての《展開魔巧陣》と同じ効果範囲内に《兇火属性》を持つ柱状の魔力炎攻撃を発生させ、接触した敵に《魔力属性》の《攻撃判定》を発生させる。この時、その攻撃によってダメージを受けた敵に“壊炎”デバフを10分間付与する。
¶“壊炎”デバフが付与された存在は焼滅の呪いにより毎秒ダメージを受け、10分後に《確定死判定》を受ける。
その後、この効果で発生した魔力炎攻撃は周囲に波及して周辺環境を焼き払う。
>13個以上:自分の全ての《展開魔巧陣》を中心に《兇火属性》の魔力爆発攻撃を発生させ、その周囲半径10m圏内に存在する全ての敵に《魔力属性》の《攻撃判定》を発生させる。この時、発生するダメージはそれぞれの体力の上限値の40%分の数値になる。その後、この効果で発生した魔力爆発は周囲に波及して徐々にフィールド全体を焼き払う。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【魔力崩壊】
――魔力の崩壊は空間を巻き込み、精霊も魔物もその霊命を脅かされる。
●前提:種族条件《魔人種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:Lv.600以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《空間干渉》《魔法無効》
●属性:《魔力属性》
●効果:このスキルは、自分の【魔力崩壊】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>5分間、自分の周囲半径100m圏内に存在する全ての存在は如何なる場合も魔力を消費することができず、その存在に適用されている魔法の効果は無効になる。
●特殊効果:このスキルの発動時、自分の【魔力の解放】【魔力の掌握】の効果が適用されている場合、以下の効果を適用する。
>5分間、自分は魔法を発動することができず、自分は魔力の自然回復が停止し、この効果を除く【魔力崩壊】の効果を受けない。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




