【派】┗妖狐系 魔獣種：化狐種系－Yakumo－
○《化狐種》系 《怜悧なる機知蓄えし狐魔獣》
変幻する尾に魔力を蓄え、祝咒の術を操る狐の形質を発現した魔獣種系派生種。
下位種に比べて、魔力・敏捷性能・隠密性能に優れ、腕力・脚力は低くなったものの攻防のバランスの取れた扱いやすいステータスを持つ。下位種同様、高い運動性能を活かした高速の戦闘機動で戦域に突入し、“幻術”と呼ばれる種族スキルの効果で索敵や攻撃を躱しながら敵を翻弄する陽動・隠密戦闘に優れた適性を持ち、高い機動性と攻撃・妨害に長けた柔軟な立ち回りで敵の動きをコントロールする遊撃戦術を得意とする。また、進化の過程で更に善悪の業に応じて白狐種系・野狐種系の2つの種族分岐に分かれており、それぞれが光・闇の得意属性と物理戦闘・魔法戦闘により秀でた性能へと変化する。
魔獣種系種族の中でも特に魔力適性の高い一派であり、創造主である賢帝ファルスの命令に対しても善悪の精神性に影響される傾向が強いためその行動は一見して不安定に見られることが多い。一方で下位種同様、創造主同士が敵対する魔族種系・妖虫系種族とは険悪な関係にあり、存在するだけで周囲の魔力を消費する特性から古民種系・英霊系種族・精霊系種族等の魔力に強く影響される多くの種族から敵視されやすい傾向がある。また、その戦闘特性から純粋な正面戦闘を避ける傾向があるため、下位種に比べて他種族と遭遇しても結果的に戦闘に発展することは少なくなった。
下位種同様、特殊攻撃力は平均的な水準に留まっているものの、種族派生に応じてそれぞれが影響力に優れた光・闇属性の魔法を中心に多数の攻撃魔法を習得することができ、特に野狐系種族は魔法に関連する種族資質を有しているため、双方ともに実戦的で強力な魔法適性を持つ。一方で、原種と同じ擬人形象に加えて高い運動性能を誇る四足獣型の魔獣形象を獲得したことで戦域全体を機動的に立ち回る遊撃戦力として高い戦闘能力を発揮することができる。
素体に翼を持たず、単体飛行能力を持たないが、純粋な身体駆動のみによって極めて高い機動性を発揮することができる。
・“魔獣形象：化狐種系”
尖った耳や鋭い牙と調和した精悍な頭、しなやかな身体、ふさふさとした尻尾等狐属の形質を持つ四足獣型の姿を持つ。特に尾は優れた物理性能と魔力適性を備え、様々な攻撃手段の触媒として多用される。
・“幻術”
化狐種系種族が進化の過程で獲得する固有の戦闘スキルシリーズ。該当するスキルはその殆どが敵の妨害や攻撃の回避、空間転移等、直接的・間接的に敵の選択肢を削いで自身の柔軟な立ち回りを補助する多彩な特性を持っている。扱いは難しいものの使いこなせば非常に強力なものが多く、関連種族の特徴的な戦闘スタイルを実現するために一役買っている。
派生種族：《魔獣種》
┗《化狐種》
┣《白狐種》
┃ ┗《天神狐》
┗《野狐種》
┗《九尾狐》
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●化狐種 《知慧欺きし狐の化身》
その身に蓄えた魔力を尾に集約し、より強力な魔獣として優れた肉体へ変異した狐の魔獣種。下位種に比べて、全身を覆っていた毛皮から変化した柔軟な肌と目や耳、尻尾が変異した狐の形質が特徴で、機動力と物理戦闘に特化した身体は四肢と両手の爪が鋭く発達し、全体的に人類種に近い外見に変貌した。切断属性や遠距離からの物理攻撃を強化する他、隠密行動や遊撃を中心に独自の戦線展開を補助する複数の種族資質を持ち、行動阻害や索敵阻害等敵への妨害能力に長けた戦闘スキルシリーズ“幻術”を操り、立ち回り次第で戦況を極端に左右する程の高い戦闘能力を発揮することができる。
種族資質：
《インテンスファイ・スラッシュ》（0－20）
自分の切断属性を持つ物理攻撃の威力が最大20％増加する
《インテンスファイ・ディスタンス・ストライク》（0－20）
自分の遠距離物理攻撃の威力が最大20％増加する
《ロングタイム・イルアーツ》（0－20）
自分の“幻術”スキルの効果時間が最大20％増加する
《ハイパーセンス・オブザーバー》（0→10）
周囲の魔法詠唱の反応を感知し、方角を知覚する
《イマジナリー・フェイク》（0→10）
戦闘中、自分の声がPTメンバー以外の他者に聞こえなくなる
《マナ・プレデトリー・オーバーチャージ》（0→10）
フィールド内に限り、魔力値が上限を超えても【魔力貪り】で回復できる
《ファシネイト・シェイプ》（0→10）
固有特殊能力“魔獣変化”の使用を解禁する
種族スキル（例）
【魔力患い】（常時展開）
魔力が上限値の80％以上の場合、超過した割合だけ体力上限値も減少する
【魔力貪り】（常時展開）
モンスターを討伐した時、その残存魔力量に応じて自分の魔力を回復する
【狐火の変幻術】（任意起動／即時効果）
狐火を相手にぶつけ、10秒間視界妨害と感覚刺激の効果を付与する
【眩惑の変幻術】（任意起動／即時効果）
任意の対象と同じ姿を持ち動きを模倣する囮を10秒間生成する
【影縫いの変幻術】（任意起動／即時効果）
対象の影を地面や壁に固定し、5秒間対象の動きを大きく制限する
【葉隠れの変幻術】（任意起動／即時効果）
2秒間、自分の身体を“不可視状態”にする
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●白狐種 《神に仕えし善良なる霊狐》
天神の使いとして信仰を集めたことで霊獣となり、善の精神性を以てその身を侵す魔力を霊力として利用する術を獲得した強力な化狐種。その身体は超理の幻獣として覚醒したことでより霊的素養に特化して洗練され、体内から溢れ出す自身の霊力が戦闘時の昂揚で身体の周囲に青白い火花のように表出するようになった。下位種の特性をそのまま継承し、高い運動能力によって機動的に立ち回りつつ優れた物理性能と“天幻術”スキルの攻撃妨害効果で戦線を展開する遊撃戦術を得意とする。切断属性の物理攻撃や魔獣形象での光属性魔法の威力を強化する他、自身が敵から受ける様々な影響を緩和する複数の種族資質を持ち、優れた隠密性と機動力を発揮する魔獣形象では神出鬼没な幻影のように敵を惑わせる。
種族資質：
《リィンフォース・スラッシュ》（0－30）
自分の切断属性を持つ物理攻撃の威力が最大30％増加する
《ホワイト・フォックス》（0－30）
“魔獣形象”で、自分の光属性魔法の威力が最大30％増加する
《マナリア・レジスト》（0→10）
自分が魔力攻撃によって受けるダメージが40％軽減される
《オーラ・オブ・ピュリフィケーション》（0→10）
自分にデバフが付与された場合、1分後にそのデバフを無効化する
《ホワイト・アウト》（0→10）
攻撃魔法を回避した時、自分の身体を1秒間白霧に変化させて移動できる
《ブリンク・レプリカント》（0→10）
“魔獣形象”に変身した際、自分と同じ姿を持つ召喚獣を30秒間召喚する
種族スキル（例）
【瞬影の天幻術】（任意起動／即時効果）
発動した瞬間の攻撃を透過し、残像を残して自分の後方に退避する
【瞬動の天幻術】（任意起動／即時効果）
発動した瞬間の攻撃を透過し、残像を残して高速移動する
【瞬護の天幻術】（任意起動／即時効果）
発動した瞬間の攻撃を強力に防御し、攻撃者の死角に空間転移する
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●天神狐 《天より出づる強大なる神狐》
神獣に相当する膨大な霊力と神格を備え、充溢した神気が此岸におけるその存在を幻と呼ばれる程に希薄な領域に昇華させた最上位の白狐種。天界と霊的経絡で繋がった身体は流入する天上の神気と体内の霊力が混じり合い、戦闘時の意識の昂揚に呼応して青白い電流のように体表面から迸る。下位種の特性を飛躍的に発展させ、空間内の霊力顕現を司る顕幻術スキルによって機動的に攻撃と回避・潜伏を繰り返す独特な波状攻撃を行う堅実な遊撃戦術を得意とする。切断物理攻撃や限定的に光属性魔法の威力を強化する他、攻撃の回避をトリガーに流動的に魔獣形象へと変身する複数の種族資質を持ち、変幻自在に攻め方を変えて敵を翻弄する熟練者の戦闘機動は最早目で捉えることすら非常に困難な領域にも達することが可能になった。
種族資質：
《スプリマイズ・スラッシュ》（0－30）
自分の切断属性を持つ物理攻撃の威力が最大30％増加する
《ホーリー・フォックス》（0－30）
“魔獣形象”で、自分の光属性魔法の威力が最大30％増加する
《クイック・ドッジ・リシフト》（0→10）
物理攻撃を回避した時、変身時の魔力を消費せず“魔獣形象”に変身できる
《パッシング・ドッジ・リシフト》（0→10）
攻撃魔法を回避した時、魔力を消費せず30秒間“魔獣形象”に変身できる
《ブリンク・アフターイメージ》（0→10）
走行状態から停止した瞬間だけその場に残像を残して“不可視状態”になる
《リシフト・アフターリロード》（0→10）
“魔獣形象”が解除された時、自分の魔力を上限値の10％分回復する
種族スキル（例）
【霊道の顕幻術】（任意起動／持続効果）
効果中、自分は不可視の不可侵領域“霊道”を通って移動できるようになる
【夜叉の顕幻術】（任意起動／持続効果）
効果中、自分は金色のオーラを纏い、物理攻撃力・物理防御率が増加する
【霊臨の顕幻術】（任意起動／即時効果／RCT2時間）
発動時に祠型の位置指標を設置し、再発動でその位置に空間転移する
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●野狐種 《災厄を呼ぶ邪悪なる妖狐》
自らを縛る秩序と不自由を嫌って怪異となり、悪の精神性を以てその身を侵す魔力を我欲のままに災厄へと転じる術を獲得した強力な化狐種。その身体は超理の魔獣として覚醒したことでより霊的素養に特化して洗練され、体内から溢れ出す自身の妖力が戦闘時の昂揚で身体の周囲に赤黒い火花のように表出するようになった。下位種の特性をそのまま継承し、高い運動能力によって機動的に立ち回りつつ優れた魔法性能と“妖幻術”スキルの特殊攻撃効果で戦線を展開する遊撃戦術を得意とする。攻撃魔法や魔獣形象での闇属性魔法の威力を強化する他、近接戦闘において有用な攻撃手段を追加する複数の種族資質を持ち、優れた隠密性と機動力を発揮する魔獣形象では神出鬼没な幻影のように姿を眩ませる。
種族資質：
《エンファサイズ・エンカース》（0－30）
自分の攻撃魔法の威力・効果が最大30％増加する
《ブラック・フォックス》（0－30）
“魔獣形象”で、自分の闇属性魔法の威力が最大30％増加する
《エフェクター・テイル》（0－20）
素体の尻尾に自分の特殊攻撃力の最大100％分の攻撃力を与える
《イローシブ・イル》（0→10）
自分が近接物理攻撃を受けた時、身体の周囲に瘴気を発生させる
《ブリンク・レプリカント》（0→10）
“魔獣形象”に変身した際、自分と同じ姿を持つ召喚獣を30秒間召喚する
種族スキル（例）
【毒華の妖幻術】（任意起動／即時効果）
自分の尻尾を伸縮し、猛毒の瘴気を帯びた槍に変化させて自在に操作する
【鮮紅の妖幻術】（任意起動／即時効果）
自分の尻尾に纏う瘴気を爆散させ、周囲の生体を瘴気毒で無差別に侵す
【尾裂の妖幻術】（任意起動／即時効果）
自分の尻尾を自分と同じ姿・装備・ステータスを持つ分身に変化させる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●九尾狐 《万象を呪う傾国の大妖狐》
凶兆の魔獣として強大な神通力を操り、破滅と絶望を好みこの世の全てに終焉を告げると謳われる大いなる災厄の化身へと成り果てた最上位の野狐種。歪みきった悪心と怨嗟に同調して変異した身体は膨大な妖力を生み出し、戦闘時の意識の昂揚に呼応して鮮烈な赤い電流のように体表面から迸る。下位種の特性を飛躍的に発展させ、空間内の条件支配を司る禁幻術によって機動的に攻撃と撤退・潜伏を繰り返す独特な波状攻撃を行う堅実な遊撃戦術を得意とする。攻撃魔法や限定的に闇属性魔法の威力を強化する他、攻撃の回避をトリガーに流動的に魔獣形象へと変身する複数の種族資質を持ち、魔法戦闘に際して極めて凶悪な奇襲攻撃を行うことで純粋な性能では及ばない強力な敵すらも立ち回り次第で一方的に蹂躙することが可能になった。
種族資質：
《エクストラ・エンカース》（0－30）
自分の攻撃魔法の威力・効果が最大30％増加する
《イーヴィル・フォックス》（0－30）
“魔獣形象”で、自分の闇属性魔法の威力が最大30％増加する
《クイック・ドッジ・リシフト》（0→10）
物理攻撃を回避した時、変身時の魔力を消費せず“魔獣形象”に変身できる
《パッシング・ドッジ・リシフト》（0→10）
攻撃魔法を回避した時、魔力を消費せず30秒間“魔獣形象”に変身できる
《デス・ブリンガー》（0→10）
“魔獣形象”で行使した攻撃魔法に強力な追尾性能と貫通性能を与える
《コンシールド・シルエット》（0→10）
魔法の詠唱中、自分は“不可視状態”になり、あらゆる視覚的痕跡が消失する
種族スキル（例）
【彼岸の禁幻術】（常時展開）
自分は自分が干渉していない状態の任意の相手に認識されにくくなる
【影絡の禁幻術】（任意起動／即時効果）
発動した瞬間に着弾した自分の魔法弾の着弾した位置に空間転移する
【眷狐の禁幻術】（任意起動／即時効果）
各個体が個別の能力を持つ9種の小筒に宿る狐型召喚獣“管狐”を召喚する
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
=DATA=
ステータス《白狐種系［Haku］》（魔獣種/化狐種/白狐/天神狐)
●《基本ステータス》（＝種族基本値＋レベルアップボーナス値＋個人振分値）
・体力：(1000/1200/1200/1300)+[Lv]×(10/12/12/13)+α
・魔力：(1000/1400/1600/1800)+[Lv]×(10/14/16/18)+α
・気力：(1000/1100/1200/1300)+[Lv]×(10/11/12/13)+α
・物理攻撃力：(1600/1600/1800/1900)+[Lv]×(16/16/18/19)+α
・物理防御率：(1300/1300/1300/1400)+[Lv]×(13/13/13/14)+α
・特殊攻撃力：(1500/1600/1600/1600)+[Lv]×(15/16/16/16)+α
・特殊防御率：(1300/1300/1300/1400)+[Lv]×(13/13/13/14)+α
・腕力：(700/500/500/500)+[Lv]×(7/5/5/5)+α
・脚力：(700/500/500/500)+[Lv]×(7/5/5/5)+α
・敏捷性能：(700/800/900/1000)+[Lv]×(7/8/9/10)+α
・回避性能：700+[Lv]×7+α
・隠蔽性能：(800/800/900/1000)+[Lv]×(8/8/9/10)+α
・特殊技能：α
《飛行ステータス》
・飛行時間：―
・飛行重量：―
・飛行速度：―
《基本属性耐性》
・火耐性：0
・水耐性：0
・風耐性：0
・土耐性：0
・光耐性：0
・闇耐性：0
=DATA=
ステータス《野狐種系［Yako］》（魔獣種/化狐種/野狐/九尾狐)
●《基本ステータス》（＝種族基本値＋レベルアップボーナス値＋個人振分値）
・体力：(1200/1200/1300)+[Lv]×(12/12/13)+α
・魔力：(1400/1600/1800)+[Lv]×(14/16/18)+α
・気力：(1100/1200/1300)+[Lv]×(11/12/13)+α
・物理攻撃力：1600+[Lv]×16+α
・物理防御率：(1300/1300/1400)+[Lv]×(13/13/14)+α
・特殊攻撃力：(1600/1800/1900)+[Lv]×(16/18/19)+α
・特殊防御率：(1300/1300/1400)+[Lv]×(13/13/14)+α
・腕力：500+[Lv]×5+α
・脚力：500+[Lv]×5+α
・敏捷性能：(800/900/1000)+[Lv]×(8/9/10)+α
・回避性能：700+[Lv]×7+α
・隠蔽性能：(800/900/1000)+[Lv]×(8/9/10)+α
・特殊技能：α
《飛行ステータス》
・飛行時間：―
・飛行重量：―
・飛行速度：―
《基本属性耐性》
・火耐性：0
・水耐性：0
・風耐性：0
・土耐性：0
・光耐性：0
・闇耐性：0
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
○【魔力患い】
――過ぎた魔力は魔獣種の身体を蝕み、その魂を患わせる。
●前提：種族条件《魔獣種系》
●習得：最初から保有
●分類：《種族スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統：《体力干渉》
●属性：《特殊属性》
●効果：自分の魔力値がその上限値の80％以上の場合、以下の効果を適用する。
＞自分の体力の上限値が［（自分の魔力値／自分の魔力の上限値）×100－80］％減少する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【魔力貪り】
――魔獣種は倒した獲物から魔力を貪り、自身の体内に取り込む。
●前提：種族条件《魔獣種系》
●習得：最初から保有
●分類：《種族スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統：《魔力干渉》
●属性：《特殊属性》
●効果：自分の攻撃でモンスターの体力を全損させた場合、以下の効果を発動する。
＞自分の魔力が［自分の魔力の上限値×（発動条件に該当するモンスターの魔力値／そのモンスターの魔力の上限値）×0.1］％分回復する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【狐火の変幻術】
――妖狐は幻の炎を操るが、全てが幻とは限らない。
●前提：種族条件《化狐種系》＋《進化Ⅰ以上》
●習得：“化狐種”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《デバフ》《視界干渉》《感覚干渉》
●属性：《魔力属性》《妖力属性》《火属性》
●効果：発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞自分の素体の《利き手》に《妖力属性》を持つ火の玉のような姿の幻の魔力炎《狐火》を発生させる。
¶《狐火》は魔力炎としての実体を持たず、自分が把持している場合にのみ任意の《動作》で移動及び投擲することができる。また、その魔力炎に自分以外の存在が接触した場合、その存在の素体を覆うように燃え上がり、３秒間《燃焼》の体感効果を発生させる。その後、《狐火》は消滅し、その存在に“幻覚”デバフを10分間付与する。
¶¶“幻覚”デバフが付与された存在はその《視界》内に毎秒10％の確率でこの効果が帰属する存在の姿の幻覚が発生するようになる。この時、発生する幻覚の持続時間・場所・挙動は効果処理時にランダムに決定される。
●特殊効果：自分の種族が《白狐種系種族》または《野狐種系種族》の場合、以下の効果を適用する。
＞自分はこのスキルの詳細ウィンドウから他の効果と競合しない任意の符丁を登録することができる。このスキルの効果で発生した《狐火》が存在する場合、自分は登録した符丁を用いて魔力を消費することができる。その場合、その《狐火》は同じ姿の魔力炎攻撃《変幻の狐火》に存在が変化する。
¶《変幻の狐火》は自分が把持している場合にのみ任意の《動作》で移動及び投擲することができる。また、その魔力炎に敵が接触した場合、その敵の素体を覆うように燃え上がり、《魔力属性》の《攻撃判定》を発生させる。その後、自分の《種族系統》に応じて異なる効果を適用する。
¶¶自分の種族が《白狐種系種族》の場合、その敵に付与された全てのバフを無効にする。
¶¶自分の種族が《野狐種系種族》の場合、その敵に付与された全てのデバフの効果時間を初期値に再設定する。
※備考：狐火にはダメージを与える効果はない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【眩惑の変幻術】
――化狐は人を惑わし、間違った道に誘うと言われている。
●前提：種族条件《化狐種系》＋《進化Ⅰ以上》
●習得：“化狐種”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《幻覚》
●属性：《魔力属性》《幻影属性》
●効果：このスキルは、自分の【眩惑の変幻術】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、自分の周囲半径10ｍ圏内に存在する自分を含む実体を持つ存在から１体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞対象となった存在を《原典》として同じ姿の幻影系表現効果《変幻する虚像》を発生させる。
¶《変幻する虚像》は原典の動きを模倣するように通常の実体を持っているように振る舞い、自分を含む他の存在に帰属する全ての干渉を透過する。
このスキルの効果で発生した《変幻する虚像》はスキルの発動から10秒後に消滅する。
※備考：変幻する虚像はプレイヤー・モンスターと様々な姿を模倣できるが実体はなく、攻撃を含む物理干渉・霊的干渉を受けない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【影縫いの変幻術】
――化狐は他者の影を捉えて縛り、本体までも縫い付ける。
●前提：種族条件《化狐種系》＋《進化Ⅰ以上》
●習得：“化狐種”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《拘束》
●属性：《魔力属性》
●効果：このスキルは、自分の【影縫いの変幻術】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、自分の周囲半径10ｍ圏内に存在する自分を含む実体を持つ存在から１体またはオブジェクトから１個を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞５秒間、対象となった存在・オブジェクトに形成された影を重なっている《壁》または《地面》に固定し、その存在・オブジェクトに対する《拘束》を行う。この《拘束》を受けた存在・オブジェクトは物理障害による非常に強い《行動阻害》効果を受ける。このスキルの効果は対象となった存在・オブジェクトの影が消滅した場合解除される。
※備考：物体も対象に指定できる非常に強力な拘束スキル。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【葉隠れの変幻術】
――化狐はその一瞬きで煙のように消えてしまった。
●前提：種族条件《化狐種系》＋《進化Ⅰ以上》
●習得：“化狐種”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《隠蔽》
●属性：《魔力属性》《幻影属性》
●効果：このスキルは、自分の【葉隠れの変幻術】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞２秒間、自分の素体及び全ての装備品は自分を含む全ての存在の《視界》に認識されなくなる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【瞬影の天幻術】
――その白狐は百の刃と千の矢を受けて尚も優雅な笑みを浮かべていた。
●前提：種族条件《白狐系》＋《進化Ⅲ以上》
●習得：種族資質《ホワイト・アウト》を習得する
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《攻撃耐性》《空間転移》
●属性：《魔力属性》
●効果：このスキルは、自分の【瞬影の天幻術】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞［0.5～１］秒間、自分または自分の素体に干渉する全ての攻撃・効果を透過する。この時、適用される効果時間の実効値は効果処理時にランダムに決定される。その後、自分の現在地に自分を《原典》として同じ姿の幻影系表現効果《瞬影残滓》を発生させる。
¶《瞬影残滓》は原典の動きを模倣するように通常の実態を持っているように振る舞い、自分を含む他の存在に帰属する全ての干渉を透過する。また、効果処理時に自分を対象に指定して適用されていた他の存在に帰属する全ての《攻撃》及び《効果》の対象をその表現効果に移し替える。
同時に、このスキルの効果で発生した表現効果をその場に残して自分をその背面方向［３～５］ｍ圏内に空間転移させる。この時、適用される効果範囲の実効値は効果処理時にランダムに決定される。このスキルの効果で発生した《瞬影残滓》はこのスキルの全ての効果処理が終了した場合消滅する。
※備考：後半の効果は攻撃誘導や照準追従、追尾効果を持つ攻撃を実質的に無効化する効果だが、範囲攻撃には効果が薄い他、味方を対象に継続的な恩恵を与える付属効果を持つ攻撃魔法・スキルの対象指定も外してしまう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【瞬動の天幻術】
――神の使いたる白狐を捕らえようなんて馬鹿げた考えは捨てることだ。
●前提：種族条件《白狐系》＋《進化Ⅲ以上》
●習得：特定スキル【瞬影の天幻術】で200回回避を成功させる
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《攻撃耐性》《挙動加速》
●属性：《魔力属性》
●効果：このスキルは、自分の【瞬動の天幻術】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞［0.5～１］秒間、自分または自分の素体に干渉する全ての攻撃・効果を透過する。この時、適用される効果時間の実効値は効果処理時にランダムに決定される。その後、自分の現在地に自分を《原典》として同じ姿の幻影系表現効果《瞬影残滓》を発生させる。
¶《瞬影残滓》は原典の動きを模倣するように通常の実態を持っているように振る舞い、自分を含む他の存在に帰属する全ての干渉を透過する。また、効果処理時に自分を対象に指定して適用されていた他の存在に帰属する全ての《攻撃》及び《効果》の対象をその表現効果に移し替える。
同時に３秒間、自分の全ての挙動速度と移動速度が400％増加する。このスキルの効果で発生した《瞬影残滓》はこのスキルの全ての効果処理が終了した場合消滅する。
※備考：後半の効果は攻撃誘導や照準追従、追尾効果を持つ攻撃を実質的に無効化する効果だが、範囲攻撃には効果が薄い他、味方を対象に継続的な恩恵を与える付属効果を持つ攻撃魔法・スキルの対象指定も外してしまう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【瞬護の天幻術】
――神の使いたる白狐に現世の得物が通用するものか。
●前提：種族条件《白狐系》＋《進化Ⅲ以上》
●習得：特定スキル【瞬動の天幻術】で200回回避を成功させる
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《防御》《空間転移》
●属性：《魔力属性》
●効果：発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞自分の素体の周囲に神性加護による0.4秒間《ガード判定》を発生させる。この神性加護によって攻撃のガードに成功した場合、自分をその攻撃が帰属する存在の背面方向２ｍ圏内に空間転移させる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【霊道の顕幻術】
――通りゃんせ通りゃんせ。此処は何処の細道じゃ。天神様の細道じゃ。
●前提：種族条件《白狐系》＋《進化Ⅳ以上》
●習得：種族スキル【夜叉の顕幻術】の累計発動回数100回以上
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統：《幻術》《特殊機動》《空間転移》
●属性：《物理属性》《霊力属性》《空間属性》
●効果：このスキルは、自分の【霊道の顕幻術】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞効果処理時、自分の現在地を基点に周囲半径10ｍ圏内を効果範囲とする《霊力属性》を持つ霊咒結界《霊道の顕幻》を展開する。
¶《霊道の顕幻》はその範囲内に空間の二点を結ぶ自由線状の光線系表現効果《霊道》を発生させ、その両端の《座標位置》を相互に接続先として指定し、光の渦のような姿のスキルゲート《霊導門》を生成する。
¶¶《霊道》はその範囲内に［40～60］本発生する。この時、適用される生成数の実効値と発生する位置座標は効果処理時にランダムに決定される。《霊道》及び《霊導門》は自分を含む《白狐種系種族》の存在を除くあらゆる存在に認識・干渉されず、自分がそのスキルゲートに接触した場合、自動的に魔力を消費して自分は《霊駆体》に変化し、自分はそのスキルゲートと同化して１秒後に自分を接続先となった《座標位置》へ空間転移させる。
¶¶¶《霊駆体》の自分は実体を持たず、自分が同化しているスキルゲート及び接触している《霊道》、接続先となった《霊導門》は他の存在の《視界》に認識されるようになる。
この効果が適用された場合、自分は10秒間《空間転移》効果を受けない。
このスキルの効果で展開された霊咒結界はこのスキルの発動と持続効果が解除された場合を除く如何なる場合にも消滅しない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【夜叉の顕幻術】
――金色の衣を纏いし夜叉は神々しくも荒々しい凶兆のように見えた。
●前提：種族条件《白狐系》＋《進化Ⅳ以上》
●習得：特定ボス“痩躯の白夜叉”の討伐
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統：《幻術》《特殊武装》《能力強化》
●属性：《物理属性》《神性属性》《霊光属性》
●効果：このスキルは、自分の【夜叉の顕幻術】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞効果中、自分の素体に金狐を模した仮面と金色の衣型の霊装スキルウェポン《金夜叉》を生成し、装着する。
¶《金夜叉》は自分が装備している武器として扱われ、その武器が存在する限り、自分の《物理属性》を持つ攻撃によって他の存在にダメージを与える度に自分に限定因子《金色の顕幻》を持つスキルカウンターを１個付与する。
¶¶限定因子《金色の顕幻》を持つスキルカウンターは最大15個まで付与され、このスキルの発動と持続効果が解除された場合破棄される。
自分の《物理攻撃力》《物理防御率》が［10＋自分に付与された限定因子《金色の顕幻》を持つスキルカウンターの数×２］％増加する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【霊臨の顕幻術】
――祠は神を祭り、神を宿し、神の帰る道をそこに示すだろう。
●前提：種族条件《白狐系》＋《進化Ⅳ以上》
●習得：種族スキル【霊道の顕幻術】を500回発動する
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《眷属召喚》《空間転移》
●属性：《霊光属性》《神性属性》
●効果：このスキルは、自分が召喚した《霊臨の祠》が存在しない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞自分の現在地に小さな鳥居と社を模した祠の姿を持つ固定型の神性系召喚獣《霊臨の祠》１体を召喚する。
¶《霊臨の祠》は召喚された座標位置に残留する。
この効果による召喚獣の召喚は自分の【霊臨の顕幻術】の効果または所在フィールド情報が更新された場合を除く如何なる場合も解除されない。
●特殊効果：自分が召喚した《霊臨の祠》が存在する場合、自分は『霊臨接続』の符丁を用いて魔力を消費し、このスキルを再発動することができる。その場合、以下の効果を適用する。
＞自分を発動条件に該当する《霊臨の祠》が存在する座標位置に空間転移させる。その後、《霊臨の祠》の召喚を解除する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【毒華の妖幻術】
――美しい花には毒があると言うが、あの毒花にあるのは禍々しさだ。
●前提：種族条件《野狐系》＋《進化Ⅲ以上》
●習得：“野狐”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《物理刺突》《デバフ》
●属性：《物理属性》《刺突属性》《瘴気属性》《妖毒属性》
●効果：このスキルは、自分が素体の《尻尾》を実体化している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する《尻尾》１本を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞対象となった《尻尾》の先端部分を媒体として《妖毒属性》の瘴気を帯びた槍の姿の妖装系スキルウェポン《毒華の尾槍》を置換生成する。
¶《毒華の尾槍》は硬い結晶の《物理武装》部分を持ち、自分は素体の尻尾を動かすように操作することができる。
この効果で生成されたスキルウェポンは自分が素体の尻尾の実体化を解除した場合解除され、置換された尻尾は元に戻る。
●特殊効果：自分が置換生成した《毒華の尾槍》が存在する場合、以下の効果を適用する。
＞自分が素体の《毒華の尾槍》を用いた攻撃によって他の存在に《外傷》を与えた場合、その存在に40％の確率で“瘴気毒”デバフを付与し、更に20％の確率で“妖魔毒”デバフを付与する。
¶“瘴気毒”デバフが付与された存在は毎秒［その存在の体力の上限値の１％分］だけダメージを受け、瘴気毒により全ての生命力値の自然回復速度が50％減少し、“妖魔毒”デバフが付与された存在は毎秒［その存在の魔力の上限値の１％と同じ数値分］だけダメージを受け、妖魔毒により体表面の硬度が50％減少する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【鮮紅の妖幻術】
――凶悪な妖気は瘴気へと変異し、瞬く間に死の領域を作り上げた。
●前提：種族条件《野狐系》＋《進化Ⅲ以上》
●習得：特定スキル【毒華の妖幻術】で100体討伐
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《魔力攻撃》《瘴気》《デバフ》
●属性：《物理属性》《瘴気属性》《妖毒属性》
●効果：このスキルは、自分が素体の《尻尾》を実体化している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する《尻尾》１本を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞対象となった《尻尾》から《瘴気》を発生させ、尻尾の周囲に纏わせる。
¶《瘴気》は接触している素体に《生体属性》を持つ存在に“瘴気毒”デバフを付与する。
¶¶“瘴気毒”デバフが付与された存在は毎秒［その存在の体力の上限値の１％分］だけダメージを受け、瘴気毒により全ての生命力値の自然回復速度が50％減少する。
この効果で発生した《瘴気》は対象となった尻尾に《ノックバック》が発生した場合周囲に拡散する。このスキルの効果が適用されている限り、自分は《瘴気》による影響を受けない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【尾裂の妖幻術】
――妖術と幻術に長けた妖狐は尻尾を千切り、精巧な分身を作り上げる。
●前提：種族条件《野狐系》＋《進化Ⅲ以上》
●習得：“野狐”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《眷属召喚》《身体変化》《分身》
●属性：《魔力属性》《妖力属性》
●効果：このスキルは、自分が素体の《尻尾》を２本以上実体化している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する《尻尾》１本を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞対象となった《尻尾》を分離し、自分を《原典》として同じ姿・ステータスの分身体《尾裂分身》を変異召喚する。
¶《尾裂分身》は原典が装備している全ての装備品を複製生成し、装着する。その後、《尾裂分身》は《自律駆動状態》となり、自分の周囲半径20ｍ圏内に存在する敵を自動的に捕捉して攻撃する。
※備考：このスキルで変異した素体の尻尾は自切したような状態にはなるが、外傷扱いにはならず出血もしない。また、分身体が存在する限りその状態が維持される。ただし、分身体が消滅すると部位喪失状態となり、治癒しない限り出血によるダメージが発生する。野狐の場合は尻尾が２本しかないため分身体を１体までしか生成できないが、九尾狐になると文字通り９本の尾を持ち、最大８体の分身体を生成することができる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【彼岸の禁幻術】
――陰に潜む影や波打つ水面に映る像は到底捉えられるようなものではない。
●前提：種族条件《野狐系》＋《進化Ⅳ以上》
●習得：九尾狐の種族資質を全て獲得する
●分類：《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統：《幻術》《視界干渉》《隠蔽》《探知阻害》《索敵阻害》
●属性：《物理属性》《幻影属性》
●効果：以下の効果を常時適用する。
＞自分の認識圏内に存在する敵の《視界》内において自分の素体及び全ての装備品の実体を90％透明化し、自分がその敵に帰属する《探知》《索敵》効果を受ける場合、90％の確率でその効果を透過する。
●特殊効果：自分が他の存在に対して以下の条件［●ダメージを与えた●その素体に接触した●魔法の効果処理が発生した●自分の《任意起動》効果を持つスキルの効果処理が発生した］の何れかを満たした場合、以下の効果を適用する。
＞１秒間、自分を発動条件に該当する存在の《視界》に強調表示する。その後10分間、その敵は自分の【彼岸の禁幻術】の効果を受けない。この効果は、その敵からの自分の《被発見》状態が解除された場合解除される。
※備考：あくまで手を出していない相手に見つかりにくくなる能力であり、完全なステルス性を実現するものではない。また、明確な攻撃行動ではない物理接触でも容易に解除されてしまうため、実戦で高い効果を発揮することはない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【影絡の禁幻術】
――奸智に長けた九尾狐は魔法と共に宙を渡り、敵の背後から急襲する。
●前提：種族条件《野狐系》＋《進化Ⅳ以上》
●習得：“九尾狐”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《空間転移》
●属性：《魔力属性》《妖力属性》
●効果：このスキルは、自分が発動した《魔法弾》系統の攻撃魔法の《実効プロセス》を行っている場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞発動後１秒以内に自分の《魔法弾攻撃》が他の存在またはオブジェクトに着弾した場合、自分をその着弾位置に空間転移させる。
※備考：１秒以内に着弾していないと使えないため、発動タイミングが非常に難しい。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【眷狐の禁幻術】
――魂が裂ける程の怒りが形を成し、主を害する者を屠る邪妖となる。
●前提：種族条件《野狐系》＋《進化Ⅳ以上》
●習得：特定ボス“操管妖獣・狐繰狐”の討伐
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《幻術》《魔獣召喚》《眷族召喚》
●属性：《魔力属性》《妖力属性》《闇属性》
●効果：このスキルは、自分に限定因子《妖狐の眷尾》を持つスキルカウンターが付与されている場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞自分は以下の召喚獣［独狐／連狐／百狐／形狐／尺狐／逆狐／雀狐／蜂狐／堕狐］から発動条件に該当するスキルカウンターの数に応じて召喚可能な召喚獣を１種類選ぶ。この時、自分が所在フィールド内で同名の召喚獣を召喚している場合、その召喚獣を選ぶことはできない。その後、選んだ召喚獣を召喚する。
¶《独狐》は単眼と黄色の毛並みが特徴的な妖狐の姿を持つ妖獣系召喚獣で、発動条件に該当するスキルカウンターが１個以上存在する場合に１体召喚することができる。召喚後、召喚者に追従し、召喚者の命令によって特殊能力《望遠視惑》を利用する。
¶¶《望遠視惑》は毎分召喚者の魔力を消費し、その周囲半径300ｍ圏内の《視界》内に存在する存在を召喚者の《視界》に強調表示する。
¶《連狐》は双頭と赤色の毛並みが特徴的な妖狐の姿を持つ妖獣系召喚獣で、発動条件に該当するスキルカウンターが２個以上存在する場合に１体召喚することができる。《連狐》は固有インベントリを持ち、召喚者は召喚獣から自由にアクセスし、最大10スロット分のアイテムを格納することができる。召喚後、召喚者に追従し、召喚者の命令によって特殊能力《運搬双躯》を利用する。
¶¶《運搬双躯》は毎分召喚者の魔力を消費し、その双頭がそれぞれの身体を持つ２体の召喚獣に分身し、召喚者を含むそのPTメンバーはそれぞれの召喚獣から固有インベントリに自由にアクセスすることができる。
¶《百狐》は三眼と白色の毛並みが特徴的な妖狐の姿を持つ妖獣系召喚獣で、発動条件に該当するスキルカウンターが３個以上存在する場合に１体召喚することができる。召喚後、召喚者に追従し、召喚者の命令によって特殊能力《索敵転視》を利用する。
¶¶《索敵転写》は毎分召喚者の魔力を消費し、その周囲半径20ｍ圏内に存在する存在を召喚者の《視界》に強調表示する。
¶《形狐》は随伴する４個の盾と鋼色の毛並みが特徴的な妖狐の姿を持つ妖獣系召喚獣で、発動条件に該当するスキルカウンターが４個以上存在する場合に１体召喚することができる。召喚後、召喚者に追従し、召喚者の命令によって特殊能力《防御封盾》を利用する。
¶¶《防御封盾》は毎分召喚者の魔力を消費し、召喚獣に随伴する４個の霊盾を浮遊させ、召喚者を含むそのPTメンバーの素体を指向線上に含む攻撃を盾を用いて遮断する。
¶《尺狐》は随伴する５個の狐火と朱色の毛並みが特徴的な妖狐の姿を持つ妖獣系召喚獣で、発動条件に該当するスキルカウンターが５個以上存在する場合に１体召喚することができる。召喚後、召喚者に追従し、召喚者の命令によって特殊能力《狐火舞妖》を利用する。
¶¶《狐火舞妖》は毎分召喚者の魔力を消費し、召喚獣に随伴する５個の狐火を浮遊させ、召喚者の周囲半径10ｍ圏内に存在する敵を自動的に捕捉して攻撃する。
¶《逆狐》は６本の尻尾と銀色の毛並みが特徴的な妖狐の姿を持つ妖獣系召喚獣で、発動条件に該当するスキルカウンターが６個以上存在する場合に１体召喚することができる。召喚後、召喚者に追従し、召喚者の命令によって特殊能力《戦闘逆殺》を利用する。
¶¶《戦闘逆殺》は毎分召喚者の魔力を消費し、効果処理時に召喚者と《交戦》状態の全てのモンスターの召喚者に対する敵対値を召喚獣に移し替える。また、その召喚獣の全てのステータスが［自分と《交戦》状態のモンスターの数×５］％増加する。
¶《雀狐》は七色の魔力を帯びた黒焔と黒色の毛並みが特徴的な妖狐の姿を持つ妖獣系召喚獣で、発動条件に該当するスキルカウンターが７個以上存在する場合に１体召喚することができる。召喚後、召喚者に追従し、召喚者の命令によって特殊能力《隠密七花》を利用する。
¶¶《隠密七花》は毎分召喚者の魔力を消費し、自分と召喚者を含むPTメンバーの素体に以下の属性［光属性／闇属性／風属性／水属性／土属性／火属性／死属性］から召喚者が選んだ属性一つの魔力を付与する。この効果で魔力が付与された存在の素体と全ての装備品は素体に《選んだ属性と同じ属性》を持つモンスターの《視界》に認識されなくなる。
¶《蜂狐》は８枚の細い生体翼と金色の毛並みが特徴的な妖狐の姿を持つ妖獣系召喚獣で、発動条件に該当するスキルカウンターが８個以上存在する場合に１体召喚することができる。召喚後、召喚者に追従し、召喚者の命令によって特殊能力《爆撃霊需》を利用する。
¶¶《爆撃霊需》は召喚者の魔力を消費し、自分の口腔に《妖力属性》を持つ高濃度の魔力の球状の魔力系スキルオブジェクトを生成し、自分の直上に発射する。その後、そのスキルオブジェクトは無数の魔力弾に分離して召喚獣の周囲半径20ｍ圏内に飛散し、接触した全ての敵に《魔力属性》の《攻撃判定》を発生させる。
¶《堕狐》は頭・四肢４箇所・胴側面２箇所・背中・尾の９個に分かれた霊力鎧と紅黒二色の毛並みが特徴的な妖狐の姿を持つ妖獣系召喚獣で、発動条件に該当するスキルカウンターが９個以上存在する場合に１体召喚することができる。召喚後、召喚者に追従し、召喚者の命令によって特殊能力《再生霊鎧》を利用する。
¶¶《再生霊鎧》は召喚者の魔力を消費し、素体に纏う霊力鎧の《欠損》を回復し、その耐久値を初期値に設定する。
●特殊効果：自分が【尾裂の妖幻術】を発動した場合、自動的に魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞自分に限定因子《妖狐の眷尾》を持つスキルカウンターを１個付与する。
¶限定因子《妖狐の眷尾》を持つスキルカウンターは所在フィールド情報の更新が発生した場合全て破棄される。
Tips：
※［種族資質］の項目の記号“－”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される
