【原種】英霊系 亜人種:聖乙女系-Fylgja-
○《聖乙女》系 《英霊迎えし天上の乙女》
“戦軍神”ヘルテイトによって造られた、戦士を導く役割を与えられた亜人類種。
物理攻撃力・物理防御率・特殊防御率・脚力・敏捷性能に優れ、魔力・特殊攻撃力・腕力・隠蔽性能が低い近接戦闘に特化したステータスを持ち、創造主から与えられた加護と預言の権能を活かして周囲の味方を支援しながら、自身も集団白兵戦における準前衛を担う近接格闘戦を得意とする種族。
攻撃性能も然ることながら、火力と影響力に長けた光属性を中心とする優れた魔法適性と高い機動性能・耐久性能から非常に継戦能力が非常に高く、壁役としての陽動、遊撃、耐久、突破等、単体であらゆる局面における近接主戦力に足る非常に安定感が高い性能を持っている。一方で、基本的に物理重視の白兵戦と光属性魔法に特化しているため中・遠距離戦闘に対する解答が限られており、属性相関や環境因子等周囲の状況によっては苦戦を強いられることもある。
進化の過程で自身が導くべき英雄を失ってから天上に還って純粋な神性存在に変化し、加護を与える強力な権能を宿したことで集団戦における支援役としての運用に寄った性能を獲得する。また、全進化段階通して希少な女性限定種族であり、対を成す男性限定種族である戦獣士系種族と合わせて『英霊系種族』と総称される。
創造主である“戦軍神”ヘルテイトの眷属として英雄を見守り時として助け導く役目を与えられているものの、その多くは天上宮を拠点として地上に降り、小さな集落を中心に使命と狩猟を主眼に置いた閉鎖的な社会を形成している。また、創造主同士の関係から竜人種系・亜竜種系・魔族種系・不死種系種族とは種として敵対関係にあるものの、それらの種族を含むあらゆる他種族の個体に寛容または非敵対的な関係にあり、好戦的な性質を前提としつつも明確な敵対行動を取らない限りは相互に許容可能なあらゆる交流を行うことができる。その他、同じ英霊系種族の戦獣士系種族とは特に密な関係にあり、両方の種族の集落は必ず同じ環境下で対になる形で存在し、相互に好意的な様々な交流を行っている。
全進化段階を通して特殊攻撃力が低く、肉体的な加護の維持に霊的素養を消耗しているため習得可能な魔法の数が大きく制限されている等総合的な魔法適性はあまり高くないものの、汎用的な補助魔法・回復魔法に加えて光属性系統の魔法であれば習得することが可能であるため、準火力役としては近・中距離での魔法戦闘も有効な戦術となりうる十分な性能を持っている。
素体に翼を持たず、単体飛行能力を持たないが、進化の過程で獲得する種族スキル【戦乙女の物語】によって空中歩行能力を持つ召喚獣“戦乙女の天馬”を召喚することができるようになり、更に第二進化種では“神命”バフが付与されている間素体に神々しい光で形成された魔力翼を得て、単体飛行能力を持てるようになる。
・“心意の閃転撃”
戦獣士系・聖乙女系種族が進化の過程で獲得する種族固有の強化能力。
以下の効果を常時適用する。
>自分の挙動によって任意の敵の攻撃に対する《回避判定》が発生した場合、1秒間の《リフレックス・トリガー》が発生する。この《リフレックス・トリガー》中、自分の全ての挙動速度が50%増加し、その間に自分が以下の条件[●自分の素体を用いた●自分が装備している武器を用いた]の何れかを満たす《物理属性》を持つ攻撃を行った場合、その攻撃の威力が100%増加する。
・“神命“
戦獣士系・聖乙女系種族が進化の過程で習得可能な複数の種族資質・種族固有スキルに関連する加護系バフ。
=“神命”バフが付与された存在に以下の効果を全て適用する。
¶自分の腕力・脚力が20%増加する。また、自分に帰属する《物理属性》を持つ攻撃が行われる場合、その攻撃に《霊光属性》を付与し、その威力が20%増加する。
¶自分が《静止状態》のままで10秒経過した場合、自分の気力が全回復する。
¶自分が他のプレイヤーに接触した状態のままで30秒経過した場合、そのプレイヤーに“神命”バフを10分間付与する。
・“英霊召喚の占儀”
聖乙女系種族が進化の過程で獲得する種族固有の空間転移能力。“神命”バフが付与されているPTメンバーがいれば自分の呼びかけによってそのプレイヤーを移動でき、能動的なため扱いやすい。
自分を除くPTメンバーに“神命”バフが付与されている場合、以下の効果を適用する。
>自分は『我が声に導かれよ』の符丁を用いて魔力を消費することができる。その場合、自分を除くPTメンバーの中から適用条件に該当するプレイヤーを1人指定し、そのプレイヤーを自分の周囲の空間転移可能な座標位置に空間転移させる。この時、そのプレイヤーに“神命”バフが付与されている場合、自分とそのプレイヤーの“神命”バフの効果時間を10分に再設定する。
・“霊導姫の選定占術”
聖乙女系種族が進化の過程で獲得する種族固有の復活能力。範囲効果で条件に該当する全員を同時に蘇生できる極めて強力な蘇生効果を持っている。類似効果の種族スキルである【霊導の選定戦儀】とは異なり、種族資質に帰属する効果であるため無効化されにくく、条件も緩和されているため扱いやすいが、“神命”バフを付与する効果がないため優先事項によっては使い分けが重要になる。
自分の周囲半径20m圏内に以下の条件[●自分を除くPTメンバー●《死亡確定》処理が行われた●3分間の《蘇生猶予時間》中]を全て満たすプレイヤーが存在する場合、自分は任意に『戦いに集え』の符丁を用いて魔力を消費し、以下の効果を適用することができる。
>自分の周囲半径20m圏内に存在する3分間の《蘇生猶予時間》中のPTメンバーを全て蘇生し、それぞれのプレイヤーの体力・魔力・気力が全回復する。この効果を適用した場合、自分はその後30分間、【霊導の選定戦儀】を発動することができず、『戦いに集え』の符丁を使用することができない。
派生種族:
《聖乙女》
┗《戦乙女》
┗《霊導騎》
┗《霊導姫》
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●聖乙女 《英雄守りし祝の乙女》
“戦軍神”ヘルテイトによって人類種を模倣して作り出され、英霊になりうる戦士の選定と守護者としての役割を与えられた亜人類種。神性存在の眷属として霊的に実体が形成されているものの、肉体の基本構造は人間種と同じであり、外見のみでその種族差を区別することは非常に困難と言える。戦士を傍で守護する者として優れた肉体的素養と敏捷性を備えているが、未だ戦闘技術に対する認識が薄いことから格闘スキルを習得できず、原種の時点では華やかな種族の割には地道で堅実な戦闘能力を発揮する。補助魔法や光属性を中心に魔法を、片手剣系武器を中心に切断属性の物理攻撃を強化する他、集団戦において索敵や支援を行う補助役としての立ち回りに則した複数の種族資質を持ち、更に装備品の負荷重量を半減させる能力を獲得することで武器・防具としての性能は保ちつつ敏捷性を大幅に底上げする破格の戦闘特性を体現している。
種族資質:
《エンハンス・エンチャント》(0-20)
自分の補助魔法の効果が最大20%増加する
《エンフォース・スラッシュ》(0-20)
自分の切断属性を持つ物理攻撃の威力が最大20%増加する
《エナジー・オブ・ライト・エレメンタル》(0-20)
自分の光属性魔法の威力・効果が最大20%増加する
《グレーター・ソードナイト》(0-20)
自分が装備した片手剣系武器の物理攻撃力が最大20%増加する
《リデュース・ストライク・エンデュランス》(0-20)
自分の全ての物理攻撃で消費する気力を最大20%軽減する
《ネイバース・エンブレム》(0→10)
周囲のモンスターの自分に対する敵対値が上がりにくくなる
《ネイバース・ブレッシング》(0→10)
自分の正面にPTメンバーが存在する場合、その全ステータスが5%増加する
《インビジブル・パーセプション》(0→10)
自分を除くPTメンバーの人数まで周囲のモンスターを視界に強調表示する
《フューチャー・ヴィジョン》(0→10)
自分が《被発見状態》になった場合、そのモンスターの位置を察知する
《ライトウェイト・パラダイム》(0→10)
自分が装備している全ての装備品の《負荷重量》が50%軽減される
種族スキル(例)
【凶兆の警告】(常時展開)
稀少・ボスモンスターの出現やローカルイベントの発生予兆を察知できる
【追随する守護者】(任意起動/持続効果)
効果中、視聴覚の共有能力を持つ不可視の召喚獣“守護者”を召喚する
【聖水の盃】(任意起動/持続効果)
効果中、魔力に満ちた霊水が湧き出す物体系召喚獣“聖水の盃”を召喚する
【魂の励起】(任意起動/即時効果)
10分間、指定したPTメンバーの全ての特殊攻撃の威力を10%増加する
【機運の恵風】(任意起動/即時効果)
10分間、指定したPTメンバーに《幸運Ⅱ》の追加効果を付与する
【仕絡みの霊風】(任意起動/即時効果)
10分間、指定した存在に挙動を阻害する風を付与する
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●戦乙女 《戦場を駆ける麗しき半神》
自ら選び献身的に助け導いてきた英雄を戦場で失い、その魂を天上宮へと運ぶ戦乙女へと転身した特別な聖乙女。下位種に比べて、より鍛え上げられた肉体と暗闇が深まる程明るく身体を覆う薄白い光が特徴的な人型をしており、霊的な進化に呼応するように励起した神気そのものが及ぼすこの光は周囲の不安を和らげて仲間を導く支えとなり、汎用性の高い強化効果で味方を支援しながら格闘や剣技を交える白兵戦術に長けている。光属性の魔法以外に遠距離に対する有効な攻撃手段を持たないものの素体の能力の高さ故に戦闘面で困ることは多くなく、立ち回りも単純で非常に扱いやすい。補助魔法や片手剣系武器を中心とする物理攻撃を強化する他、交戦中に発生しうるリスクを軽減する複数の種族資質を持ち、特に相手の攻撃を回避した直後に放つ素体のカウンター攻撃を大幅に強化する“心意の閃転撃”を獲得することで近接格闘戦での火力が爆発的に増加した。また、体力の全損によって死亡したプレイヤーを“神命”バフを付与した状態で復活させる強力な蘇生スキルを持ち、全種族の中でも最上位クラスの戦線維持能力を有する。
種族資質:
《アンプリファイ・エンチャント》(0-20)
自分の補助魔法の効果が最大20%増加する
《インテンスファイ・スラッシュ》(0-20)
自分の切断属性を持つ物理攻撃の威力が最大20%増加する
《グレーテスト・ソードナイト》(0-20)
自分が装備した片手剣系武器の物理攻撃力と切れ味が最大20%増加する
《ホープ・イン・ダーク》(0→10)
暗闇環境で、自分の素体が光源として機能し、周囲の精神系デバフを軽減する
《ネイバース・エンカウント》(0→10)
自分を含むPTメンバーは交戦中、別の強力な敵モンスターと遭遇しない
《ネイバース・スペリオリティ》(0→10)
自分が強力なモンスターと交戦中、自分が受けるダメージを20%軽減する
《ドッジ・ストライク・カウンター》(0→10)
固有特殊能力“心意の閃転撃”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【戦乙女の物語】(任意起動/持続効果)
実体のない霊光の飛行翼を持つ天馬型召喚獣“戦乙女の天馬”を召喚する
【死場の群狼召喚】(任意起動/即時効果)
幸運効果を持つ地を駆ける狼型召喚獣“死場の群狼”を召喚する
【霊導の選定戦儀】(任意起動/即時効果)
体力全損で死亡したプレイヤーを復活させ、“神命”バフを付与する
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●霊導騎 《英霊を導く美しき女神》
加護すべき無二の存在を失ったことで地上での役割を終え、天上宮にて英霊の魂を迎え入れる使命を与えられた高位の戦乙女。神域における饗応役として神と人の性質を併せ持つ半神半人の肉体を持ち、その美しい髪と体表面には自身の神気が輝く光の粒子が舞っている。下位種の特性をそのまま継承し、前衛で準支援役として味方を支援しながら敵を機動的に翻弄して集団戦闘の安定感を高める白兵戦術を得意とする。切断属性の物理攻撃や光属性系統を強化する他、集団戦における自身の戦闘機動を強力にサポートする複数の種族資質を持ち、新たに戦線復帰や味方との合流に特化した空間転移能力を獲得したことでその高い近接戦闘能力を遊撃戦力としても活かすことが可能になった。また、権能の活用により神性系の加護を示す呪占術スキルで味方全体を強力に補助するスキルを獲得したことで、より柔軟に立ち回ることが可能になった。
種族資質:
《リィンフォース・スラッシュ》(0-30)
自分の切断属性を持つ物理攻撃の威力が最大30%増加する
《スペリオル・ライト・エレメンタル》(0-30)
自分の光属性攻撃・魔法の威力・効果が最大30%増加する
《ビフレスト・エントリー》(0→10)
独立フィールドエリアに侵入する時、自分はPTメンバーの座標に合流できる
《アンチ・エンカース・シールド》(0→10)
自分は装備している盾を用いて敵の攻撃魔法の効果を遮断できるようになる
《ヴォケーション・ウィング》(0→10)
自分を含む“神命”バフが付与されているPTメンバーは素体に魔力翼を得る
《インベント・ヴァルキュリア》(0→10)
固有特殊能力“英霊召喚の占儀”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【導きの呪占術】(常時展開)
自分とPTメンバーに索敵性能を強化する“見聞令”バフを付与する
【戦いの呪占術】(常時展開)
自分とPTメンバーに攻撃性能を強化する“奮戦令”バフを付与する
【渡りの呪占術】(常時展開)
自分とPTメンバーに機動性能を強化する“疾風令”バフを付与する
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●霊導姫 《魂を慰める優美なる神姫》
天上宮にて英霊たちの饗応に心を尽くし、”戦軍神”ヘルテイトに連なる軍勢の魂を慰め癒やす役割を司る優美なる霊導騎。神々の世界においても憧憬を集める美しき女神の力を示し、全身に揺蕩う光の粒子は何者にも遮られない加護の領域を形成できるようになった。下位種の特性を飛躍的に発展させ、神性権能に基づく呪占術の加護を用いて味方全体の集団戦闘能力を底上げしつつ、自身は白兵能力と機動力を活かして立ち回る遊撃戦術を得意とする。切断属性の物理攻撃や光属性系統を強化する他、自身だけでなく自分の装備品までも強力に支援する複数の種族資質を持ち、更に一定範囲内の蘇生待機状態のPTメンバー全員をリスポーンさせる強力な全体蘇生能力を獲得したことで、あらゆる局面においても安定した戦闘能力を発揮する非常に人気の高い種族として知られている。
種族資質:
《スプリマイズ・スラッシュ》(0-30)
自分の切断属性を持つ物理攻撃の威力が最大30%増加する
《アルテマ・ライト・エレメンタル》(0-30)
自分の光属性攻撃・魔法の威力・効果が最大30%増加する
《エンチャント・アーマメント》(0→10)
自分は装備している武器・盾をそれぞれ補助魔法の効果対象に指定できる
《リカバリー・ヘルス・スティルネス》(0→10)
自分が静止状態の場合、自分の体力の自然回復速度が100%増加する
《サーヴァント・インカーネイト・ソード》(0→10)
自分に帰属する召喚獣を霊剣に変化させて武器として装備することができる
《フレイヤーズ・オーダー》(0→10)
固有特殊能力“霊導姫の選定占術”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【戦舞いの呪占術】(常時展開)
片手剣系格闘スキルを発動した場合、自分に“戦舞令”バフを付与する
【戦乙女の騎行令】(任意起動/即時効果)
自分を含むPTメンバーに追従する戦乙女型召喚獣“守護乙女”を召喚する
【空に掲げる天駆の霊剣】(任意起動/即時効果)
装備している片手剣系武器を掲げ、光を帯びた強撃で正面空間を薙ぎ払う
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=DATA=
ステータス《聖乙女系[Fylgja]》(聖乙女/戦乙女/霊導騎/霊導姫)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:(1300/1400/1500/1600)+[Lv]×(13/14/15/16)+α
・魔力:(1000/1100/1200/1300)+[Lv]×(10/11/12/13)+α
・気力:(1200/1300/1300/1400)+[Lv]×(12/13/13/14)+α
・物理攻撃力:(2200/2300/2400/2500)+[Lv]×(22/23/24/25)+α
・物理防御率:(1300/1400/1500/1600)+[Lv]×(13/14/15/16)+α
・特殊攻撃力:700+[Lv]×7+α
・特殊防御率:(1400/1500/1600/1700)+[Lv]×(14/15/16/17)+α
・腕力:(400/400/500/600)+[Lv]×(4/4/5/6)+α
・脚力:700+[Lv]×7+α
・敏捷性能:(700/700/800/900)+[Lv]×(7/7/8/9)+α
・回避性能:(600/600/600/700)+[Lv]×(6/6/6/7)+α
・隠蔽性能:400+[Lv]×4+α
・特殊技能:300+[Lv]×3+α
《飛行ステータス》
・飛行時間:―
・飛行重量:―
・飛行速度:―
《基本属性耐性》
・火耐性:0
・水耐性:0
・風耐性:0
・土耐性:0
・光耐性:1
・闇耐性:1
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○【凶兆の警告】
――彼女らのことを信じるならば、その警告には従う方が身のためだ。
●前提:種族条件《聖乙女系》
●習得:最初から保有
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《情報収集》
●属性:《特殊属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分の周囲半径500m圏内に生成されている以下の条件[●希少モンスターの出現●ボスモンスターの出現●緊急任務イベントの発生]の何れかを満たすイベントフラグを専用の表現効果で自分の地図上に表示し、自分の《視界》に強調表示する。この効果で発生した表現効果は所在フィールド内に存在する全ての《聖乙女系種族》の存在の地図及び《視界》にも表示される。
※備考:凶兆の警告の予兆は該当するフラグ生成後から発生の3~10分程度前に、自分の頭上付近のフィールド上方からフラグ発生地点に向かう落雷のようなエフェクトが発生する。このエフェクトは地形に遮られた建造物や地下等でも地形を透過して視認できるが、その他の独立したフィールドオブジェクトを挟む度に視認性が低下するため、自分や発生地点の周囲の地形や環境によっては離れた位置から正確な発生地点を特定することが難しい時もある。
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○【追随する守護者】
――妙な夢を見た時は気をつけたまえ。それは彼女らの警告かもしれないのだ。
●前提:種族条件《聖乙女系》
●習得:Lv.100以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《精霊召喚》《回復強化》《感覚干渉》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《光属性》
●効果:このスキルは、以下の条件[●自分が召喚した《守護者》が存在しない●自分の周囲半径10m圏内に他のプレイヤーが存在する]を両方満たす場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するプレイヤー1人を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分の指先に《霊光属性》を持つ光球のような姿の小型の精霊系召喚獣《守護者》1体を召喚する。
¶《守護者》は空間内を浮遊するように対象となったプレイヤーに追従し、そのプレイヤーに適用される《体力回復》《魔力回復》効果の実効値がそれぞれ3%増加する。
この効果で召喚された召喚獣は《聖乙女系種族》の存在を除く存在の《視界》に認識されず、自分がこのスキルの発動と持続効果を解除した場合消滅する。効果中、自分が召喚した《守護者》が存在する場合、自分は『守護者の眼よ』の符丁を用いて魔力を消費し、以下の効果を発動することができる。
¶固有の空間拡張ウィンドウ《NEIGHBOR SIGHT》を展開する。
¶¶《NEIGHBOR SIGHT》は発動条件に該当する《守護者》が追従するプレイヤーの《視覚》《聴覚》を映像情報・音情報として常時表示する。
※備考:味方との情報共有だけでなく、敵対するプレイヤーの間接的な監視にも有効なスキル。守護者自体は他種族には視認できないため、露見しにくい。
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○【聖水の盃】
――聖乙女の掲げる盃からは常に魔力を帯びた聖水が溢れている。
●前提:種族条件《聖乙女系》
●習得:Lv.200以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《霊装召喚》
●属性:《物理属性》《光属性》
●効果:このスキルは、自分が召喚した《聖水の盃》が存在しない場合にのみ発動することができる。発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、聖杯のような姿の霊装系スキルオブジェクト《聖水の盃》を召喚する。
¶《聖水の盃》は空間内を浮遊するように召喚者に追従する。
この効果で召喚された召喚獣は、自分がこのスキルの発動と持続効果を解除した場合消滅する。効果中、《聖水の盃》はその内部から溢れるように霊象水系スキルオブジェクト《満ち溢る聖水》を生成し続ける。
¶《満ち溢る聖水》は通常の《水》とほぼ同じ性質を持つが、接触したオブジェクトに残留せず、接触している自分を含むPTメンバーに《魔力活性》の追加効果を付与する。
¶¶《魔力活性》の追加効果で、その存在の魔力の自然回復速度が100%増加する。
※備考:聖乙女系種族が持つ魔力回復強化スキル。自分は毎秒コストが発生するため、主にPTメンバーへの補助に用いられる。
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○【魂の励起】
――彼女らに見初められた者は魂が昂り、内なる力が呼び覚まされる。
●前提:種族条件《聖乙女系》
●習得:Lv.200以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《攻撃強化》
●属性:《魔力属性》《光属性》
●効果:このスキルは、自分を除くPTメンバーが存在する場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するPTメンバー1人を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>10分間、対象となったPTメンバーに帰属する以下の条件[●《魔力属性》を持つ●《特殊属性》を持つ●《霊力属性》を持つ]の何れかを満たす攻撃の威力は10%増加する。この効果が適用されている限り、自分はそのPTメンバーを【魂の励起】の対象に指定することはできない。
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○【機運の恵風】
――彼女らは風の精霊を使役し、気に入った者に幸運を運んでくる。
●前提:種族条件《聖乙女系》
●習得:最初から保有
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《バフ》《幸運》
●属性:《魔力属性》《風属性》
●効果:このスキルは、自分の周囲半径5m圏内に他のプレイヤーが存在する場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するプレイヤー1人を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>10分間、対象となったプレイヤーに《加護属性》を持つ《幸運Ⅱ》の追加効果を付与する。
¶《幸運Ⅱ》の追加効果で、その存在に帰属する全ての確率処理に10%の《幸運効果》を得る。
この効果が適用されている限り、対象となったプレイヤーの素体の周囲に弱い事象風が発生し、自分はそのプレイヤーを【機運の恵風】の対象に指定することはできない。。
※備考:《幸運効果》は確率が影響する様々な要素に効果を及ぼす。つまり、このスキルは自分がダメージを受ける(与える)場合のクリティカル率等ダメージに影響する要素の他、バフ・デバフの付与率、モンスターからのレアドロップボーナス等を自分に有利な方に確率を10%増減させる。
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○【仕絡みの霊風】
――彼女らは風の精霊を使役し、敵対する者に不運をもたらすことがある。
●前提:種族条件《聖乙女系》
●習得:第四位階の風属性魔法を習得する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《行動阻害》《行動干渉》
●属性:《魔力属性》《風属性》
●効果:このスキルは、自分の《視界》内に他の存在が存在する場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する存在1体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>10分間、対象となった存在の体表面に弱い事象風が発生し、その存在の《格闘動作》に弱い《行動阻害》効果が発生する。この効果が適用されている限り、その存在が《ダッシュ状態》または《飛行状態》に遷移するまでに必要な時間が1秒増加する。
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○【戦乙女の物語】
――戦乙女の物語には彼女に付き従う従順なる愛馬が描かれていた。
●前提:種族条件《聖乙女系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:”戦乙女”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《精霊召喚》《眷族召喚》
●属性:《物理属性》《精霊属性》《馬属性》
●効果:このスキルは、自分が召喚した《戦乙女の天馬》が存在しない場合にのみ発動することができる。発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分の周囲に馬用の騎馬鎧を身に着けて実体を持たない霊光の翼を備えた馬のような姿の中型の霊獣系召喚獣《戦乙女の天馬》を1体召喚する。
¶《戦乙女の天馬》は召喚者に追従し、自分の周囲半径5m圏内に存在する敵を自動的に捕捉して素体を用いて攻撃し、召喚者を除く自身に騎乗する存在を振り落とす。また、《戦乙女の天馬》は地上と同様に空中を走ることができ、更に魔力を消費して翼を用いて加速することができる。
この効果で召喚された召喚獣は、自分がこのスキルの発動と持続効果を解除した場合消滅する。
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○【死場の群狼召喚】
――戦乙女は戦場に狼を遣わし、戦死者の骸から魂を抜き取って連れて行く。
●前提:種族条件《聖乙女系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:プレイヤーの体力全損による死亡確定を観測する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《精霊召喚》《眷族召喚》《幸運》
●属性:《物理属性》《精霊属性》《狼属性》
●効果:このスキルは、自分が召喚した《死場の群狼》が存在しない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の周囲に銀灰色の毛並みを持つ狼のような姿の中型の精霊系召喚獣《死場の群狼》4体を召喚する。
¶《死場の群狼》は召喚者に追従し、召喚者に対する敵対値が高いモンスターを優先的に捕捉して素体を用いて攻撃する。
この効果で召喚された召喚獣は、召喚者の《交戦状態》が解除された場合消滅する。
●特殊効果:自分がこのスキルの効果で召喚した《死場の群狼》の攻撃でモンスターの体力が0になった場合、以下の効果を適用する。
>自分はそのモンスターからのレアドロップ処理に20%の《幸運効果》を得る。
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○【霊導の選定戦儀】
――戦乙女は神の代わりに死者を選び、英霊として蘇らせる。
●前提:種族条件《聖乙女系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“戦乙女”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《蘇生》《バフ》
●属性:《精霊属性》《神聖属性》《霊光属性》
●効果:このスキルは、自分が以下の条件[●自分を除くPTメンバー●《死亡確定》処理が行われた●3分間の《蘇生猶予時間》中]を全て満たすプレイヤーの素体に接触している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するプレイヤー1人を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となったプレイヤーを蘇生し、そのプレイヤーの体力が全回復する。その後、そのプレイヤーに“神命”バフを10分間付与する。
¶“神命”バフが付与された存在に以下の効果を全て適用する。
¶¶自分の腕力・脚力が20%増加する。また、自分に帰属する《物理属性》を持つ攻撃が行われる場合、その攻撃に《霊光属性》を付与し、その威力が20%増加する。
¶¶自分が《静止状態》のままで10秒経過した場合、自分の気力が全回復する。
¶¶自分が他のプレイヤーに接触した状態のままで30秒経過した場合、そのプレイヤーに“神命”バフを10分間付与する。
●特殊効果:自分が【霊導の選定戦儀】を発動した時、自分の周囲半径10m圏内に自分を含むPTメンバー以外の《交戦状態》のプレイヤーが存在する場合、自分は30分間【霊導の選定戦儀】を発動することができない。
※備考:聖乙女系種族が誇る最強クラスの即蘇生スキル。対人戦においては使用時の状況によって発動に時間制限が発生するため扱いが難しくなるが、対モンスター戦においては極めて強力な戦線維持能力を発揮する。複数のPTが乱立する大規模集団戦においても蘇生位置さえ注意していれば実質無限に蘇生できるため、イベント等では重要度の高い種族として知られている。ただし、死亡処理を無効にするわけではなく、死亡後の待機時間と復活地点を無視してリスポーンさせる効果であるため、本編においてはDO移行後に追加されたシステムルール“自演の輪廻”を回避することはできない。
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○【導きの呪占術】
――戦乙女の導きは戦場に向かう戦士にとって確信にも近い士気を与える。
●前提:種族条件《聖乙女系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“霊導騎”への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《バフ》《視界干渉》《索敵》
●属性:《精霊属性》《霊光属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分を含むPTメンバーに“見聞令”バフを付与する。
¶“見聞令”バフが付与された存在は、その《視界》内に存在する他の存在の輪郭をわずかに強調表示する。また、“見聞令”バフが付与された存在同士は、それぞれその《視界》に同じPTに属する同名のバフが付与された存在を強調表示する。
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○【戦いの呪占術】
――戦乙女は戦場に舞い、戦士達の士気は獅子の如く奮い立つ。
●前提:種族条件《聖乙女系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“霊導騎”への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《呪占術》《バフ》《ダメージ強化》
●属性:《精霊属性》《霊火属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分を含むPTメンバーに“奮戦令”バフを付与する。
¶“奮戦令”バフが付与された存在に帰属する攻撃によって敵に《攻撃判定》が発生する場合、その敵が受ける《最終ダメージ》が20%増加する。
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○【渡りの呪占術】
――戦乙女は戦場に舞い、“戦軍神”は戦士達に風の加護を与える。
●前提:種族条件《聖乙女系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“霊導騎”への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《呪占術》《バフ》《加速》
●属性:《精霊属性》《霊風属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分を含むPTメンバーに“疾風令”バフを付与する。
¶“疾風令”バフが付与された存在は移動速度が70%増加する。
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○【戦舞いの呪占術】
――戦乙女は戦場に舞い、“戦軍神”は娘たちの戦功を讃える。
●前提:種族条件《聖乙女系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“霊導姫”への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《呪占術》《バフ》《挙動加速》
●属性:《精霊属性》《神聖属性》
●効果:自分が《片手剣系派生武器》を用いた《格闘スキル》を発動した時、自動的に以下の効果を発動する。
>自分に“戦舞令”バフを付与する。この時、自分に既に“戦舞令”バフが付与されている場合、代わりに自分に限定因子《戦舞》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶“戦舞令”バフの付与処理時、自分に限定因子《戦舞》を持つスキルカウンターを1個付与する。“戦舞令”バフが付与されている存在は全ての挙動速度が[自分に付与された限定因子《戦舞》を持つスキルカウンターの数×2]%増加する。また、その存在が補助魔法を発動する度にその存在に限定因子《戦舞令》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶限定因子《戦舞》を持つスキルカウンターは最大[=自分のPTメンバーの人数×3]個まで付与することができ、自分の《交戦状態》が解除された場合破棄される。
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○【戦乙女の騎行令】
――随伴して続け! 戦乙女の誇りを示せ!
●前提:種族条件《聖乙女系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“霊導姫”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《精霊召喚》《眷属召喚》
●属性:《精霊属性》《神聖属性》《霊光属性》
●効果:このスキルは、自分が召喚した《守護乙女》が存在しない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の周囲に大盾と騎士鎧を携えた女騎士のような姿の英霊系召喚獣《守護乙女》を[=自分を含むPTメンバーの数×2]体召喚する。
¶《守護乙女》は召喚者を含むPTメンバー1人につき2体ずつ追従し、追従するPTメンバーに対する攻撃を大盾を用いて遮断する。
※備考:守護乙女は武器を持たず、基本的には大盾を用いた防御戦闘に特化しているが、近距離の相手に対して大盾を叩きつけることもある。
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○【空に掲げる天駆の霊剣】
――天駆の霊剣は徐々にその光を高め、神聖なる一撃で幾多の敵を薙ぎ払う。
●前提:種族条件《聖乙女系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“霊導姫”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《聖剣生成》《魔力切断》
●属性:《神性属性》《神聖属性》
●効果:このスキルは、自分が装備している《片手剣系派生武器》を把持している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する武器1本を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分は対象となった武器を頭上に高く掲げ、その武器を媒体として光り輝くオーラを帯びた片手剣型の霊装系スキルウェポン《天駆の霊剣》を憑依生成する。
¶《天駆の霊剣》は媒体となった武器と同じ大きさの実体と武器性能値を持つ。
¶¶限定因子《聖撃》を持つスキルカウンターはその武器が《納刀状態》になった場合破棄される。
この効果で生成されたスキルウェポンが存在する限り、自分が《光属性》または《神聖属性》を持つスキル・魔法を発動する度に自動的に魔力を消費してその武器に限定因子《聖撃》を持つスキルカウンターを1個付与する。この効果で限定因子《聖撃》を持つスキルカウンターが4個以上付与されている場合、自分は任意に『霊剣顕成』の符丁を用いて魔力・気力を消費し、以下の効果を適用することができる。
¶自分は、任意の方向に向かって《天駆の霊剣》を用いた戦術剣技《天駆の聖撃》を行う。
¶¶《天駆の聖撃》で自分は剣を横薙ぎに振るい、その攻撃範囲の指向線上30m圏内に《神聖属性》を持つ魔力切断攻撃を発生させ、接触した敵に《霊力属性》の《攻撃判定》を発生させる。この時、その攻撃によって発生するダメージ計算処理は《攻撃判定》1回につき3回発生する。その後、そのスキルウェポンに付与されている限定因子《聖撃》を持つスキルカウンターを全て破棄する。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




