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[FO]設定集(常時工事中)  作者: 立花詩歌
≪FreiheitOnline仕様・種族編≫
69/149

【原種】摂理系 亜人種:超人種系-Proto-

○《超人種(プロト)》系 《異能操りし新人類》


 “超界”カリストの影響を受けて、異質な原理に基づく異能に目覚めた元人類種。

 人間種(ヒューマン)と同様に全体が突出しない中庸で平均的なステータスを持ち、魔法やスキルには分類されない他次元領域の原理に基づく『超能力(サイコアビリティ)(通称:PA)』と呼ばれる思念性干渉能力を用いた汎用戦術を好む万能型の種族。その性質上、敵の種類や環境等の影響を受けにくく、PAの運用方針によって個々人の望んだスタイルを自在に反映できる自由度を持っているため、単独であらゆる局面における戦線展開と維持を行うことができる。しかし、PAの運用には有意識制御という思考による入力方式が必須であり、事象の原理や性質に干渉するPAで自身の想定通りの結果を出力するためには高度な習熟を必要とするため、種族特性の活用以前に肉体の通常駆動以上の全ての要素が極めて難易度が高い。

 基本的にあらゆる他種族と種として友好または非敵対的な関係にあり、明確に敵対的な行動を取らない限りは相互に許容可能な全ての交流を行うことができる。一方で、同じ超人種(プロト)系種族内には種族の進化段階に則って他に類を見ない程絶対的な上下関係が存在し、下位の個体が上位の個体に対して礼節を欠いた振る舞いを取るとその場で殺害される事例もある。また、最終進化種の外理種(プロヴィデンス)より上位に巫女(ミコ)と称される特殊な個体が複数存在し、基本的にそれらの個体を中心とする封建的な社会を形成している。

 他種族には扱い得ない異能である“超能力(サイコアビリティ)”を擁する代わりに基本(エクステンド)スキルを除く魔法・スキルを一切習得できないため、汎用的な戦闘スキルや格闘スキルですらも使えず、種族スキルも最初から存在しないという極めて重いデメリットを抱えている。ただし、スキルに関しては習得はできないものの使用自体は制限されていないため、武器等の装備品に付加されたスキルは他種族と同様に使用することができる。一方で、魔法・スキルの括りに含まれないPAは対処・妨害されにくく、事象自体に干渉するものでなければ遮断することすら困難なことや決まった戦闘スタイルを想定できないことから対人戦においては対処の困難な地雷のような扱いを受けている。

 素体に翼を持たず、単体飛行能力を持たないが、“浮遊慟力(レビテーション)”等特定のPAを利用した姿勢制御によって単体飛行に近い挙動を実現することは十分に可能である。


 ・“超能力(サイコアビリティ)


   超人種(プロト)系種族が進化の過程で獲得する種族固有の特殊能力群。通称PA。他種族の種族スキルに相当するが基本的にシンプルな効果を持つものが多く、効果処理の際に使用者の思考に基づいた有意識制御や動作に連動した出力調整が可能なため、一つのPAでも運用次第で戦闘駆動から日常動作まで様々な場面で活用することができる。魔法でもスキルでもないため他種族からは何をしているかも理解することができず、それ故に殆どのPAが物理実体による事象干渉自体を介さなければ妨害・対処できない等非常に特異な性質を持っている。(例:発火慟力(パイロキネシス)によって出現した火炎に対して、自然の障害物やスキル・魔法等の効果で生成した物理的な障害物は妨害として機能するが、純粋な魔力や霊的干渉によって展開された障壁や結界は透過してしまう)


 ・“次元格納(アポート・パレット)


   超人種(プロト)系種族が進化の過程で習得する種族固有の転移能力。スキルメニューから最大20スロットまで任意の武器またはアイテムを設定でき、『物体転移(アポート)』の符丁の後にその名前もしくは対応する1~20までの数字を宣言することで該当する武器またはアイテムを即座に実体化できる。手動操作を必要としないため、高速戦闘下でも一切隙を生じさせない等地味ながら強力なメリットがある。


 ・“超能の手(アダプター・ハンド)


   超人種(プロト)系種族が進化の過程で習得する種族固有の物理干渉能力。他種族には視認不可能な念動力の腕を作り出し、自分の両腕の挙動と連動させて操作することができる。実体状態と非実体状態があるため邪魔な時は消しておくことができるが、基本的に操者の身体の2~3倍の大きさがあり、細かい作業はやや困難。自分のステータスに基づく物理攻撃力を持ち、物体や魔法に触れることができるため、攻撃や防御、移動補助等様々な用途に汎用的に使用できる。


 ・”包括感覚強化ハイパー・センシティブ


   超人種(プロト)系種族が進化の過程で習得する特殊能力。目を凝らす、耳を澄ませる等の各感覚器官に関連する特定の動作をトリガーに視覚・聴覚・嗅覚・触覚を一時的に強化することができる。ブーストされた感覚を用いた索敵は柔軟性に富み、プレイヤーの索敵技術次第では生半可なスキルよりも高い索敵能力を発揮することもある。


 ・”包括身体強化フィジカル・オーバーロード


   超人種(プロト)系種族が進化の過程で習得する特殊能力。超能力の出力を大きく制限することで、その制御に回していた処理能力を使って大幅に身体能力を強化することができる。


 派生種族:

 《超人種(プロト)》 

   ┗《超越種(サイキック)

     ┗《上位種(オーバード)

       ┗《外理種(プロヴィデンス)


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ●超人種(プロト) 《異能に覚醒せし強化人類》


  “超界(エントランス)”カリストによる次元災害に巻き込まれたことで外理汚染され、肉体の暴走と苦しみに耐えた末に超常の異能力に目覚めた元人類種。独特な白みを帯びた肌と両手の甲と額に埋め込まれた小さな宝石型の抑制器、細身の身体が特徴的な人型をしており、肉体の基本構造は人間種(ヒューマン)と非常に似通っているが、その肉体は既存の種族とは異なる未知の物質から構成されており、通常の生物とは異なる原理が適用されている。親世界の摂理に干渉する特殊能力“超能力(サイコアビリティ)”を操り、霊的存在の力を借りることなく様々な異常現象を引き起こす素養に優れているが、自身を一個の摂理と見做す術式を介して無理やり親世界と霊的経絡(パス)を繋いでいるため、通常の技術や魔法とは非常に相性が悪い。超能力や射突式破甲槍(パイルバンカー)系武器の攻撃力を強化する他、超能力の運用と特異な戦闘能力を実現する複数な種族資質を持ち、更に自分やPTメンバーが危険な状況に即応しうる能力から華奢な見た目とは裏腹に堅実な戦闘能力を発揮できる。


 種族資質:

 《サイキック・ブースター》(0-20)

   自分の全てのPAの威力・効果が最大20%増加する

 《グレーター・ブレイクダウナー》(0-20)

   自分が装備した射突式破甲槍(パイルバンカー)系武器の物理攻撃力が最大20%増加する

 《リデュース・サイキック・マナ》(0-20)

   自分の全てのPAで消費する魔力(MP)を最大20%軽減する

 《エキスパンド・サイキック・レンジ》(0-20)

   自分の全てのPAの干渉範囲が最大40%増加する

 《エキスパンド・サイキック・タイム》(0-20)

   自分の全てのPAの効果時間が最大100%延長される

 《エマージェンシー・テレポート》(0→10)

   自分は体力(LP)が上限値の10%未満のPTメンバーの位置に空間転移できる

 《サイキック・パラノイア》(0→10)

   自分がPAを使用した時、自分を視認している存在(エンティス)の方向を知覚する

 《サイキック・クロックアップ》(0→10)

   自分がPAを使用してから20秒間、一度だけPAの威力・効果を20%増加する

 《ブレイン・リブート》(0→10)

   自分にデバフが付与された時、自動的に適用中のPAとデバフを全て解除する

 《アビリティ・ブレイクスルー》(0→10)

   固有特殊能力“超能力(サイコアビリティ)”の使用が解禁され、習得が可能になる


 超能力(例)

  “加速慟力(アクセルワールド)

   3秒間、自分の素体の挙動速度・移動速度を3倍に加速する

  “透視慟力(クレアボヤンス)

   通常の視覚機能は物理的阻害と阻害効果を無視して周囲の環境を知覚する

  “念話慟力(テレパス)

   自分とPTメンバーはあらゆる物理条件を無視して相互の声を知覚できる

  “反射慟力(リフレキネシス)

   球面上に接触した事象を弾き返す半球状の高出力の斥力場を展開する


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ●超越種(サイキック) 《万象を操りし亜人類》


  外理汚染による負荷に肉体が適応し、より高出力の超能力を扱い得るだけの肉体的素養を獲得した成熟した超人種(プロト)。下位種に比べて、独特な光沢を帯びた肌と両手・額の抑制器から組み替えられた増幅器、その間を繋ぐように側頭部から腕にかけて刻まれた線状の連結術式が特徴的な人型をしており、身体に適用された外理を通して事象に干渉し、火や電気等の純粋な自然現象を発生・操作する超能力を習得できるようになったことで戦術の幅は大きく広がった。超能力や魔力(MP)の自然回復速度を強化する他、戦闘における防御性能を高める複数の種族資質を持ち、更に擬似的に念動力を体現できる非常に汎用性の高い特殊な物理干渉能力“超能の手(アダプター・ハンド)”を獲得することであらゆる環境下でも優れた空間機動と戦闘能力を発揮できるようになった。


 種族資質:

 《サイキック・リアクター》(0-20)

   自分の全てのPAの威力・効果が最大20%増加する

 《マナ・リジェネレーター》(0-20)

   PAが適用されていない時、自分の魔力(MP)の自然回復速度が最大80%増加する

 《エレキメンタル・ドミネーター》(0→10)

   自分の雷属性を持つ攻撃によるダメージは減算猶予時間が発生しなくなる

 《サイキック・ヒーリング》(0→10)

   PAが適用されていない時、10分毎に自分の体力(LP)が全回復する

 《サイキック・リパルサー》(0→10)

   自分が受けた行動阻害効果を解除して、放射電流で周囲の敵を攻撃する

 《エンカウンター・テレポート》(0→10)

   自分はボスモンスターと遭遇したPTメンバーの位置に空間転移できる

 《サイキック・ブレイクダウナー》(0-20)

   “超能の手(アダプター・ハンド)”による射突式破甲槍(パイルバンカー)系武器の操作精度に強力な補正が発生する

 《サイキック・ホールド》(0→10)

   固有特殊能力“超能の手(アダプター・ハンド)”の使用が解禁される


 超能力(例)

 “浮遊慟力(レビテーション)

   自分の身体を浮遊させ、魔力翼と同等の単体飛行能力を付与する

 “発火慟力(パイロキネシス)

   掌に火炎のエネルギー体を出現させ、挙動に合わせて操作する

 “発電慟力(ボルトキネシス)

   掌に電気のエネルギー体を出現させ、挙動に合わせて操作する

 “偏光慟力(ルクスキネシス)

   自分の周囲の光を捻じ曲げ、その範囲内の視認性を低下させる


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ●上位種(オーバード) 《絶対条理を穿つ進化人類》


  深刻な外理汚染と条理への過剰干渉の反動により、生物の一個体として許容される枠組みから逸脱する領域にまで至った希少な超越種(サイキック)。両手と額の増幅器を繋ぐ連結術式は実体を持たない霊的経絡(パス)に組み替えられ、高い負荷に晒されていた触媒の結晶は燃えるような赤色に変化した。下位種の特性をそのまま継承し、環境を問わない空間機動と走破性に任せて柔軟に立ち回りつつ汎用性と応用力に優れた超能力を用いた白兵戦術を得意とする。超能力を強化する他、超能力の操作性を改良する複数の種族資質を持ち、新たに使い勝手のいい特殊ストレージ“次元格納(アポート・パレット)”や感覚機能を強化する“包括感覚強化ハイパー・センシティブ”を獲得したことで戦闘のみならず様々な状況で高いパフォーマンスを発揮することが可能になった。


 種族資質:

 《サイキック・インパルス》(0-30)

   自分の全てのPAの威力・効果が最大30%増加する

 《サイキック・ブレイク》(0-20)

   自分の攻撃PAの威力が最大40%増加する

 《サイキック・フェイント》(0→10)

   自分は命中前の攻撃PAを無効にし、魔力(MP)を消費せずに同じPAを再発動できる

 《アライバル・パイロ》(0→10)

   自分が空間転移した直後、拡散する炎の竜巻で周囲の敵を攻撃する

 《ブレイン・デベロッパー》(0→10)

   PAの制御設定を有意識制御と補正制御の二つから自由に選択できる

 《サイキック・アポート》(0→10)

   固有特殊能力“次元格納(アポート・パレット)”の使用が解禁される

 《ハイパー・センサー》(0→10)

   固有特殊能力”包括感覚強化ハイパー・センシティブ”の使用が解禁される


 超能力(例)

 “思念慟力(サイコキネシス)

   周囲の物体に干渉する念動力を介して、有意識制御で操作する

 “探知慟力(ソナーコグニション)

   周囲のプレイヤー・モンスターのいる方向を10体まで光線で指し示す

 “分身慟力(バイロケーション)

   自分の素体を複製した実体を持つ分身を作り出し、有意識制御で操作する

 “洗脳慟力(リモートコントロール)

   自分の素体の代わりに、洗脳したモンスターの肉体を操作する


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ●外理種(プロヴィデンス) 《現世に生まれし新たなる摂理》


  尋常ならざる条理干渉能力から世界の条理機構から弾き出され、自身の存在そのものが強力な独立した外理として世界の条理外領域に組み込まれるまでに至った禁忌級の上位種(オーバード)。身体に埋め込まれた増幅器はその強烈な過負荷に耐えきれずに常に赤黒いオーラを放ち、溢れ出したエネルギーが同色の火花のように表出している。下位種の特性を飛躍的に発展させ、対処が困難な超能力を用いて自由自在に戦域を駆け巡り高出力の事象操作を併用して敵を制圧する白兵戦術を得意とする。超能力や“超能の手(アダプター・ハンド)”を強化する他、超能力戦闘における特異な駆動を大幅に強化する複数の種族資質を持ち、更に破格の身体強化を実現する“包括身体強化フィジカル・オーバーロード”を獲得したことでスキル・魔法が使えないデメリットをものともしない程の高い戦闘能力を実現した。


 種族資質:

 《サイキック・オーバードライブ》(0-30)

   自分の全てのPAの威力・効果が最大30%増加する

 《サイキック・グラップル》(0-20)

   “超能の手(アダプター・ハンド)”の腕力を強化し、その攻撃力を最大200%増加する

 《オーバードーズ》(0→10)

   一部の攻撃PAの使用時、体力(LP)を消費する代わりに威力が最大40%増加する

 《マインド・オーバー・マター》(0→10)

   スキル・魔法の攻撃効果を受けた時、20%の確率で設定したPAを発動する

 《バトル・テレポーテーション》(0→10)

   自分が一部のPAの使用時、周囲半径5m圏内の任意の位置に空間転移する

 《アンリミテッド・ワールド》(0→10)

   自分の一部のPAの対象指定範囲及び効果範囲がフィールド全域になる

 《フィジカル・アダプター》(0→10)

    固有特殊能力”包括身体強化フィジカル・オーバーロード”の使用が解禁される


 超能力(例)

 “転送慟力(テレテンポレーション)

   条件を満たした物体・モンスターを未来に転送し、現在時間から消滅させる

 “転移慟力(テレポーテーション)

   固有のフラッグで位置座標を保存した場所に自分の素体を空間転移する

 “予知慟力(プレコグニション)

   周囲の環境で出現するモンスター・発生するイベントを事前に知覚する

 “過去知慟力(ポストコグニション)

   周囲の環境で移動したモンスターの軌跡と発生したイベントを知覚する


=====================================


=DATA=

 ステータス《超人種(プロト)系[Proto]》(超人種(プロト)/超越種(サイキック)/上位種(オーバード)/外理種(プロヴィデンス))

 ●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)

  ・体力:(1500/1600/1700/1800)+[Lv]×(15/16/17/18)+α

  ・魔力:(1200/1300/1400/1600)+[Lv]×(12/13/14/16)+α

  ・気力:(1100/1200/1400/1600)+[Lv]×(11/12/14/16)+α

  ・物理攻撃力:(1500/1600/1700/1800)+[Lv]×(15/16/17/18)+α

  ・物理防御率:1100+[Lv]×11+α

  ・特殊攻撃力:(1500/1600/1700/1800)+[Lv]×(15/16/17/18)+α

  ・特殊防御率:1100+[Lv]×11+α

  ・腕力:600+[Lv]×6+α

  ・脚力:600+[Lv]×6+α

  ・敏捷性能:600+[Lv]×6+α

  ・回避性能:(600/600/600/700)+[Lv]×(6/6/6/7)+α

  ・隠蔽性能:500+[Lv]×5+α

  ・特殊技能:(400/400/500/600)+[Lv]×(4/4/5/6)+α

 《飛行ステータス》

  ・飛行時間:―

  ・飛行重量:―

  ・飛行速度:―

 《基本属性耐性》

  ・火耐性:0

  ・水耐性:0

  ・風耐性:0

  ・土耐性:0

  ・光耐性:0

  ・闇耐性:0

Tips:


 ※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される

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