【派】┗異端系 天使種:融天使系-Fused-
○《融天使》系 《相反する力宿せし天使》
生来好奇心が強く、“天輪主”ミュトスの眷属としては異端の天使種系派生種族。
下位種の特性をそのまま踏襲し、魔力・特殊攻撃力に優れ、物理防御率・特殊防御率も高い水準でまとまった魔法戦闘特化のステータスを持つ。下位種同様、体力・気力・物理攻撃力・腕力・脚力は低いものの、汎用魔法戦に加えて、翼展開時の高い空間機動力と支援性能を活かした集団戦に適した戦線維持を得意とする。特に妨害と干渉力に優れた光・闇属性系統とその基本派生の上位属性に当たる輝光・暗黒属性の魔法に高い適性を持ち、特に魔法を介しない集団強化を用いた支援役として恒常的に集団戦闘に寄与しながら火力展開を充実させる役割を担う。
天使種系種族の中でも特に好奇心を中心とする自我が飛び抜けて強い異端の一派であり、世界の条理構造と付随する事象的可能性に対する知的探究心のみを重視する傾向があり、その欲求を満たすためには天使としての規範も倫理も意図して無視する精神性の化け物だが、その本質が創造主である“天輪主”ミュトスへの絶対的な忠誠心と愛に根差しているためにかろうじて堕天を免れている。下位種とは異なり大多数の種族と不干渉・敵対的な関係性にあるものの、“天輪主”ミュトスとその眷属たる神性存在の中でも更に閉鎖的なコミュニティに属しており、世界の管理に携わる聖天使系とは実務上協力的な関係にあるものの、本来的に禁忌の研究に手を出していることから浮いた存在として認識されている。
下位種同様、極めて汎用性の高い魔法適性を持ち、特に一部の属性に特化した強力な種族資質を多数有することから属性相関上有利な相手には極めて高い戦闘能力を発揮する。
素体に鳥の翼のような形状の魔力翼を持ち、中速ながら安定した単体飛行能力を持つ。
・“相反発性混成融合”
融天使系種族が進化の過程で獲得する強化能力。
自分が素体の《魔力翼》を展開している場合、以下の効果を適用する。
>自分が《光属性》または《闇属性》を持つ魔法を発動する度に、その属性に応じて限定因子《光の烙印》または《闇の烙印》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶限定因子《光の烙印》または《闇の烙印》を持つスキルカウンターはそれぞれ最大で[=自分の素体の魔力翼の枚数]個まで付与することができ、自分が素体の《魔力翼》の展開を解除した場合を除く如何なる場合も破棄されない。
また、この効果で付与されたスキルカウンターが存在する限り、その種類・数に応じて以下の効果を適用する。
¶《光の烙印》:自分の素体に穏やかな白い神性光の光源系表現効果を発生させ、その素体を《光源》として周囲の空間を安定した神性光でわずかに明るく照らす。また、自分の《光属性》を持つ攻撃の威力が20%増加し、《闇属性》を持つ攻撃によって自分が受けるダメージが50%増加する。
¶《闇の烙印》:自分の素体に穏やかな黒い神性光の光源系表現効果を発生させ、その素体を《光源》として周囲の空間を安定した神性光でわずかに明るく照らす。また、自分の《闇属性》を持つ攻撃の威力が20%増加し、《光属性》を持つ攻撃によって自分が受けるダメージが50%増加する。
¶限定因子《光の烙印》《闇の烙印》を持つスキルカウンターの数が異なる場合、自分が全ての動作で消費する気力が20%増加し、自分がその数の多い方に対応する属性を持つ魔法を発動する場合、その魔法の発動処理で消費する魔力が20%減少する。
¶限定因子《光の烙印》《闇の烙印》を持つスキルカウンターの数が等しい場合、自分の《光属性》または《闇属性》を持つ攻撃の威力が20%増加し、敵の攻撃によって自分が受ける全てのダメージ・ノックバックが20%減少する。
・“幽幻魔の権能”
融天使系種族が進化の過程で獲得する強化能力。
自分が素体の《魔力翼》を展開している場合、以下の効果を適用する。
>自分に付与された限定因子《光の烙印》《闇の烙印》を持つスキルカウンターが存在する限り、その種類・数に応じて以下の効果を適用する。
¶《光の烙印》:自分の《光属性》《輝光属性》を持つ魔法の威力・効果が[=そのスキルカウンターの数×2]%増加する。
¶《闇の烙印》:自分の《闇属性》《暗黒属性》を持つ魔法の威力・効果が[=そのスキルカウンターの数×2]%増加する。
¶自分が《光属性》《闇属性》を持つ魔法を発動した時、限定因子《光の烙印》を持つスキルカウンターの数の方が多い場合、その効果処理中だけ対象となった敵は魔法・スキルを発動することができない。
¶自分が《光属性》《闇属性》を持つ魔法を発動した時、限定因子《闇の烙印》を持つスキルカウンターの数の方が多い場合、その効果処理中だけ対象となった敵はその魔法に帰属する事象・表現効果を視認することができない。
¶¶自分が《光属性》《闇属性》を持つ魔法を発動した時、限定因子《光の烙印》《闇の烙印》を持つスキルカウンターの数が等しい場合、その魔法の威力と発動処理で消費する魔力が40%増加する。
・“仮説混沌領域”
融天使系種族が種族資質《アフェクション・フィールド》の効果で展開する種族固有の特殊フィールド。空間内の光と闇の反発し合う魔力の分布を調整することで魔法の干渉力を高める実験の結果生まれた技術で、まだ不安定なため魔力の反応性も高まり、範囲内で魔法が発動される度に5%の確率で魔力暴発が発生し、範囲内の全ての存在にダメージを与える欠陥を抱えている。初期効果範囲が自分の周囲半径10m圏内と広く、進化の過程で他の種族資質を習得することで周囲半径25m圏内(初期の最大150%)まで拡張される。種族資質に帰属する効果であるためほぼ無効化されることはないが、フィールド自体には爆発のリスク以上の効果はない。
以下の効果を常時適用する。
>自分の周囲半径10m圏内を効果範囲とするスキルフィールド《仮説混沌領域》を展開する。
¶《仮説混沌領域》が存在する限り、その効果範囲内で魔法が発動される度に5%の確率でその範囲内の全ての存在に魔力爆発による《魔力属性》《爆発属性》の《攻撃判定》を発生させる。
・“真説混沌領域”
融天使系種族が進化の過程で獲得する空間干渉能力。種族固有の特殊フィールド“仮説混沌領域”の改良版で、素体の魔力翼を用いた空間内の光と闇の魔力の分布が安定し、享受する恩恵とリスクを自在に調整できるようになった。
自分が素体の《魔力翼》を展開している場合、以下の効果を全て適用する。
>自分の《仮説混沌領域》の代わりに、同じ範囲内を効果範囲とするスキルフィールド《真説混沌領域》を展開する。この時、《仮説混沌領域》に適用される効果は代わりに《真説混沌領域》に適用される。
>自分の限定因子《光の烙印》《闇の烙印》を持つスキルカウンターの種類・数を参照して適用される効果はその種類・数を無視して全て適用される。
>自分は『混沌調律』の符丁を用いて魔力を消費し、10以下の数値を宣言することができる。その場合、自分に付与されている限定因子《混沌の烙印》を持つスキルカウンターを全て破棄して、自分に限定因子《混沌の烙印》を持つスキルカウンターを[=宣言した数値]個だけ付与する。
¶自分に付与された限定因子《混沌の烙印》を持つスキルカウンターが存在する限り、以下の効果を全て適用する。
¶¶自分の《光属性》《闇属性》を持つ攻撃の威力が[=そのスキルカウンターの数×8]%増加し、自分が《光属性》《闇属性》を持つ魔法の発動処理で消費する魔力が[=そのスキルカウンターの数×8]%減少する。
¶¶敵の《光属性》《闇属性》を持つ攻撃によって自分を含むPTメンバーが受けるダメージが[=(10-そのスキルカウンターの数)×5]%減少し、自分を含むPTメンバーの全ての動作で消費する気力が[=(10-そのスキルカウンターの数)×4]%減少する。
・“混沌変成術”
融天使系種族が進化の過程で獲得する魔法融合能力。
自分が《光属性》または《闇属性》のどちらか一方を持つ魔法の詠唱プロセスを完了した場合、以下の効果を適用する。
>60秒間、自分はその魔法の《発動プロセス》を含む発動処理を保留することができる。この効果が適用されている間、自分が以下の条件[●保留している魔法と異なるもう一方の属性を持つ●保留している魔法と同じ位階を持つ]を両方満たす魔法の詠唱プロセスを完了した場合、その二つの魔法を発動する代わりに破棄してその魔法と同じ位階を持つ《混沌属性》の魔法を発動することができる。
派生種族:
《天使種》
┗《融天使》
┗《幽幻魔》
┗《混沌魔》
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●融天使 《不文律破りし狂気の天使》
天使の規範よりも自らの好奇心に身を委ね、天使の位階を保ったまま自ら提唱した闇魔力融合実験の被験体として禁忌の領分に手を出した狂気の天使種。体内で鬩ぎ合う相反する二つの力が白と黒の光のように体表面にちらつき、下位種に比べて、左右で白黒に色が異なる精緻な造形の翼と全身に帯びた揺らぐ神性光、一部が幾何的な形状に変化した頭上の円環が特徴的な人型をしており、不安定な魔力を取り入れたことで大幅な弱体化を余儀なくされた。一方で、体内の魔力量自体は増大しており、研究と実験が進むにつれて限定的ながら体内魔力の調整が功を奏し、現在では強力な二対四枚の翼を獲得するまでに復活したが、まだ実験段階の理論を用いているため体内に溢れる膨大な魔力を完全に制御する術は確立しておらず、魔力の運用、特に魔法の行使の際にその魔力が暴発して自損するリスクを帯びている。光・闇属性を中心に魔法や属性攻撃の威力を強化する他、発動した光・闇属性魔法の数やそのバランスに応じて自身を強化する“相反発性混成融合”を始めとする魔法運用を強化する複数の種族資質を持ち、自損の危険性はまだ避けられないもののある程度安定した戦闘能力を発揮することができるようになった。
種族資質:
《アンプリファイ・マジック》(0-20)
自分の全ての魔法の威力・効果が最大20%増加する
《エナジー・オブ・ライト・エレメンタル》(0-20)
自分の光属性魔法の威力・効果が最大20%増加する
《エナジー・オブ・ダーク・エレメンタル》(0-20)
自分の闇属性魔法の威力・効果が最大20%増加する
《ライト・アンド・ダーク・レジスト》(0→10)
自分が光・闇属性の攻撃によって受けるダメージが最大20%軽減される
《デュアル・ヒーリング》(0→10)
自分の回復魔法は《実効プロセス》の後にもう一度続けて実行される
《スペル・ショートニング》(0→10)
自分は全ての魔法の詠唱プロセスを《略式詠唱》で実行できる
《アンステイブル・コンフュージョン》(0→10)
固有特殊能力“相反発性混成融合”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【魔力暴走】(常時展開)
自分が魔法を発動する場合、10%の確率で失敗して魔力暴発が発生する
【白き闇の奔流】(任意起動/持続効果)
効果中、闇属性の白いオーラが周囲を漂い、闇属性の魔法の威力が増加する
【黒き光の奔流】(任意起動/持続効果)
効果中、光属性の黒いオーラが周囲を漂い、光属性の魔法の威力が増加する
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●幽幻魔 《許されざる禁域の侵犯者》
歪んだ倫理観と飽くなき探究心から膨大な実験と研究を重ね、不完全ながらも光と闇の力を掌握することに成功した脅威の融天使。背中の翼は三対六枚に変化したが、相反する魔力の状態がやや安定したことで体表面から漏れていた白黒の神性光は表れなくなり、翼自体も白と黒の羽根が無造作に混在するように変貌した。下位種の特性をそのまま継承し、常在的な支援性能で周囲の味方を強力に補助しながら強力な属性魔法を用いて戦域全体に有効火力を展開し続ける集団戦特化の広域戦術を得意とする。魔法やフィールド系種族資質の効果範囲を強化する他、固有の集団強化フィールド“仮説混沌領域”に関連する複数の種族資質を持ち、新たに翼の展開によって事象干渉力を高めて光・闇属性魔法を大幅に強化できる神性権能“幽幻魔の権能”を獲得したことで攻撃的な戦線展開と維持が可能になった。
種族資質:
《エンファサイズ・マジック》(0-30)
自分の全ての魔法の威力・効果が最大30%増加する
《エキスパンド・フィールド・レンジ》(0-20)
自分の《フィールド》種族資質の効果範囲が最大40%増加する
《アフェクション・フィールド》(0→10)
自分の周囲半径10m圏内に固有フィールド“仮説混沌領域”を展開する
《リカバリー・ヘルス・トライアル》(0→10)
仮説混沌領域内の自分とPTメンバーは体力の自然回復速度が20%増加する
《リカバリー・マナ・トライアル》(0→10)
仮説混沌領域内の自分とPTメンバーは魔力の自然回復速度が20%増加する
《カオス・トライアル》(0→10)
仮説混沌領域内のPTメンバーにも“相反発性混成融合”の効果倍率を適用する
《コンフリクト・アービター》(0→10)
固有特殊能力“幽幻魔の権能”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【精密魔力制御権能】(任意起動/持続効果)
効果中、【魔力暴走】の失敗確率が減少し、攻撃魔法の威力が40%増加する
【黒光と白闇の融合】(任意起動/即時効果)
次に発動する光・闇属性の魔法を混沌魔法化し、攻撃判定を2回発生させる
【不協和音】(任意起動/即時効果)
6分間、自分の周囲半径50m圏内の敵に【魔力暴走】の効果を適用する
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●混沌魔 《有るまじき禁忌の体現者》
悍ましい程の実験と研究を経て体内の光と闇の魔力因子の奇跡的な調和を成し遂げ、“天輪主”ミュトスに代わって条理世界の狭間に生まれる混成魔力の安定を図る技術を開発した超常の幽幻魔。背中の翼は六対十二枚に変化して白と黒の羽根が美しく均整の取れた模様を形成し、全身を覆う神気は光と闇の形質を併せ持つ。下位種の特性を飛躍的に発展させ、優れた空間機動と防御性能に任せて戦域に君臨して周囲の味方を支援しながら混沌魔法を始めとする大火力の攻撃魔法を掃射して制圧する汎用戦術を得意とする。魔法やフィールド系資質を強化する他、翼を展開することでリスクなしに周囲の味方を強化する固有フィールド“真説混沌領域”に関連する複数の種族資質を持ち、更に光・闇属性の魔法を混沌魔法を合成することができるようになったことで如何なる戦況をも覆し得る高い潜在能力を秘めている。
種族資質:
《エクストラ・マジック》(0-30)
自分の全ての魔法の威力・効果が最大30%増加する
《アドバンスド・フィールド・レンジ》(0-20)
自分の《フィールド》種族資質の効果範囲が最大100%増加する
《エレメンタル・トライアル》(0→10)
真説混沌領域内の自分とPTメンバーの属性攻撃の威力が20%増加する
《スーパーアーマー・トライアル》(0→10)
真説混沌領域内の自分とPTメンバーが受ける行動阻害を無効化する
《インクリーズド・エントロピー》(0→10)
自分とPTメンバーの攻撃魔法は敵以外への《攻撃判定》が発生しなくなる
《インフェクション・フィールド》(0→10)
固有特殊能力“真説混沌領域”の使用を解禁する
《カオティック・アーツ》(0→10)
固有特殊能力“混沌変成術”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【完全魔力制御権能】(任意起動/持続効果)
効果中、発動する魔法の成功率を宣言し、その数値に応じて魔法を強化する
【混沌領域の条理侵犯】(任意起動/持続効果)
効果中、周囲の光・闇・混沌属性を持たない魔法の効果処理が一時停止する
【混沌の種子】(任意起動/持続効果)
魔力を蓄えて成長する植物型の魔物系召喚獣“混沌の種子”を召喚する
【炸裂する混沌の種子】(任意起動/即時効果)
“混沌の種子”を暴走させ、蓄積魔力量に応じた大爆発を発生させる
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=DATA=
ステータス《融天使系[Fused]》(天使種/融天使/幽幻魔/混沌魔)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:(800/1000/1100/1200)+[Lv]×(8/10/11/12)+α
・魔力:(1400/1300/1600/2000)+[Lv]×(14/13/16/20)+α
・気力:(1000/1000/1100/1200)+[Lv]×(10/10/11/12)+α
・物理攻撃力:(1000/800/900/1000)+[Lv]×(10/8/9/10)+α
・物理防御率:(1400/1600/1600/1700)+[Lv]×(14/16/16/17)+α
・特殊攻撃力:(2400/2500/2600/2700)+[Lv]×(24/25/26/27)+α
・特殊防御率:(1400/1700/1700/1700)+[Lv]×(14/17/17/17)+α
・腕力:400+[Lv]×4+α
・脚力:400+[Lv]×4+α
・敏捷性能:600+[Lv]×6+α
・回避性能:600+[Lv]×6+α
・隠蔽性能:600+[Lv]×6+α
・特殊技能:α
《飛行ステータス》
・飛行時間:100+[Lv]×1+α
・飛行重量:100+[Lv]×1+α
・飛行速度:100+[Lv]×1+α
《基本属性耐性》
・火耐性:1/-1/0/1
・水耐性:0/-1/0/1
・風耐性:0/-1/0/1
・土耐性:0/-1/0/1
・光耐性:2/-2/-1/5
・闇耐性:2/-2/-1/5
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○【魔力暴走】
――融天使が操る試製魔力術式は不安定で、常に暴発の可能性を秘めている。
●前提:種族条件《融天使系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“融天使”への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《条理干渉》《魔力爆発》
●属性:《魔力属性》《爆発属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分が魔法を発動する場合、その実効処理の前に10%の確率でその魔法は《暴発》し、その実行処理の代わりに自分の周囲半径1m圏内に存在する全ての存在に《暴発》による《魔力属性》《爆発属性》の《攻撃判定》を発生させる。この時、その攻撃の威力は《暴発》した魔法の発動処理で消費した魔力に比例して増加する。
●特殊効果:自分に以下の効果を常時適用する。
>自分の種族段階数に応じて以下の効果を適用する。
¶1:自分の魔力がその上限値の50%以下の場合、このスキルの効果による《暴発》の確率は20%増加する。
¶2:自分の魔力がその上限値の50%以下の場合、このスキルの効果による《暴発》の確率は10%増加し、自分が《暴発》によって受けるダメージが50%軽減される
¶3:自分が《暴発》によって受けるダメージが0になる。
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○【白き闇の奔流】
――融天使の領域内において闇は光の如く魔力を溜め込む力を持つ。
●前提:種族条件《融天使系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:闇属性系統の魔法を100個習得する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《魔法強化》《属性強化》
●属性:《魔力属性》《闇属性》
●効果:このスキルは、自分の【白き闇の奔流】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分の素体から《闇属性》を持つ白色のオーラのような魔力系表現効果《白き闇の奔流》を発生させる。
¶《白き闇の奔流》は自分の素体を周回するように追従し、自分が《闇属性系統の派生属性》を持つ魔法を発動する場合、その魔法の威力・効果が30%増加する。この時、その魔法によって他の存在にダメージを与えた場合、自分の魔力が[=発動処理で消費した魔力の10%分]だけ回復する。
●特殊効果:自分の種族段階数が2以上で、自分の【黒き光の奔流】の効果が適用されている場合、以下の効果を適用する。
>このスキルと【黒き光の奔流】の発動処理の維持に消費される魔力が60%軽減される。この時、自分の種族段階数が3の場合、適用される軽減倍率の実効値は100%になる。
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○【黒き光の奔流】
――融天使の領域内において光は闇の如く魔力を奪う力を持つ。
●前提:種族条件《融天使系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:光属性系統の魔法を100個習得する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《魔法強化》《属性強化》
●属性:《魔力属性》《光属性》
●効果:このスキルは、自分の【黒き光の奔流】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分の素体から《光属性》を持つ黒色のオーラのような魔力系表現効果《黒き光の奔流》を発生させる。
¶《黒き光の奔流》は自分の素体を周回するように追従し、自分が《光属性系統の派生属性》を持つ魔法を発動する場合、その魔法の威力・効果が30%増加する。この時、その魔法によって他の存在にダメージを与えた場合、その存在の魔力を[=その上限値の2%分]だけ吸収する。
●特殊効果:自分の種族段階数が2以上で、自分の【白き闇の奔流】の効果が適用されている場合、以下の効果を適用する。
>このスキルと【黒き光の奔流】の効果で適用される全ての威力倍率が50%になる。
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○【精密魔力制御権能】
――融天使ほど魔力というエネルギーの扱いに長けた種族は他にない。
●前提:種族条件《融天使系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“幽幻魔”への進化
●分類:《種族スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《魔法強化》《スキル改変》
●属性:《魔力属性》《光属性》《闇属性》
●効果:このスキルは、自分の【精密魔力制御権能】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分に適用される【魔力暴走】の効果による《暴発》の確率は5%減少し、自分の攻撃魔法の威力が40%増加する。また、自分を含むPTメンバーが魔法を発動する場合、その発動処理で消費される魔力が20%軽減される。
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○【黒光と白闇の融合】
――幽幻魔は禁忌の研究で、光と闇の魔力を織り交ぜる技術を編み出した。
●前提:種族条件《融天使》系+《進化Ⅱ以上》
●習得:特定スキル【白き闇の奔流】【黒き光の奔流】を100回ずつ発動する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔法強化》《属性付与》
●属性:《魔力属性》《光属性》《闇属性》
●効果:このスキルは、自分の【黒光と白闇の融合】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動後、自分の《光属性》《闇属性》を持つ魔法を発動する場合、以下の属性[光属性/闇属性/輝光属性/暗黒属性]から付与されていない属性を全て付与し、その効果によって発生する《攻撃判定》のダメージ計算処理を2回行う。
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○【不協和音】
――美しく整った調和を乱すその瞬間が幽幻魔の心にたまらなく響く。
●前提:種族条件《融天使系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:特定スキル【魔力暴走】の効果で魔法の実効に失敗する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔法阻害》《魔力爆発》
●属性:《魔力属性》
●効果:このスキルは、自分の【不協和音】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>6分間、自分の周囲半径50m圏内に存在する全ての敵に【魔力暴走】の効果を適用する。この時、自分の体力が50%以下の場合、その効果による《暴発》の確率は30%増加する。
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○【完全魔力制御権能】
――混沌魔は完成された魔法すら組み替える狂気の実験に興じていた。
●前提:種族条件《融天使系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:特定スキル【精密魔力制御権能】を500回使用する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《魔力強化》《魔力爆発》
●属性:《魔力属性》《混沌属性》
●効果:このスキルは、自分の【完全魔力制御権能】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分は任意に以下の数字[1~99]から1つ選ぶことができる。その後、自分が魔法を発動する場合、その実効処理の前に[=100-選んだ数字]%の確率でその魔法は《暴発》し、その実行処理の代わりに自分の周囲半径1m圏内に存在する全ての存在に《暴発》による《魔力属性》《爆発属性》の《攻撃判定》を発生させる。この時、その攻撃の威力は《暴発》した魔法の発動処理で消費した魔力に比例して増加する。このスキルの効果が適用されている場合、その魔法の威力は[=(100-選んだ数字)×2]%増加する。
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○【混沌領域の条理侵犯】
――混沌領域の支配者は条理の連環すらも書き換えて神々の敵を退ける。
●前提:種族条件《融天使系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:混沌属性の魔法を500回発動する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《処理遅延》
●属性:《魔力属性》《混沌属性》
●効果:このスキルは、自分の【混沌領域の条理侵犯】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分の《真説混沌領域》の効果範囲内で以下の条件[●自分以外の存在に帰属する●《光属性》《闇属性》《混沌属性》の何れの属性も持たない]を両方満たす魔法の処理が実行される場合、《真説混沌領域》の効果範囲内に存在する限りその魔法の実効処理は停止される。
※備考:効果ではなく効果処理を停止する珍しいタイプの規制スキル。あくまで停止であるため、使用者の移動等によって真説混沌領域の範囲外に出ると再び処理が再開され、それまでは接触・攻撃判定が失われた状態で空間上に静止し続ける。
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○【混沌の種子】
――禁忌に手を出した天使共が生み出した種は禍々しく美しい花を咲かせた。
●前提:種族条件《融天使系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“混沌魔”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《魔物召喚》《魔力軽減》
●属性:《魔力属性》《混沌属性》
●効果:このスキルは、自分が召喚した《混沌の種子》《混沌の薔薇》が存在しない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分の周囲の空間に禍々しい植物の種子のような姿の魔物系召喚獣《混沌の種子》1体を召喚する。
¶《混沌の種子》は空間内を浮遊するように召喚者に追従する。
この効果で召喚された《混沌の種子》が存在する場合、そのステータスに上限値を1000とするスキルステータス《カオス・マナ値》を追加して、その初期値を0に設定する。
¶《カオス・マナ値》は所在フィールド内で魔法が発動される度に[=(発動された魔法の位階の数×10)+発動された魔法の等級の数]だけ増加する。《カオス・マナ値》が1以上の場合、自分の《混沌の種子》は他の存在に帰属するスキル・魔法の効果の対象にならない。
●特殊効果:自分が召喚した《混沌の種子》の《カオス・マナ値》が1000の場合、自分は『咲き誇れ』の符丁を用いて魔力を消費し、以下の効果を発動することができる。
>発動条件に該当する《混沌の種子》は太い茨を帯びた薔薇のような姿の魔物系召喚獣《混沌の薔薇》に存在が変化する。
¶《混沌の薔薇》は空間内を浮遊するように召喚者に追従する。また、召喚者が魔法を発動する場合、その全ての魔法に《混沌属性》を付与し、その魔法の発動処理で消費される魔力が0になる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【炸裂する混沌の種子】
――夥しい魔力を溜め込んだ混沌の種子は閃光と共に何もかもを掻き消した。
●前提:種族条件《融天使系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:召喚獣《混沌の種子》に100万以上の魔力を蓄積する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔力攻撃》《魔力爆発》《環境干渉》
●属性:《魔力属性》《爆発属性》《条理干渉》
●効果:このスキルは、自分が召喚した《混沌の種子》が存在する場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の《混沌の種子》はその素体を自壊して《混沌属性》を持つ魔力爆発攻撃《混沌の過負荷暴走》を発生させる。
¶《混沌の過負荷暴走》は《混沌の種子》の素体を含む周囲半径[=10~60]m圏内に存在する全てのオブジェクトに魔力爆発による《魔力属性》《爆発属性》を持つ《攻撃判定》を発生させ、[=召喚者の特殊攻撃力の10~60%分]のダメージを与える。この時、その魔力爆発攻撃の効果範囲とダメージの効果倍率は《混沌の種子》の《カオス・マナ値》の数値に比例して増加する。
その後20分間、その魔力爆発攻撃の効果範囲内の環境属性に《魔力過剰》を追加する。
¶《魔力過剰》の環境属性で、その範囲内に存在する存在が魔法を発動する場合、その実効処理の前にその魔法は《暴発》し、その実行処理の代わりに自分の周囲半径1m圏内に存在する全ての存在に《暴発》による《魔力属性》《爆発属性》の《攻撃判定》を発生させる。この時、その攻撃の威力は《暴発》した魔法の発動処理で消費した魔力に比例して増加する。
※備考:混沌の種子の爆発は自身も含めて無差別にダメージを発生させるため、自分やPTメンバーが効果範囲にいる場合、ダメージを遮断する何らかの効果が別途必要になる。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




