【派】┗魔性系 天使種:堕天使系-Fallen-
○《堕天使》系 《神意に背きし反逆の天使》
神への叛意を抱き、“叛逆者”アルマに同調して天界を追放された天使種系派生種族。
下位種の特性をそのまま踏襲し、魔力・特殊攻撃力に優れ、物理防御率・特殊防御率も高い水準でまとまった魔法戦闘特化のステータスを持つ。下位種同様、体力・気力・物理攻撃力・腕力・脚力は低いものの、汎用魔法戦に加えて、翼展開時の高い空間機動力と防御性能を活かした単騎・集団戦を問わない戦線維持を得意とする。特に火力と攻撃性に優れた闇・火・雷属性系統とその魔性派生の上位属性に当たる黒魔・魔炎・魔雷属性の魔法に高い適性を持ち、準支援役として集団戦闘にある程度寄与しながら火力展開を充実させる役割を担う。
天使種系種族の中でも特に我欲を優先する一派であり、創造主である“天輪主”ミュトスへの忠誠と崇敬を侮って“叛逆者”アルマの教唆に応じ、神に対して反旗を翻した罪で地上に撃墜された仮面憑きの一翼。下位種とは異なり半数以上の種族と不干渉・敵対的な関係性にあるものの、“天輪主”ミュトスとその眷属たる神性存在と反目する種族の中でも竜人種系・亜竜種系・魔族種系種族とは相互の利益のためなら利用し合う交流を良しとする程度には険悪だった関係は軟化した。強すぎる我欲と位階を奪った神々への復讐を謳う傲慢から、神への絶対の忠誠を掲げる聖天使系種族とは不倶戴天の敵対関係にあり、それぞれの支配領域が近い場所ではほぼ常に小規模な戦闘が頻発している。
下位種同様、極めて汎用性の高い魔法適性を持ち、特に一部の属性に特化した強力な種族資質を多数有することから属性相関上有利な相手には極めて高い戦闘能力を発揮する。
素体に鳥の翼のような形状の魔力翼を持ち、中速ながら安定した単体飛行能力を持つ。
・“仮面神格要請”
堕天使系種族が進化の段階で獲得する種族固有の魔法習得補助能力。
自分が魔法経験値を獲得した場合、自動的に魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分に限定因子《仮面要請》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶限定因子《仮面要請》を持つスキルカウンターは、この効果以外の如何なる場合も破棄されない。
この効果で付与されたスキルカウンターが存在する限り、自分は『仮面要請』の符丁を用いて魔力を消費することができる。その場合、限定因子《仮面要請》を持つスキルカウンターを1個破棄して自分は以下の条件[●自分が習得していない●自分が習得の前提条件を満たしていない●習得の前提条件に種族条件が含まれていない●第4位階以下]を全て満たす魔法から任意の魔法を1つ指定する。その後、その魔法は習得の前提条件を満たしたものとして扱うようになる。
・“呪詛魔法”
堕天使系種族が進化の過程で習得する特殊な攻撃魔法。該当する全ての魔法が黒魔・魔炎・魔雷属性のいずれかと特殊属性“呪詛属性”を持ち、通常の実効プロセスの後に様々な残留効果を残す特徴がある。攻撃魔法の中でも特に高い威力値を持つため純粋な攻撃手段としても優秀だが、残留効果もダメージ効果や各種デバフ付与、行動制限など強力なものが多く、総合的に極めて攻撃的な性質を持つ。
・“魔天使の権能”
堕天使系種族が進化の過程で獲得する強化能力。
自分が素体の《魔力翼》を展開している場合、以下の効果を適用する。
>10分毎に自分に限定因子《欲望強化》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶限定因子《欲望強化》を持つスキルカウンターは最大で[=自分の素体の魔力翼の枚数]個まで付与することができ、自分が素体の《魔力翼》の展開を解除した場合を除く如何なる場合も破棄されない。
この効果で付与されたスキルカウンターが存在する限り、以下の効果を全て適用する。
¶自分の《黒魔属性》を持つ魔法の威力・効果が[=そのスキルカウンターの数×2]%増加する。
¶自分の魔力の自然回復速度が[=そのスキルカウンターの数×4]%増加し、体力・気力の自然回復速度が[=そのスキルカウンターの数×3]%減少する。
¶そのスキルカウンターの数が6以上の場合、自分は《呪詛属性》を持つ魔法の詠唱プロセスを《略式詠唱》で行うことができる。その場合、その魔法の効果時間は1秒間になり、その効果によって発生する《最終ダメージ》が70%減少する。
・“背天使の権能”
堕天使系種族が進化の過程で獲得する強化能力。
>10分毎に自分に限定因子《欲望深化》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶限定因子《欲望深化》を持つスキルカウンターは最大で[=自分の素体の魔力翼の枚数]個まで付与することができ、自分が素体の《魔力翼》の展開を解除した場合を除く如何なる場合も破棄されない。また、自分が限定因子《欲望強化》を持つスキルカウンターの数を参照する効果が適用される場合、その処理の間だけ限定因子《欲望深化》を持つスキルカウンターは限定因子《欲望強化》を持つものとして扱われる。
この効果で付与されたスキルカウンターが存在する限り、以下の効果を全て適用する。
¶自分の《黒魔属性》を持つ魔法の威力・効果が[=そのスキルカウンターの数×2]%増加する。
¶自分の攻撃魔法の威力と自分が受ける全てのダメージが[=そのスキルカウンターの数×2]%増加する。
¶自分が魔法の《詠唱プロセス》を行っている場合、自分を基点に周囲半径2m圏内を効果範囲とする全球型の霊咒結界《背天使の結界球》を展開する。
¶¶《背天使の結界球》が展開されている限り、自分がその周囲半径10m圏内の敵に対して攻撃魔法を発動した場合、その敵に対して《魔性属性》《闇属性》を持つ魔力光攻撃による《追撃》を[=そのスキルカウンターの数]回行う。
¶そのスキルカウンターの数が12以上の場合、自分の周囲半径10m圏内に存在する全ての敵が受ける環境効果による影響を100%増加する。
派生種族:
《天使種》
┗《堕天使》
┗《魔天使》
┗《背天使》
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●堕天使 《叛意を抱く罪深き天使》
分を過ぎた我欲により神への忠誠心に疑いを抱き、叛逆の大罪を犯して天使の位階を剥奪された異端の天使種。天界を追放される際に天使としての名前を奪われたことで創造主に施された常在加護と神性の象徴たる頭上の光環を喪失し、下位種に比べて、漆黒に穢れた精緻な造形の翼と全身に帯びた歪むような魔力光、素顔の一部を覆い隠す無機質な仮面が特徴的な人型をしており、神性の喪失により大幅な弱体化を余儀なくされた。一方で、この仮面は地上に墜ちる前に掠め取った天界の宝具を取り込んだもので、神々が与えた存在原理に縛られない仮面憑きとなったことで、追放前より強力な二対四枚の翼を獲得するまでに復活し、世界の条理に介在する干渉力を引き出して周囲に無差別な破壊と混沌を与える術に長けている。闇・火・雷属性を中心に魔法や片刃腕輪系武器の切れ味を強化する他、自身にリスクを課す代わりに魔法による火力展開を強力に補助する複数の種族資質を持ち、立ち回りはやや難しくなったものの攻撃的な魔法運用で高い戦闘能力を発揮することができるようになった。
種族資質:
《アンプリファイ・マジック》(0-20)
自分の全ての魔法の威力・効果が最大20%増加する
《パワー・オブ・ヘリッシュ・エレメンタル》(0-20)
自分の闇・火・雷属性魔法の威力が最大20%増加する
《マリシャス・ブレード・ダンサー》(0-20)
自分が装備した片刃腕輪系武器の切れ味が最大40%増加する
《マリシャス・ウィング》(0→10)
素体の飛行翼が展開されている場合、敵に与えたダメージの5%分回復する
《アンホーリー・アフター・グロウ》(0→10)
自分が魔法を発動した後、10秒間自分が与えるダメージを10%増加する
《フォール・アウト》(0→10)
自分の攻撃魔法の威力と魔法によって受けるダメージが20%増加する
《ペルソナ・ウィル》(0→10)
固有特殊能力“仮面神格要請”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【燃え上がる野心】(常時展開)
各フィールド内で1時間経過する毎に特殊攻撃力が10%ずつ増加する
【波及する悪意の脈動】(任意起動/持続効果)
効果中、周囲のモンスターの敵対値を+10(凄烈な憎悪)に固定する
【墜天の前触れ】(任意起動/即時効果)
上空から光の欠片を降らせ、それに触れた存在に畏縮を与える
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●魔天使 《天界を追放されし叛逆者》
天界を追放されて尚も神の座を簒奪せんとする傲慢から神の怒りを買い、地上より更に下の陰府へと追い落とされた邪悪な堕天使。背中の翼は三対六枚に変化して燃え盛る漆黒の炎に包まれ、神々と天界に対する憎悪と同調した闇の魔力により悪魔に近い存在へと変異したことでそのこめかみには小さな角が生えつつある。下位種の特性をそのまま継承し、高い魔法性能であらゆる妨害を貫通しながら強力な属性魔法を用いて戦域全体に有効火力を展開し続ける攻撃的な広域戦術を得意とする。魔性派生の黒魔・魔炎・魔雷属性を中心に魔法を強化する他、妨害力と影響力に優れた種族固有の“呪詛”魔法に関連する複数の種族資質を持ち、新たに翼の継続展開によって自身の我欲を高めて攻撃性能や呪詛魔法の取り回しを強化できる魔性権能“魔天使の権能”を獲得したことで長期的な戦線展開と維持が可能になった。
種族資質:
《エンファサイズ・マジック》(0-30)
自分の全ての魔法の威力・効果が最大30%増加する
《パワー・オブ・イーヴィル・エレメンタル》(0-20)
自分の黒魔・魔炎・魔雷属性魔法の威力が最大20%増加する
《リリース・ガンド・アトリビュート》(0→10)
特殊属性《呪詛属性》を持つ呪詛魔法の習得を解禁する
《デッドリー・ガンド》(0→10)
自分の呪詛魔法の《残留》効果の効果時間が100%増加する
《エンカース・ガンド・チェイス》(0→10)
自分の呪詛魔法の効果が適用された敵に対する攻撃魔法の威力が20%増加する
《ペルソナ・オビディエンス》(0→10)
“仮面神格要請”で指定可能な魔法を第4位階から第5位階以下に変更する
《ヴァイス・アービター》(0→10)
固有特殊能力“魔天使の権能”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【放埓なる不縛の刻印】(任意起動/即時効果)
触れた場所に刻印を残し、魔法の照準を補助する
【奔放なる魔防壁】(任意起動/即時効果)
手動操作可能な小型の魔法陣の盾を複数展開し、自身の周りに滞空させる
【黒き悪意の羽】(任意起動/即時効果)
展開された素体の魔力翼から無数の黒い羽根を作り出し、高速で発射する
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●背天使 《背徳に耽る神威の簒奪者》
陰府より数多の堕天使を率いて再び神に反旗を翻し、“叛逆者”アルマに加勢した長い戦争の果てに神々の権能の一部を簒奪した元凶たる魔天使。背中の翼は六対十二枚に変化して赤みがかった凶々しい黒炎を帯び、全身に纏う邪気は闇と炎・雷の形質を併せ持つ。下位種の特性を飛躍的に発展させ、優れた空間機動と妨害能力に任せて戦域に君臨して大火力の攻撃魔法を掃射して制圧する汎用戦術を得意とする。黒魔・魔炎・魔雷属性を中心に魔法を強化する他、翼を展開することで自身の優位性を強力に補完する複数の種族資質を持ち、更に魔物系モンスターを出現させる魔性権能“《魔物精製の不動律”を獲得したことで戦闘面のみならず安定した周回討伐の要としてその恩恵が重要視されている。
種族資質:
《エクストラ・マジック》(0-30)
自分の全ての魔法の威力・効果が最大30%増加する
《スペリオル・イーヴィル・エレメンタル》(0-30)
自分の黒魔・魔炎・魔雷属性攻撃・魔法の威力・効果が最大30%増加する
《アンバウンド・ウィング》(0→10)
素体の飛行翼が展開されている場合、自分は《重力》効果による影響を受けない
《グラビテーション・オブ・ギルト》(0→10)
周囲の全ての敵が受ける《重力》の環境効果による影響を100%増加する
《ペルソナ・リストリクション》(0→10)
“仮面神格要請”で指定可能な魔法を第5位階から第7位階以下に変更する
《レネゲイド・アービター》(0→10)
固有特殊能力“背天使の権能”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【魔物精製の不動律】(任意起動/即時効果/RCT4時間)
合計レベルが自分のレベル以下になるよう魔物系モンスターを出現させる
【墜天崩落】(任意起動/即時効果)
上空から無数の光弾を落とし、広範囲に渡って地上を無差別に爆撃する
【魔法の極大強化】(任意起動/即時効果)
発動後、最初に行使した効果値がランダムの魔法の威力・効果を最大にする
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=DATA=
ステータス《堕天使系[Fallen]》(天使種/堕天使/魔天使/背天使)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:(800/900/1000/1100)+[Lv]×(8/9/10/11)+α
・魔力:(1400/1400/1400/1600)+[Lv]×(14/14/14/16)+α
・気力:(1000/1000/1000/1200)+[Lv]×(10/10/10/12)+α
・物理攻撃力:(1000/1000/1100/1200)+[Lv]×(10/10/11/12)+α
・物理防御率:(1400/1600/1700/1700)+[Lv]×(14/16/17/17)+α
・特殊攻撃力:(2400/2400/2700/3000)+[Lv]×(24/24/27/30)+α
・特殊防御率:(1400/1600/1700/1700)+[Lv]×(14/16/17/17)+α
・腕力:400+[Lv]×4+α
・脚力:400+[Lv]×4+α
・敏捷性能:600+[Lv]×6+α
・回避性能:600+[Lv]×6+α
・隠蔽性能:600+[Lv]×6+α
・特殊技能:α
《飛行ステータス》
・飛行時間:100+[Lv]×1+α
・飛行重量:100+[Lv]×1+α
・飛行速度:100+[Lv]×1+α
《基本属性耐性》
・火耐性:1
・水耐性:0
・風耐性:0
・土耐性:0
・光耐性:2/-2/-3/-4
・闇耐性:-2/2/3/4
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○【燃え上がる野心】
――堕天使の燃え上がる野心は時と共に募り、宿主に大きな力を与える。
●前提:種族条件《堕天使系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:任意の攻撃魔法を100回行使する
●分類:《種族スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《能力強化》
●属性:《特殊属性》
●効果:自分が《独立フィールドエリア》内に存在する場合、以下の効果を適用する。
>1時間毎に自分に限定因子《野心》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶限定因子《野心》を持つスキルカウンターは、自分の所在フィールド情報が更新された場合を除く如何なる場合も破棄されない。
この効果で付与されたスキルカウンターが存在する限り、自分の特殊攻撃力は[=そのスキルカウンターの数×10]%増加する。
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○【波及する悪意の脈動】
――堕天使の魔力の波動は精神を犯し、悪意を際限なく増長させる。
●前提:種族条件《堕天使系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“堕天使”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《敵対値干渉》
●属性:《魔力属性》《精神属性》
●効果:このスキルは、自分の【波及する悪意の脈動】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分が周囲半径100m圏内の全てのモンスターの自分に対する敵対値は+10(凄烈な憎悪)になる。
●特殊効果:このスキルの発動時、自分の進化段階が2以上の場合、以下の効果を適用する。
>自分に対する敵対値が+10(凄烈な憎悪)のモンスターは、自分を含む堕天使系種族の存在と交戦状態にある全ての敵に対する敵対値も+10(凄烈な憎悪)になる。
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○【墜天の前触れ】
――堕天使の計画は着実に天空の崩落へと繋がっていた。
●前提:種族条件《堕天使系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“堕天使”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《デバフ》
●属性:《魔力属性》《光属性》
●効果:このスキルは、自分の周囲の環境属性に《上空環境》が含まれている場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の周囲半径100m圏内直上の《上空》に《光属性》を持つふわふわと瞬くような光を放つ欠片状の魔力光系スキルオブジェクト《墜天の前触れ》を無数に生成する。
¶《墜天の前触れ》は生成後、ゆっくりと地上に降り注ぎ、接触した全ての敵に“弱体”デバフを付与する。
¶¶“弱体”デバフが付与された存在は全ての《意識的動作》《格闘動作》で消費する気力が20%増加し、自身よりレベルが高い敵の周囲半径2m圏内で発動した《格闘スキル》の効果処理に1秒間の《処理遅延》が発生する。
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○【放埓なる不縛の刻印】
――魔天使の刻印は消えることなく哀れな獲物を延々と付け狙うだろう。
●前提:種族条件《堕天使系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:任意の攻撃魔法を100回行使する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《マーカー》《魔法補助》《照準補助》
●属性:《特殊属性》《魔力属性》
●効果:このスキルは、自分が素体の《手》で他の存在の素体に接触している場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動条件に該当する存在の、自分が素体の《手》で接触している全ての部位に鎖に縛られた翼を象ったスキルマーカー《不縛の刻印》を付与する。
¶《不縛の刻印》のスキルマーカーはその存在の所在フィールド情報が更新された場合を除く如何なる場合も破棄されない。
この効果で付与されたスキルマーカーが存在する限り、自分を含むPTメンバーが対象を指定する魔法を発動する場合、その指定条件を無視して《不縛の刻印》を対象に指定することができる。
※備考:両手で異なる箇所に触れていた場合、一度に2箇所にスキルマーカーが付与される。
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○【奔放なる魔防壁】
――魔天使の障壁は奔放ながら主を守るその性質は敬虔なる本質を継承していた。
●前提:種族条件《堕天使》系+《進化Ⅱ以上》
●習得:“魔天使”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《障壁》《魔法断絶》
●属性:《魔力属性》《薄明属性》《障壁属性》
●効果:このスキルは、自分が展開した《奔放なる魔防壁》が存在しない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の周囲の空間に平面型の魔法陣系魔力障壁《奔放なる魔防壁》を6枚展開する。
¶《奔放なる魔防壁》は自分の素体の周りを周回するように追従し、その外表面に敵に帰属する魔法攻撃が接触した場合、その効果処理を遮断する。
また、自分はこの効果で展開された魔力障壁に素体の《手》で接触することでその座標位置と方向を自由に操作することができる。
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○【黒き悪意の羽】
――魔天使は神々の加護を嘲笑い、その羽根は大地を汚し踏み躙る。
●前提:種族条件《堕天使系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“魔天使”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔力射撃》《残留》
●属性:《魔力属性》《射撃属性》《薄明属性》
●効果:このスキルは、自分が素体の《魔力翼》を展開している場合にのみ発動することができる。発動時、自分の周囲半径10m圏内に存在する敵1体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の素体の《魔力翼》から《薄明属性》を持つ黒色の羽根状の魔力光系スキルオブジェクト《黒き悪意の羽》を100本だけ生成し、対象となった敵に対して発射する。
¶《黒き悪意の羽》は高速で直進し、接触している敵に毎秒《魔力属性》の《攻撃判定》を発生させる。この効果で生成されたスキルオブジェクトは10分間残留する。
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○【魔物精製の不動律】
――背天使が握るかの不動律は、やがて遍く地上を魔物で満たすだろう。
●前提:種族条件《堕天使》系+《進化Ⅲ以上》
●習得:“背天使”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《出現》
●属性:《特殊属性》《魔王属性》
●効果:このスキルによって出現可能なモンスターは以下の条件[●自分の所在フィールド内に出現する●《魔物属性》を持つ●特殊出現モンスターではない]を両方満たす固有リスト『魔盟主の型録』によって管理される。以下の効果を常時適用する。
>自分は特殊能力《魔物精製の不動律》を任意に利用することができる。
¶《魔物精製の不動律》は自分がモンスターの出現可能なフィールドに存在する場合、自分は任意に『魔盟主の型録』を閲覧し、その中から以下の条件[●そのレベルの合計が[=自分のレベル×3]以下●自分はその種類・数に応じて魔力を消費しなければならない。その合計が現在の魔力値以下になる]を全て満たすようにモンスターを任意の数まで指定することができる。その場合、その種類・数に応じて魔力を消費して、指定したモンスターが自分の周囲半径200m圏内に出現する。この時、モンスターの出現位置は効果処理時にランダムに決定される。
この効果でモンスターが出現した場合、自分を含む《堕天使系種族のプレイヤー》は4時間《魔物精製の不動律》を利用することができない。
※備考:堕天使系種族が誇る魔物出現スキル。このスキルの効果で出現したモンスターはプレイヤーに帰属する召喚ではないため、通常のシステムによる出現時と同様に行動する。フィールド内での出現可能性があれば特定モンスターを確定で出現させることもできるため、周回討伐等で重宝される。
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○【墜天崩落】
――背天使の悲願は実を結び、天空は軋み轟音と共に崩落した。
●前提:種族条件《堕天使系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:第七位階以上の黒魔属性を持つ魔法を7種習得する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔力攻撃》《属性攻撃》《魔力爆発》《環境干渉》《放射》
●属性:《魔力属性》《黒魔属性》《魔光属性》
●効果:このスキルは、自分の周囲の環境属性に《上空環境》が含まれている場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の周囲半径100m圏内の直上の《上空》に《黒魔属性》《魔光属性》を持つ球状の魔力光攻撃《墜天の起こり》を無数に発生させる。
¶《墜天の起こり》は《重力》に従って落下し、接触した敵に《魔力属性》の《攻撃判定》を発生させる。その後、全ての魔力光攻撃はそれぞれの着弾位置周囲半径2m圏内を効果範囲とする魔力爆発攻撃を発生させ、接触した敵に《魔力属性》《爆発属性》の《攻撃判定》を発生させる。その後、所在フィールドの《上空環境》の環境属性は破棄され、代わりに《墜天崩落》の環境属性を追加する。
¶《墜天崩落》の環境属性で、フィールド内に存在する全ての存在に“断空圏”デバフを付与する。
¶¶“断空圏”デバフが付与された存在は《素体》及び《リアウィング》による飛行能力が機能しなくなる。
この効果によって付与されるデバフは、自分を含む《堕天使系種族》の存在とそのPTメンバーには適用されない。
※備考:環境属性《墜天崩落》はフィールド内からプレイヤーがいなくなってリセットされると消滅するが、空精霊系種族は飛行能力の異常を無視する能力がある。
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○【魔法の極大強化】
――条理の管理者である最上位天使にとって天の采配は手段に過ぎない。
●前提:種族条件《聖天使系or堕天使系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“極天使”または“背天使”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《条理干渉》《魔法強化》
●属性:《条理属性》《聖輝属性》
●効果:このスキルは、自分の【魔法の極大強化】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分が発動した魔法の《実効プロセス》において《効果値》または《効果倍率》がランダムに決定される場合、その魔法の全ての効果値・効果倍率の実効値はそれぞれに設定された範囲の上限値を用いて処理される。その魔法の効果処理が完了した場合、この効果は解除される。その後、この効果が適用された魔法の種類に応じて以下の効果を適用する。
¶攻撃魔法:60秒間、自分の攻撃魔法で発生する敵への《最終ダメージ》が10%増加する。その敵が《モンスター》の場合、その増加倍率は10%の代わりに50%で処理される。
¶回復魔法:60秒間、自分の回復魔法の《実効プロセス》を2回行う。
¶補助魔法:60秒間、自分の補助魔法の効果時間が40%増加する。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




