【派】┗信仰系 古民種:信仰種系-Rune Elf-
○《信仰種》系 《信仰厚き森の民》
精霊への信仰を深め、“森聖”レヴァの加護をその身に宿した古民種系派生種族。
下位種の特性をそのまま踏襲し、魔力・特殊攻撃力・特殊防御率に優れ、敏捷性能・回避性能・隠蔽性能も高い水準でまとまった魔法戦闘特化のステータスを持つ。下位種同様、体力・気力・物理攻撃力・物理防御率・腕力・脚力は低いものの、汎用魔法戦に加えて、補助・回復魔法を用いた支援寄りの魔法運用を主眼に置いた集団戦闘を得意とする。特に風・水・光属性系統の魔法に高い適性を持ち、支援役として集団戦闘における安定性を高める役割を担う。
古民種系種族の中でも特に創造主である“森聖”レヴァへの信仰に準じる一派であり、下位種から続けて人間種・精霊系種族との細い交流は残っているもののその他大多数の種族とはほぼ完全に隔絶された閉鎖的な社会を形成している。その信仰心は極めて強く、本来の自然・精霊信仰を捨てて悪しき力を振るう背教種系種族とは不倶戴天の敵対関係にあり、過去には他種族を巻き込む程の大戦を引き起こしたこともある。
下位種同様、極めて汎用性の高い魔法適性を持ち、特に補助魔法に長じた強力な種族資質を多数有することから集団戦闘において後方から火力展開・集団支援共に極めて高い戦闘能力を発揮する。
素体に翼を持たず、単体飛行能力を持たないが、風属性の魔法等を利用した姿勢制御によって単体飛行に近い挙動を実現することは十分に可能である。
・“無垢なる信仰”
信仰種系種族が進化の過程で獲得する種族固有の強化能力。
素体に《精霊属性》を含む存在を対象に指定して『祈り』回復魔法を発動した場合、24時間、自分に以下の効果を全て適用する。
>自分の特殊攻撃力が2000増加する。
>自分の特殊攻撃力が毎秒[=元々の特殊攻撃力の0.2%分]ずつ、元々の特殊攻撃力の最大10%まで増加する。この効果で変動したステータスは、自分が魔法を発動した場合元に戻る。
>自分が発動した回復魔法の効果で自分の体力だけが回復した場合、自分の周囲半径20m圏内に存在する他のPTメンバーの体力が[=自分が回復した体力の数値の10%分]だけ回復する。
・“遠月祔術陣”
信仰種系種族が進化の過程で獲得する種族固有の支援能力。
任意のタイミングで使用でき、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の周囲半径20m圏内を効果範囲とする霊咒結界《遠月祔術陣》を展開し、効果範囲内に地面型の魔法陣系表現効果を発生させる。
¶《遠月祔術陣》が存在する限り、その効果範囲内に存在する自分を含むPTメンバーに自分が発動した補助魔法の効果が適用される度に自分に限定因子《遠月祔術》を持つスキルカウンターを[=その効果が適用された人数分]個だけ付与する。この効果で付与されたスキルカウンターが存在する限り、毎秒[=そのスキルカウンターの数]だけ魔力を消費して効果範囲内に存在する自分を含むPTメンバーに以下の効果を全て適用する。
¶¶自分が受ける全ての攻撃のクリティカル率が[=そのスキルカウンターの数]%減少する。この効果でクリティカル率が0未満になった場合、その攻撃で発生するノックバックが0になる。
¶¶自分が受ける全てのダメージが[=そのスキルカウンターの数×10]だけ減少する。
このスキルの効果で付与されたスキルカウンターが100個以上になった場合、その5分後に《遠月祔術陣》は消滅する。この効果が適用された場合、自分は30分間《遠月祔術陣》を展開することができない。
・“近月祔術陣”
信仰種系種族が進化の過程で獲得する種族固有の支援能力。
任意のタイミングで使用でき、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の周囲半径20m圏内を効果範囲とする霊咒結界《近月祔術陣》を展開し、効果範囲内に地面型の魔法陣系表現効果を発生させる。
¶《近月祔術陣》が存在する限り、その効果範囲内に存在する自分を含むPTメンバーに自分が発動した補助魔法の効果が適用される度に自分に限定因子《近月祔術》を持つスキルカウンターを[=その効果が適用された人数分]個だけ付与する。この効果で付与されたスキルカウンターが存在する限り、毎秒[=そのスキルカウンターの数]だけ魔力を消費して効果範囲内に存在する自分を含むPTメンバーに以下の効果を全て適用する。
¶¶自分の全ての攻撃のクリティカル率が[=そのスキルカウンターの数]%増加する。この効果でクリティカル率が100以上になった場合、その攻撃で発生するノックバックが100%増加する。
¶¶自分の以下の条件[●攻撃魔法●特殊攻撃力依存の武器を用いた特殊攻撃●何らかの効果によらない魔力攻撃]の何れかを満たす攻撃の威力が[=そのスキルカウンターの数]%増加する。
このスキルの効果で付与されたスキルカウンターが100個以上になった場合、その5分後に《近月祔術陣》は消滅する。この効果が適用された場合、自分は30分間《近月祔術陣》を展開することができない。
派生種族:
《古民種》
┗《信仰種》
┗《神聖民》
┗《煌天民》
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●信仰種 《信心深い神秘の民》
強い信仰心に基づく修身によって精霊種との交感能力を高め、世界の神秘に至る術を会得した古民種。下位種に比べて、より澄んだ色白の肌と身体に帯びた穏やかな青白い光、額に描かれた欠けた月を模した紋章が特徴的な人型をしており、この紋章は創造主である“森聖”レヴァの天恵を浴びて光を帯びる自身の信仰心を示し、創造主に通じる自然への敬愛と調和から同調しやすい精霊種から力を借りて他者に強力な癒しと加護を与える術に長けている。補助魔法や光・水・風属性魔法を強化する他、比較的易しい条件で直接的・間接的に魔法の威力・効果を強化する複数の種族資質を持ち、特定の環境に依存することなくある程度安定した戦闘能力を発揮することができるようになった。
種族資質:
《アンプリファイ・エンチャント》(0-20)
自分の補助魔法の効果が最大20%増加する
《エナジー・オブ・ヴァーチャー・エレメンタル》(0-20)
自分の光・水・風属性系魔法の威力・効果が最大20%増加する
《アニマ・コネクト》(0→10)
自分の周囲に精霊が存在する場合、全ての魔法の威力・効果が30%増加する
《クロス・エンチャント・ボーナス》(0→10)
自分の補助魔法が2種類以上適用された存在は特殊攻撃力が20%増加する
《マナ・レジリエンス》(0→10)
自分が魔法を発動した後、10秒間魔力の自然回復速度が200%増加する
《エキスパンド・エンチャント・レンジ》(0→10)
自分の補助魔法の対象指定範囲・効果範囲が100%増加する
《ライト・ブリンガー》(0→10)
光属性の魔法の効果範囲に光源効果のある粒子を一定時間残留させる
《デヴォーション・オブ・ルーン》(0→10)
固有特殊能力“無垢なる信仰”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【隠れ身の秘術】(常時展開)
自分が武器を装備していない場合、潜伏行動中の視認性が低下する
【精霊の落とし物】(常時展開)
精霊属性を持つアクセサリーを精霊属性を持つ存在として扱うことができる
【追従する光精】(任意起動/持続効果)
光源機能を持つ小さな光球型精霊系召喚獣“追従する光精”を召喚する
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●神聖民 《光の業を修めし信仰の民》
類稀なる信仰と真摯な探求に多くの光の業を修め、一族の中でも信徒たちを導く役割を与えられた敬虔な信仰種。額に描かれた欠けた月の紋章は幾度となく精霊種との交感を経ることで霊的中枢として覚醒し、月明かりを模した意匠を伴う形となって肌に定着した。下位種の特性をそのまま継承し、補助魔法を用いて自身を含む味方を強力に支援して集団戦闘の安定性を向上させる強化戦術を得意とする。補助魔法の効果を強化する他、補助魔法の運用と支援戦闘を強力に底上げする複数の種族資質を持ち、新たに自分の周囲のPTメンバーの防御性能を大幅に強化できる霊咒結界“遠月祔術陣”を開発したことで頑強な戦線展開と維持が可能になった。
種族資質:
《エンファサイズ・エンチャント》(0-30)
自分の補助魔法の効果が最大30%増加する
《エレメンタル・レゾナンス》(0-20)
自分に適用された補助魔法と主属性が同じ魔法の威力が最大20%増加する
《エクスキュート・エンチャント》(0→10)
自分は補助魔法を《詠唱破棄》で実行でき、その効果時間は5秒間になる
《ダブル・エンチャント》(0→10)
自分の補助魔法の効果が2回まで重複して適用されるようになる
《リブート・エンチャント》(0→10)
自分の補助魔法の効果が終了した時、その効果が1回まで再適用される
《エンチャント・アフター・グロウ》(0→10)
自分の補助魔法の効果が終了した時、その対象の魔力が上限の10%回復する
《アポルーン・エンチャンター》(0→10)
固有特殊能力“遠月祔術陣”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【低位精霊創造】(任意起動/即時効果)
補助魔法を中継・強化する精霊型召喚獣“低位精霊”を召喚する
【敬虔なる信仰】(任意起動/即時効果)
精霊光を帯び、60秒間自分が受けるダメージ・ノックバックを30%軽減する
【星樹の霊矢】(任意起動/即時効果)
弓系武器を用いた射撃攻撃時、その矢に霊光属性と浄化効果を付与する
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●煌天民 《敬虔なる精霊の信徒》
無尽の信仰と尋常ならざる献身の末に全てを捧げ、“森聖”レヴァに連なる眷属精霊との合一を果たした至高の神聖民。額に刻まれた月の紋章は霊格の変化に伴って円環の意匠が追加され、それを介して肉体に宿った精霊の力を引き出すことで本来精霊系種族以外には扱えない精霊魔法の一部を行使することが可能になった。下位種の特性を飛躍的に発展させ、補助魔法を用いて味方全体の能力を底上げして攻防のみならずあらゆる局面を魔法運用のみで立ち回る汎用戦術を得意とする。補助魔法や精霊属性を持つ魔法を強化する他、補助魔法とその運用に際して支援効果を大幅に拡張する複数の種族資質を持ち、更に自分の周囲のPTメンバーの攻撃性能を大幅に強化できる霊咒結界“近月祔術陣”を開発したことでステータスを強化して大火力魔法を連射するだけの脳筋戦術が実践で通用する程の圧倒的な火力展開が実現することができる。
種族資質:
《エクストラ・エンチャント》(0-30)
自分の補助魔法の効果が最大30%増加する
《スピリチュアル・フィロソフィー》(0-20)
自分の精霊属性を持つ魔法の効果・威力が最大40%増加する
《ソース・オブ・マナ》(0→10)
自分の補助魔法が適用された存在は魔力の自然回復が停止しない
《アドバンスド・レゾナンス》(0→10)
自分の補助魔法を受けた存在にも《エレメンタル・レゾナンス》を適用する
《エンチャント・オールレンジ》(0→10)
自分は補助魔法の対象を指定する場合、所在フィールド全域から指定できる
《ウィズ・アニマ》(0→10)
自分を精霊として扱うことができ、一部の精霊魔法を習得できるようになる
《ペリルーン・エンチャンター》
固有特殊能力“近月祔術陣”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【魔導の叡智】(常時展開)
全プロセスを位階と同じ回数だけ観測した第9位階までの魔法を習得する
【大いなる意思の獣】(任意起動/即時効果)
60分間、10分毎に最大5回まで、自分の特殊攻撃力を100%ずつ増加する
【天上から注ぐ裁きの光】(任意起動/即時効果)
上空から敵を砲撃し、その周囲の味方に任意の補助魔法を適用する
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=DATA=
ステータス《信仰種系[Rune Elf]》(古民種/信仰種/神聖民/煌天民)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:(700/900/1000/1000)+[Lv]×(7/9/10/10)+α
・魔力:(1500/1600/1800/2000)+[Lv]×(15/16/18/20)+α
・気力:(1000/1000/1000/1100)+[Lv]×(10/10/10/11)+α
・物理攻撃力:(1000/1100/1100/1200)+[Lv]×(10/11/11/12)+α
・物理防御率:(700/700/800/800)+[Lv]×(7/7/8/8)+α
・特殊攻撃力:(2300/2500/2700/2800)+[Lv]×(23/25/27/28)+α
・特殊防御率:(1600/1600/1700/1800)+[Lv]×(16/16/17/18)+α
・腕力:(400/300/300/300)+[Lv]×(4/3/3/3)+α
・脚力:(400/300/300/300)+[Lv]×(4/3/3/3)+α
・敏捷性能:(700/700/700/800)+[Lv]×(7/7/7/8)+α
・回避性能:(700/700/700/800)+[Lv]×(7/7/7/8)+α
・隠蔽性能:(700/800/800/900)+[Lv]×(7/8/8/9)+α
・特殊技能:600+[Lv]×6+α
《飛行ステータス》
・飛行時間:―
・飛行重量:―
・飛行速度:―
《基本属性耐性》
・火耐性:0/-1/-1/-1
・水耐性:1
・風耐性:0/1/1/1
・土耐性:1/-1/-1/-1
・光耐性:1/1/2/3
・闇耐性:0/-1/-2/-3
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○【隠れ身の秘術】
――信仰の民は武器を地に置き、自然の中に溶け込み姿を隠す。
●前提:種族条件《信仰種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:隠蔽効果を持つ魔法・スキルを発動する
●分類:《種族スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《隠蔽》《視界干渉》《効果耐性》
●属性:《自然属性》
●効果:自分が以下の条件[●武器を装備していない●自分が《潜伏行動》状態にある]の両方を満たす場合、以下の効果を適用する。
>自分の《素体》及び装備している《装備品》の実体が90%透明化する。また、自分は《索敵》《探知》効果を受けず、自分の姿は他の存在の視界に強調表示されない。
※備考:前提条件として潜伏行動中であり、索敵系の効果に対する耐性も得るため実質的に極めて高いステルス性能を発揮する。ただし、武器を装備していないことが前提となり、魔法の詠唱等でも潜伏行動が解除されてしまうため、基本的に奇襲等の攻撃的な使い方には不向き。
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○【精霊の落とし物】
――精霊が落とした物の中には小さな精霊が宿ることがある。
●前提:種族条件《信仰種系or旧史種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:種族スキル【自然の寵愛】を用いてアクセサリーを100個生成する
●分類:《種族スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《条理干渉》
●属性:《精霊属性》
●効果:自分が《精霊属性》を持つアクセサリーを装備している場合、以下の効果を適用する。
>自分が魔法・スキルの効果を発動・適用する場合、その発動・効果処理の間だけ適用条件に該当するアクセサリーを《素体に精霊属性を持つ存在》として扱うことができる。自分の所在フィールドの環境属性に《自然環境》が含まれている場合、この効果は自分の周囲半径5m圏内に存在する他のPTメンバーにも適用される。
※備考:自分以外の精霊存在を発動条件・適用条件として要求する魔法・スキルをその条件を実質的に無視して使用できるようにする補助スキル。効果自体は地味だが、元々種族特性そのものが汎用魔法戦のエキスパートであるため、魔法の汎用性を高めることができる影響は非常に大きい。
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○【追従する光精】
――強い信仰は弱い精霊たちにとって小さな聖域のような領域を形成する。
●前提:種族条件《信仰種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“信仰種”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《精霊召喚》《光源》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《光属性》
●効果:発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の周囲の空間に《精霊属性》《光属性》を持つ光球のような姿の小型の精霊系召喚獣《追従する光精》1体を召喚する。
¶《追従する光精》は空間内を浮遊するように召喚者に追従し、その素体を《光源》として周囲の空間を安定した事象光で明るく照らす。
また、自分は命令による口頭制御を用いて、この効果で召喚された《追従する光精》の追従対象を任意のPTメンバーに移し替えることができる。
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○【低位精霊創造】
――敬虔なる信仰の民は疑似的に精霊を作り出し、媒介として用いるという。
●前提:種族条件《信仰種》系+《進化Ⅱ以上》
●習得:“神聖民”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《精霊召喚》《魔法強化》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》
●効果:発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分の周囲の空間に《精霊属性》を持つ淡い色の光球のような姿の小型の精霊系召喚獣《低位精霊》1体を召喚する。
¶《低位精霊》は空間内を浮遊するように召喚者に追従する。
効果中、自分が任意の対象1人を指定する補助魔法を発動する場合、自分が召喚した《低位精霊》を対象に指定することができる。その場合、《低位精霊》に適用される補助魔法の効果は代わりにその召喚獣が追従している存在に適用される。この時、その補助魔法の《生命力変化》《生命力変調》《能力強化》《威力強化》効果でその存在の特定のステータスまたは攻撃の威力に増加倍率が適用される場合、その増加倍率の実効値を40%加算する。また、自分は命令による口頭制御を用いて、この効果で召喚された《低位精霊》の追従対象を任意のPTメンバーに移し替えることができる。
●特殊効果:このスキルが発動されている場合、自分は『集束せよ』の符丁を用いて魔力を消費し、以下の効果を適用することができる。
>自分を含むPTメンバーから自分が召喚した《低位精霊》が追従していない存在を1人対象に指定し、その周囲の空間に《精霊属性》を持つ淡い色の光球のような姿の小型の精霊系召喚獣《低位精霊》1体を召喚する。召喚後、この効果で召喚した《低位精霊》は対象に指定した存在に追従する。
※備考:補助効果を増幅する効果を持つ召喚獣を生み出す召喚スキル。一度間に挟むだけで生命力値やその自然回復速度、他のステータス、攻撃の威力への増加倍率を加算することができる。デメリットとしてステータスを減少させる効果を含む補助魔法も存在するが、低位精霊は増加倍率だけをブーストしてくれるため非常に有能なスキルと言えるが、低位精霊自体のステータスは貧弱なため過信は禁物。
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○【敬虔なる信仰】
――神聖民の信仰に精霊は応え、強力な加護の力を貸し与えた。
●前提:種族条件《信仰種》系+《進化Ⅱ以上》
●習得:固有特殊能力“無垢なる信仰”を1日1回換算で300回以上使用する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《光源》《被撃軽減》《反動軽減》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《輝光属性》
●効果:このスキルは、自分の【敬虔なる信仰】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>60秒間、自分の素体の体表面に《精霊属性》《輝光属性》を持つ精霊光を発生させ、自分に《霊光の鎧》の追加効果を付与する。
¶《霊光の鎧》の追加効果で、その存在が受ける全てのダメージとノックバックを30%軽減する。
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○【霊樹の枝矢】
――敬虔なる信仰の民は矢柄を霊媒に神聖なる星樹の力を顕現させる。
●前提:種族条件《信仰種》系+《進化Ⅱ以上》
●習得:聖弓の熟練度を100以上にする
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《射撃強化》《浄化》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《輝光属性》
●効果:このスキルは、自分が装備している《弓系派生武器》を用いた射撃攻撃の《射撃動作》の直前にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動条件に該当する攻撃によって発射される全ての《矢》に《霊樹の枝矢》の追加効果を付与する。
¶《霊樹の枝矢》の追加効果で、その弾体は《精霊属性》《輝光属性》を持つ淡い精霊光を帯び、その攻撃で発生する《攻撃判定》に《精霊属性》を付与し、通過した弾道及び着弾位置の周囲半径3m圏内に存在する《毒属性》《瘴気属性》《侵蝕属性》《汚染属性》を持つ事象を消滅させ、その事象に帰属して範囲内の存在に適用される効果を無効化する。また、この効果が適用された攻撃でモンスターにダメージを与えた場合、そのモンスターに帰属する《闇属性系統の派生属性》を持つ《敵性スキル》の効果を60秒間無効化する。
※備考:瘴気や毒性気体等の極限環境における危険因子を一時的に抹消できる浄化スキル。効果そのものの範囲は限定的だが、扱いやすくコスパは悪くない。
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○【魔導の叡智】
――古き民が極めた叡智の粋、こと魔法に関しては彼らに敵う者はいない。
●前提:種族条件《信仰種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:Lv.700以上かつ魔法取得数1000種以上
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《物体召喚》《魔法習得》
●属性:《条理属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分は特殊能力《魔導の叡智》を任意に利用することができる。
¶《魔導の叡智》は自分が以下の条件[●他の存在に帰属する●自分が習得していない●自分が習得の前提条件を満たす●第9位階以下]を全て満たす魔法の全ての《使用プロセス》を観測した場合、自分は『蒐集せよ』の符丁を用いることができる。その場合、魔力を消費して自分の手元に浮遊する魔導書の姿の霊装系スキルオブジェクト《蒐集の魔導書》1個を召喚する。
¶¶《蒐集の魔導書》は召喚時に観測した魔法と同じ名前のスキルオブジェクトとしても扱われ、その魔法の《存在情報》を記録する。
召喚後、《蒐集の魔導書》は自分のアーカイブ内にアイテムとして保存され、限定因子《叡智の詩片》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶¶限定因子《叡智の詩片》を持つスキルカウンターは自分の【魔導の叡智】の効果を除く如何なる場合も破棄されない。
このスキルの効果で《蒐集の魔導書》が保存される時、既に自分のアーカイブ内に同名のアイテムが存在する場合、このスキルの効果で付与されるスキルカウンターはアーカイブ内のアイテムに付与され、新たに召喚されたアイテムは消滅する。
●特殊効果:自分のアーカイブ内に《記録された魔法の位階》と同じ数以上の限定因子《叡智の詩片》を持つスキルカウンターが付与された《蒐集の魔導書》が存在する場合、自分は『暁に至れり』の符丁を用いて魔力を消費し、以下の効果を発動することができる。
>自分は、発動条件に該当する全てのアイテムに記録されている魔法が《習得状態》になる。その後、そのアイテムに付与された限定因子《叡智の詩片》を持つスキルカウンターは破棄され、そのアイテムは消滅する。
※備考:個別の習得条件を満たしていない魔法を見ることで習得可能にするスキルであり、種族固有の魔法等最初から習得の前提条件を満たしていない魔法は《不適合》と見做され、蒐集の魔導書自体が生成されない。
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○【大いなる意思の獣】
――ト・メガ・セリオン・プロテーシス。我が名を遍く森羅に知らしめよ。
●前提:種族条件《信仰種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“煌天民”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《能力強化》《攻撃規制》
●属性:《魔力属性》《叡知属性》
●効果:このスキルは、自分に限定因子《大いなる意思の獣》を持つスキルカウンターが付与されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分に限定因子《大いなる意思の獣》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶限定因子《大いなる意思の獣》を持つスキルカウンターはこのスキルの発動から60分後に全て破棄される。
この効果で付与されたスキルカウンターが存在する限り、自分に以下の効果を適用する。
¶自分の特殊攻撃力は[=そのスキルカウンターの数×元々の特殊攻撃力]だけ増加する。
¶10分毎に自分にそのスキルカウンターを1個ずつ付与する。この時、限定因子《大いなる意思の獣》を持つスキルカウンターは最大5個までしか付与されない。
¶自分の以下の条件[●攻撃魔法●特殊攻撃力依存の武器を用いた特殊攻撃●何らかの効果によらない魔力攻撃]の何れかを満たす攻撃を除く攻撃で発生する全てのダメージとノックバックが0になる。
※備考:ステータスの元々の数値を基準にして、発動時に2倍、さらに10分毎に段階的に特殊攻撃力を増加させていく強力なスキル。発動時の魔力消費が激しく、実質的に魔法以外の攻撃手段はなくなるが、最後の20分間は特殊攻撃力が元の6倍の数値に達するため、煌天民の魔法砲台としての性能は極めて凶悪そのもの。
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○【天上から注ぐ裁きの光】
――天上から注ぐ裁きの光は汝が敵を貫き、地上に恵みをもたらした。
●前提:種族条件《信仰種》系+《進化Ⅲ以上》
●習得:Lv.800以上かつ攻撃・補助魔法取得数それぞれ700種以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《物体召喚》《魔力砲撃》《属性攻撃》《詠唱破棄》
●属性:《精霊属性》《砲撃属性》《白光属性》《極光属性》
●効果:このスキルは、自分の周囲の環境属性に《上空環境》が含まれている場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の直上の《上空》に《精霊属性》《極光属性》を持つ巨大な霊翼を備えた光球の姿の霊装系スキルオブジェクト《天上の裁理》を召喚する。
¶《天上の裁理》は[召喚者のレベル×1000]の耐久値を持つ。
召喚後、《天上の裁理》は120秒間の《スキル・チャージ》を発生させる。《スキル・チャージ》中、自分は毎秒魔力を消費し、全ての魔法・スキルを発動することができず、《天上の裁理》が破壊された場合、この《スキル・チャージ》は中断される。《スキル・チャージ》が終了した場合、《天上の裁理》は光球が螺旋状に割れて縦に展開された姿の《天上の裁理-神性顕現態》に変化する。
¶《天上の裁理-神性顕現態》は《上空》から召喚者の周囲半径300m圏内に存在する敵を自動的に、または召喚者の命令によって捕捉し、砲弾型の魔力砲撃《熾烈なる裁理の光》を用いて12回攻撃する。
¶¶《熾烈なる裁理の光》は《精霊属性》《極光属性》を持つ光槍状の精霊光攻撃を発射し、その攻撃に接触した敵に《精霊属性》《砲撃属性》の《攻撃判定》を発生させる。
その後、自分は任意の補助魔法を《詠唱プロセス》を無視して発動することができる。その場合、発動した補助魔法の効果は魔力砲撃の対象となった敵の周囲半径100m圏内に存在するPTメンバーにも適用される。このスキルの全ての効果処理が終了した場合、《天上の裁理-神性顕現態》は消滅する。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




