【原種】信仰系 亜人種:古民種-Elf-
○《古民種》系 《悠久を生きる誇りの民》
“森聖”レヴァによって造られた、森林や深い山中に住む魔法に長けた亜人類種。
魔力・特殊攻撃力・特殊防御率に優れ、体力・気力・物理攻撃力・物理防御率・腕力・脚力が低い魔法戦闘に特化したステータスを持ち、魔法という異能を理論的・技術的に解析し、魔法の運用を簡略化・効率化することで魔法自体の操作性を向上させた汎用魔法戦のエキスパート的な種族。その性質上、魔法の汎用性がそのまま能力の高さに直結しているため、攻撃魔法による火力展開、補助・回復魔法による自己・他者支援等、単体であらゆる局面における戦線展開と維持を行うことができ、非常に安定感が高い性能を持っている。一方で、基本的に魔法戦闘に特化しているため腕力・脚力が低く、武器を用いた白兵戦には不向きで、魔法自体が制限されると戦闘能力が大幅に低下するリスクを抱えている。
進化の過程で信仰種系・背教種系・旧史種系の3つの種族分岐に分かれており、魔法のエキスパートとしての性能を維持しながらもそれぞれ補助魔法・攻撃魔法・精霊魔法の運用に寄った性能へと変化する。
基本的に創造主である“森聖”レヴァと同様に周囲の原生的な自然環境にしか興味がなく、森の守護と精霊信仰を主眼に置いた閉鎖的な社会を形成している。また、人間種や精霊系種族とは深い親交がある一方でその他の多くの種族に対しては非常に排他的で、特に精霊系種族と敵対する魔族種系・不死種系種族とは険悪な関係にあり、理解の範囲外にある人造技術によって生み出された機人体系・半機人系・虚構体系とは接触自体を避ける傾向が強い。その他、同じ古民種系の派生種でも、信仰種系と背教種系は相容れない信仰の差異から相互に極めて険悪な敵対関係にある。
原種、派生種族共に高い特殊攻撃力に加え、他種族の固有魔法を除いてほぼ全ての魔法を習得・運用することができる優れた魔法適性を持ち、汎用的な魔法運用に関してはあらゆる他種族の純粋な上位互換と言っても過言ではない。また、派生種族はそれぞれの信仰に則した属性系統の魔法の扱いに長けており、特に旧史種系は進化の過程で上位の精霊魔法を習得することができる非常に希少な性質を持っている。
素体に翼を持たず、単体飛行能力を持たない。
派生種族:
《古民種》
┣《信仰種》系
┣《背教種》系
┗《旧史種》系
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●古民種 《魔法に長けた森の妖精》
“森聖”レヴァによって人類種を模倣して作り出され、森の守護者としての役割を与えられた亜人類種。尖った耳と高い鼻、細身で華奢な身体が特徴的な人型をしており、肉体の基本構造は人間種と非常に似通っているが、深い森や山中で集落を作って鬱蒼と茂る木々の庇護下で暮らしている分だけ肌や髪等の身体の色素は薄く、周囲の自然環境とより深く交感するため鋭敏な感覚を備えている。独自の精霊信仰と自然に近い生活環境から精霊種との交感能力が高く、魔法適性の素養に優れている。魔法や弓系武器の攻撃力を強化する他、魔法の習熟と運用に関連する複数の種族資質を持ち、更に自然系フィールドを中心に周囲の環境条件に応じて様々な恩恵を得られる能力から下位種族の中では比較的扱いやすい性能を持っている。
種族資質:
《エンハンス・マジック》(0-20)
自分の全ての魔法の威力・効果が最大20%増加する
《グレーター・アーチャー》(0-20)
自分が装備した弓系武器の物理攻撃力が最大20%増加する
《ブースト・リカバリー・マナ》(0-20)
自分の魔力の自然回復速度が最大20%増加する
《ブースト・マジック・エクスペリエンス》(0-20)
自分が全ての魔法行使で獲得する熟練度経験値が最大20%増加する
《スピリチュアル・コネクト》(0→10)
精霊属性を持つ存在が周囲にいる場合、魔法の威力・効果が30%増加する
《ガーディアン・オブ・フォレスト》(0→10)
森林環境で、自分の物理防御率・特殊防御率が20%増加する
《シルヴァン・プロテクション》(0→10)
森林環境で、自分が受ける全てのダメージが10%軽減される
《グロウイング・ベール》(0→10)
暗闇環境で、自分の素体がほのかな光を帯びて《光源》として機能する
《ミステリアイズ》(0→10)
他の存在の発動した魔法を視認した時、その魔法の熟練度経験値を獲得する
《テクニカル・リキャスト》(0→10)
自分は全ての魔法の詠唱プロセスを最大60秒まで中断し、任意に再開できる
《スペル・ショートニング》(0→10)
自分は全ての魔法の詠唱プロセスを《略式詠唱》で実行できる
種族スキル(例)
【崇高なる友好】(常時展開)
自分は自然・精霊系モンスターからの敵対値の初期値が-1(友好)になる
【自然の寵愛】(任意起動/即時効果)
任意の自然系素材を消費して、生成可能な《装飾品》をランダムに生成する
【森羅万唱】(任意起動/即時効果)
発動後に魔法を詠唱し、霊媒となる自然系オブジェクトの表面に封印する
【光の霊矢】(任意起動/即時効果)
弓系武器を用いた射撃攻撃時、その矢が命中した相手を視界に強調表示する
【足運びの風】(任意起動/即時効果)
両足に精霊属性を持つ旋風を発生させ、跳躍動作に大幅な駆動補正を得る
【囁き鳥の風】(任意起動/即時効果)
自分の周囲半径100m圏内に存在する存在を5秒間視界に強調表示する
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=DATA=
ステータス《古民種[Elf]》
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:700+[Lv]×7+α
・魔力:1500+[Lv]×15+α
・気力:1000+[Lv]×10+α
・物理攻撃力:1000+[Lv]×10+α
・物理防御率:700+[Lv]×7+α
・特殊攻撃力:2300+[Lv]×23+α
・特殊防御率:1600+[Lv]×16+α
・腕力:400+[Lv]×4+α
・脚力:400+[Lv]×4+α
・敏捷性能:700+[Lv]×7+α
・回避性能:700+[Lv]×7+α
・隠蔽性能:700+[Lv]×7+α
・特殊技能:600+[Lv]×6+α
《飛行ステータス》
・飛行時間:―
・飛行重量:―
・飛行速度:―
《基本属性耐性》
・火耐性:0
・水耐性:1
・風耐性:0
・土耐性:1
・光耐性:1
・闇耐性:0
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○【崇高なる友好】
――彼らにとって森の木々や動物は拠り所を同じくする仲間だった。
●前提:種族条件《古民種系》
●習得:自然系・精霊系モンスターの敵対値を-1にする
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《敵対値干渉》
●属性:《自然属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分が《自然属性》《精霊属性》の少なくとも一方の属性を持つモンスターと《相互遭遇》する場合、そのモンスターの自分に対する敵対値の初期値は-1(友好)になる。この効果が適用されたボスモンスターと《交戦》状態になった場合、そのモンスターの自分に対する敵対値は+8(強い嫌悪)になり、そのモンスターは《激昂状態》になる。
※備考:自然系フィールドを中心に遭遇しやすい自然系モンスター(動物・植物・昆虫等)や精霊系モンスターとの無闇な交戦を抑制するスキル。ボスモンスターとの交戦前にも自動的に発動してしまうため立ち回りには注意が必要だが、交戦直後から攻撃性が上がる代わりに隙が大きくなる激昂状態を誘発できるため、意図的に利用されることも多い。
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○【自然の寵愛】
――彼らは自然を慈しみ、時に自然から贈り物を貰っている。
●前提:種族条件《古民種系》
●習得:任意の精霊系モンスターからアイテムを譲り受ける
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《物体生成》
●属性:《精霊属性》
●効果:このスキルによって生成可能なアクセサリーは、以下の条件[●《自然属性》または《精霊属性》を持つ●レアリティ7以下]を両方満たすアクセサリーの固有リスト『寵愛の精霊伝記』によって管理される。このスキルは、自分が以下の条件[●《自然属性》を持つ●自分に帰属する、または所有者が存在しない]を両方満たす素材アイテムを把持している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する素材アイテムを1つ対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となった素材アイテムを消費し、『寵愛の精霊伝記』から任意のアクセサリーを1つ選んで生成する。その後、[=(《進化段階》+1)×5+《特殊技能値》×0.01]%の《確率判定》を行う。《確率判定》に成功した場合、そのアクセサリーに付加可能な《付加スキル》からランダムに一つを選んで付加する。
※備考:古民種系種族だけが持つ、鍛冶・錬金系スキルに依存しない唯一のアクセサリー生成スキル。生成するアクセサリーは選ぶことが可能だが、装備条件やステータス値はランダムに設定されるため、必ずしも使用者が装備可能なものができるとは限らない。特に希少なスキルが付加されたものは需要も高く、該当種族のプレイヤーの金策に利用されることが多い。
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○【森羅万唱】
――彼らの力の根源は大自然の営みの中に宿る精霊たちの存在だ。
●前提:種族条件《古民種系》
●習得:種族称号“森の学者”を取得する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《充填》《封印》
●属性:《魔力属性》《自然属性》
●効果:このスキルは、自分が以下の条件[●《自然属性》を持つ●《魔力属性》または《精霊属性》を持つ●自分に帰属する、または所有者が存在しない]を全て満たすオブジェクトを把持している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するオブジェクトを1つ対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動後、40秒間の《スキル・チャージ》が発生する。《スキル・チャージ》中、自分が魔法の《詠唱プロセス》を完了した時、自分は発動条件に該当するオブジェクトの表面に改めて接触することでその魔法の《発動プロセス》を含む発動処理を保留し、そのオブジェクトに《封印》することができる。この時、自分はその魔法の発動に必要な魔力を消費する。その後、《スキル・チャージ》を中断し、その接触位置にスキルマーカー《森羅万唱》を付与する。
¶《森羅万唱》のスキルマーカーは自分を含む《古民種系種族》の存在にしか認識することができず、以下の条件[●そのオブジェクトが破壊された場合●《封印》されている魔法を発動した場合●自分の所在フィールド情報が更新された場合]の何れかを満たした場合破棄される。
このスキルの効果で魔法が《封印》されたオブジェクトが存在する限り、以下の条件[●そのオブジェクトに敵が接触した場合●自分がその魔法と同名の魔法を発動する場合、自分は《詠唱プロセス》を無視して《発動プロセス》を行わなければならない。その《発動プロセス》を行った場合]の何れかを満たした場合、その魔法を解放して自動的に《実効プロセス》を実行する。
※備考:古民種系種族が誇る魔法を罠として活用できる強力なスキル。武器に封印することで魔法剣として運用したり、攻撃と同時に誘発させたりと使い勝手が良く、同じオブジェクトに複数の魔法を封印する使い方もできるため、原種段階で習得できるスキルとしては破格の性能を秘めている。
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○【光の霊矢】
――エルフが用いる光の霊矢は彼らの目にしか見えない光を放つ。
●前提:種族条件《古民種系》
●習得:弓系派生武器を装備する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《表現効果》《属性付与》《視界干渉》《射撃強化》
●属性:《魔力属性》《光属性》
●効果:このスキルは、自分が装備している《弓系派生武器》を用いた射撃攻撃の《射撃動作》の直前にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動条件に該当する攻撃によって発射される全ての《矢》に《光の霊子》の追加効果を付与する。
¶《光の霊子》の追加効果で、その弾体は淡い魔力光を帯び、その攻撃で発生する《攻撃判定》に《魔力属性》を付与し、接触した存在の姿を自分を含む《古民種系種族》の視界に強調表示する。
●特殊効果:自分の《弓系派生武器》のシステムアシスト設定が2以下の場合、以下の効果を適用する。
>自分が装備している《弓系派生武器》を用いた射撃攻撃の威力が20%増加する。
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○【足運びの風】
――彼らは風のように木々の間を駆け、瞬く間に生い茂る枝葉に消えていった。
●前提:種族条件《古民種系》
●習得:任意の精霊属性を持つ存在と接触する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《SC管理》《挙動加速》《落下耐性》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《風属性》
●効果:発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の素体の両足それぞれに限定因子《風精》を持つスキルカウンターを1個ずつ付与する。
¶限定因子《風精》を持つスキルカウンターは一つの部位に最大1個まで付与される。
この効果で付与されたスキルカウンターが存在する限り、その付与された部位それぞれに《精霊属性》《風属性》を持つ淡い精霊光を帯びた旋風状の精霊風《足廻りの風》が発生する。
¶《足廻りの風》は素体の足を周回するように吹き続け、自分がその足を用いた《跳躍動作》を行う場合、跳躍中の移動距離が500%、挙動速度・移動速度が40%増加し、《着地》時に発生するダメージと受ける衝撃を0にする。この効果が適用された場合、その《跳躍動作》に用いた足に付与されている限定因子《風精》を持つスキルカウンターは破棄される。
※備考:古民種系種族の戦闘時に多用される精霊風を用いた跳躍補助・高速移動スキル。基本的には片足での跳躍が用いられるため、踏み切った足のスキルカウンターしか消費されず、一回のスキル発動で2回分の高速移動が可能になっている。
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○【囁き鳥の風】
――彼らから姿を隠すなら風下の方がまだましだ。絶対とは言えないがね。
●前提:種族条件《古民種系》
●習得:任意の精霊属性を持つ存在と接触する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《索敵》《視界干渉》
●属性:《精霊属性》
●効果:このスキルは、自分の周囲の環境属性に《自然風》が含まれている場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>5秒間、自分の周囲半径100m圏内の《風上方向》に存在する全ての存在を自分の視界に強調表示する。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




