≪ い ≫
○【死してなお】
――戦いを求め散った者たちよ。その想いがこの身の助けとならんことを。
●前提:装備条件[Lv.1以上]
●習得:アクセサリー〈*存在の認識票〉の装備
●分類:《付加スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《即死耐性》
●属性:《超界属性》《霊象属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分に《確定死》効果を持つスキル・魔法の効果が適用される場合、その効果処理時に発生した《確定死判定》を無視する。その後、このスキルの帰属アクセサリーに付加されている【死してなお】を破棄する。
※備考:多くの上位プレイヤーが利用する即死耐性の効果を持つ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【一輝投閃】
――聖なる光を帯びた短剣は空を裂き、百の不浄を一撃ちで薙ぎ払った。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:スキル【投閃】で神聖属性値800以上の武器を500回投擲する
●分類:《格闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《物理投擲》《物理刺突》《属性攻撃》《追撃》
●属性:《物理属性》《投擲属性》《刺突属性》《神聖属性》《光属性》
●効果:このスキルは、自分が装備している《短刃系統の武器》を《抜刀》状態で把持している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する武器1本を対象に指定し、魔力・気力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となった武器が《神聖属性》を持つ事象光を帯び、自分はその武器を用いて任意の方向に投擲攻撃《一輝投閃》を行う。
¶《一輝投閃》で、対象となった武器は極めて高速で直進し、接触した存在個体に《物理属性》《刺突属性》《神聖属性》の《攻撃判定》が発生する。この時、同時にその着弾位置を含む軌道上の周囲半径1m圏内に《神聖属性》を持つ『拡散する光』の姿の事象光攻撃《輝閃の光域》が発生し、その範囲内に対する《追撃》を行う。
¶¶《輝閃の光域》は効果範囲内で環状に拡散し、接触した敵に《物理属性》《神聖属性》《光属性》の《攻撃判定》が発生する。この時、その攻撃でダメージを受けた全ての敵は強力な《吹き飛ばし》効果を受ける。
¶¶¶《吹き飛ばし》効果を受けた存在個体は受けた外力に対して、その物理的抵抗を無視して吹き飛ばされる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【一投覇断】
――その一投で次元をも引き裂き、あらゆる物を覇断する強者の輝きよ。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:スキル【投閃】で任意の伝説級短刃武器を10000回投擲する
●分類:《格闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《物理投擲》《物理刺突》《次元切断》《追撃》
●属性:《物理属性》《投擲属性》《刺突属性》《次元属性》《切断属性》
●効果:このスキルは、自分が装備している《短刃系統の武器》を《抜刀》状態で把持している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する武器1本を対象に指定し、魔力・気力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となった武器が《次元属性》を持つ事象光を帯び、自分はその武器を用いて任意の方向に投擲攻撃《一投覇断》を行う。
¶《一投覇断》で、対象となった武器は極めて高速で直進し、接触した存在個体に《物理属性》《刺突属性》の《攻撃判定》が発生する。この時、同時にその軌道上の周囲半径1m圏内に衝撃波攻撃が発生し、接触した存在個体に《物理属性》の《攻撃判定》が発生する。その後、その着弾位置の周囲半径2m圏内に《次元属性》を持つ『空間を通過する不可視の刃』の姿の次元切断攻撃《次元覇断》が12回発生し、その範囲内に対する《追撃》を行う。
¶¶《次元覇断》は効果範囲内で不可視の刃が通過するように空間を切断し、干渉したオブジェクトに《次元属性》《切断属性》の《攻撃判定》が発生する。この時、発生する次元切断攻撃の位置は効果処理時にランダムに決定される。
¶¶¶《次元属性》を持つ攻撃は空間そのものに干渉し、プレイヤーに帰属しないオブジェクトの物理的な性質を無視する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【瞬間沸騰】
――たった一言でお湯が湧く。
●前提:なし
●習得:お湯を沸かす
●分類:《基本スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《調理》
●属性:《物理属性》
●効果:このスキルは、自分が《事象水または水系オブジェクト》を内包する器物系オブジェクトに接触している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するオブジェクト1個を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となったオブジェクトに接触している《事象水》または《水系オブジェクト》は瞬時に沸騰した状態になる。
※備考:器物系オブジェクトの括りは比較的大雑把で、マグカップや調理器具、バケツ等でも使用できる。水が入ってさえいれば耐火性を持たない紙製容器等を対象に指定することも可能だが、言うまでもなく紙製品やそれに接触している手が沸騰したお湯に耐えられるかどうかは別の話。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【傲慢武令】
――真に力のある者は、如何に傲慢であろうとその全てが許される。
●前提:装備条件[Lv.800以上+魔剣熟練度1000]
●習得:伝説級魔剣〈*覚醒大罪魔剣スペルビア・ルシファー〉の装備
●分類:《付加スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《デバフ無効》《能力付与》《処理遅延》《魔法無効》《スキル無効》
●属性:《特殊属性》
●効果:自分がこのスキルの帰属武器を《抜刀》状態で装備している場合、以下の効果を全て適用する。
>自分に付与される“怯み”・“臆病”デバフを無効にし、解除する。
>自分がこのスキルの帰属武器を把持している限り、自分の周囲半径10m圏内に存在する敵が《格闘スキルを除くスキルまたは攻撃魔法》の発動処理を行った場合、その効果処理を停止して5秒間の《処理遅延》が発生する。その後、自分は《処理遅延》の間に特殊能力《傲慢の極み》を利用する。
¶《傲慢の極み》で、自分は『許可』または『不許可』の符丁を用いることができる。その場合、その符丁に応じて以下の効果を適用する。
¶¶『許可』の符丁を用いた場合、このスキルの効果で発生した《処理遅延》は終了し、効果処理を停止していたスキル・魔法の効果処理を行う。
¶¶『不許可』の符丁を用いた場合、このスキルの効果で発生した《処理遅延》は終了し、効果処理を停止していたスキル・魔法の発動と効果が無効になる。この効果が適用された場合、自分は10秒間『不許可』の符丁を用いることができない。
自分が『許可』または『不許可』の符丁を用いなかった場合、《処理遅延》終了後に効果処理を停止していた魔法・スキルの効果処理を行う。
※備考:周囲で発動された魔法・スキルの効果を強制的に遅延させ、更に条件付きながら無効化することもできる凶悪な空間制圧スキル。効果処理が止まる分対価の支払いも遅延されるため、無効化された場合でも相手の実害は少ないが、そもそもかなりの近距離に相当する効果範囲内の戦闘においては処理遅延だけでもその影響は計り知れない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【速線束結】
――鞭と対峙する者は忘れるな。一度絡め取られれば身動ぎ一つ許されない。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:戦鞭熟練度200以上
●分類:《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《物体操作》《物体変化》《条理補正》
●属性:《物理属性》
●効果:このスキルは、自分が装備している《戦鞭系統の武器》が《抜刀》状態の場合にのみ発動できる。発動時、自分の視界内に存在する任意のオブジェクトを《注視》することで対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、発動条件に該当する武器の《実体鞭の先端》と対象となったオブジェクトをその接触面で接続する。この時、そのオブジェクトと武器が接触していない場合、その武器の《実体鞭》が必要な長さまで伸縮してからこの効果が適用される。効果中、この効果が適用された武器とオブジェクトはシステムによって相互に固定される。この効果で変化した武器は、このスキルの発動と持続効果が解除された場合元に戻る。
※備考:戦鞭系武器のサポートスキルの一つで、敵の素体に固定することで拘束に使用する他、先端に凶器を固定することで攻撃能力を補助したり、高所等の複雑な地形での簡易的なワイヤー引掛けアクション、離れた位置にある物体操作等、扱いは難しいもののプレイヤーの技量次第で非常に汎用的に運用することができる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【祝福の無敵歓待】([キュービスト]が保有)
――自分の全てを捧げる覚悟があるのなら、このくらいどうってことないだろう。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:ボスモンスター〔護奉精霊アルビオン・アルマ〕を討伐せずに攻略する
●分類:《ユニークスキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《能力強化》《能力弱化》《SC管理》
●属性:《特殊属性》
●効果:このスキルは、自分に《能力強化》《能力弱化》効果を持つスキル・魔法の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、自分の周囲半径1m圏内に存在する《自分と性別が異なるプレイヤー》1人を対象に指定し、以下のステータス[物理攻撃力/物理防御率/特殊攻撃力/特殊防御力/腕力/脚力/敏捷性能/回避性能/隠蔽性能/特殊技能/飛行時間/飛行重量/飛行速度]から1つを選ぶ。その後、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>60秒間、自分の《選んだステータス》はその数値分減少し、対象となったプレイヤーの《選んだステータス》は同じ数値分増加する。この効果が適用されている限り、自分と対象となったプレイヤーはこのスキルを除く《能力強化》効果を受けず、自分の周囲半径2m圏内に対象となったプレイヤーが存在する場合、毎秒自分に限定因子《護奉の祝福》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶限定因子《護奉の祝福》を持つスキルカウンターは、自分の所在フィールド情報が更新された場合全て破棄される。
●特殊効果:このスキルの効果で他のプレイヤーのステータスが変化する時、自分に限定因子《護奉の祝福》を持つスキルカウンターが10個以上付与されている場合、適用条件に該当するプレイヤーを対象に指定し、以下の効果を適用する。
>自分に付与されている限定因子《護奉の祝福》を持つスキルカウンターを全て破棄する。[=この効果で破棄されたスキルカウンターの数]秒間、対象となったプレイヤーのステータスは変化する代わりにそのまま適用される。
※備考:異性のプレイヤーに対して一時的に自分のステータスの一部を捧げる特殊な補助スキル。上がり幅はプレイヤー依存になってしまうものの実質2倍前後の強化を見込めるため、使い方次第では非常に強力。ただし、自分のステータスは0になってしまうため、防御ステータスを選ぶ際には注意が必要。発動式は《【祝福の無敵歓待】、ターゲット[(対象プレイヤー)]、エントラスト『(選んだステータス)』》。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【桜華舞】
――桜源郷の鴬は舞う程に精彩を放ち、その力を俄に高めていく。
●前提:装備条件[Lv.650以上]
●習得:防具〈*桜華衣〉一式の装備
●分類:《付加スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《SC管理》《能力強化》《能力弱化》
●属性:《特殊属性》
●効果:このスキルは、自分が《交戦》状態の場合にのみ発動することができる。発動後、以下の効果を全て適用する。
>10分間、10秒毎に自分に限定因子《桜華舞》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶限定因子《桜華舞》を持つスキルカウンターは、このスキルの効果を除く他の効果で破棄されず、このスキルの効果が適用されなくなった場合、または自分の所在フィールド情報が更新された場合全て破棄される。
この効果の効果時間が終了した場合、5分間、10秒毎に自分に付与されている限定因子《桜華舞》を持つスキルカウンターを2個破棄する。
>自分の気力の上限値・脚力・敏捷性能がそれぞれ[=自分に付与されている限定因子《桜華舞》を持つスキルカウンターの数×2]%増加する。
※備考:巨塔第102層『桜華鏤む無限郷』のボスモンスター〔桜華鴬ビーニャオ〕の素材を用いたレア防具の付加スキル。




