【原種】技巧系 妖虫種:妖蛛種系-Spider-
○《妖蛛種》系 《罠の糸手繰り潜む妖魔虫》
“虹蛮蟲ヘルガ”の魔力による影響で眷属へと変異した蜘蛛由来の妖虫種。
魔力・気力・物理攻撃力・物理防御率・脚力・敏捷性能に優れ、特殊攻撃力・特殊防御率・腕力・回避性能・隠蔽性能が低い物理寄りで汎用性の高いステータスを持ち、“縛糸”デバフを軸に敵の動きを制御しながら種族固有の拠点構築能力で戦線を防衛する局地制圧戦を得意とする種族。その性質上、高い妨害能力と防衛能力を活かした迎撃殲滅戦に高い適性を持ち、妖虫系種族の中でも受動的な性能から玄人でも取り扱いが難しいものの陣地を形成した後は極めて高い支配・制圧力を発揮する。また、妖虫系種族の中でも特に群蟲特性による影響が少なく、PTメンバーが受けられる恩恵もあまり強くない。
妖虫系種族の中でも特に独立意識の強い一派であり、創造主である“虹蛮蟲ヘルガ”の顕現時にも反応こそするものの自身の縄張りを防衛することを優先する等眷属としての忠誠心も低く、他の妖虫系種族に比べてもやや異質な存在として知られている。また、創造主同士の関係から魔獣種系種族とは種として敵対関係にあるものの、それらの種族を含むあらゆる他種族の個体に対しておしなべて排他的な関係にあり、特に縄張りに無断で侵入した者は容赦なく狩り滅ぼす。
全ての進化段階を通して特殊攻撃力が低く、魔力も習得可能な魔法の数も平均的である等総合的な魔法適性はあまり高くないものの、汎用的な攻撃・補助魔法は概ね習得でき、後方支援の補助としては十分な性能を持つ。中でも物理干渉系を始めとする妨害寄りの魔法は特に秀でており、その種族特性も相俟って防衛戦闘における影響力は非常に高い。
素体に翼を持たず、単体飛行能力を持たない。
・“妖虫系種族シナジー”
妖虫系種族(蜉蝣種系・妖蜂種系・妖蛛種系・妖蛾種系・幻蝶種系)5系統に共通する独特なデザインコンセプト、あるいはそれに基づく能力特性を指す。基本的に『群蟲特性』『対妖虫特性』の2つを指し、この共通の能力特性により妖虫系種族間には単なる一種族分類に留まらないシナジーが存在している。
●『群蟲特性』=妖虫系種族同士でパーティを組むことによってシナジーを発揮する特性。妖虫系種族の種族資質・種族スキルはPT内の妖虫系種族の人数を参照するものも多く、該当する種族個体それぞれが同じ特性を持っている仕様上、その人数が多ければ多い程PT全体の戦闘能力は爆発的に増加する。
●『対妖虫特性』=文字通りの特性。妖虫系種族の種族資質・種族スキルは同じ妖虫系種族との戦闘を想定したものも多く、該当する種族個体それぞれが同じ特性を持っている仕様上、妖虫系種族同士の戦闘においてはもう一方の『群蟲特性』を活かせるかどうかに左右される傾向がある。
・“群蟲スキルカウンター”
妖虫系種族(蜉蝣種系・妖蜂種系・妖蛛種系・妖蛾種系・幻蝶種系)5系統に共通して使用されるスキルカウンター。各原種が習得可能な種族資質《サイエントミック・スウォーム》により自分を含むPTメンバーに付与されるため、PT内の妖虫系種族が増える程その数に応じて得られる種族サポートの恩恵も大きくなりやすくなる。また、種族スキル【妖害虫の不快進撃】によって敵に付与される場合もあり、その場合は相手への妨害効果として作用する場合がある。ただし、相手も妖虫系種族の場合はお互い逆に作用してしまうため、戦闘展開が泥沼になりがちである。
・“蜘蛛の天命機巧”
妖蛛種系種族が原種の段階で獲得する種族固有の生成能力。任意のタイミングで使用でき、自分の気力を消費して素体の掌から蜘蛛の糸型の糸系スキルオブジェクト“蜘蛛の繰糸”を生成する。“蜘蛛の繰糸”は通常の糸状アイテムと同様に任意の目的に使用できる他、自分を含む妖蛛種系種族の特定の種族資質・種族スキルの素材として罠系オブジェクトを生成するために使用される。
・“凶性機動絡繰術”
妖蛛種系種族が進化の過程で獲得する種族固有の強化能力。独立フィールドエリア内であれば任意のタイミングで使用でき、自分の魔力を消費して自分の周囲半径30m圏内に存在する罠機能または罠属性を持つオブジェクトを《凶性機動状態》に変化させる。凶性機動状態になった罠系オブジェクトはその干渉によって発生するダメージ・拘束効果が40%増加し、本来の起動条件を無視して起動して干渉範囲内の存在を無差別に攻撃する。この時、干渉範囲内に存在が存在しない場合、そのオブジェクトは周囲の最も近い位置に存在する存在を捕捉し、その存在を追尾するように移動するようになる。罠機能の純粋な強化に加えて起動条件の緩和、限定的ながら自律駆動を可能にする等、受け身になりがちな罠戦術のテコ入れとなり得る能力だが、攻撃対象も敵味方問わず無差別になる上、仕様上自分が捕捉される可能性も高く、運用には注意が必要。
派生種族:《妖蛛種》
┗《毒蜘蛛》
┗《鬼蜘蛛》
┗《闇蜘蛛》
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●《妖蛛種》 《縛糸を操る罠の妖虫》
“虹蛮蟲ヘルガ”の引き起こした次元災害に巻き込まれたことで肉体が変異し、その眷族として多くの同胞を束ねる妖蟲魁に属する妖性の蜘蛛種。病的に青白い肌と髪に紛れるように垂れ下がる細い鋏角、人に似た通常の目に加えて蜘蛛の目に似た三対六個の副眼が特徴的な人型をしており、肉体の外形は人間種と非常に似通っているが、その身体は他種族に比べてやや華奢で体表面は硬く引き締まっている。種族固有の特殊なオブジェクト『蜘蛛の繰糸』や罠を用いた物理攻撃を強化する他、対虫戦闘や妖虫系種族を中心に構成された集団での戦闘を補助する複数の種族資質を持ち、蜘蛛の糸に触れている敵の身体駆動を多重に制限する特殊な物理系デバフ“縛糸”を始めとして敵の行動を阻害する防衛向きの戦闘特性を発揮しやすくなっている。
種族資質:
《エンフォース・スレッド》(0-20)
自分の『蜘蛛の繰糸』を用いた物理攻撃の威力が最大20%増加する
《グレーター・トラッパー》(0-20)
自分が設置した罠機能を持つオブジェクトの物理攻撃力が最大20%増加する
《リデュース・エントミック・マナ》(0-20)
自分の虫属性を持つ攻撃による魔力消費を最大20%軽減する
《インセクト・エキスパート》(0-20)
自分が素体に虫属性を持つ存在に与えるダメージが最大20%増加する
《グラスプ・ディスタンス》(0-20)
自分の跳躍時の飛距離・速度と着地時の制動精度を最大40%増加する
《グラウンド・スプリンター》(0→10)
地上における疾走時の加速度・最高速度が20%増加する
《エンヴァイロン・トラップ・レギュレーター》(0→10)
自分の周囲の罠機能を持つフィールドオブジェクトの誘発反応を抑制する
《スパイダー・アイズ》(0→10)
自分の視界が少し広がり、存在の挙動がわずかに強調表示される
《サイエントミック・スウォーム》(0→10)
自分を含むPTメンバーに群蟲Sカウンターを常時1個だけ付与する
《スパイダー・ストリングス》(0→10)
固有特殊能力“蜘蛛の天命機巧”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【妖害虫の命運】(常時展開)
自分が受ける虫属性を持たない攻撃によるダメージが20%増加する
【妖蛛の柔身】(常時展開)
自分が切断・刺突属性を持つ攻撃によって受けるダメージが20%増加する
【妖虫種の交感】(常時展開)
自分を含むPTメンバーの妖虫系種族の数に応じて虫属性攻撃の威力が増加する
【昏き暗躍の櫛爪】(任意起動/持続効果)
効果中、『蜘蛛の繰糸』が接触している敵に“縛糸”デバフを付与する
【妖蛛式絡繰機巧】(任意起動/即時効果)
罠機能を持つ特殊なオブジェクト『絡繰統合核』を生成する
【妖蛛式罠略機巧】(任意起動/即時効果)
自分の『絡繰統合核』を媒体として『絡繰機動罠』を生成し、その場に設置する
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●毒蜘蛛 《毒網を紡ぐ狩りの妖虫》
体内に溶け込む創造主の魔力に感化され、内なる暴食と破壊の衝動に目覚めつつある強力な妖蛛種。下位種に比べて、戦いの最中に体内で励起した“虹蛮蟲ヘルガ”の邪気が赤黒い靄のように爪表面を巡り、その瞳が赤い妖しげな光を帯びるようになる。周囲の地形や環境を利用した罠を構築し、麻痺毒や蜘蛛の糸を駆使して敵の行動を制限しながら慎重な立ち回りで獲物を確実に捕縛する遠回しながらも凶悪な戦術を得意とする。一方で、中・遠距離攻撃に重きを置いている相手には罠による行動制限が活かしづらいことも多く、特定の空間や拠点を要塞化することで敵の干渉を封鎖する局地防衛戦でこそその真価は発揮される。『蜘蛛の繰糸』を用いた物理攻撃を中心に多角的に攻撃を強化する他、自分に付与されている群蟲スキルカウンターの数に応じて能力を強化する種族資質を持ち、更に蜘蛛の糸を用いた空中での姿勢制御を強力に補助する資質の存在から入り組んだ場所では非常に特異な機動力を発揮する。また、新たに罠系オブジェクトを直接操作する能力を獲得したことで罠戦術の対応力の悪さをカバーすることが可能になった。
種族資質:
《インテンスファイ・スレッド》(0-20)
自分の『蜘蛛の繰糸』を用いた物理攻撃の威力が最大20%増加する
《サイエントミック・ブースター》(0-20)
自分と周囲のPTメンバーの虫・妖虫属性を持つ攻撃の威力が最大20%増加する
《サイエントミック・アサルト》(0→10)
自分の全ての攻撃の威力が自分の群蟲Sカウンターの数×10%増加する
《サイエントミック・ハイパラキュシス》(0→10)
自分の聴覚の認識圏が自分の群蟲Sカウンターの数×10%増加する
《サイエントミック・スレッド》(0→10)
自分が設置した『蜘蛛の繰糸』は妖虫属性の魔力を帯びる
《プリペア・ドラッグライン》(0→10)
自分が滞空状態の場合、『蜘蛛の繰糸』を用いた姿勢制御に強力な補正を得る
《スパイダー・ネットワーク》(0→10)
自分が重ねて設置した複数の『蜘蛛の繰糸』が『蜘蛛の巣網』を構築する
《スウォーム・メイルファクター》(0→10)
固有特殊能力“凶性機動絡繰術”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【蜘蛛の巣紡ぎ】(常時展開)
自分の『蜘蛛の繰糸』は接触する物に応じた粘着性を獲得する
【毒蜘蛛の糸切り歯】(任意起動/持続効果)
効果中、自分の『蜘蛛の繰糸』を破壊した敵に“痺肢”デバフを付与する
【昏き暗躍の蜘蛛行き】(任意起動/即時効果)
自分が設置した全ての『絡繰機動』を有効化・無効化または同時起動する
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●鬼蜘蛛 《占拠する呪縛の妖害虫》
妖蟲魁の構成種として膨大な獲物を捕食した結果、創造主の魔力に由来する次元妖虫の特性の一部を発現したことで危険視される強大な毒蜘蛛。次元の境界面に干渉するその爪は奇妙な光を帯びて不自然に透き通り、その体表面には創造主の魔力と融和した自身の魔力が薄い赤紫色の靄のように漂っている。下位種の特性をそのまま継承し、周囲の空間に構築した罠で環境自体を拠点・要塞化して誘い込んだ敵を捕らえて戦力を削ぐ集団戦闘の防衛を担う制圧戦術を得意とする。『蜘蛛の繰糸』を用いた物理攻撃や脚力を強化する他、種族固有の罠戦術の奇襲性や妨害能力を高める複数の種族資質を持ち、特にデバフを付与した敵に対して更にその数や種類に応じた多数の追加デバフを課す堅実な妨害能力の獲得によって捕らえた敵を確実に処理しやすくなり、広域戦闘における影響力が向上した。
種族資質:
《リィンフォース・スレッド》(0-30)
自分の『蜘蛛の繰糸』を用いた物理攻撃の威力が最大30%増加する
《レッグ・アベレージ・スウォーム・ボーナス》(0-30)
自分の脚力がPTメンバーの元々の平均脚力の最大30%分増加する
《スパイダー・センサー》(0→10)
自分の『蜘蛛の繰糸』に接触している敵を視界に強調表示する
《インディサニブル・スレッド》(0→10)
自分が設置した『蜘蛛の繰糸』は敵から視認されづらくなる
《エントラップ・カモフラージュ》(0→10)
自分が設置した『絡繰機動』は周囲半径2m圏外の敵から偽装される
《ヴァーミンズ・ストリクトリー》(0→10)
自分が“縛糸”デバフを付与した敵は『蜘蛛の繰糸』を破壊できない
《スウォーム・ウェブ・ストライダー》(0→10)
自分は近距離の『蜘蛛の巣網』を平面領域としてその面方向に重力が作用する
種族スキル(例)
【妖害虫の不快進撃】(常時展開)
自分の効果でデバフが付与された敵に群蟲Sカウンターを1個付与する
【妖蛛の執縛】(任意起動/持続効果)
効果中、自分の『蜘蛛の巣網』と接触した敵に執着し、接触面で固定する
【妖蛛式凶性機動】(任意起動/即時効果)
デバフが付与されている敵1体に、その数に応じて複数の妨害効果を与える
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●闇蜘蛛 《境界を晦ます謀略の捕食者》
次元妖虫としての存在原理を確立し、次元の境界面に獲物の肉と魔力を糧に妖虫群を育む”伽卵嚢”を生み出した最上位の鬼蜘蛛。その身体は異なる次元を渡る糸を紡ぎ、縄張りに誘い込まれた獲物を捕らえて伽卵嚢の糧とする。下位種の特性を飛躍的に発展させ、“縛糸”デバフを介した妨害能力と種族固有の罠戦術を活かした防衛寄りの局地制圧戦を得意とする。『蜘蛛の繰糸』を用いた物理攻撃や“縛糸”デバフによる拘束能力を強化する他、捕らえた相手に対する追加妨害能力を高める複数の種族資質を持ち、新たに『絡繰機動』の起動をトリガーに自身を空間転移させる即応能力を獲得したことで、安定して極めて凶悪な妨害能力を発揮する。また、妖虫系種族の群蟲特性を強化する様々な能力はその集団戦闘の実質的な戦闘能力を爆発的に増加させる。
種族資質:
《スプリマイズ・スレッド》(0-30)
自分の『蜘蛛の繰糸』を用いた物理攻撃の威力が最大30%増加する
《デスパレート・リストリクター》(0-20)
自分の効果で付与した“縛糸”デバフの拘束効果が最大40%増加する
《ダーク・ウェブ・ネットワーク》(0→10)
自分の『蜘蛛の巣網』に接触している敵に“闇弱”デバフを付与する
《イントルーダー・スパイダー》(0→10)
自分が設置した『絡繰機動』が起動した場所に空間転移することができる
《インターヴィーン・ストリクトリー》(0→10)
自分の効果で付与した“縛糸”デバフが時間経過によって“縛呪”に変化する
《フリーハンズ・スレッド》(0→10)
自分は有意識制御を用いて自分の『蜘蛛の繰糸』を操作することができる
《サイエントミック・スウォーマーズ》(0→10)
自分を除くPTメンバーの妖虫系種族にも『スウォーム』資質の効果を適用する
種族スキル(例)
【妖虫種魁の超進化】(常時展開)
群蟲Sカウンターが付与されている存在にその個数に応じて追加効果を付与する
【昏き暗躍の蜘蛛隠れ】(任意起動/持続効果)
効果中、自分の姿は自分の『蜘蛛の巣網』を通した敵に視認されない
【絡繰機動・天与の贖罪】(任意起動/即時効果)
執着状態のモンスターを消費して浮き蜘蛛型の妖虫系召喚獣“葛城守”を召喚する
【凶性機動・天獄の贖罪】(任意起動/即時効果)
執着状態のモンスターを消費して大蜘蛛型の妖虫系召喚獣“八束脛”を召喚する
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=DATA=
ステータス《妖蛛種系[Spider]》(妖蛛種/毒蜘蛛/鬼蜘蛛/闇蜘蛛)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:1400+[Lv]×14+α
・魔力:(1500/1500/1600/1700)+[Lv]×(15/15/16/17)+α
・気力:(1400/1500/1600/1800)+[Lv]×(14/15/16/18)+α
・物理攻撃力:(1700/1900/2100/2300)+[Lv]×(17/19/21/23)+α
・物理防御率:(1400/1500/1600/1800)+[Lv]×(14/15/16/18)+α
・特殊攻撃力:1100+[Lv]×11+α
・特殊防御率:1000+[Lv]×10+α
・腕力:400+[Lv]×4+α
・脚力:(700/800/900/1000)+[Lv]×(7/8/9/10)+α
・敏捷性能:(800/800/900/1000)+[Lv]×(8/8/9/10)+α
・回避性能:500+[Lv]×5+α
・隠蔽性能:400+[Lv]×4+α
・特殊技能:α
《飛行ステータス》
・飛行時間:―
・飛行重量:―
・飛行速度:―
《基本属性耐性》
・火耐性:-2
・水耐性:0
・風耐性:1
・土耐性:0
・光耐性:0
・闇耐性:0
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○【妖害虫の命運】
――奴らが妖害虫と呼ばれ疎まれるのはその強かさが広く刻まれているからだ。
●前提:種族条件《蜉蝣種系・妖蜂種系・妖蛛種系・妖蛾種系・幻蝶種系》
●習得:最初から保有
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《デメリット》《ダメージ強化》
●属性:《虫属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分が受ける《虫属性》を持たない攻撃によるダメージが20%増加する。この効果は、限定因子《群蟲》を持つスキルカウンターが付与された敵に帰属する攻撃には適用されない。
※備考:妖虫系種族共通のデメリットスキル。一般的な多くの攻撃に対して脆弱になるものの、同じ虫系種族同士の交戦時や自身の能力で敵に群蟲スキルカウンターを付与することで一時的にその弱点を克服することができる。
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○【妖蛛の柔身】
――妖蜘蛛は強固な甲殻を持たず、それ故の力と技をその身に宿している。
●前提:種族条件《妖蛛種系》
●習得:最初から保有
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《デメリット》《ダメージ強化》
●属性:《虫属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分が受ける《切断属性》または《刺突属性》を持つ攻撃によるダメージが20%増加する。この効果は、限定因子《群蟲》を持つスキルカウンターが付与された敵に帰属する攻撃には適用されない。
※備考:妖蛛種系種族のデメリットスキル。一般的な多くの攻撃に対して脆弱になるものの、同じ虫系種族同士の交戦時や自身の能力で敵に群蟲スキルカウンターを付与することで一時的にその弱点を克服することができる。
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○【妖虫種の交感】
――虹蛮蟲の強大過ぎる力が奴らに得てはならない社会性を与えてしまった。
●前提:種族条件《蜉蝣種系・妖蜂種系・妖蛛種系・妖蛾種系・幻蝶種系》
●習得:他の妖虫系種族の存在と接触する
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《攻撃強化》
●属性:《妖力属性》《虫属性》《妖虫属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分の《虫属性》を持つ攻撃の威力は[自分を含むPTメンバーの妖虫系種族の存在の数×5]%増加する。
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○【昏き暗躍の櫛爪】
――奴らの爪が繰る糸は、獲物の効果的な捕らえ方と締め上げ方を知っている。
●前提:種族条件《妖蛛種系》
●習得:『蜘蛛の繰糸』を用いて任意のモンスター100体を攻撃する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《デバフ》
●属性:《魔力属性》《妖力属性》《虫属性》《妖虫属性》
●効果:このスキルは、自分の【昏き暗躍の櫛爪】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分が生成した《蜘蛛の繰糸》に接触している敵に、その接触部位を対象とする“縛糸”デバフを付与する。
¶“縛糸”デバフが付与された存在は対象となった部位の《可動域》が20%制限され、その部位を用いた挙動速度が10%減少する。
この効果が既に“縛糸”デバフが付与されている敵に適用される場合、その効果で適用される制限・減少倍率がそれぞれ10%ずつ加算される。この効果で付与されたデバフは、その敵が《蜘蛛の繰糸》に接触しなくなった場合解除される。
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○【妖蛛式絡繰機巧】
――起動せよ、妖蛛式『絡繰機巧』。深遠なる御業にて汝が敵を絡め取れ。
●前提:種族条件《妖蛛種系》
●習得:『蜘蛛の繰糸』を用いて任意のモンスター100体を攻撃する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《物体生成》
●属性:《物理属性》《罠属性》《妖虫属性》《虫属性》
●効果:このスキルは、自分が生成した《蜘蛛の繰糸》が存在する場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する《蜘蛛の繰糸》1本を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となった《蜘蛛の繰糸》を消費し、自分の素体の掌に《罠属性》を持つ小箱型の物体系スキルオブジェクト《絡繰統合核》を1個生成する。
¶《絡繰統合核》は《罠》機能を持つオブジェクトとして扱われ、自分の所在フィールド情報が更新された場合消滅する。
※備考:妖蛛種系種族の戦闘スタイルを代表する罠戦術の中核となるオブジェクトを生成するスキル。『絡繰統合核』は他のアイテムと組み合わせることで罠として機能し、その誘発反応や起動の条件、反応範囲、効果範囲、反応対象等を細かく設定できるため、他種族に比べて比較的容易に多様な罠構成を行うことができる。一方で、罠の戦術的運用の難易度自体は然程変わってないため、総合的にはやはり上級者向け。
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○【妖蛛式罠略機巧】
――妖蛛の罠に嵌まった者は、その絡繰に慌てふためき死を招くだろう。
●前提:種族条件《妖蛛種系》
●習得:『蜘蛛の繰糸』を用いて任意のモンスター300体を攻撃する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《SC管理》《デバフ》
●属性:《魔力属性》《虫属性》
●効果:このスキルは、自分が生成した《絡繰統合核》が存在する場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動条件に該当する《絡繰統合核》を1個選び、それを媒体として《罠属性》を持つ罠系スキルオブジェクト《絡繰機動》を1個生成する。
¶《絡繰機動》は《罠》機能を持つオブジェクトとして扱われ、自分の所在フィールド情報が更新された場合消滅する。
その後、自分は以下の条件[●自分のインベントリ内に存在する、または自分に帰属する ●《罠》機能を持つオブジェクトの構成素材として指定された]の両方を満たす任意のアイテムを1個以上選び、その種類に応じて以下の効果処理を適用する。
¶《蜘蛛の繰糸》1本:この効果で生成された《絡繰機動》と選んだアイテムを構成素材として使用し、《妖虫属性》《罠属性》《糸属性》を持つ罠系スキルオブジェクト《蜘蛛の吊り上げ糸》を構成する。
¶《蜘蛛の繰糸》4本以上:この効果で生成された《絡繰機動》と選んだアイテムを構成素材として使用し、《妖虫属性》《罠属性》《網属性》《糸属性》を持つ罠系スキルオブジェクト《蜘蛛の跳ね投げ網》を構成する。この効果で構成したスキルオブジェクトの《罠》機能が起動した場合、その効果で与えるダメージは[(使用している《蜘蛛の繰糸》の数-4)×25]%増加する。
¶その他のアイテム:この効果で生成された《絡繰機動》と選んだアイテムを構成素材として使用し、選んだアイテムのみを構成素材として指定する罠系オブジェクトを構成する。この効果で生成したオブジェクトの《罠機能》を使用する場合、自分は《絡繰統合核》の機能を適用することができる。
その後、自分はこの効果で構成されたオブジェクトをその場に設置する。
※備考:妖蛛種系種族の戦闘スタイルを代表する罠戦術の中核となる罠系オブジェクトを構成するスキル。他の罠構成スキルに比べて組み立て手順を実行する必要がないため、素材さえ揃えれば容易に罠を展開することができる。構成後は必ずその場に設置しなければならない点や絡繰機動を使用する仕様から丸ごと生成フィールド外へ持ち出すことはできない点等使い勝手の悪い点も目立つものの、設置した罠の素材や罠自体の回収・移設も可能なため、罠戦術の利便性を高める意味では非常に優秀なスキル。
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○【蜘蛛の巣紡ぎ】
――目に見える罠を侮るなかれ。妖蜘蛛の紡ぐ巣網に触れれば馬鹿でもわかるさ。
●前提:種族条件《妖蛛種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“毒蜘蛛”への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《粘着》
●属性:《虫属性》《妖虫属性》
●効果:自分が生成した《蜘蛛の繰糸》に以下の効果を常時適用する。
>存在が接触している場合、その種類に応じて以下の効果を適用する。
¶自分を含むPTメンバー:その存在との接触面に強い《粘着》効果を発生させる。この効果はその存在の挙動に応じて解除される。
¶敵のプレイヤー:その存在との接触面に弱い《粘着》効果を発生させる。
¶モンスター:その存在との接触面に強い《粘着》効果を発生させる。
●特殊効果:自分を含むPTメンバーは敵の【蜘蛛の巣紡ぎ】の効果を受けない。
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○【毒蜘蛛の糸切り歯】
――妖蜘蛛共の巣網には、無闇に近付かないのが一番で唯一の対抗策だ。
●前提:種族条件《妖蛛種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“毒蜘蛛”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《デバフ》
●属性:《妖力属性》《虫属性》《妖虫属性》
●効果:このスキルは、自分が生成した《蜘蛛の繰糸》が存在する場合にのみ発動することができる。発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、任意の敵の攻撃によって自分の《蜘蛛の繰糸》が破壊された場合、その敵に“痺肢”デバフを5分間付与する。
¶“痺肢”デバフが付与された存在は四肢に弱い痺れが発生し、身体の反応がわずかに鈍くなる。このデバフは他の効果によっては解除されない。
この効果でデバフが付与されている敵の攻撃によって自分の《蜘蛛の繰糸》が破壊された場合、その“痺肢”デバフが体感覚に与える影響が100%増加する。
※備考:蜘蛛の巣破壊を抑止するためのスキル。効果中に蜘蛛の繰糸を10本以上破壊した敵は麻痺並みの妨害効果を受けることになる。
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○【昏き暗躍の蜘蛛行き】
――隠れ潜み手ぐすね引いて待つだけが奴らのやり方じゃないってことさ。
●前提:種族条件《妖蛛種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“毒蜘蛛”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔力攻撃》
●属性:《魔力属性》《妖力属性》《虫属性》《妖虫属性》
●効果:このスキルは、自分が設置した《絡繰機動》が存在する場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分は以下の選択可能な効果[有効化/無効化/同時起動]から1つを選ぶ。その後、以下の選んだ効果を適用する。
¶有効化:発動条件に該当する全ての《絡繰機動》を有効化する。有効化された《絡繰機動》は設定された起動条件を満たした場合、自動的に起動する。
¶無効化:発動条件に該当する全ての《絡繰機動》を無効化する。無効化された《絡繰機動》は設定された起動条件を満たした場合でも起動しない。
¶同時起動:発動条件に該当する全ての《絡繰機動》を設定された条件に関わらず同時に起動する。
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○【妖害虫の不快進撃】
――空を舞い地を這い、刺し穿ち食べ尽くす。奴らはそうやって滅びを運ぶのさ。
●前提:種族条件《蜉蝣種系・妖蜂種系・妖蛛種系・妖蛾種系・幻蝶種系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:第二進化種への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《SC管理》
●属性:《妖力属性》《虫属性》《妖虫属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分の効果によって敵にデバフが付与された場合、その敵に限定因子《群蟲》を持つスキルカウンターを1個付与する。
※備考:妖虫系種族共通のカウンター付与スキル。群蟲スキルカウンターを付与することで、一部の妖虫系種族スキルの処理時に相手を擬似的に妖虫系種族として扱うことができ、妖虫系種族が得意とする対妖虫系種族の特性を活かした戦闘に持ち込むことができる。
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○【妖蛛の執縛】
――妖蜘蛛は闇に潜み巣網を紡ぐ、隠者の如き殺意の徒。
●前提:種族条件《妖蛛種系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:Lv500以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《デバフ》
●属性:《魔力属性》《妖力属性》《虫属性》《妖虫属性》
●効果:このスキルは、自分の【妖蛛の執縛】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分が設置した《蜘蛛の巣網》に任意の敵が接触した場合、その以下の効果を適用する。
¶その《蜘蛛の巣網》はその敵に対して《執着状態》となり、相互にその接触面で固定される。この効果は、適用された《蜘蛛の巣網》が破壊された場合、解除される。
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○【妖蛛式凶性機動】
――妖蜘蛛たちの不可解な呪いは獲物の身体を縛り、魂諸共蝕み穢す。
●前提:種族条件《妖蛛種系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:蜘蛛の繰糸を用いて任意のモンスター1000体を討伐する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《SC管理》《視界干渉》
●属性:《魔力属性》《妖力属性》《虫属性》《妖虫属性》
●効果:このスキルは、自分の効果でデバフが付与されている敵が存在する場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する敵1体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となった敵に付与されているデバフの数に応じて以下の効果を適用する。
¶1個以上:対象となった敵に100ダメージを与え、その敏捷性能が10%減少する。この時、その敵に“縛糸”デバフが付与されている場合、その減少倍率は20%になる。
¶2個以上:対象となった敵に200ダメージを与え、その回避性能が10%減少する。この時、その敵に“縛糸”デバフが付与されている場合、その減少倍率は20%になる。
¶3個以上:対象となった敵に300ダメージを与え、罠系オブジェクトの《罠》機能によって受けるダメージが10%増加する。この時、その敵に《毒属性》を持つデバフが付与されている場合、その増加倍率は[(該当するデバフの数×5)+20]%になる。
¶4個以上:対象となった敵に400ダメージを与え、素体に妖虫属性を持つ存在を対象に指定した《切断属性》《刺突属性》の攻撃を発生させる効果を一度だけ無効にする。この時、その敵に精神系デバフが付与されている場合、その適用条件は『素体に妖虫属性を持つ存在を対象に指定した攻撃を発生させる効果』になる。
¶5個以上:対象となった敵に500ダメージを与え、その挙動速度が10%減少する。この時、その敵に“縛糸”デバフが付与されている場合、その減少倍率は20%になる。
¶6個以上:対象となった敵に600ダメージを与え、その敵に“縛呪”デバフを付与する。
¶¶“縛呪”デバフが付与された存在はあらゆる意識的動作の初動に対してその反対方向に40%の抵抗力が発生する。
¶7個以上:対象となった敵に700ダメージを与え、その物理防御率が10%減少する。この時、その敵に“縛糸”デバフが付与されている場合、その減少倍率は20%になる。
¶8個以上:対象となった敵に800ダメージを与え、その敵はあらゆる意識的動作を行えない。
このスキルの全ての効果は、このスキルの発動から30秒後解除される。その後10分間、自分は【妖蛛式凶性機動】を発動することができない。
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○【妖虫種魁の超進化】
――地に満ち増えよ、眷属共。超進化の階は、我が足元に開かれん!
●前提:種族条件《蜉蝣種系・妖蜂種系・妖蛛種系・妖蛾種系・幻蝶種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:最高位種への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《条理補正》《被撃強化》《被撃軽減》
●属性:《条理属性》《妖力属性》《虫属性》《妖虫属性》
●効果:【妖虫種魁の超進化】の全ての効果は最大で4回まで重複して適用される。この時、以下の順番[●自分に帰属する●自分を除くPTメンバーに帰属する●敵に帰属する]に該当するものから優先して適用される。自分の周囲半径1000m圏内に存在する、限定因子《群蟲》を持つスキルカウンターが付与されている存在にそのスキルカウンターの個数に応じて以下の効果を適用する。
>2個以上:その存在に帰属する《虫属性》を持つ攻撃によるダメージが10%増加し、それ以外の攻撃によるダメージが10%軽減される。
>4個以上:その存在は《妖虫系種族》として扱われる。この時、その存在を含むPTメンバーに元々《妖虫系種族》が存在する場合、その存在のPTメンバーは元の種族としても扱われる。
>6個以上:その存在に付与されているバフ・デバフは以下の条件[●アイテムに帰属する効果●このスキルの保有者から見て敵に帰属するスキル・魔法の効果]の何れかを満たす効果によっては解除されない。
>8個以上:その存在を含むPTメンバーが《虫属性》を持つ攻撃を受ける場合、その攻撃は《結界》《障壁》効果による影響を透過する。
>10個以上:その存在を含むPTメンバーが《虫属性》を持つ効果を受ける場合、その効果処理は無効化されない。
※備考:妖虫系種族共通の極めて影響力の強い害悪スキル。効果自体は単純だが、味方に妖虫系種族がいなければ種族が強制的に書き換えられる効果を持っており、その仕様上、この効果が適用されている存在は種族スキルを使用することができなくなる。ただし、見た目や身体自体が虫のように変化するわけではない。
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○【昏き暗躍の蜘蛛隠れ】
――奴らの痕跡を見かけたなら既にその周りの何処かに紛れているかもしれない。
●前提:種族条件《妖蛛種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“闇蜘蛛”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《デバフ》
●属性:《魔力属性》《妖虫属性》
●効果:このスキルは、自分の【昏き暗躍の蜘蛛隠れ】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分の素体と全ての装備品は、自分が設置した《蜘蛛の巣網》を通した敵の《視界》に認識されなくなる。
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○【絡繰機動・天与の贖罪】
――天与の蜘蛛は伽卵嚢より境界を破り、現世に怜悧なる救済をもたらす。
●前提:種族条件《妖蛛種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:蜘蛛の巣網で捕らえた状態で討伐したボスモンスター10体以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《妖虫召喚》
●属性:《魔力属性》《罠属性》《妖虫属性》
●効果:このスキルは、自分が設置した《蜘蛛の巣網》が何れかのモンスターに対して《執着状態》になっている場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するモンスター1体を選び、そのモンスターと魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動処理時に消費したモンスターに執着していた《蜘蛛の巣網》の現在位置に《罠属性》を持つ浮遊する大蜘蛛の姿の妖虫系召喚獣《絡繰機動・葛城守》1体を召喚する。
¶《絡繰機動・葛城守は自分が設置した《罠機能》を持つオブジェクトとして扱われ、召喚位置の周囲半径10m圏内を空中を這い回るように徘徊し、周囲の敵を自動的に捕捉して上空から降り注ぐ光線状の魔力攻撃《救済の糸筋》による攻撃を行う。
この効果で召喚された《絡繰機動・葛城守が自分の周囲半径10m圏内に存在する場合、自分は【絡繰機動・天与の贖罪】を発動することができない。
●特殊効果:このスキルの効果で召喚された《絡繰機動・葛城守が《救済の糸筋》による攻撃を行った時、その周囲半径10m圏内に自分または妖虫系種族のPTメンバーが存在する場合、以下の効果を適用する。
>発動条件に該当する攻撃は如何なる効果によっても無効化されず、全てのオブジェクト及び《障壁》《結界》効果を透過する。
※備考:蜘蛛の巣で捕らえたモンスターを捕食させて召喚獣を呼ぶ召喚スキル。実質的な絶対攻撃の能力を持ち、局地防衛に特化した運用で優れた火力を発揮する。罠属性を持っているため、種族固有のサポートを受けやすく、自発的に動くため非常に使い勝手がいい。
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○【凶性機動・天獄の贖罪】
――天獄の蜘蛛は伽卵嚢より境界を壊し、現世に暴虐なる破滅をもたらす。
●前提:種族条件《妖蛛種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:蜘蛛の巣網で捕らえた状態で討伐したボスモンスター100体以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《妖虫召喚》
●属性:《魔力属性》《虫属性》
●効果:このスキルは、自分が設置した《蜘蛛の巣網》が何れかのモンスターに対して《執着状態》になっている場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するモンスター1体を選び、そのモンスターと魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動処理時に消費したモンスターに執着していた《蜘蛛の巣網》の現在位置に巨大な地蜘蛛の姿の妖虫系召喚獣《凶性機動・八束脛》1体を召喚する。
¶《凶性機動・八束脛》は召喚者を追跡し、周囲の存在を自動的に捕捉してその素体または《蜘蛛の巣網》・《蜘蛛の繰糸》を用いた攻撃行動《破滅の蜘蛛の蹴散らし》による攻撃を行う。この時、《凶性機動・八束脛》は“縛糸”デバフが付与されている存在から優先的に攻撃する。
この効果で召喚された《凶性機動・八束脛》が存在する限り、自分は【凶性機動・天獄の贖罪】を発動することができない。
●特殊効果:このスキルの効果で召喚された《凶性機動・八束脛》が《破滅の蜘蛛の蹴散らし》による攻撃を行った時、自分の周囲半径30m圏内に敵が存在する場合、以下の効果を適用する。
>このスキルの効果で召喚された《凶性機動・八束脛》は《破滅の蜘蛛の蹴散らし》の間、【凶性機動・天獄の贖罪】以外のスキル・魔法の効果を受けず、ダメージを受けない。
※備考:蜘蛛の巣で捕らえたモンスターを捕食させて召喚獣を呼ぶ召喚スキル。巨大な体躯と暴力的なまでのステータスに加えて、無敵に近い効果・ダメージ耐性を持つ極めて強力な召喚獣だが召喚者の命令には一切従わず、召喚者を追い回しながら周囲を無差別に攻撃するため、運用がやや難しい。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




