【派】┗術師系 錬成体:錬成人系-Homunculus-
○《錬成人》系 《秘術より産まれし人工知性》
触媒用の調整を施され、霊的素養に優れた人の形質を強化された錬成体系派生種族。
下位種の特性をそのまま踏襲し、やや特殊に寄ってバランスの取れた扱いやすいステータスを持つ。下位種同様、優れた素体性能と各種耐性で戦域に留まり、錬金術系の技術に基づく金属操作や物質変成を交えた独特な物理戦闘で敵を翻弄する局地的な防衛戦や制圧戦に優れた適性を持ち、更に自身と同じ錬成金属の身体と多様な能力を併せ持つ“錬金器”と呼ばれる召喚獣シリーズを用いた連携攻撃で敵を制圧する白兵戦術を得意とする。
下位種同様、基本的に素体に金属を持つ種族を除いた殆どの他種族に対して不干渉気味だが、創造主である霊銘ヘルメス・トリスマギアと同様に時折思索に耽る時間を優先するあまり不自然に静止することがあり、その間に不用意に接近した存在を妨害の意図ありと見做して苛烈な排除行動をとる危険な性質を持つ。
下位種同様、習得可能な魔法・スキルの適性も非常に偏っているものの、戦闘能力の大半は錬金器召喚獣を始めとする錬金術系の能力に占められているため実戦的な戦闘能力にはあまり影響しない。一方で、錬金術系の能力の行使には必ず素材となる金属資源を必要とするため、資源が枯渇してくると本来のパフォーマンスを発揮できなくなる。
第二進化種までの派生種族は素体に翼はなく、単体飛行能力を持たないが、最高位種の生命獣は白い光のオーラのような翼を展開することで浮遊するような形での単体飛行が可能であり、実質的に魔力翼を持つ種族と同様の単体飛行能力を持つ。
・“錬金器”
錬成人系種族が進化に際して獲得する種族スキル【錬金器の錬成術】の効果で召喚される、霊的特性を付与された錬成金属の身体を持つ召喚獣シリーズ。召喚する際、魔力に加えて『秘術鍵材』素材を消費するため召喚獣の中でも高コストだが、その身体は召喚したフィールド内でしか維持されないため、基本的には使い捨ての運用となる。それぞれの金属素材に対応した通常の個体の他、複数の金属素材を錬金術で合成した合金素材を用いた“合成錬金器”と呼ばれる12種類の特殊な個体も存在し、性能も優れているものの召喚コストや維持コストの点で非常に扱いづらい。総じて『錬金器』と称されているのはその殆どが様々な器具や武器を象っているためであり、自律駆動も可能だが道具としての性質からプレイヤーが使用した方が優れた性能を発揮する。
・“霊基結晶”
錬成体系種族が進化の過程で獲得する種族スキル【錬成過程・白化】によって生成できる特殊素材。他種族でも取引等により所持することは可能で、同様に他種族のプレイヤーでも錬金術系の基本スキルの素材等に利用することができる。その全てが《霊基結晶》の限定因子を持ち、FOフロンティアのあらゆる金属に対応する秘術鍵材から霊的特性のみを取り出して結晶化することで対応した『霊基結晶』を錬成することができる。錬金術系の基本スキルの素材として用いることで、一般的な金属素材や秘術鍵材を用いる場合より錬成に必要な時間が更に短く、より安定して優れた結果が錬成され易くなる。
・“黄金触媒”
錬成体系種族が進化の過程で獲得する種族スキル【錬成過程・黄化】によって生成できる特殊素材。他種族でも取引等により所持することは可能で、同様に他種族のプレイヤーでも錬金術系の基本スキルの素材等に利用することができる。その全てが《黄金触媒》の限定因子を持ち、FOフロンティアのあらゆる金属に対応する霊基結晶の霊的特性をより強力に昇華させることで対応した『黄金触媒』を錬成することができる。錬金術系の基本スキルの素材として用いることで、一般的な金属素材や秘術鍵材・霊基結晶を用いる場合より錬成に必要な時間が大幅に短く、特定の結果を狙って錬成し易くなる。
・“賢者の煉核”
錬成体系種族が進化の過程で獲得する種族スキル【錬成過程・赤化】によって生成できる特殊素材。他種族でも取引等により所持することは可能だが、該当種族以外のプレイヤーに利用する手段はない。その全てが《賢者の煉核》の限定因子を持ち、複数の秘術鍵材・霊基結晶が持つ霊的特性を黄金触媒を用いて変容させることで『賢者の煉核』を錬成することができる。錬金術系の基本スキルの素材として用いることで、一般的な金属素材や秘術鍵材・霊基結晶・黄金触媒を用いる場合より錬成に必要な時間が極端に短く、本来なら不可能な結果が錬成できるようになる。
派生種族:《錬成体》
┗《錬成人》
┗《造魔人》
┗《生命獣》
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●錬成人 《錬成されし金属人間》
素体を維持する錬成術式に調整を施し、より実戦的な錬金術の行使のため人の霊的特性と眷属召喚を含む新たな戦闘能力を獲得した錬成体。下位種に比べて、その身体は容姿こそ然程変わらないものの霊的中枢や内部構造に改良が施されており、より短時間で効率的な錬金術の運用が可能になった。金属属性を持つ敵に対するダメージを増加する他、基本スキルを含む錬金術系スキルや種族固有の“錬金器”召喚獣に関連する複数の種族資質を持ち、金属資源をより高次の錬金物質に錬成することで錬金術の更なる可能性を見出した。
種族資質:
《ザ・グレート・オプス》(0-20)
自分の錬金術系基本スキル及び“錬成”のスキルの魔力消費を最大20%軽減する
《オプスクラフト・ユーザー》(0-20)
自分の“錬金器”召喚獣を用いた攻撃の威力が最大10%増加する
《メタル・エキスパート》(0-20)
自分が素体に金属属性を持つ存在に与えるダメージが最大20%増加する
《アルケミカル・フィールド》(0→10)
自分の《アルケミカル》と名の付く種族資質を周囲のPTメンバーにも適用する
《アニメカニズム・パラマテリアル》(0→10)
“錬金器”召喚獣を対応する“秘術鍵材”素材として扱うことができる
《アニメカニズム・クイックフォージ》(0→10)
自分の“錬金器”召喚獣の召喚に要する時間が半分になる
《アルケミー・ユーザー》(0→10)
自分は錬金術系基本スキルの素材を自分の素材インベントリから消費できる
種族スキル(例)
【錬金器の錬成術】(任意起動/即時効果)
“秘術鍵材”素材を消費して対応する“錬金器”召喚獣を召喚する
【防壁の錬成術】(任意起動/即時効果)
“秘術鍵材”素材を消費して対応する金属素材の防壁をその場に生成する
【錬成過程・白化】(任意起動/即時効果)
“秘術鍵材”素材を消費して“霊基結晶”素材を生成する
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●造魔人 《業深き業の人造知性》
より純度の高い錬金物質で肉体を再構築し、戦闘能力のみならず錬金術に関連する様々な適性も併せて向上した強力な錬成人。その身体は頑強な金属の性質を帯び、錬金術の触媒としてより柔軟な物質変成能力を獲得した。下位種の特性をそのまま継承し、高い耐性と素体性能で敵の選択肢を削りつつ、多数の眷属召喚獣を操って戦域全体を制圧する白兵戦術を得意とする。自分の素体の属性に応じて受けるダメージを軽減する他、種族固有の“錬成”スキルや“錬金獣”召喚獣に関連する複数の種族資質を持ち、更に複数の金属資源を合成して両方の性質を併せ持つ新たな召喚獣を錬成する術を身に着けたことでより戦術的な運用が可能になった。また、新たに“錬成紋”スキルの効果を自分のPTメンバーに波及する能力を獲得したことで集団戦闘の安定性は大幅に向上した。
種族資質:
《ザ・グレーター・オプス》(0-30)
自分の錬金術系基本スキル及び“錬成”のスキルの魔力消費を最大30%軽減する
《セイム・エレメンタル・カバー》(0-30)
自分の素体と同じ属性を持つダメージが最大30%軽減される
《アニメカニズム・ワインドアップ》(0→10)
自分の“錬金器”召喚獣は召喚時、周囲の敵への攻撃動作と共に出現する
《アニメカニズム・リフォージ》(0→10)
自分の“錬金器”召喚獣から対応する金属素材を生成することができる
《オプスクラフト・レプリケーター》(0→10)
自分の“錬成紋”スキルの効果は自分の周囲のPTメンバーにも適用される
《アルテム・ディオメギストス》(0→10)
自分は“錬成過程”スキルの効果で2種類の素材を指定することができる
種族スキル(例)
【霊基の錬成紋】(常時展開)
自分の素体が持つ主属性に応じた効果を適用する
【導霊の錬成術】(任意起動/持続効果)
効果中、指定した全ての“錬金器”召喚獣は自律駆動状態になる
【錬成過程・黄化】(任意起動/即時効果)
“霊基結晶”素材を消費して“黄金触媒”素材を生成する
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●生命獣 《生命の淵より出でし叡智》
自身の核として用いられる伝説の錬金物質『賢者の石』の錬成に成功し、錬金生物として最高位の能力と錬金適性を備えた最高位の造魔人。体内の“賢者の煉核”の性能を十全に引き出し、自在に錬金術を行使して周囲の眷属に自身の攻撃力の一部を伝播させる程の干渉力を獲得した。下位種の特性を飛躍的に発展させ、眷族召喚だけでなく賢者の石を始めとする高次の錬金物質を用いて錬成した強力な召喚獣を自身の素体として活用しつつ機動性に優れた連携攻撃で敵を殲滅する白兵戦術を得意とする。自分の素体の属性に応じて属性攻撃の威力を強化する他、種族固有の“錬成”スキルや“錬金器”召喚獣に関連して高次の物体変成技術を確立する複数の種族資質を持ち、錬金術に基づく金属操作・物質変成を駆使した戦闘は非常に高い汎用性を発揮する。
種族資質:
《ザ・グレーテスト・オプス》(0-30)
自分の錬金術系基本スキル及び“錬成”のスキルの魔力消費を最大30%軽減する
《セイム・エレメンタル・ブースト》(0-30)
自分の素体と同じ属性を持つ自分の属性攻撃の威力が最大30%増加する
《オプスクラフト・エクステリア》(0→10)
自分の物理攻撃力は半分になり、その数値分自分の“錬金器”召喚獣に分配する
《アルテム・トリスメギストス》(0→10)
自分は“錬成過程”スキルの効果で3種類の素材を指定することができる
《セフィロト・ホムンクルス》(0→10)
“賢者の煉核”を持つ自分の“錬金器”召喚獣を自身の素体とすることができる
《ゴールド・セオレム》(0→10)
自分の“錬金器”召喚獣の素体は物理攻撃によっては耐久値が減少しない
種族スキル(例)
【錬成過程・赤化】(任意起動/即時効果)
“秘術鍵材”・“霊基結晶”・“黄金触媒”素材を消費して“賢者の煉核”を生成する
【実解の錬成数】(任意起動/即時効果)
“錬金器”召喚獣3種類と“賢者の煉核”を消費して特殊武装“命秘”を生成する
【生命の集大錬成】(任意起動/即時効果)
自分の“錬金器”召喚獣を全種類消費して“賢者の意思”を召喚する
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=DATA=
ステータス《錬成人[Homunculus]》(錬成体/錬成人/造魔人/生命獣)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:1500+[Lv]×15+α
・魔力:(1600/1700/1900/2000)+[Lv]×(16/17/19/20)+α
・気力:―
・物理攻撃力:(1700/1500/1600/1700)+[Lv]×(17/15/16/17)+α
・物理防御率:(1500/1300/1400/1500)+[Lv]×(15/13/14/15)+α
・特殊攻撃力:(1400/1800/2000/2200)+[Lv]×(14/18/20/22)+α
・特殊防御率:(1300/1600/1700/1800)+[Lv]×(13/16/17/18)+α
・腕力:700+[Lv]×7+α
・脚力:(700/800/800/800)+[Lv]×(7/8/8/8)+α
・敏捷性能:700+[Lv]×7+α
・回避性能:600+[Lv]×6+α
・隠蔽性能:600+[Lv]×6+α
・特殊技能:α
《飛行ステータス》
・飛行時間:(0/0/0/100)+[Lv]×(0/0/0/1)+α
・飛行重量:(0/0/0/100)+[Lv]×(0/0/0/1)+α
・飛行速度:(0/0/0/100)+[Lv]×(0/0/0/1)+α
《基本属性耐性》
・火耐性:1/2/3/4
・水耐性:0
・風耐性:0
・土耐性:0
・光耐性:1/2/3/4
・闇耐性:1
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○【錬金器の錬成術】
――錬成人は道具を造り、その身に魂を吹き込む術を持っている。
●前提:種族条件《錬成人系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“錬成人”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《錬成》《錬金器》《武器召喚》《眷属召喚》
●属性:《錬金属性》《金属属性》《器具属性》
●効果:このスキルによって召喚可能な召喚獣は以下の条件[『錬金器』と名の付く指定召喚獣]を満たす固有リスト《錬成記録:器の書》によって管理される。このスキルは、自分が限定因子《秘術鍵材》を持つ素材アイテムに接触している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する素材アイテムから任意の数だけ対象に指定する。その後、対象となったアイテムの数に応じた魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分は錬成処理による儀式に基づく4秒間の《処理遅延》を受ける。《処理遅延》の間、自分が発動した全ての効果処理は停止する。その後、対象となったアイテムを素材として消費してそれぞれの素材に対応する召喚獣を全て召喚し、この効果で召喚された全ての召喚獣にそれぞれの素材となったアイテムが持っていた限定因子を全て付与する。この時、対象となった素材アイテムに《合金属性》を持つアイテムが含まれている場合、自分はその数だけ『合成錬金器』と名の付く召喚獣から任意に選択して召喚しなければならない。この効果が適用される場合、自分は効果処理中に同じ種類の召喚獣を選択することができない。召喚後、この効果で召喚された召喚獣は召喚者に追従し、その命令に対してその内容を実行する。
●特殊効果:このスキルの効果で召喚された《錬金器》召喚獣が存在する場合、固有リスト《錬成記録:器の書》を参照し、以下の効果を常時適用する。
>このスキルの効果で召喚された全ての《錬金器》召喚獣はそれぞれに付与された限定因子に対応したステータスと特殊能力を得る。この効果が《合成錬金器》召喚獣に適用される場合、その召喚獣はそれぞれに付与された限定因子に対応する全てのステータスの合計の半分のステータスと全ての特殊能力を得る。
※備考:錬金器召喚獣はFO世界に存在する純粋な金属素材の種類と同数だけ存在し、基本的にはその素材アイテムのレアリティが高い程召喚獣のステータスや特殊能力は強力な性質を持つ。また、合成錬金器を召喚する場合は12種類の中から選択する必要があり、必然的に一度のスキル発動で13個以上の秘術鍵材合金を素材に使用することはできない。ただし、スキルの再発動によって同種の合成錬金器を使役することは可能。
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●合成錬金器―フュージョン・ファーナス:複数の金属が均一に混ざり合った大きな身体を持つ熔鉱炉型の固定召喚獣。金属の精錬能力を持ち、周囲の小型の金属系素体のモンスターや金属鉱石を吸収して金属素材に変換する。
●合成錬金器―フルメタル・ランプ:非常に硬い金属製のランプ型の召喚獣。金属の発火能力を持ち、浮遊状態で召喚者に追従しながら召喚者に接触した金属系物体を10秒後に発火させる。
●合成錬金器―ハーデッド・コンパス:非常に硬い金属製のコンパス型の召喚獣。金属の探知・追跡能力を持ち、周囲の金属系物体または接触した金属系物体の方向を指し示す。
●合成錬金器―フォージド・サンドグラス:金属のブロックが組み上がったような構造を持つ金属製の砂時計型の召喚獣。金属の再生・腐食能力を持ち、砂時計の向きによって周囲の金属物体を再生または腐食させる。
●合成錬金器―インビンシブル・クロックワークス:内部に複雑な機械構造を持つ金属製の小箱型の召喚獣。金属の状態記憶の能力を持ち、小箱の蓋が開けられてから再度閉じられるまでに周囲に存在していた金属系物体の物理的な状態を小箱が開けられた時点まで巻き戻す。
●合成錬金器―カオティック・ディスティル:複数の金属が粗雑に混ざり合った構造を持つ蒸留釜型の固定召喚獣。金属の溶解能力を持ち、錬金術の溶液を周囲の空間に噴霧して金属系物体を溶解する。
●合成錬金器―メタマテリアル・マニピュレーター:美しい金属結晶のような光沢を帯びた銀色の義腕型の召喚獣。放電能力を持ち、掌から任意の方向に向けて電撃を放射したり、磁力を操作して近距離の金属系物体を吸着・投射する。
●合成錬金器―ヴァリアス・カレイドスコープ:複数の金属板を精緻に組み合わせたよう円筒型の召喚獣。金属の属性付与の能力を持ち、召喚者が召喚獣を通して視認した金属系物体に任意の主属性を付与することができる。属性を付与された物体にはその属性に応じた変化が表れる。
●合成錬金器―インシピッド・ウォッチ:二重の蓋を持つ金属製の懐中時計型の召喚獣。限定的な錬金術補助の能力を持ち、第一の蓋を開けると召喚者の錬金術系の基本スキルによる物体生成、物体変化にかかる時間が0になり、第二の蓋を開けると“錬成”スキルによる召喚獣召喚にかかる時間が0になる。周囲の空間から水分を奪う能力が発現することがある。
●合成錬金器―ヒューミッド・スケールス:精緻な装飾が施された金属製の天秤型の召喚獣。限定的な錬金術補助の能力を持ち、召喚者の錬金術系の基本スキルや“錬成”スキルによる物体生成の際、偶数個の素材を消費する場合にその半数を消費しなくなる。周囲の空間の湿度を高める能力が発現することがある。
●合成錬金器―フリージング・ギア:金色の被膜加工が施された金属製の歯車型の召喚獣。限定的な錬金術補助の能力を持ち、召喚者の錬金術系の基本スキルや錬成スキルの発動の際、召喚者の周囲に硬い氷の盾を複数生成し、3秒間召喚者の代わりに攻撃を受ける。周囲の空間から熱を奪う能力が発現することがある。
●合成錬金器―スコーチング・ブレード:刃にひび割れたような模様が刻まれた黒い儀礼用の西洋剣型の召喚獣。限定的な錬金術補助の能力を持ち、召喚者の錬金術系の基本スキルや錬成スキルの発動の際、召喚獣の刃が刺さった金属系物体を自分が所有する素材として使用することができる。本来では不可能なモンスターや他者の所有物をも素材にできるが、その他の条件は適正でなければならない。周囲の空間の温度を高める能力を発現することがある。
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○【防壁の錬成術】
――錬金術師にとって無骨な金属の壁を作るなんて手遊びのようなものだ。
●前提:種族条件《錬成体系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“錬成獣”または“錬成人”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《錬成》《物体生成》
●属性:《錬金属性》
●効果:このスキルは、自分が限定因子《秘術鍵材》を持つ素材アイテムに接触している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する素材アイテムを1つ対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分は錬成処理による儀式に基づく1秒間の《処理遅延》を受ける。《処理遅延》の間、自分が発動した全ての効果処理は停止する。その後、対象となったアイテムを素材として消費して自分の足元から金属系スキルオブジェクト《錬成防壁》を生成する。この時、生成される《錬成防壁》は素材として消費したアイテムが持つ《秘術鍵材》を除く限定因子と同じ名前を持つ金属素材で構成される。
※備考:生成される金属壁は素材に依らず縦2m×横1m×厚さ0.3mの一定の大きさで、壁自体に特殊な能力はなく純粋な物理防壁だが、金属自体の性質は適用されるため比較的脆い壁もあれば頑強な壁もある。
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○【錬成過程・白化】
――白の過程は再結晶化。秘術の鍵は浄化され、霊基結晶へと変化する。
●前提:種族条件《錬成体系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:錬金技能値30以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《錬成過程》《物体生成》
●属性:《錬金属性》《金属属性》
●効果:このスキルは、自分が限定因子《秘術鍵材》を持つ素材アイテムに接触している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する素材アイテムを1つ対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分は錬成処理による儀式に基づく18秒間の《処理遅延》を受ける。《処理遅延》の間、自分が発動した全ての効果処理は停止する。その後、対象となったアイテムを素材として消費して《霊基結晶》を生成し、素材となったアイテムが持っていた《秘術鍵材》を除く限定因子を全て付与する。この時、この効果による《霊基結晶》の生成は[100-(《自分の錬金技能値》+《自分の進化段階》×2)]%の確率で失敗し、素材だけが消費される。
※備考:錬金技能値は錬金術系の基本スキルに関連する称号の取得や特定の武器の装備でのみ増加する特殊ステータスで、最大値は100。
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○【霊基の錬成紋】
――錬金術師はその身に秘めた根源の力を変容させて様々な力を行使する。
●前提:種族条件《錬成体系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:種族スキル【錬成過程・黄化】を習得する
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《錬成紋》《生命回復干渉》《ダメージ》《能力強化》《追撃》
●属性:《魔力属性》《錬金属性》
●効果:自分の素体が持つ主属性に応じて、以下の効果を常時適用する。
>光属性:自分の体力の自然回復速度が20%増加し、10秒毎に自分の素体をPTメンバーの視界に強調表示する。
>闇属性:自分の魔力の自然回復速度が20%増加し、10秒毎に自分の素体を捕捉する探知・索敵・追跡効果を無効にする。
>風属性:自分の全ての移動速度が10%増加し、10秒毎に自分の現在地を基点とする周囲半径3m圏内にスキルフィールド《風の霊基紋》を10秒間展開する。《風の霊基紋》の内部に存在する敵が【霊基の錬成紋】の効果を除く自分または自分のPTメンバーの攻撃によってダメージを受けた場合、風属性の追撃によって受けたダメージの20%のダメージを与える。
>水属性:自分が受けるノックバックを20%軽減し、10秒毎に自分の現在地を基点とする周囲半径3m圏内にスキルフィールド《水の霊基紋》を10秒間展開する。《水の霊基紋》の内部に存在する自分または自分のPTメンバーがダメージを受けた場合、水属性の回復効果によって受けたダメージの20%分体力を回復する。
>土属性:自分が受けるダメージを10%軽減し、10秒毎に自分の現在地を基点とする周囲半径3m圏内にスキルフィールド《土の霊基紋》を10秒間展開する。《土の霊基紋》の内部に存在する自分または自分のPTメンバーがダメージを受けた場合、土属性の補助効果によって20秒間自分と自分のPTメンバー全員の物理防御率・特殊防御率はそれぞれ10%分増加する。
>火属性:自分が与えるダメージが5%増加し、10秒毎に自分の現在地を基点とする周囲半径3m圏内にスキルフィールド《火の霊基紋》を10秒間展開する。《火の霊基紋》の内部に存在する自分または自分のPTメンバーが他の存在にダメージを与えた場合、火属性の追撃によって範囲内に存在する全ての敵に与えたダメージの3%のダメージを与える。
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○【導霊の錬成術】
――錬金器は術師の霊子操作に導かれ、自在に宙を舞い踊る。
●前提:種族条件《錬成人系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“造魔人”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《錬成》《自律駆動》
●属性:《錬金属性》
●効果:このスキルは、自分の《錬金器》召喚獣が存在する場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する任意の召喚獣を1体以上対象に指定する。その後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、対象となった全ての召喚獣は《自律駆動状態》となる。
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○【錬成過程・黄化】
――黄の過程は完成化。純粋なる霊基は完全なる黄金触媒へと変容する。
●前提:種族条件《錬成体系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:錬金技能値50以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《錬成過程》《物体生成》
●属性:《錬金属性》《金属属性》
●効果:このスキルは、自分が限定因子《霊基結晶》を持つ素材アイテムに接触している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する素材アイテムを1つ対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分は錬成処理による儀式に基づく36秒間の《処理遅延》を受ける。《処理遅延》の間、自分が発動した全ての効果処理は停止する。その後、対象となったアイテムを素材として消費して《黄金触媒》を生成し、素材となったアイテムが持っていた《霊基結晶》を除く限定因子を全て付与する。この時、この効果による《黄金触媒》の生成は[100-(《自分の錬金技能値》+《自分の進化段階》)]%の確率で失敗し、素材だけが消費される。
※備考:錬金技能値は錬金術系の基本スキルに関連する称号の取得や特定の武器の装備でのみ増加する特殊ステータスで、最大値は100。
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○【錬成過程・赤化】
――赤の過程で術師は賢者の領域に至り、あらゆる金属は煉核へと集約される。
●前提:種族条件《錬成体系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:錬金技能値70以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《錬成過程》《物体生成》
●属性:《錬金属性》《金属属性》
●効果:このスキルは、自分が限定因子《秘術鍵材》《霊基結晶》《黄金触媒》をそれぞれ持つ3種類以上の素材アイテムに接触している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する3種類の素材アイテムを3つ対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分は錬成処理による儀式に基づく72秒間の《処理遅延》を受ける。《処理遅延》の間、自分が発動した全ての効果処理は停止する。その後、対象となったアイテムを素材として全て消費して《賢者の煉核》を生成する。この時、この効果による《賢者の煉核》の生成は[100-(《自分の錬金技能値》+《自分の進化段階》)]%の確率で失敗し、素材だけが消費される。
●特殊効果:このスキルの効果で《賢者の煉核》の生成に失敗した場合、以下の効果を発動する。
>12時間の間、自分の錬金技能値は10低下する。
※備考:錬金技能値は錬金術系の基本スキルに関連する称号の取得や特定の武器の装備でのみ増加する特殊ステータスで、最大値は100。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【実解の錬成数】
――生命獣が編み込む術式は錬金器に新たな魂を吹き込むだろう。
●前提:種族条件《錬成人系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:種族スキル【錬成過程・赤化】を発動し、“賢者の煉核”を生成する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《錬成》《処理遅延》《武装展開》《対象規制》《物体生成》
●属性:《錬金属性》《金属属性》《深淵属性》
●効果:このスキルは、自分の周囲半径2m圏内に3種類以上の《錬金器》召喚獣が存在し、かつ自分が[●《賢者の煉核》●《賢者の煉核》を内包する《錬金器》召喚獣]の何れかに接触している場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分は錬成処理による儀式に基づく5秒間の《処理遅延》を受ける。《処理遅延》の間、自分が発動した全ての効果処理は停止する。その後、このスキルの発動条件に該当する3種類の《錬金器》召喚獣3体と《賢者の煉核》を消費し、自分の現在地を基点とする周囲半径10m圏内に青紫色の光を帯びた魔法陣型の具現武装《命秘》を展開する。自分がこの効果で展開された《命秘》の内部に存在する限り、自分は他の存在に帰属する効果の対象にならない。
●特殊効果:自分の《錬金器》召喚獣がこのスキルの効果で展開された《命秘》の内部に存在する場合、以下の効果を適用する。
>このスキルの特殊効果の適用条件に該当する全ての召喚獣は体力が全損した場合、自分の素材インベントリ内に《秘術鍵材》を生成し、その召喚獣が持っていた限定因子を全て付与する。
※備考:生命獣が持つ強力な妨害・素材生成能力。戦闘の過程で消費しがちな金属資源を遠隔で回収することができるため、円滑な資源運用を行える。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【生命の集大錬成】
――おお、我が大いなる業によって古の賢者が今ここに甦ろうとしている!
●前提:種族条件《錬成人系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“賢者の煉核”生成の10回成功称号“秘教博士”を獲得する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《錬成》《処理遅延》《魔物召喚》
●属性:《錬金属性》《霊体属性》
●効果:このスキルは、自分の《錬金器》召喚獣が2種類以上存在する場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分は錬成処理による儀式に基づく12秒間の《処理遅延》を受ける。《処理遅延》の間、自分が発動した全ての効果処理は停止する。その後、このスキルの発動条件に該当する全種類の《錬金器》召喚獣を1体ずつ消費し、自分の周囲に召喚獣《賢者の意思》を召喚する。この効果で召喚された《賢者の意思》の全ステータスは[召喚時に消費した召喚獣の種類数]倍になる。召喚後、《賢者の意思》は周囲に存在する召喚者を除く複数の存在に対しランダムに《執着状態》になり、自動的に攻撃行動を開始する。また、《賢者の意思》は特殊能力《黄金錬成》《銀の右腕》を任意に使用することができる。《黄金錬成》は《執着状態》の存在が接触している《金属属性》の武器を純金に変換し、自身の肉体に取り込むことで損壊状態にする。《銀の右腕》は《執着状態》の存在の素体に外傷を与えた時にその存在の魔力も吸収する。
※備考:賢者の意思は黄金色の金属の身体を持つ人型の召喚獣で、その素体は水銀のような液状の金属の性質を持つため、多くの物理攻撃を無効化する。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




