【原種】機械系 人造種:機人体-Machina-
○《機人体》系 《完全なる機械生命体》
機界王フリージア・フェムトによって創造された高度な統制人格を備える汎用機械。
比較的高い水準で攻防のバランスの取れた扱いやすいステータスを持ち、優れた身体性能と膂力に任せた単純な物理制圧や固有の身体機能を用いた戦術規模の局地制圧を得意とする極めて強力な汎用種族。その性質上、特定の戦術に依存する必要がないため対応可能な戦闘スタイルが幅広く、プレイヤーの技量次第では単体であらゆる局面における戦線展開と維持を行うことができる。また、身体に内蔵された様々な装置により素体そのものが高い汎用性を持っており、周囲の環境に左右されることなく安定して立ち回ることができる非常に扱いやすい性能を持つ。進化の過程で竜機体系・獣機体系の2つの種族分岐に分かれており、それぞれが種族名に冠する竜と獣の特徴を象った機械の素体と空中戦・地上戦により秀でた性能に変化する。更に、機械種族の特徴として自身の素体を構成するパーツをある程度カスタマイズすることができ、ステータスに変化はないものの機動系や攻撃方式に変化を持たせることもできる。
高度な知性と社会性を持ち、異なる価値観を持つ種族との安易な敵対はリスクが勝るという合理的な判断材料から他種族に対して友好的に振る舞う傾向が非常に強い。また、機械の肉体の頑強さに加えて損傷や欠損にすら執着しない性質上、直接的な損害が出ない限りは敵対行動と見做さないやや危うい性質を持っており、威嚇射撃や示威的行動に対して反応を示すこともなく、戦闘開始時には基本的に後手に回ってしまうことが多い等抱えている弱点も多い。
下位種族・派生種族共に魔法適性を持たず、基本的に魔法を習得することはできない。また、身体構造や霊的素養が多くの他種族と異なるため、戦闘スキルを含め習得可能な汎用スキルも非常に少ない。一方で、進化の過程で獲得する各種固有機能や内部兵装等の存在から素体の性能だけで優れた戦闘能力を発揮できるため、スキル・魔法適性の差が他種族との戦闘で影響することは少ない。
原種の機人体及び獣機体系派生種は素体に翼を持たず、単体飛行能力を持たないが、竜機体系派生種は頑強な装甲を纏った魔科学複合推進式の魔力翼を持ち、安定した単体飛行能力を持つ。
・“人造属性ボーナス”
石像種系・水晶体系・虚構体系・機人体系・錬成体系種族が持つ複数の特殊体質を指す。基本的に『無限の気力』『疑似生命』『体感覚の喪失』の3つを指し、スキルや魔法でも種族資質の効果でもないこれらの体質に干渉するあらゆる効果の影響を受けない
●『無限の気力』=文字通りの特性。気力ゲージは存在するが、如何なる理由でも決して減少しない。気力を消費して使用するスキル等のコストにすることもできるが、その場合も固定値で消費するタイプのもののみで、割合値消費タイプや全消費タイプのコストには使用できない
●『疑似生命』=モンスターの能力やスキル・魔法の効果による生体探知の効果を受けず、生体干渉の対象にならない。また、回復魔法・回復効果を含む魔法の効果を受けた時、その効果値を75%低下させる。ただしこの性質を持つのは魔法による回復のみで、アイテムによる回復やスキルによる回復には影響しない
●『体感覚の喪失』=体感覚、特に痛覚が希薄になる。この痛覚無効は痛覚緩和セーフティが解除されたDO移行後も継続されており、比較して打たれ強さが上がっている
・“内部兵装庫”
機人体系種族が進化の過程で獲得する固有の武器スロット。素体の利き腕とは逆の前腕に内蔵される形で存在し、基本的に通常の武器スロットと同様に、装備条件を満たした武器であればその物理的な容量限界を無視して装備することができる。また、このスロットに装備された武器は“内部兵装”として扱われ、様々な種族資質の恩恵を受けることができる他、実体化・非実体化処理を行うことなく直接素体の一部を操作することで自由に出し入れすることができる。
・“射出式牽引装置”
機人体系種族が進化の過程で獲得する固有の機動装置。素体の利き腕側の前腕に内蔵される形で存在し、先端に接触した物体を強く把握するアームと接続されたワイヤーから構成され、アームを狙った場所に射出してワイヤーを高速で巻き取ることで把握した物体を手元に引き寄せることができる。また、把握した対象が使用者よりも遥かに重い、または固定された物体だった場合は逆に使用者が引き寄せられるため、それを利用して素早く移動することもできる。様々な地形を高速で走破する他、通常の移動では到達が困難な高所への移動や固定されていない物体や敵に使うことで攻撃にも転用できる等、使いこなせば高い汎用性を誇る。アームは射出後の最初の接触で固定され、巻取り完了後に自動的に解除されるが、再射出可能な状態になるまで24秒のリキャストを要する。
・“装輪駆動装置”
機人体系種族が進化の過程で獲得する固有の機動装置。両足の踵部分に内蔵される形で存在し、疾走移行時に小型の車輪を展開することで凹凸の少ない平面での移動速度と安定性を大幅に向上させる。凹凸の激しい地面や背の高い草地・水中等物理的に小型の車輪を用いた走行が困難な場所では車輪は展開されないが、地上では高い機動性を確保しやすい。ただし、条件さえ満たせば狭い空間でも自動的に展開されてしまうため、必ずしも常に便利な機能とは限らない。
派生種族:《機人体》
┣《竜機体》系
┗《獣機体》系
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●機人体 《自我を宿した人型機械》
高度な思考能力と自我を備えた統制人格を持ち、全身が純粋な物理的・電気的構造を持つ機械のみで構成された汎用自律機械。体表面の大半を覆う硬質の金属装甲と関節部に露出した駆動部、生物の感覚器官を模したセンサー類が特徴的な人型をしており、肉体の基本構造は人間種と非常に似通っているが、その内部構造は生物とは大きく異なっている。戦闘技術面では非常に荒削りなものの強靭な肉体と高い運動機能を持ち、原種の時点で安定した物理戦闘能力を発揮する。オブジェクトに対する物理攻撃を総合的に強化する他、自身の素体を含む武器を用いた格闘戦を想定した複数の種族資質を持ち、その真価は自身と同じ人工物が豊富な文明環境でこそ発揮される。
種族資質:
《マシナリー・パワー》(0-20)
オブジェクトに対する物理攻撃の威力と与える被撃反動が最大40%増加する
《マシナリー・ワイズ》(0-20)
オブジェクトに対する物理攻撃の耐久値に与える損耗が最大40%増加する
《ウェポン・ユーザー》(0-20)
自分の武器を用いた物理攻撃の威力が最大20%増加する
《パワード・グリップ》(0-20)
両手の把持能力が最大20%増加し、武器を取り落としにくくなる
《フィジカル・インディケーション》(0→10)
自分は疾走・跳躍・着地と空中の身体駆動に強力な補正を受ける
《エイバイオティック・ボディ》(0→10)
自分が受ける全ての生体系デバフを無効化する
《サブスタンシャル・エンティティ》(0→10)
自分が受ける確定死判定を無効にする
《インナー・アーマリー》(0→10)
自分の武器スロットに固有の“内部兵装庫”スロットを1つ追加する
《グラップリング・デバイス》(0→10)
固有特殊能力“射出式牽引装置”の使用を解禁する
《ウィールド・モビリティ・デバイス》(0→10)
固有特殊能力“装輪駆動装置”の使用を解禁する
《パーツ・エクスチェンジ》(0→10)
専門店で自分の素体の各パーツを交換してカスタマイズすることができる
種族スキル(例)
【安全装置】(常時展開)
自分が受ける全てのステータス強化・ステータス弱化効果を無効化する
【表層漏電】(常時展開)
雷属性系統のダメージを受けた時、自分に10秒間“感電”を付与する
【精密体構造】(常時展開)
自分が物理攻撃で転倒・気絶を受けた時、その効果時間を5秒間延長する
【武装掌握】(任意起動/持続効果)
効果中、武器によって与える被撃反動を増加し、武器を取り落とさなくなる
【周辺環境調査】(任意起動/即時効果)
自分が存在するフィールドの周辺9区画の地図情報を更新する
【二元式機能干渉】(任意起動/即時効果)
視認したフィールド可動部を対象に発動し、その機能を稼働させる
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=DATA=
ステータス《機人体[Machina]》
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:1500+[Lv]×15+α
・魔力:1100+[Lv]×11+α
・気力:―
・物理攻撃力:1700+[Lv]×17+α
・物理防御率:1200+[Lv]×12+α
・特殊攻撃力:1700+[Lv]×12+α
・特殊防御率:1300+[Lv]×13+α
・腕力:700+[Lv]×7+α
・脚力:700+[Lv]×7+α
・敏捷性能:700+[Lv]×7+α
・回避性能:800+[Lv]×8+α
・隠蔽性能:600+[Lv]×6+α
・特殊技能:400+[Lv]×4+α
《飛行ステータス》
・飛行時間:―
・飛行重量:―
・飛行速度:―
《基本属性耐性》
・火耐性:2
・水耐性:2
・風耐性:-1
・土耐性:2
・光耐性:2
・闇耐性:2
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○【安全装置】
――人の手で作られた機人体は良くも悪くも性能が安定しているのだ。
●前提:種族条件《機人体系》
●習得:最初から保有
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《効果無効化》
●属性:《無属性》
●効果:自分に以下の効果を常時適用する。
>自分が受ける全ての《能力強化》《能力弱化》効果を無効化する。
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○【表層漏電】
――機械の身体を持つ機人体は未だ電気への耐性を完全には獲得できていない。
●前提:種族条件《機人体系》
●習得:最初から保有
●分類:《種族スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《デバフ》《デメリット》
●属性:《機械属性》《雷属性》
●効果:自分が《雷属性》系統の派生属性を持つダメージを受けた時、自分を対象に以下の効果を発動する。
>対象に“感電”デバフを10秒間付与する。“感電”デバフが付与された存在は感電により一時的に挙動が鈍化する。
※備考:雷属性の攻撃には基本的に感電系のデバフを付与する効果を持つが、その多くは付与率が存在し効果時間も数秒と少ないため、その影響を深刻に高めるデメリットスキル。一方で派生種族は種族資質《フィエロテック・ユーティライズ》の習得によって強力な攻撃効果に変化し、接触した相手に雷属性系のデバフを付与できるようになる。
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○【精密体構造】
――精密構造を含む機人体は本来肉弾戦には向いていない。
●前提:種族条件《機人体系》
●習得:最初から保有
●分類:《種族スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《デメリット》
●属性:《機械属性》
●効果:物理攻撃によって自分に《転倒》または《気絶》デバフが付与された時、以下の効果を発動する。
>自分に付与された《転倒》《気絶》デバフの効果時間を5秒延長する。
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○【武装掌握】
――あの機械の腕は、そのものが武装みたいなものだろう。
●前提:種族条件《半機人系》
●習得:任意の武器熟練度100以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《ノックバック強化》
●属性:《物理属性》
●効果:発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分が《抜刀状態》で装備した武器で攻撃した時のノックバックが80%増加し、自分が把持している武器は掌に固定される。
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○【周辺環境調査】
――環境情報取得開始。3、2、1、情報取得成功しました。
●前提:種族条件《機人体系》
●習得:最初から保有
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《情報収集》
●属性:《機械属性》《情報属性》
●効果:発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分が存在するフィールドの周辺9区画分の地図情報を更新する。
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○【二元式機能干渉】
――周囲の環境機構を検索……検索対象に起導干渉を試みます。
●前提:種族条件《機人体系》
●習得:最初から保有
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《情報収集》
●属性:《機械属性》《情報属性》
●効果:発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分が視認した任意のフィールドギミックを指定し、その機能を起動または停止することができる。この効果によって起動したフィールドギミックは一度機能を使用した後、自動的に停止する。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




